クレヨンしんちゃん 邪神オオカマの大逆襲 作:アドルフアニメーション
さて、前回の最後で、
とうとう現れた邪神『オオカマ』…!!!
彼の部下である四天王…、
『帯』を巻いてその者を操れる力を持つ
『オビチヒメノミコト』…通称『オビチ』
ほぼあらゆる『玉』状の物体を操れる
『タマヌシノミコト』…通称『タマヌシ』
記憶を最大3回寝起きする間眠らせられる
『オネエニシヒメ』…通称『オネヒメ』
そして前回の終わり頃に倒された、
自身の顔のみを自由自在に変化させられる
『ツラカヘノミコト』…通称『ツラカヘ』
この4人を倒し、残るは邪神『オオカマ』…
本人のみ…、そうなった矢先…、
なんと、邪神『オオカマ』自らの、お出ましとなったのです…。
こちらの方は、射命丸 文と姫海堂 はたての鴉天狗2人、
人質から解放された洩矢 諏訪子と東風谷 早苗、
"主人公"…、霧雨 魔理沙と博麗 霊夢…、
さらには、山に住む他の天狗達や河童、妖精達など…、
多勢に無勢…。
野原しんのすけも、八坂 神奈子に作ってもらった
『スペルカード』の強力な物が、まだたくさんあります…。
はたしてそんな状況…、圧倒的に不利な状況と思われるのに、
正体を現した邪神『オオカマ』の真意とは…???
その続きをこれより、どうぞご堪能下さい。
オオカマ「あ~ら…、5人…、6人…、
…他にも、山の中にたくさん…隠れてるわね…。
いわゆる『多勢に無勢』…ってヤツ…かしら~???
…随分と、私が"不利"な状況じゃな~い???」
神奈子「あぁ…、一見…そう見えるな…。」
ヘラヘラと、しかし冷静に状況を述べる『オオカマ』、
神奈子は一瞬たりとも、気を抜いていなかった…。
オオカマ「…まったく、四天王ともあろう物が…、
全~然"役立たず"ねぇ~。そこに真っ黒焦げに
転がってる『ツラカヘ』も含めて…ね。」
神奈子「…ヒドい言い様だな…、私の知ってる昔のキサマなら…、
ネギラいの言葉くらい…掛けるんだがな…。」
オオカマ「『役立たず』に『役立たず』って言って
何が悪いのよ~??? アタシ、昔から"正直者"…
だったでしょ…???」
神奈子「…あぁ…。」
久しぶりの再会を果たしたハズの2人…。
邪神『オオカマ』と八坂 神奈子…。
しかし、この会話はやはり…昔を懐かしむ、旧友の会話…、
というよりも…、ケンカ別れとなった…ライバル同士のような会話…。
やはり、まだ語られていない『過去』において…、
2人の間に…何かあったのでしょうか…???
…しかし、その回想に浸れそうな状況には、
現在至れないよう…です…。
ジリ…ジリ…ッ
バ…ッ!!!!!!
神奈子「…ッ!!? や…ッやめろ…ッ!!!」
最初に"動いてしまった"のは…はたて…ッ!!!
そしてそれに"続いてしまった"…射命丸…ッ!!!
はたて「『フォーメーション"F"』…ッ!!!」
射命丸「おっけ…ッ!!!???」
はたて、邪神『オオカマ』の肩を…、
先程の『ツラカヘ』と同様に…ホールドした…!!!
あとはそのまま天高く上昇…上昇…出来ない…ッ!!!
なぜか邪神の体は、空中に"固定"されたかの如く…ッ!!!
ビクともしない…! 動かない…ッ!! 不動…ッ!!!
射命丸「う…ウソ…ッ!!?」
はたて「どうなって…ッ!??」
オオカマ「ふんッ!!!」
射命丸・はたて「!!!???」
『オオカマ』が軽く腕を広げると、
はたてのガッシリ掴んでいたハズのホールドが…解除…ッ!!!
そのまま『はたて』の襟元を掴んで…射命丸に…投げた…ッ!!!
はたて「な…ッえ…ッ!!!???」
射命丸「なぁ…ッ???!!!」
ズダァーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!
