クレヨンしんちゃん 邪神オオカマの大逆襲   作:アドルフアニメーション

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その6

…さて、前回、

しんのすけの放った、規格外の超スゴい

『スペルカード』によって、見事

邪神オオカマの配下が四天王の一人…

『オビチ』ことオビチヒメノミコトを

倒したわけですが…、

 

彼女の、最期の力を振り絞った、

文字通り"決死"の自爆攻撃により、

幻想郷へと通じるルートが…

破壊…されてしまいました…。

 

このままでは、幻想郷へ行き

人質となったしんのすけの母、みさえ…

そして、神奈子にとって"家族"とも言える存在…

諏訪子、早苗の2人を救出し…

本"変異"の現況となった人物…もとい"邪神"の

『オオカマ』を倒す事が出来ません…。

 

果たして神奈子としんのすけの2人は、

この後、一体どうするのでしょうか…??

 

その続きをこれより、どうぞご堪能下さい。

 

 

 

 

 

神奈子「…で、あの場所で延々気絶させておくわけにも

    いかなかったから…仕方なく"連れて来た"わけだけど…、」

 

しんのすけ「ほうほう…。」

 

場所は再び、野原家の居間…、

そこに、腕を組んで考え込む神奈子…、

そのすぐそばには、オビチ本体の抜け殻…というか、

寄生されていた、女子高生が気絶して、眠っておりました…。

あのまま路上にずっと放置しておくわけにも行かず、

身分を証明するものも無く…、致し方なく、連れて来たのです。

 

ピラッ!

 

神奈子「…って! 何やってるのしんちゃん…ッ!? 子供でも犯罪よ…!!?」

しんのすけ「あはぁ~…、お??」

 

しんのすけ…、気絶してるからって、

無防備な女子高生のスカートをめくって中を見るとは…、

行く先が心配でなりません…。

 

神奈子「今すぐやめて、こっちに来なさい…!!

    …とにかく今は、"幻想郷"に行く"方法"です…!!」

 

しんのすけ「"ほうほう"…。」

 

しんのすけよ…、そのセリフはダジャレですか…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神奈子「あのあと確認した通り…、"幻想郷"への一番の近道…、

    私がつなげてあったルートは…、オビチ本体の

    あの爆撃によって…ズタズタに寸断されてしまったわ…。

    もうあのルートは使えない…、

    直すには…何日もかかるわ…!」

 

しんのすけ「ほうほう…、直せば??」

神奈子「ムリを言いなさい…! 直してる間に…、

    "幻想郷"は焼け野原ですよ…!?」

 

しんのすけ「んん~…、じゃ、他の道を探せば~?」

神奈子「ハァ…、そうは言っても…、それが"どこ"にあって…、

    "幻想郷"の"どこ"につながってるか分からないのよ…?

    もしも上空や地下深くに出てしまったらと思うと…、」

 

しんのすけ「他に知ってる道はないの??」

神奈子「いえ…、道というより…"方法"はあるけど…、

    あの"方法"は…私と早苗、諏訪子の3人で行ったから…、

    …それに、この方法も…下準備を含めて…

    何日もかかってしまう方法だし…、」

 

しんのすけ「んん~…、それは『糞詰まり』ですなぁ~…。」

神奈子「それを言うなら『行き詰まり』でしょう…、

    ハァ…、本当に…、振り出しに戻っちゃったわ…。

    …これから、どうすれば…???」

 

八雲 紫「そぉ~ね~、どうしましょ~…?」

神奈子「本当に…どうしま…って!? ッ!!!???」

しんのすけ「…おぉ!? 紫色のお姉さん…!?? いつのまに…!!?」

八雲 紫「あら~ありがと~!」

 

この場合の『ありがとう』は当然、

しんのすけが紫に対し『お姉さん』と言った事に対してである。

 

ちなみに容姿は…、これ口頭で説明するの面倒だな…。

すいません、ネットでググるかヤフって下さい。

多分名前を画像検索すれば出ますので。

 

八雲 紫「ご褒美にお姉さん、しんちゃんの事"抱っこ"

    してあげてもいいわ~。」

 

しんのすけ「えぇ~!? ホント~!? わ~いッ!!」

 

と、子供っぽく無邪気に抱きつくしんのすけ。

 

しんのすけ「えへぇ~…お胸ぇ~…、うっ!!…ババア臭…ッ!!!」

 

グリグリグリグリグリグリッ!!!

しんのすけ「あででででででででででッ!!!」

 

意外!! それはグリグリッ!!!

紫のキャシャめな腕から、みさえ張りの強力なグリグリ攻撃が…!!

 

しんのすけ「か…母ちゃんよりも…スゴかったぞ…。」

八雲 紫「で、お姉さんの体の"香り"がどうしたって??」

しんのすけ「い、いえ!! ステキな香りでした…!!!」

 

いつも通りの紫だ。

 

神奈子「…って! なんでこんな所に…!??」

八雲 紫「あら…、理由は当然、分かるでしょ??」

神奈子「…"幻想郷"に…、連れて行ってくれるのか…??」

八雲 紫「ええ、私今日は寝不足でね。

     戦闘とかの労働は出来ればしたくないのよ。」

 

しんのすけ「え?? どういう事…??」

神奈子「しんちゃん…、この女の人が、昨日話した人物…、

    "幻想郷"を取り巻く"結界"を張った張本人であり、

    かつ"幻想郷"とこの外の世界を自由に行き来できる

    数少ない人物。『境界を操る程度の能力』を持つ…、

   『八雲 紫』本人よ…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しんのすけ「ほうほう…、このお姉さんが…。」

八雲 紫「…で、あんまり話しをダラダラ長くしたくないのよ。

     今すぐ"幻想郷"へ…行くの? 行かないの??」

 

神奈子「行くに決まってるだろ!!?」

しんのすけ「オラも行くオラも行く~!!」

八雲 紫「じゃ、早速、行くわね。」

 

グバヮ…ンッ!!!

 

と、突然、紫の背後の空間が奇妙に大きく…!

テーブルごと飲み込むくらいまでに縦に裂けた!

裂け目の両端は何故か赤いリボンで結んである。

その裂け目がグパァ…ッと開くと、紫色で目がびっしりある…

子供がみたら若干泣きそうな空間が…!!!

 

八雲 紫「しんちゃんがビビッちゃいそうだから、一瞬で"行く"わよ??」

 

と…刹那…!!

その空間へ紫が…しんのすけと神奈子の2人を引っ張り込んだかと思うと、

次の瞬間…! 2人はどこかの『和室』の中へと出てきた…!!!

