普通の学生が「手違い」で異世界から来るそうですよ? 作:蘇我入鹿
――
「レティシア、」
十六夜は例外の大輔や黒ウサギ以外の実力を心から信用してないためサンドラやマンドラを確実な戦力として計算していない
フロンには囮や挑発、陽動を期待している。
クソッ。
さっきまでの場所にラッテンがいねえ。
辺りを見回すと、大きな気配が4ヵ所に別れている。
その中の1か所、遠くのとんがった教会にシュトロムが数体集まっている。
「んー……とりあえず、あそこに行ってみるか。レティシア!こっちは頼んだぞ」
「ちょっと待て、」
と、再びレティシアの叫びを無視して駆けだした。
まあ、シュトロムはほとんど倒したしこっちは大丈夫だろう。
「見つけ、た……ぜ?」
オレはその辺の建物の上に立つ。
ありのまま見たことをまとめる。
シュトロムが一方的に紅い鋼の巨人によって粉砕され、ラッテンが悔しそうにそれを見ていた。
「これは、いったいどうなってるんだ?」
「あら?久しぶりね、大輔君」
「おお、飛鳥!無事だったのか!?」
声の聞こえた方向を見ると、巨人の肩の上に真紅のドレスを着た美少女がいた。
「ええ。大丈夫よ」
「それで、どうしたんだ?そのでっかい鉄人形は?」
「“ラッテンフェンガー”のコミュニティに託されたのよ。魔王を倒すためにね」
「この偽物が……!囲みなさい、シュトロム!」
ラッテンの号令で十数体のシュトロムが動き出す。
「来るわよ、ディーンッ!!」
「DEEEEEEeeeeeeEEEEEEEN!!!」
「ここは私達だけで十分よ。大輔君は耀さんか十六夜君の援護へ」
そうか、飛鳥は知らないんだったな。
「特に耀さんはすぐに無茶をするからよろしくね」
アイツ……。
女の子に心配され過ぎだろ。羨ましい。
正直、聞き流してたが黒ウサギも心配してたし。
なんか腹立ってきた。
「じゃあ、お言葉に甘えてここは任せる!オレはこの前のお礼参りに行ってくるぜ!」
「そう。いってらっしゃい」
オレは気配がする中で戦闘が行われていない街の外れに駆けだした
「思った通りね。この1週間、黒死病にかかった人達を治療するためにほぼ魔力を使い切ったようね」
「何ですって!?フロンさん、それは本当なのでございますか!」
「……」
「それはそうよ。本来の貴女の力があれば、」
「皮肉よね。誰も死なせたくないから自分の魔力を使い切ったのに、肝心の私と戦うための魔力が無くて、結局全員死んじゃうんだからね」
十六夜は例外の大輔や黒ウサギ以外の実力を心から信用してないためサンドラやマンドラを確実な戦力として計算していない
フロンには囮や挑発、陽動を期待している
「」
クソッ。
さっきまでの場所にラッテンがいねえ。
辺りを見回すと、大きな気配が4ヵ所に別れている。
その中の1か所、遠くのとんがった教会にシュトロムが数体集まっている。
「んー……とりあえず、あそこに行ってみるか。レティシア!こっちは頼んだぞ」
「ちょっと待て、」
と、再びレティシアの叫びを無視して駆けだした。
まあ、シュトロムはほとんど倒したしこっちは大丈夫だろう。
「見つけ、た……ぜ?」
ありのま