そのまま回避するヒマも、空中で飛行し減速するヒマも無く…!!
はたてと射命丸…共に地面に猛スピードで叩きつけられ…!!!
見事なクレーターを…ッ!!!
皮肉である…!!!
魔理沙「な…何ぃ…ッ!!!」
早苗「射命丸さん…ッ!!? はたてさん…ッ!!?」
フッ
霊夢「な…ッ!?? 消えた…ッ?!!」
突然、邪神が空中で…消えた…?! 否…、高速で…ッ!!
地上へ下りたのだ…!!!
霊夢「魔理沙…ッ!!! 危ない…ッ!!!」
魔理沙「へ…???」
霊夢「後ろ…ッ!?? ウグゥッ!!!」
そのまま魔理沙の背後へと現れ、魔理沙を吹っ飛ばす!!!
しかも先程と同様…、霊夢目掛けて吹っ飛ばした…!!!
当然霊夢にぶつかり…数10メートル吹っ飛ばされた2人…ッ!!!
早苗「魔理沙さん…ッ!!? 霊夢さ…ッ!!???」
同様に、高速移動してきた邪神に背後を取られ、
背後からの一撃…ッ!!!気絶させられた…ッ!!!
諏訪子「さ…早苗ぇええぇえええーーーーーーーーーッ!!!」
神奈子「…ッ!!!???」
オオカマ「おぉっと…、諏訪子ちゃ~ん、お久しぶり~。
懐かしいわねぇ…。 でも…、
再会早々、アナタも気絶させられたくないでしょお…???
…大人しくしてて…くれるわよねぇ~…???」
諏訪子「くぅ…ッ!!!」
オオカマ「あ~ら、その隣にいる女…。
ホントに神奈子にそっくりねぇ~…。
神奈子と同じ服着てて…、もしも、
アタシ達2人の間に入ってくる様なことがあれば…、
アタシ…、間違って…殺しちゃう…かも…???」
みさえ「ひぃ…ッ!!!」
オオカマ「諏訪子同様…、大人しくしてて、くれるわよねぇ…???
…それに…。」
と、境内の端々を見渡し、茂みの中に目を配る。
オオカマ「隠れてるのは分かってるのよ!!!
天狗どもや河童どもでしょ…!??
…アンタらも手出し無用よ…!!!」
茂みに隠れていた妖怪達が、ざわめく…。
オオカマ「…それにアナタ…。」
しんのすけ「おぉ…???」
しんのすけ「オラ??」
オオカマ「えぇそうよ。アナタも当然、大人しくしてなさい…。
殺されたく、なければね。」
しんのすけ「えぇ~!? ズルいぞ~! オカマと神奈子の
2人だけでお楽しみだなんて~!!!」
みさえ「しんのすけ…!! アンタは黙ってなさいッ!!!」
神奈子「そうよ、しんちゃん…、これは…私達の…。
私達だけの問題…。他の者は…手を出さないでくれ…!」
ここにいる全員に、そして、自分自身に言い聞かせるように
セリフを吐く神奈子…。
オオカマ「あ~ら、よく分かってるじゃない…!
そうでなきゃ、アナタらしくないわ。」
神奈子「…諏訪子、すまない…、気絶した…みんなの介抱を…たのむ…。」
諏訪子「…、OK…。」
振り向かずに、背中だけで語る神奈子…、
その背中を見て、うなずく諏訪子…。
オオカマ「…じゃ。 始めましょっか。」
神奈子「…ええ…。」
フッ
と、空中に浮かぶ『オオカマ』を見上げ、睨み付けるように目を合わせる…。
一瞬風が止み、刹那の静寂が訪れる…。
静寂…、静寂…、静寂…。
と!
神奈子「はぁああぁあぁああぁあぁぁああああああッ!!!!!!」
オオカマ「たぁあああぁぁああぁあぁあぁああぁぁぁあああッ!!!」
掛け声と共に…一気に空中へと…!
オオカマのふところへと突っ込んでいく…神奈子…ッ!!!
オオカマも即座に反応し…左拳を…!! 神奈子華麗に避ける…ッ!!!
そのまま拳か手刀か…ッ!?? 早すぎて分かりませんが…!!