 

八雲 紫「ようこそ~我が家へ…、そして"幻想郷"へ…。」

しんのすけ「え~! もう終わり~!? もっかいもっかい!!」

神奈子「しんちゃん! お遊びじゃないんですよ…!!?」

しんのすけ「ほ~い…、」

 

少し残念そうです。

 

八雲 紫「大丈夫よ。無事この"異変"を解決してくれれば、

     帰る時にまた通してあげるわ。」

 

しんのすけ「えぇ~ホント~!? わ~いやった~やった~!!」

八雲 藍「…おかえりなさいませ、紫様」

しんのすけ「…お? あんた誰??」

 

部屋の脇から、誰かが話し掛けてきた…。

姿は…、これも文章で表現しにくいから、ネットで調べて!

ちなみに彼女は人の姿ですが同時に"九尾の狐"…、

九本のモフモフした尻尾が生えております。

 

八雲 藍「私は紫様の式…、まあ、身の回りのお手伝いをする者…、

     …という表現なら、分かりやすいでしょうか…?

     …をさせて頂いております、八雲 藍(やくも らん)という者です。」

 

しんのすけ「おお…!!! スゴい巨乳…!!!」

 

と、しんのすけ、すばやく藍の体をよじ登り、

その胸にダイビング…!!

え? 今回のしんのすけはエロくないかって…?

連載やアニメ放送初期の方は、こんな感じだったでしょう??

それに、私がしんのすけなら、絶対こうしてます。

 

八雲 藍「…って!? イキナリ何するんですかぁ~!??」

しんのすけ「おほぉ~! やはり大きなお胸はたまりませんなぁ~!!」

 

橙(チェン)「ダメ!! 藍しゃまのお胸は、私のなの…!!」

しんのすけ「…って、あんた誰…!?」

橙(チェン)「藍しゃまの式(式神の事。)の橙(ちぇん)!!」

八雲 藍「ちぇ~ん…、って言うか、この胸は私の物です…!!」

しんのすけ「ほうほう…、ではオラがこっちの片方を、

      橙ちゃんがそっちの片方を使えば、問題ないぞ…!!」

 

橙(チェン)「…確かに、なるほどぉ!!」

八雲 藍「そうそう、…って、ちぇええええぇえええぇぇえぇえぇえぇええええぇえええんッ!!!???」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八雲 藍「ダ…ッダメですって…! そんな2人がかりで…あぁんっ!!」

 

と、そんな感じでしんのすけが、橙と一緒に藍と遊んでもらっている最中、

神奈子と紫は、今回の"異変"について話しておりました。

 

八雲 紫「…と、いうわけで、ここから"守矢神社"までの

     道のりは、当然分かるわよね?」

 

神奈子「ええ、」

八雲 紫「知ってると思うけど、私が協力出来るのはここまでよ。

     さっきも言ったけど、私今日はスッゴく眠いの。」

 

神奈子「"いつも"眠いんだろう…? まったく、それにしてものんきなものね…、

    あの『オオカマ』が本気を出せば…"幻想郷"が滅ぼされる

    可能性だってゼロじゃないのよ…??」

 

八雲 紫「あら、だからアナタにこうして動いてもらうんじゃない?

     …それに、他の"自機組"達にもね。」

 

神奈子「"自機組"…??」

八雲 紫「軽く聞き流してもらって構わないわ。

    ようは『解決屋』の2人とか…、他にも、何人か声を掛けた人達…、の事よ。」

神奈子「まったく…、面倒くさがりめ…!」

八雲 紫「あらいいじゃない? その方がこの『物語』も

     面白くなるじゃない??」

 

神奈子「『物語』…??」

八雲 紫「あら、こっちの話しよ、かるく聞き流して。」

神奈子「…とにかく、霊夢や魔理沙たちが、助けてくれるの??」

八雲 紫「ええ、頃合いが来ればね。だからそれまでの間、

     しんちゃんの『スペルカード』は、あんまり強いカードは使わないでね…?

     あくまでその"自機組"が到着するまでのオツマミ程度…。

     比較的、強くないカードを使わせるようにね。

     強いカードは、ボス戦…『オオカマ』戦にとっておかなくちゃ。」

 

神奈子「…まったく、相変わらずそういう、胡散臭いというか、

    何もかも知ってるかのような態度…、気にくわないわね…。」

 

八雲 紫「あら、じゃあ、あと1つ、胡散臭い事を頼まれてくれない?」

神奈子「は??」

 

八雲 紫「これ…、とある人物の髪の毛を、特殊な術でハリガネみたいに

     ピンとさせて固めたものなんだけど…、

     これを、この家を出る瞬間に、思いっきり、全力で空高く"投げ"て。」

 

と、袖から、まるでシャーペンの芯のような、長い金髪の髪の毛を取り出した。

 

神奈子「はぁ…?! なんでそんな…??」

八雲 紫「いいから、その方が、後々アナタを助ける結果になるのよ。」

神奈子「…わかった、じゃあ、そうしよう…。」

八雲 紫「じゃあ善は急げね、早くしないと、"幻想郷"が大変な事になるわ。」

神奈子「え…、ええ…、」

 

 

八雲 藍「ら…らめぇ…!!」

橙(チェン)「ほら! こんな風に、藍しゃまの尻尾はモフモフなの!!」

しんのすけ「ほうほう。心地よいですなぁ。」

八雲 藍「らめぇ…! 尻尾のぉ…付け根…ッ触らないれぇ…!!」

 

神奈子「…ほら! なにやってるのしんちゃん!? 行くわよ!!?」

しんのすけ「おぉ?! ほっほ~い!! じゃ、そういうことで~!!」

 

と、準備を整えた神奈子が、部屋の外の廊下から呼んだ。

紫も一緒だ。しんのすけはそれに気付き、廊下へと向かう。

橙と、アヘってる藍に手を振る。

 

橙(チェン)「バイバ~イ! また遊ぼうね~!!」

八雲 藍「……(完全にイッってる…。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八雲 紫「じゃあ、その"毛"は、この屋敷の入り口を抜けたら、すぐに"投げ"てね。」

神奈子「あ、ああ…、」

八雲 紫「じゃあ、2人とも、頑張ってね。」

しんのすけ「ほっほ~い!! 紫お姉さ~ん! またね~!!」

八雲 紫「ええ、また会いましょう。」

 

と、紫は2人が見えなくなるまで、その後ろ姿を見送った。

 

八雲 紫「…と、」

 

紫がふと、"こちら"の方に振り向きました。

 

八雲 紫「うふふ、"これ"でいいんでしょう…? "作者"さん。」

 

ええ、これで、お話しが、面白くなります。

 

 

 

 

神奈子「ふん…!!!」

ビシュ…ンッ!!!

