普通の学生が「手違い」で異世界から来るそうですよ?   作:蘇我入鹿

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新しく作り直しました。


第1話 プロローグ

キャラ設定+本編

 

楠木(くすのき) 大輔(だいすけ)

 

中3のときにある暴力事件を起こして一時期停学処分を受けていた。

それまでは「何も考えていない大人しい奴」と周りに思われていたが、事件後は「何を考えているか分からない危ない奴」としていじめられはしなかったが完全に孤立していた。 

 

現在は16歳の高校2年生で、中学の同級生がいない高校に入学して、大人しく目立たないように読書(趣味とかではなく、本を読んでいればあまり他人と関わらなくてもいいから)ばかりしていた。

勉強や運動は得意でも苦手でもない。

黒髪、黒目、顔は中性的、風紀に引っかからない程度の髪型、普通の容姿である。

性格は、暴力事件前は大人しく優しかった。今は大人しいということは変わってないが基本的に他人に関心がなく、自分を中心に損得勘定と空気を読んで動く性格になっている。

また、大輔は暴力事件を起こしてはいるが、正真正銘ただの人間であり勉強能力、学習能力、運動能力等は普通である(性格や言動、行動などはその限りではない)。

 

 

俺、楠木大輔は灰色の青春を送っている。

だから授業終了後、誰とも目を合わさず、誰とも話さず、1人読書を嗜みながら空気と化して教室を出る。

周りのリア充供は、わいわいきゃっきゃしている。

爆ぜろリア充!なんてことには一切興味がない。

というよりも、中学の時に起こした暴力事件で特に両親にはかなりの迷惑もかけたので、何のトラブルもなく高校を卒業し就職して早く自立したいと思っている。

だから、リア充とか関係なく他人に興味や関心を持たないようにしている。

そうやって、俺はいつものように今の自分を肯定しながら帰路に着いた。

 

ただいまも言わずに鍵を開けて家へと入る。

俺は暴力事件のこともあり地元を離れて1人暮らしをしている。

この家には面識のない遠い親戚が1人で住んでいたが病気で亡くなり、ちょうどタイミングよく、俺も地元を離れようと思っていたのですんなりとここに住むことが決まった。

お金関係は全部両親に丸投げしているが。

 

「まあ、学生が1人で住むにしては広すぎたけど」

 

平屋だが空き部屋が5つもあり、大人数でも泊まれるぐらい広いし、なぜかトイレが2つもある。

正直広すぎて引いた。

改めてこの家の広さに呆れつつ、自分の部屋に足を進める。

部屋に入ると、机の上に身に覚えのない紙……手紙らしき物が置いてあった。

 

「……ストーカーか」

 

わざわざ手紙を置きに来る空き巣はいないだろうし、両親なら電話かメールをすればすむ。それに俺の机じゃなくリビングでもいいし。

それでストーカーを疑ったんだが……さすがに自意識過剰だな。

 

「まあよく分からないけど、とりあえず見てみるか」

 

俺は考えなしに封を切った。

すると、

 

後悔(・・)多し異才を持つ少年少女に告げる。

 その才能を試すことを望むのならば、

 己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、

 我らの〝箱庭〟に来られたし』

 

 

「ん?いったい何のイタ―」 

 

ズラ――とは言葉が出なかった。

何の前触れも無く突然、大空に景色が変わっていた。

 

「ちょっ、えっ、なっ!?」

 

あまりの突然のことに頭が回らず言葉が上手く出てこないが、どうにか感情が状況を整理してくれた。

 

「死ぬううううううううぅぅぅぅぅ!!?」

 

そして、俺は幾つかの緩衝剤みたいな物で衝撃を和らげて着水した。

こうして俺は完全なる異世界に来てしまった。

 

 




次の話は早いうちに投稿します。
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