一気にお互い何発も繰り出しています…ッ!!!
それらをお互い華麗に避けつつも攻撃を繰り出す…ッ!!!
時折前後左右…上下…ッ!!! 空中を移動しつつ…ッ!!!
相手に一発でも当てようと…ッ!!! 繰り出し続ける…ッ!!!
東方シリーズであればこの勝負…ッ 弾幕での勝負もアリでしょうがッ!!!
神同士の…ッ しかも因縁の対決…ッ! 真剣勝負…ッ!!
ごっこ遊びの入る隙間の無い戦い…ッ!!!
そんな争いに…!! 弾幕…ッ! スペルカード…ッ!! そんなモノの…ッ!!!
入る余地などむしろ不要…ッ!!!
片や男勝りな女の神…ッ!!!
片や女の姿のオカマの神…ッ!!!
ある意味では男同士と言えなくも無いが言えるとも言えない…ッ
兎に角…ッ!! 真剣勝負に…ッ!!!
そんなモノは必要ない…ッ!!!
直接対決…ッ!!! 拳と拳…ッ! 互いの実力と実力…ッ!!
本気と本気のぶつかり合い…ッ!!!
それがセオリーってもんでしょう…ッ!!!
これが…ッ!! カッコイい…"戦い"ってヤツだぁあああぁあぁあああぁぁあああああッ!!!!!!
オオカマ「はぁあッ!!!」
神奈子「うぐ…ッ!?? がはぁ・・・ッ!!!」
…とぉッ!!? 解説に夢中になってる間に…ッ!!!
神奈子が地面に叩きつけられたーーーーッ!!!
地面に出来たクレーターッ!!!
しかし…ッすぐさま起き上がり…瞬速…ッ!!!
一気に邪神オオカマのふところへと・・・ッ!!!
オオカマ「何ぃ…ッゴフ…ッ!!?」
吹っ飛ばしたーーーーーッ!!!
…いやッ!! 空中で何回転かして…ッ!!
衝撃を分散…ッ!!! 10メートルほど吹っ飛ばされただけだーーーーーッ!!!
そのまま反撃…ッ!!?
再び手刀かなんかのラッシュ・・・ッ!!!!!!
オオカマ「だりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ~ッ!!!」
神奈子「だらららららららららららららららららららららららららららららーーーーーッ!!!」
この応酬カッコいいッ!!!
思わず解説が疎かになってしまいそうです…ッ!!!
これを映像で見せれないのが残念です…ッ!!!
是非アニメ化して欲しいシーンです…ッ!!!!!!
オオカマ「だぁああぁあぁーーーーーーーーッりゃぁあッ!!!!!!」
なんかカ○ハメ波っぽい光線球出して投げたーーーーッ!!!
神奈子「…ッたぁあッ!!!!!!」
おっとすかさず神奈子も同じっぽいの投げたーーーーーーーッ!!!
空中でぶつかり相殺する2つの球…ッ!!!
はじけて眩しい光を放ちます…ッ!!!
しんのすけ「うおぉッ!!? 眩し…ッ!!!」
辺り一面を覆う光…ッ!!!
神奈子は…ッ!!? オオカマは…ッ!!?
…ッ居たぁ!!! 2人ともいました…ッ!!!
空中で肩で息をしています…ッ!!!
この戦い…ッ!!! やはりお互い互角なのでしょうか…ッ!!!???
相当2人とも厳しいようです…ッ!!!
まだ決着は着いていません…ッ!!!!!!
オオカマ「…っはぁ…っはぁ…ッ!!! この…このままじゃあ…、
…決着…、着きそうに…無いわね…。」
神奈子「…はぁ…ッはぁ…ッ …そのようね…ッ!!」
オオカマ「…こんなに…ッお互い…ッ本気で"闘った"のって…ッ
…あの日…ッ以来…ッかしら…ッ?」
神奈子「…戦国時代の…ッ あの…ッ!! お前を封印した…!
…あの時…か…ッ!!?」
オオカマ「えぇ…、そうねぇ…ッ」
神奈子「…あの…時は…そういえば…ッ! 最後まで…聞けず…終い…だった…なぁ…ッ!!」
オオカマ「ええ…?? 何…があ…??」
神奈子「とぼ…けるな…ッ!! お前が…反旗を…翻した…理由…だ…ッ!!!