しんのすけ「お??」

 

しんのすけ「何やったの??」

神奈子「…"髪の毛"を…投げた…。」

しんのすけ「何でぇ??」

神奈子「…さぁ??」

 

と、屋敷の外へ出た所で、神奈子は指示通り

その"毛"を投げました…、

髪の毛はまさに"神がかり"的な速度で、飛んで行きます…。

そして…、

 

 

因幡てゐ「…ふぅ、ここまで来れば、見付からないでしょ…??」

 

その頃あの、午前中にみさえと廊下で一騒動あった因幡は

とある森の奥の、崖の近くまで来ていました。

 

因幡てゐ「この『惚れ薬』の入ったビン…、最初はあのニセ神奈子に盛って、

     そこらへんの男に見境無く襲い掛かるド変態女に仕立て上げて

     それをスクープにしようかと思ってたけど…、

     何か直感的にアウト的な予感がしたから、

     途中で下剤アンド利尿剤作戦に変更したけど…、」

 

みさえ、なんとか、危機を回避していました。

 

因幡てゐ「…この『惚れ薬』も保管庫から盗んでいた事がバレると、

     お仕置きが加算されてしまうかもウサ…!!

     というわけでこの崖から…ポイッ!!!」

 

と、そこへ…!!

 

ビシュン…ッ!!!

 

因幡てゐ「うぉお…ッ!!?」

 

偶然にも投棄した瞬間! フタが開き、そこにあの…

神奈子の投げた"髪の毛"が…!! そしてその衝撃で再びフタは閉まり、

さらにそのままの勢いでビンは…森の奥へ…!!!

 

因幡てゐ「ありゃあ…、し…知~らないっと…!!」

 

因幡はそのまま、そそくさと逃げていってしまいました…。

 

さて、その森の、ビンの飛んでいった奥には、とある女の魔法使い…、

孤独からなのか、あるいは彼女の趣味なのか、

室内には大量の人形…、そして、その人形に魂を込め、

操ることの出来る魔法使い…、

『アリス・マーガトロイド』の住む、洋風の一軒家がありました。

 

アリス「ふぅ…、少しホコリっぽいわね…、換気でもしよっと。」

 

と、まるで図ったかのように…ちょうど窓を開けようとした瞬間…

そのビンが…!!

 

アリス「え…??」

 

ゴチィィィィィィンッ!!!

アリス「はぐあぁ…ッ!!?」

 

ナイス☆タイミング!!

ちょうどアリスのオデコに当たったビンは、

衝撃でフタが開き…、しかも、同じく衝撃で、

上を見上げるような形になったアリスの口に向かって…一直線に落下…ッ!!!

 

アリス「…ングゥ!??」

ゴクン…ゴクン…!

 

アリス「…ッ!??」

 

とっさにノドを押さえるアリス、

苦しそうに、何かをつぶやく…。

 

アリス「ま…、ま…ッ!! まり…ッ!!!」

 

 

 

と、その頃…その家の外では、ちょうど誰か、

2人組みが何やら、話し込んでいました…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???①「…ねえ、ここに来れば、私達"活躍"出来るの…??」

???②「ええ…、多分間違いないわ…。あの八雲 紫から、

     そう指示をもらったのよ…!?」

 

???①「でも、なんでこんな森の奥に…??

     一応、一軒家はあるけど…。」

 

???②「分からないわ、でも、私達がここにくれば…、

     大いに活躍できるって、そう言われたもの…!!」

 

???①「あの妖怪…、ちょっと胡散臭いところがあるから…、

     あんまり、信用していいの…??」

 

???②「…きっと大丈夫!!! なんとなく、そんな予感がする…!!」

???①「本当に…大丈夫かなぁ…???」

???②「何弱音吐いてんの…!?? 私達の"秋"はこれからよ…!!?」

???①「…っていうか…、私達、"秋"以外は…

     ほとんど活躍出来てないんだけどね…。」

 

???②「…確かに…ッ 私達は、それぞれ秋特有の紅葉の神と、

     秋の豊穣を司る神…!! "秋"以外はほぼ…まったくもって、

     活躍の機会なんて皆無に等しいけど…!!」

 

???①「『風神録』でも、1面の中ボスとボスだったし…。」

???②「そもそも今回の"異変"は『風神録』を元にした

    『神々』の戦いでしょ…!? なら私達も…条件は満たしているはず…!!!」

 

???①「でも…、影は薄い…。」

???②「そうね…、」

 

ちなみに、先程言い忘れましたが、

橙(チェン)の容姿は、背丈は幼稚園生くらい、

緑色のナイトキャップのような帽子を被り、

髪の毛は茶髪、口にはかわいい八重歯。

黒いネコ耳。その耳には金色のピアスをしており、

尻尾は同じく黒で2本あります。

彼女はいわゆる"ネコマタ"なのです。

服は赤を基調としており…、

 

???②「…っておい!!」

???①「…!!? い…いきなりどうしたの…?!」

???②「いや…、なんか一瞬、誰かに無視されたような気がして…、」

???①「そんなわけないでしょ…??? 気のせいよきっと…。」

 

???②「…で、確かに私達は、今までほとんど活躍の場はなかったわ。」

???①「今回大活躍しているあの『八坂 神奈子』にも…、

     私達『焼き芋の神様でも2人でやれば、もっと信仰を集められるんじゃないの?』

     …みたいな事、言われちゃったし…。」

 

???②「でも、もうそんな生活も、今日で終わり…!!」

???①「八雲 紫の言ってた事が本当なら…、

     今日は"活躍"の場が…!!!」

 

???②「いいえ、今日ばかりじゃないわ…!!

     今日という日を足掛かりにして…、徐々に、徐々に…!

     活躍の機会を増やしていけば…!!」

 

???①「確かに…、人気ランキングの方も…、

     最初はドン底の最下位だったのが…、

     徐々に徐々に順位を上げ…、今は中間(の下の方)くらい…!!」

 

???②「…このまま行けば、トップ10も夢じゃない…!!!」

???①「それに…主人公としての活躍も…夢じゃない…!!!」

???②「行きましょう…!! 今日という日を節目にして…!!!

     明日と言う名の…栄光の未来へ…!!!」

 

???①「もちろん…!!! 2人でのし上がって…"秋"以外…、

     いいえ、オールシーズン"秋"を目指して…!!!」

 

2人「私達…!!! 秋姉ま…!!!」

アリス「魔理沙ぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」

ビターーーーーーーーンッ!!!

 

2人「ペギィ…ッ!!」

 

勢いよく開けられたドア!!

そこにちょうど突っ立っていた2人は、

運悪くそのドアと家の壁の間に挟まり、壁にめり込んだ…!!!

 

アリス「魔理沙ぁああぁあぁあぁああああッ!!! 愛してるわーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」

 

と、そんな事に気付くそぶりさえ見せずに、

森の中を一直線のアリス…、

 

???②「ゆ…、紫の…ウソつき…、」

ガクッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しんのすけ「おぉお…!!」

 

さて、そんなギャグ展開が繰り広げられている頃…、

その上空では、背中にしんのすけを乗せた神奈子の姿が…。

 

神奈子「しっかり捕まってなさい!!

    落ちたらケガじゃすまないわよ…?!」

 

しんのすけ「スゴいスゴ~い!!! 神奈子飛べたの!?」

神奈子「まあね、"神"ですから、当然よ…!!」

 

と、話している最中…、神奈子の目の前に…イヤな光景が…、

 

神奈子「…って! あれは…守矢神社…!?」

 

上空から遠目に、守矢神社のある辺りから…

煙が上がっているのが見えました…!!

 

しんのすけ「どしたの??」

神奈子「…おそらく、私の神社…守矢神社から…煙が出てる…!」

しんのすけ「えぇ~~~!?」

神奈子「とにかく…急ぐぞ…!!」

 

???「ま…待って…!!」

2人「!!!???」

 

と、後ろから声がしたので振り返る…。

こんな上空で声がするのも変だが…、

それもそのはず、声の主は、妖精だったのだ…。

背は小学生くらい、

容姿は…、例の如く、ネットで調べて下さい。

 

しんのすけ「あんた…誰??」

神奈子「あんたは…"大妖精"…!?」

大妖精「わ…私の…事は…いいから…、チ…チルノ…ちゃんを…!!」

 

と、その時…背後から"大妖精"が…何者かに…討たれた…!!!

 

大妖精「…うっ!!?」

チルノ?「…黙って…死ね…ッ!!!

 

大妖精はそのまま、森の中へと…、

仮にも彼女は"妖精"ですので、

この高さから落ちても、死ぬ事はないかもしれませんが…。

 

チルノ「ふ…! アタイってば…、サイキョーね…!」

神奈子「チルノ…!?? そ…その『帯』は…!??」

 

見ると、その『チルノ』と呼ばれた妖精…、

幼稚園児並の背に大きな青いリボン、

服装も青を基調とし、背中には氷の結晶のような4枚の羽根…、

新撰組とは逆の配色な感じのスカート…。

しかし…その腰には…あの『オビチの帯』が…!!!

 

しんのすけ「おお…!?? さっきから次々と…誰!??」

神奈子「『チルノ』という…氷の妖精だ…!

    しかし…あの『帯』は…まさか…!??」

 

帯チルノ「ふ…っ、やっと気付いたの…? アンタ達、意外と"バカ"ね…!!

     アタイがそう簡単に、死ぬワケないでしょ…??」

 

神奈子「そ…そんなバカな…!? オビチはあの時…、

    確かに自爆して…!!?」

 

帯チルノ「ふ…、やっぱり"バカ"ね…。アレはアタイの"切れ端"よ…!!」

神奈子「何ぃ…!??」

帯チルノ「確かにアタイは『帯』が本体…

     だけど、この『帯』は…切って分割出来るのよ…!!」

 

神奈子「な…何ぃ…!!?」

帯チルノ「ちなみにこの『帯』も当然『本体』じゃないよ…??

     アタイ、そんなに"バカ"じゃないからね…!!?」

 

しんのすけ「ほうほう…、」

帯チルノ「この『チルノ』って妖精の体も便利ね…。

     物を凍らせられる能力…、これなら…

     …あなた達を身動き出来ないように凍らせて…

     "幻想郷"が滅ぼされるサマを、

     ただ眺めさせるしか出来ないようにする事も…可能ね…!!」

 

神奈子「…そうは、させない…!! しんちゃん…!!!」

しんのすけ「ほいっ!!! …『スペルカード』!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボワンッ!!!

と、前回、アクション仮面を出現させた時と

同じ様な薄ピンク色の煙が出たかと思うと…、

そこには、しんのすけよりやや大きめの、

ウサギのぬいぐるみが出現しました。

 

帯チルノ「ん?? 何これ…??? ボロボロのぬいぐるみじゃない…??

     …こいつがどう、役に立つっていうの?! "バカ"じゃない?!!」

 

ウサギ「…てめえ…!!」

帯チルノ「…!!?」

ウサギ「…オレが好き好んで…ボロボロになってんだと思うか…!!?」

 

ウサギのぬいぐるみが逆ギレしました。

 

ウサギ「オレはなぁ…毎日毎日ネネとかいう持ち主が外で何かしらの

    ストレスを抱えてきてそれを晴らす為にこちらが望んでもいないのに

    耳をつかまれ腹を殴られ蹴られ耳を掴まれたままぶん回され

    時には新たな技を開発された日にゃあその実験台にされ

    他の女の子のぬいぐるみみたいに優しくも扱われず

    大切にもされず日々毎日毎日毎日毎日暴力を振るわれ…!!!

    …こんな風になぁ~~~…!!!」

 

帯チルノ「…ゴフゥ!??」

 

と、長々とグチをこぼしたかと思うとイキナリ、

腹にパンチを一撃!!

 

ウサギ「…痛てぇか~…? 痛てぇよな~…、だがしかしよぉ…

    オレはこの何十倍もの連打を毎日毎日毎日毎日喰らってんだよぉ…!!!

    …まったく…!!!

    殴る相手がクレイジー・ダイヤモンドなら別に良かったんだけどよぉ…!」

 

帯チルノ「え…な…!? 何…? 言ってん…?!」

ウサギ「てめぇ"バカ"かッ!?? さっきからこっちが話してんのに

    ゴチャゴチャゴチャゴチャうるせえんだよ~~~…!!!」

 

と、さらにもう一発、腹に一撃を…!!!

 

ガクッ!!