…突然…ッ! あんな…優しかった…お前が…なんで…ッ!!!???」
オオカマ「…そんなモノ…、ないわよ…ッ!!!」
ズギャァアァアアァアアアアア…ンッ!!!
再び組み合う2人…ッ!!!
やはり力が拮抗しているのか…ッ!!! ビクとも動きません…ッ!!!
否…ッ!!! 拮抗してるせいで…動けないのです…ッ!!!
オオカマ「理由なんて必要ないわ…ッ!!! そんな言葉で語り合うなら…ッ!!!
態度で…ッ! 拳で…ッ!! 力で…ッ!!!
示しな…ッさい…ッ!!!!!!」
神奈子「…ッ!!!???」
神奈子「ッあぁああぁあぁあぁあぁあぁぁあああああぁあぁぁぁああああぁぁあああッ!!!!!!」
バキャメキャアンッ!!!
おぉーーーーっとぉ!!! オオカマが神奈子をフッ飛ばしましたぁーーーッ!!!
そのまま一直線に神奈子…ッ守矢神社だった…跡形もありませんが…ッ
その瓦礫の山に…ッダイビングだぁーーーーーーーッ!!!
これが人間だったらひとたまりもありません…ッ!!!
神奈子「痛つぅ…ッ!! …ッ!!!???」
おぉーーーッと神奈子ッ!!! どうした事でしょう…ッ!??
瓦礫の下を見て何やら驚いているご様子…ッ!?? もしやぁあッ!!!???
オオカマ「…あらぁ…??? やっぱり気付いちゃったぁ…???」
神奈子「こ…ッこれは…ッ…まさか…ッ!!!???」
オオカマ「んふぅ…、どう…、ソレ…??? 面白そうでしょお…???」
神奈子「ば…ッバカな…ッ!!? これは元々…ッ
宣伝用の…ッ!! …アドバルーン…ッ!!!???」
オオカマ「えぇ…。宝物殿の奥にしまってあった物を…、
ちょお~っと…、改造…させてもらったわ…。」
神奈子「でも…これは…ッ!?? こんな素材じゃあ…ッ!??」
オオカマ「えぇ…、忘れたの…??? アナタ…???
…アタシ…、こう見えても、一応"金属"を扱える神よ…???
…ソレくらいの事は…、出来るわ…。」
神奈子「…じゃあ…ッ!?? この守矢神社を破壊したのは…ッまさか…ッ!!!」
オオカマ「…えぇ…そうよ…、その通り…。」
おぉーーーっとぉ…!!!
何やら2人で話し込んでるよう…ですが…、
ここからだとよく聞こえませんねぇ…!
実況解説をやめて…、通常の解説スタイルに戻しましょうか…???
オオカマ「…この、巨大ロボを…ッ隠すためにねぇ…ッ!!!!!!」
ヴイィーン…ッ!!
んんーーッ?? なんだあの紅い2つの光は~…???
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!
ゴシャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!
神奈子「なぁ…ッ!!!???」
おぉーーーーーーーッっとぉお!!!
これは巨大ロボ…ッ!!! 巨大な二足歩行のロボットです…ッ!!!
さっきヴイーンと光った紅い光は…ッこのロボットの瞳だぁあーーーーーーーーッ!!!
そのまま神奈子を生き埋めにするかの如く立ち上がったこのロボット…ッ!!!
見覚えがあります…ッ!!!
東方シリーズをある程度知ってる方ならご存知でしょう…ッ!!!
東方においてむしろ彼以外の"巨大ロボット"の名にふさわしいモノは…!!!
他には無いでしょう…ッ!!!
『東方非想天則』において初登場…ッ!!!
もとは単なる"その"形をした単なるアドバルーンッ!!!
しかしッ!!! その後ファンによって勝手に巨大ロボとしての側面が
強調され…ッ!! 歌やオープニングアニメまで作られてしまった憎いヤツ…ッ!!!
まさかオオカマの力によって…ッ!!!
よもや幻想郷に…本物が姿を現そうとは…ッ!!!