と、チルノの体がどうやら、気を失ってしまった様です…。

 

オビチ「…ナァ…!!? コイツ…! ナンテ弱イノ…!??」

ウサギ「ふん…!! なんでぇ…、このくらいで気絶たぁ…、弱えぇな…。」

 

オビチ「…ナラ…キサマニ…寄生スルマデヨ…!!!」

ウサギ「あぁん…!!?」

オビチ「"耳"ノ取レソウナ…ボロボロノ人形ダケド…! コノ妖精ヨリハ…強イハズ…!!!」

 

オビチがウサギのぬいぐるみの方へ突進していきます!

その事で、気絶したチルノは、眼下の森の方へと…落下していきました…。

 

ウサギ「…テメェ…、今…なんて言った…?!!」

オビチ「…!!!???」

ウサギ「…オレの"耳"が…ネズミにかじられたみたいだってぇえええぇええええッ!??」

オビチ「…イヤ…ソンナ事…言ッテナ…!??」

 

ウサギ「ドララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ

    ラララララララララララララララララララララララララララララーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」

 

オビチ「ーーーーーーーッ!!!」

 

四散八裂!!!

ある意味"東方"なキャラっぽい感じで放った何百発ものパンチが

見事『オビチの帯』を八つ裂きに…!!!

 

ウサギ「…ふ、オビチ…だっけ…? テメェ…寄生する相手によって…

    口調が"寄生したヤツ"と同じっぽく変わるらしいが…

    知能も"寄生したヤツ"と同じになっちまうんじゃねえのか…?

    …オレなら、テメェより強い相手に…突進してくなんてぇ、

    "バカ"な真似は…しねえぜ~…!!!」

 

神奈子「…何…?? アレ…??」

 

神奈子、やはり規格外の『スペルカード』の効果に、

あきれて物が言えないような顔で、しんのすけに問いかけます。

 

しんのすけ「ん~、『東方符 ウサギのウサ晴らし』だぞ…!!」

 

ウサギ「グレートな気分だぜ…、まるで、洗濯されて乾かしてもらった

    年の瀬の大掃除の時の様によぉ~…。」

 

ボワンッ!!

どうやら"ウサ晴らし"が出来たのか、

ウサギのぬいぐるみは、薄ピンク色の煙と共に、帰って行きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???②「こ…これはヒドい…!!!」

 

と、その森の下では…、誰かが何やら、叫んでいました。

 

???①「だ…"大妖精"…!??」

 

と、その2人がどうやら"大妖精"を救助したらしく…

彼女は、目を回しているだけで、済んだようです。

 

???②「…私達がたまたま…下を通りかかって…ナイスキャッチしなければ…!」

???①「今頃は…頭に大きなタンコブが…!!」

???②「…いや、もっとヒドい事になってたから。」

???①「そ…そうだね…、内臓が飛び散るとか…!!」

???②「…お姉ちゃんも極端だねぇ~…。

???①「…えっ?? 何が…??」

 

???②「…と、とにかく…!! こんなヒドい事をするヤツらがいるなんて…!!」

???①「…そうだね…! 赦してはおけないね…!!」

???②「さっきはイキナリ…ドアにはさまれちゃったけど…!」

???①「意外と軽症で…こうやってすぐ行動できたし…!」

???②「やっぱり! 運命の女神は私達に…!!!」

???①「…っていうか、私達も一応…"女神"なんだけどね…。」

 

???②「つまり! 私達って"運命"の女神…!?」

???①「いやいや…、私達"秋"の女神だから…。」

 

???②「とにかく! 今、運気は私達の方にある…!!!」

???①「そ…そう…かなぁ…??」

???②「弱音を吐いちゃダメ…!! 今日あわよくば、

     侵略者を倒せば…私達は"主人公"に…!!!」

 

???①「そ…そうだね…頑張ろう…!!!」

 

ヒュゥウーーーーーーーーーーー…ッ

 

2人「私達…! 秋しm…ッ!!!」

ゴチーーーーーーンッ!!!

 

2人「ハギャンッ!!?」

 

クリティカル☆ヒット!!!

見事2人の頭の上に…チルノの頭がナイスヒット!!!

2人のおかげで落下の衝撃は緩和され、

チルノは、頭がやや"バカ"になる程度で済んだ…!!!

 

???②「な…なにゆえ…??」

ガクッ

 

 

 

 

…場所は変わって、

ここは守矢神社…。

みなさん、あの後3人、早苗、諏訪子、そしてみさえとひまわりが、

どうなったのか気になる方も多いでしょう。

というわけで…、少しそちらの方も、見てみましょう…。

 

諏訪子「あ~ぁ…、こりゃあ修理が大変だろうなぁ~…。」

早苗「…って! そんな事のんきに言ってる場合ですか!?」

みさえ「まあまあ、騒いでも仕方ないじゃない…、

    捕まっちゃってるんだから…。」

 

やはり、案の定…でしょうか。

4人は邪神『オオカマ』の配下、四天王達によって捕らえられ、

縛られ、身動きが取れないようにされ…、

拝殿の隅に、座らされておりました…。

目の前には、見張り役の『ツラカヘ』がおります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひまわり「スゥ…、スゥ…、」

みさえ「あらら、ひまったら、泣き疲れて眠っちゃったみたい…。」

早苗「寝顔、やっぱりかわいいですね~。」

諏訪子「そうだね~、やっぱり赤ん坊だもんね~。」

ツラカヘ「…ってこらッ!!! 勝手に私語をしゃべるんじゃないですますよ!!」

みさえ「えぇ~…でもねぇ~…。」

 

ツラカヘ「ふん…ッ!! いつもそうやって、

     皆さん私の事を…いつも下に見るんですますよ…!!

     そりゃあ確かに…私の能力は…、

     面相を変えられるだけ…、体の方は変えられませんですけどねぇ…!!

     それでも使い様によっては…非常に役立つ力でありましてですねぇ…、

     そもそも…私のこの力の素晴らしさを見抜いて下さったのは…

     他でもない『オオカマ』様ただ一人…!!

     他のヤツらは皆さん…、あの四天王の他の3人でさえ…!

     私を役立たずだと見くびって…!!!

     ですが『オオカマ』様だけは違いますです…!!!

    『オオカマ』様だけは…! この力の素晴らしさをご理解して

     いただいているんですますよ…!!!