皮肉なモノです…ッ!!!
紹介しましょう…!!!!!!
全長25.6メートル…ッ!!! 重さはなんと655.36トンッ!!!
その名も…ッ!!!
核熱造神『非想天則(ひそうてんそく)』
非想天則「ヴオォオオオォオォオオォォオオオオオオオムッ!!!」
神奈子「なぁ…ッあぁあ…ッ!!!?!!!」
非想天則「ヴオォオムッ!!! ヴオォオオオォオォオオォォオオオオムッ!!!」
オオカマ「…どう? 出来栄えは…?? …スゴいでしょう…???」
神奈子「出来栄え…って…、お前…、そんな…! "動いてる"…!??
…それに…、"しゃべってる"…ッ!!!???」
オオカマ「…言ったでしょ…??? 私の力…、見くびらないでよ…ッ!!?」
神奈子「いや…ッ?! にしても…ッお前…ッ!? こんな巨大なモノ…ッ!!?
"動かす"には…ッ! 独りの力じゃあ…ッ!!?」
オオカマ「ゴチャゴチャうるさいわねぇ…ッ!!! ウルサいハエは…!!!
…こうよ…ッ!!!」
グワン…ッ!!! ゴガーーーーーーーーーーンッ!!!!!!
神奈子「…ッ!!!」
おぉおおーーーーーッとぉおッ!!!
非想天則の拳が唸るぅッ!!!
それをギリギリでかわした神奈子ッ!!!
しかし別の拳が神奈子の頭上にぃ…ッ!!!
オオカマ「…ッくぅ…!!! ちょこまかとぉ…ッ!!!」
神奈子「…ッ!!!???」
神奈子!! 叫ぶヒマすらありません…ッ!!!
ギリギリ攻撃をかわすので精一杯という状況だぁーーーーーーッ!!!
次々繰り出されるパンチを…ッ!!!
なんとか避けていく神奈子ーーーーーーーッ!!!
オオカマ「本当はねぇ~…、こいつで、幻想郷中を歩き回ったら…、
…相当、面白そうだと思ってねぇ~。」
神奈子「な…ッ! そんな事…したら…ッ!!
幻想郷が…ッ滅亡…ッ!??」
オオカマ「ええ…、そうよ…? そうすればアナタは…。
相当…悲しむでしょ…???」
神奈子「きっ…ッ貴っ様ぁー…ッ!!!」
神奈子「…ッ!!? しま…ッ!!?」
おぉーーーーーッっとお!!!
神奈子まさかの転倒ーーーーッ!!!
石か何かでコケたのかーーーーーッ!??
そのスキを逃さない…ッ!!!
非想天則の豪腕が頭上に迫るーーーーーーーッ!!!
絶体絶命のピンチだぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!
オオカマ「死ねぇーーーーーーーーーーーッ!!!」
神奈子「…ッ!!!???」
神奈子「…ッ???」
すんでの所で…ッ拳が…止まった…ッ!??
否…ッ!!! 何かによって…ッ止められた…ッ!!!
何かとは何か…ッ!!!!!!
そう…ッ!!! それは…ッ!!!!!!
超伝導『カンタムロボ』ッ!!!!!!
しんのすけ「『スペルカード』…ッ!!! 機符『カンタムロボ』…ッ!!!」
神奈子「し…ッしんちゃん…ッ!!!」
オオカマ「な…ッ何ぃいぃい…ッ!!!???
ず…ッズルいわよぉ~…ッ!!! こんなモノぉ…ッ!!!」
神奈子「自分だって…ッ! 巨大ロボなんか出してるんだから…!!!
これで五分と五分ってトコよ…っ!!!」
オオカマ「くぅ~~~~…ッ!!!」
悔しがるオオカマ、そのまま非想天則の中へ…!!!
乗り込んだ…ッ!!!
神奈子「…しんちゃん!! 助けてくれてありがとう…ッ!!!」
しんのすけ「いやぁ~。それ程でもぉ~。」
神奈子「でも、あんまりのんびりしてるヒマは無いわ…ッ!!!
…まずはあの巨大ロボ…ッ『非想天則』を…倒すのよ…ッ!!!」
しんのすけ「ブ・ラジャーッ!!!」
2人もカンタムの内部へと乗り込む…ッ!!!
よもや夢見ていたドリームマッチ…ッ!!!
非想天則VSカンタムロボ…ッ!!!
今…ッ! ここに…ッ!! 実現…ッ!!!
早苗「…ッ …う…ッうぅ~…ん…、」
諏訪子「あっ! 早苗…ッ!!?」
早苗「…あれ…ッ? 諏訪子様…?? 私…、確か…。」
諏訪子「あのオオカマに気絶させられたの…ッ!!
でも…良かったぁ~…!!」
まだ意識がオボロげなのか、半目である。
早苗「さっきからなんか…、地面が…ガシャンガシャンって…、
揺れてるような…???」
諏訪子「あぁ…、心配しないでッ!! それは…、」
早苗「…ッ!!? おほぉおおおおーーーーーーーーーーッ!!!!!!」
早苗、奇声めいた歓喜の声を上げつつ飛び起きた!!!
意識も完全に覚醒…ッ!!!
そう、早苗の事をよく知っている方ならご存知でしょうが…、
彼女、いわゆる『巨大ロボット』には…目が無いのです…ッ!!!
早苗「『非想天則』が…本物の『巨大ロボ』になってる…ッ!!!
なんですかコレ…ッ!!? 夢…ッ!??
それにあの相対す全身緑を基調としたボディー…ッ!!!
『カンタムロボ』…ッ!!!???」
諏訪子「えっ何ッ!?? 早苗…ッ!? 知ってるの…ッ!??」
早苗「こっちに来る前に少しだけ…!!
…アレは対象年齢が低い子向けでしたが…、
侮ってはいけません…ッ!!!
意外と深みのある設定と内容…ッ!!!
敵のデザインも優れていてカッコいいんです…ッ!!!
ストーリーも一見、子供が見る事を意識して作られてはいますが…!
深く噛み締めれば味わいのある大人の味が密かにあるあたりが…ッ!!!
私の中では10本の指の中に入る傑作です…ッ!!!
特に本郷さんが脚本を書いたストーリーが逸品でして…ッ!!!」
諏訪子「あ~わかった分かったから…ッ!!!
今はあの…、『オオカマ』が操る『非想天則』と…、
しんちゃんと神奈子が操ってる『カンタム』とかいうロボの
対決に集中しなよ…!」
早苗「えぇ…ッ!!! そうさせていただきます…ッ!!!
私…ッ!! こういうロボット同士の対決の…、
実況とか解説とか…したかったんですよ一度…ッ!!!」
今まで見た事の無いほどの満面の笑みで語る早苗。
早苗「さぁ…、向かい合ったまま…今の所動きの無い両者…ッ!!
片や『非想天則』! 全長25.6メートル! 重量655.36トン…!!!
…のハズですが…、私の見分では、それよりもやや
軽いように見受けられますねぇ…。
やはり幻想郷中から金属を集めても、大きさはともかく
重さはリアルに再現できなかったようです…ッ!!!
邪神といえど…、原作への忠実性よりも…、
破壊活動をするという実用性を重視した結果だと思われます…!!!
…という事は…、動力源である核融合炉も…、
再現されていない可能性が…!!
私、こういう勝手なカスタマイズ化は少々…ッ」
早苗、熱い解説!!!
早苗「…対してこちらは『カンタムロボ』…ッ!!
確か公式設定ですと全長は…、しかし…、
…どうやら『非想天則』に合わせて…、全長を変えているようです…ッ!!!
現在の全長はおよそ25メートルほど…ッ!!!
おそらく重さもそれに比例して変わってるでしょう…ッ!!!
…ですがコチラはデザインから全て原作通りです…!!!
さすがしんちゃん…ッ!!!
…おそらく放送第1話から欠かさず見てるのでしょう…ッ!!
第36話で付いたまま修復していない…アノ傷まで再現しています…ッ!!!」
オオカマ「…さぁ…!!! 攻撃…行くわよ…ッ!!!」
早苗「…っとおぉお~っと!!!
ここで『非想天則』に動きが…ッ!!!