     もともとこの力は本来…顔を変化させるという目的ではなく実は…!!」

 

と、長い演説が始まってしまいました…。

無論3人は聞いてるフリをして、

ヒソヒソと、他の事を話し合っています。

 

みさえ「うへぇ…、長話が始まったわ…! 私こういう人って苦手なのよね…。」

諏訪子「あ~私も分かる~。こういう人ってモテないよね~、

    だからこのオッサン、こういう顔してんのよ。」

 

早苗「顔って、性格が出るって言いますもんね…。」

諏訪子「…でもさあ、みさえさんと神奈子って、ホント顔そっくりなのに

    性格はまるっきり違うよね。

    神奈子は料理出来ないけど、みさえさんは上手い方だと思うよ?」

 

早苗「そうですねぇ~…、胸とかも…あっ! 失礼しました…!!」

みさえ「確かにねぇ…、貸してもらったこの服も、胸の所に色々

    詰め物してやっと着れたからねぇ…、正直、羨ましいわ…。」

 

諏訪子「大丈夫だって…!! 人間、胸だけじゃないから…!!

    それ言ったら私なんてこの通り無いに等しいし!」

 

みさえ「諏訪子ちゃんは体型が子供だもの~、でも私はいい大人でしょ~?

    せめて、早苗ちゃんくらいは欲しいわ~…。」

 

早苗「す…、すみません…。」

みさえ「あら~、謝らなくても良いのよ? 全然気にしてないわ…!!」

射命丸「…じゃあ、ここから逃げる事を気にして下さい。」

みさえ「そうそう…、…って!? えぇ!!?」

射命丸「シーーーーーーーッ!!! 静にして下さい…!!

    せっかくここまで潜り込んだのがバレちゃいます…!!!」

 

なんと!

みさえ達が捕らえられていた拝殿の隅の方、

実は例の襲撃の際に、爆破で、ちょうど人一人通り抜けられるくらいの

穴が開いていたのだ…!!!

そこからニョキッっと、ゆっくr…もとい、

あの射命丸 文が首を出していたのだ…!!!

 

みさえ「…って! アナタは…!?」

射命丸「ええそうです! 清く正しい射命丸です…!!」

みさえ「何が"清く正しい"よ…!? 今朝はとんだヒドい目に…ッ!!」

射命丸「まぁまぁ…あのときの事はとりあえず置いておいて…、

    みなさん、ここから逃げたいですよね??」

諏訪子「当然でしょ!? 誰が好き好んで囚われの身を

    満喫できる人がいるっていうの!?」

 

早苗「は…早く助けて下さい…!!!」

射命丸「まあまあ…、そう慌てないで下さい。

    一人ずつちゃ~んと助けますので…。

    まずは、一番近くの早苗さんから…、

    背中と腕こっちに向けて下さい…!

    今ほどきますのでッ!!」

 

みさえ「…って、なんでこんな事を…??

    今朝はあんなに私達の事を色々言ってたじゃない…!?

    なんで急に…!?」

 

射命丸「分からないんですか…? 今、"幻想郷"…もとい、

    この神社のある"お山"の大ピンチなんですよ…??

    …"お山"のピンチは我ら、天狗のピンチでもあるんです…。

    たとえ仲がどうのこうのでもあろうと…、

    敵を排除し、"お山"を救う為なら…!!」

 

みさえ「そう…、助かるわぁ…。」

射命丸「あっ! ちなみにですが…、」

諏訪子「えっ? 何??」

射命丸「確か…しんのすけ君…でしたっけ??」

 

みさえ「え…ッ!? しんのすけが…どうかしたの…!??」

射命丸「今…、こちらに向かってるみたいですよ…??

    もちろん、八坂 神奈子と一緒に…。」

 

早苗「ええ…!?神奈子様が…!!?」

諏訪子「それって…本当…!!?」

射命丸「ええ、このニュースばかりは捏造じゃありませんよ…。

    最新のスクープです。良き"ライバル"の情報ですから、

    間違いありません…!!」

 

みさえ「え??"良きライバル"って…???」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神奈子「…って、これは…!!?」

 

山の麓近くまで来ていた、神奈子としんのすけ…。

しかし、目の前に広がっていた光景は、目を覆いたくなるような光景…。

なんと『オビチの帯』を腰に巻いた…妖精…幻想郷の妖怪達…、

(無論全員女性)総勢100人…いや…200…300…

それ以上もの人数が…!!!

守矢神社のある山の周囲を…地上から…上空から…巡回しているのだ…!!!

 

神奈子「確かに…、『オビチ』は先程、本体は別にいる事…、

    そして、『帯』を切れば、分身が作れる…とも言っていたけど…、

    しかし…これほどに…!!?」

 

しんのすけ「こ…これじゃあ、近付けないぞ…!!?」

神奈子「確かに…、これじゃあ『スペルカード』を何枚使っても…到底…!!!」

はたて「へぇ~、"お山"に住んでる私達も、相当なめられたものね…!!

   (うわぁ~…、久しぶりに外にでたよ~…、早くお家に帰りたい…!!)」

 

しんのすけ「おぉ…!??」

 

と、そこには、ウェーブの掛かった黒っぽい茶髪のツインテール、

それを紫のリボンで縛ってて、

頭には紫の…よく天狗がかぶってるあの帽子っぽいの、

目はツリ目かな…? イメージ的に年齢は中学3年か高校1~2年くらい?

服装もブラウスの制服っぽい。スカートは黒と紫の市松模様。

黒のハイソックスに天狗がよく履いているあのゲタ…の、

女の子が…!!

 

しんのすけ「おお…!? あんた誰…!?」

はたて「私…? 私は『姫海棠 はたて』…!! 鴉天狗よ…!!

   (うわぁ~…!! 知らない子供だよ~~~ッ!! 緊張する~~~ッ!!!)」

 

しんのすけ「ほうほう…、ホタテ??」

はたて「『"は"たて』よ『"は"たて』…!! 私が貝に見えるかーーーーッ!!?

   (あーーーやっぱり間違えられたよぉーーーッ!! お父さんお母さんのバカーーーッ!!!)」

 

神奈子「はたて…!!? どうしてここに…!?」

はたて「いや…、ちょっとね…、2人を安全に、守矢神社まで行けるようにする、

    ほんのちょっとしたお手伝い…をね!

   (うっわ~~ッ!! 恥ずかしい~~~!!! 何キザなセリフ言ってんのよぉーーーッ!??)」

 

神奈子「手伝い…??」

はたて「そ、でね…ちょっと聞きたい事があるんだけど…、

   (あ~やっと本題に入れる…ッ!! 早く聞いてお家に帰りたい…!!!)」

 

と、はたてはポケットから、ケータイを取り出し、

2人にその画面をみせた…。

 

はたて「あの300人以上のアイツら…、弱点は"コレ"…??

   (お願い…ッ!! YESだと言って…!!! YES…YES…YES…YES!!!)」

 

その画面には、あの『オビチの帯』の写真が…!!

 

神奈子「あ…、ああ…その通りだ…。

    この『帯』を切り刻んでしまえば…、アイツ達は自由に…、」

 

はたて「そ、やっぱりね。(よかったーーーーッ!!! YES…YES…YES!!!)

    …と、いうわけで…聞いてたぁ~???

   (あ~~~~ッ!! コイツともあんまり話した事ないのよね~ッ!! 緊張するーーーーッ!!!)」

 

と、電話の向こうで待機していた人物、

彼女の周りには、彼女と同じ様な格好の…仲間達が…!!

 

にとり「もっちろ~ん!!! じゃあみんな~!! 総攻撃ぃ~~~!!!」

 

説明しておきます。

彼女は河童の『河城 にとり(かわしろ にとり)』、

姿は…無論、ネットで調べて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と…!!

この山に住む…はたて、射命丸と同じ"鴉天狗"が…!

そしてその配下の"白狼天狗"が剣と盾を持って…!!

さらに、川からは"河童"た達が、かなりのハイテク機器を駆使して…!!!

一斉に…総勢300名以上はいる『オビチ』達に奇襲をかけ…、

次々に『帯』だけを、切り裂いて行くではありませんか…!!?

 

神奈子「な…あ…!!?」

しんのすけ「おおぉ…!!! スゴいぞぉ…!!!」

神奈子「あんなにたくさん…! 今まで…どこに隠れてたの…?!」

はたて「フ…、弱点の確証が無くてね…、今まで隠れてたのよ。カッパの技術、光学迷彩…でね!

   (何で早く来てくれなかったのーーーッ!? 待ってる皆からの視線が痛かったよーーーーーッ!!

    それに私のセリフ…カッコつけスギ…ッ!!!)」

 

しんのすけ「ほうほう…、スゴいですなぁ…!」

神奈子「河童の技術は今の人間以上だからな…。それくらいは出来るか…。」

はたて「……。(良かったーーーッ!! 説明乙ッ!!!)」

 

あっという間。

10分しない内に『オビチ』達はほとんど壊滅状態となっていた。

 

神奈子「スゴいな…、アンタ達、こんなに強かったのか…?!」

はたて「フ…、当たり前でしょ? 普段はそんなに"本気"出してないだけよ…!!

   (もういいでしょーーー!? お家に帰りたいよぉーーーーッ!!)」

 

河童A「…って…うわぁーーーーッ!?」

にとり「ひゅいッ!??」

 

???「うふふ…、スゴい…!! スゴいわ…!! この体~~~~…!!?」

 

はたて「…何ッ!?(あーーーッ! お家に帰れない決定ーーーッ!!!)」

しんのすけ「おお…!? どしたの?!」

はたて「例の『オビチ』とかいうヤツに操られてたヤツらはほぼ全員解放されたんだけど…!

    まだあと1人…! 鍵山 雛(かぎやま ひな)だけが…残ってるって…!!

    しかも"厄"を振りまいてて…手が付けられないらしいの…!!!

   (セリフ長いよ~~~!! もう出番欲しくないよ~~~~ッ!!!)」

 

神奈子「なにぃ…!?? しんちゃん…!!」

しんのすけ「おお…!!!」

はたて「案内するわ!!!(もう勘弁して~~~~~~ッ!!!)」

 

2人は案内されて、山の麓から少し登った辺り…、

2合目か3合目くらいの辺りまで…登りました…!!!

と…そこには…!!

 

神奈子「…こ、これは…!!!」

 

そこには、にとり含め、河童たちが、例の

『帯』によって操られた『鍵山 雛(かぎやま ひな)』の振りまく

"厄"によって…ぐったりしている場面でした…!

 

ちなみにこの鍵山 雛、元々はいわゆる"流し雛"だったものが

"神"となった者、緑色の長い髪に、血の色のようなゴスロリな服装…、

…まあ、詳しくは、例の如く、ネットで検索して下さい。

…とにかく、もともと"厄払い"の為だった"流し雛"だったのですから、

ある意味で、"厄"を自由に操れる…と思っていただいて結構です。

故に、彼女に近付くものは、こうして"厄"にあてられ、

ぐったりし、"不幸"になってしまうのです…。

 

はたて「これは…、私でも手を付けられないわ…! お手上げね…!!

   (…とでも言っておけば…サボれるワッホ~イ!!!)」

 

神奈子「分かった…、我々も…これ以上近付いたら危険だ…!!!」

鍵山 雛「どうしたの~~~?? 早くかかってらっしゃ~い…!!

     この体…時々グルグル回転しちゃうのは玉に傷だけど…!

     かなり強いわ~~~!!! "司令塔"…にして正解ね~~~~~!!!」

 

(※語尾に『~~~』が付いてる際は高速で回転しています。)

 

神奈子「…何!? "司令塔"…!!?」

鍵山 雛「当たり前でしょ~~~~~!! こんなに大量の『分身』~~~~!!

     指示する"司令塔"がなきゃ~~~操れないでしょ~~~~~!!!?」

 

しんのすけ「…って事は、アイツが"本体"???」

神奈子「ああ…、そのようだ…!! しんちゃん…『スペルカード』を…!!」

しんのすけ「ほい…!!『スペルカード』ッ!!!」

 

と! 例の薄ピンク色のモヤが現れ…ある形に…!

それはなんと…みさえ…!!!

 

はたて「何あれ…!?(千手観音…?!)」

 

そう…!! ただのみさえの姿ではない…!!

『弾幕』特別仕様…!!

なんとみさえに1000本の腕が生えた姿…!!!

その腕から繰り出される…500組の『グリグリ攻撃』…!!!

普通の人間なら、頭痛どころでは済まされない…!!

良くて頭蓋骨変形…!!! 悪ければ頭部がネギトロ状態…!!!

強烈極まりない…!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鍵山 雛「ふぅ~~~~~~ん…、それで~~~~~~???」

 

バギシャアーーーーーーンッ!!!

なんと…!!! あろう事か…!!?

鍵山 雛のあの高速回転が…!!! いとも簡単に『千手みさえ』を…

吹き飛ばした…!!!

 

しんのすけ「おぉお~~~?!!」

神奈子「な…! バカな…ッ!!?」

鍵山 雛「ほらほら~~~~!! どうする~~~~!? 2人ともどうする~~~~~ッ!??」

神奈子「くぅ…ッ!? やはり…もっと強い『スペルカード』を…

    使うしかないのか…!??」

 

???「その必要はありません。」

神奈子「…!??」

しんのすけ「おぉ…!? 胸はないけどスラリとしたお姉さん…!!」

 

と、そこに立っていたのは

『魂魄 妖夢(こんぱく ようむ)』、半人半霊…という種族。

とはいっても、体はちゃんと、実体があります。

その代わり彼女の周りには、常に半透明の火の玉的な形の

白い幽霊が一体…、容姿は、白髪のオカッパ頭。

そこに黒いリボンをし、服装は緑を基調としております。

そして…、スカート姿に似合わぬ、帯刀をしております。

 

妖夢「…下がっていて下さい…。1分で片付けます…。」

神奈子「あ…ああ…、」

しんのすけ「おお~!! 刀のお姉さん…カッコいい~!!」

 

そのまま、臆することなく『帯』鍵山 雛の元へ近付いていく妖夢。

 

鍵山 雛「バカね~~~~!! あなたも…"厄"漬けにして…あげるわ~~~~~~ッ!!!」

 

ズビシャア…!!!

 

と!

妖夢に向かって突進しようとした…刹那の瞬間…!!!

妖夢はすでに…抜刀し終え…鍵山 雛の…背後へ…!!!

 

鍵山 雛「な…にぃ…!!?」

 

バタンッ!!

と、鍵山 雛はその場に倒れ、その腰に巻かれていた『帯』は…

千六本に…!!!

 

妖夢「切れないモノなど…あんまりない…!!!」

 

 

しんのすけ「おぉおお~~~ッ!!! カッコよかったぞぉ~~~!!!」

妖夢「いえ…、普段から、幽々子様の為に台所に立っていますから…、

   …あのくらいの千六本…ワケはありません…。」

 

神奈子「ありがとう…、でも、なんでここに…??」

妖夢「あの"八雲 紫"が頼んで来たんですよ…。

   買い物の途中なのに…、早く帰らないと…

   幽々子様が…冷蔵庫や戸棚を食べてしまいそうなので…、」

 

と言って、妖夢は…かなり不恰好な…デカい買い物袋を手に…、

しかし颯爽と…買い物の続きの為に再び、町の方へと去っていきました…。

 

しんのすけ「…カッコわるいぞ…。」

神奈子「…仕方ないさ、彼女も彼女なりに、毎日苦労してるんだ…。

    恵まれない上司とか…、日々の重労働とかに…。」

しんのすけ「ほうほう…。 父ちゃんみたい…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひろし「…ッブァクシュン…ッ!!!」

 

場所は変わって、ここはひろしの会社。

オフィスの中です。

 

川口「先輩ッ!? 大丈夫ッスか!?」

ひろし「あぁ川口…!! だいじょぶダイジョブッ! 平気平気~ッ!!」

川口「先輩…!! 午後の外回り…一緒に行きますよ!!」

ひろし「おお? そうか、じゃあ一緒に…。」

川口「にしても、今日はいい天気っすね~。」

ひろし「ああ、なんか今日は、"いい事"ありそうだな~!」

 

残念ながらこの後、ひろしには"悪い事"があります。

そう…このセリフもまた…"フラグ"…なのです…。

 

と、再び場所を戻しましょう…。

場所はそう―、守矢神社…。

 

 

射命丸「…ええ、そうですか、ありがとうございます…!」

みさえ「…で?! どうしたの…!?」

射命丸「どうやら無事、敵を全滅させたようです…!!

    残るはここにいる…四天王と『オオカマ』だけのようです…!!」

 

みさえ「良かった~…じゃあ、無事なのね…!?」

射命丸「ええ、2人とも、無傷のようです。」

早苗「じゃあ後は、私達がここから逃げ出せば…!」

諏訪子「敵は大慌て…! 人質がいないから、あとは楽に

    攻め込める…って寸法ね!!?」

 

射命丸「ええ…、あ。諏訪子さん、縄、解けましたよ。」

諏訪子「ありがと! ふ~…、じゃあ、あとはスキをみて…逃げ出すだけ??」

射命丸「ええ、ですが早々には…、」

早苗「あっ!!? アレを見てください…!!」

 

こちらに背を向けている『オオカマ』の元に、

タマヌシ、ツラカヘ、そしてオネヒメが駆けつける…!

何か深刻そうな話しをしているようだ…。

 

射命丸「…どうやら、ヤツらも気付いたみたいですね…!

    山の周りを囲んでいた『オビチ』とかいうヤツらが

    全滅したのを…!」

 

諏訪子「あ…っ! 確かあの方は…『タマヌシ』さん…?!」

早苗「山を下りて行きますね…、もしかして…神奈子様達の所へ…?!」

みさえ「えぇ~~~ッ!!?」

射命丸「他のヤツら…、『オオカマ』とオネヒメは…本殿の方へ…、

    ツラカヘは一人…こちらへ…!! 今がチャンス…!!!」

みさえ「…???!!!」

 

シュンッ!!!

ツラカヘ「ぐへぇ…!!?」

 

と! 射命丸自慢の俊足…もとい俊翼…!!

みさえのお茶に薬を仕込んだあの技で…!!

見事…! 瞬く間にツラカヘの背後へと回り…首筋に一発…!!

その場で気絶させてしまった…!!!

 

みさえ「お~~~~…、す…スゴい…!!」

射命丸「…さあ!! 今のうちに…!! 逃げますよ…!!!」

 

 

 

 

さて、こうして、密かに縄をほどき、

神社から逃げ出した、みさえ、早苗、諏訪子、射命丸の一行。

(ちなみにひまわりもいます。無論、お昼寝中です。)

彼女達は無事、しんのすけ、神奈子の2人と

合流出来るのでしょうか…??

 

そして、残る四天王の3人…、

しんのすけ達の元へ向かっている『タマヌシ』、

ただいま絶賛気絶中の『ツラカヘ』、

本殿で待機する『オネヒメ』…、

そして、そのすぐ脇にいる…邪神『オオカマ』…。

 

彼らを無事、倒す事は…出来るのでしょうか…??

 

次回はその、残る四天王との戦い、そして、

時折出てくる謎の姉妹、また、

先程『フラグ』を立ててしまった、野原ひろしを中心に、

そのお話しを進めていこうと思います。

それでは、次回の続きを、

 

乞うご期待ください。

 

 

つづく、

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