『ノビールパンチ』です…ッ!!! 繰り出しましたーーーーッ!!!」
しんのすけ「おぉ…ッ!!?」
早苗「…それを巨大ロボットとは思えない…華麗な避けで…!
『カンタムロボ』避けましたーーーーッ!!!
…お返しとばかりに『カンタム』…ッ!『カンタムパンチ』を両手とも
繰り出しましたーーーーーーッ!!!」
しんのすけ「お返しだぞーーーッ!!!」
神奈子「よしッ!!! 行けぇーーーッ!!!」
早苗「効いてます…ッ!!! 効いてますよぉーーーーッ!!!
しかもみさえさんの『グリグリ攻撃』仕様のようです…ッ!!!
かなり頭部に…ダメージを負わせたハズです…ッ!!!」
オオカマ「…ッくぅ…ッ!!! なんのこれしき…ッ!!?
それなら…ッ!!! コイツは…どぉお…ッ!??」
早苗「おーーーっっと今度は『非想天則』…ッ!!!
『ウィングカッター』での攻撃…ッ!!!
…しかしこの攻撃は…攻撃の最中は飛行に使用するヤサカスクランダーを
攻撃に使用する為…飛行が出来ないという弱点があります…ッ!!!」
しんのすけ「おぉ…!??」
神奈子「し…ッしんちゃん…!??」
しんのすけ「…ならコッチも…こうだぞ…ッ!!!」
早苗「…対してなんと…ッ!『カンタム』も同様に背中のウィングを使用しての
同様のブーメラン攻撃ぃーーーーーッ!!!
空中でぶつかり…ッ!? あわない…ッ!??
…なんと…ッ!!! そのままお互いのカッターがお互いを…ッ!!
攻撃ーーーーーーッ!!!???」
オオカマ「な…ッナニぃ…ッ!??」
ガギャイィイイイィイイ…ンッ!!!
早苗「『非想天則』腕でガード…ッ!!? 何故そこで
バリアを使わないんですかぁーーーーー…ッ!!?
…あぁーーーやっぱり…ッ!!! 腕に大きな損傷を受けてしまいましたーーーッ!!!
…対して『カンタムロボ』は…ッ!??」
ブフォオォオオオオオォオォォオオオオオッ!!!!!!
神奈子「…ッおぉ…!?? す…ッスゴい…ッ!??」
早苗「…おぉーーーーっとぉ!!! 例の隠しブースターで飛行して避けた上…!!!
キャッチしています…ッ!!!
転倒した際などの姿勢制御用に備え付けてあったあのブースターを
使って…! 一時的に空中に浮かぶという発想…ッ!!!
…やはりしんちゃん…ッ!!! 相当のマニアです…ッ!!!」
諏訪子「…早苗も、相当のマニアだけどねぇ~…、解説を聞いてる限りだと~…。」
半分呆れ顔です。
早苗「くぅ…ッ!! 私が『非想天則』のパイロットなら…ッ!!!
もっと『非想天則』を上手く扱えるんですけど…ッ!!!
…私ならここで、『マスタースパーク』を撃ちますね…ッ!!!
『カンタムロボ』の方は今…相当油断してるハズ…!!!
撃つならこのタイミング…ッ!!!」
オオカマ「…くぅ…っそぉ~~~ッ!!!
…なら…、コレでどうよ…ッ!!!???」
ビビャアァアアァアァアァアアアーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!
早苗「…って!!? 何故そこで『原子力ビーム』を撃つかーーーーーーッ!!???
しかも原子力機関が備わってないから威力が弱そう…ッ!!!」
しんのすけ「ほいっ。」
早苗「…ッあぁーーーー!!! やっぱり!!!
『カンタム』が易々と避けちゃったじゃないですかぁーーーッ!!!」
神奈子「おぉー…、流石しんちゃんッ!!!」
しんのすけ「いやぁ~、それほどでも~…。ほいっと。」
早苗「…っと!! お返しとばかりに『カンタムビーム』です…ッ!!!
『原子力ビーム』は目から発射するのでその間視界がゼロになってしまい、
対象者が動いてしまえば避けられますが…ッ!!!
『カンタムビーム』は指からの発射…ッ!!!
たとえ敵が避けようとも追尾可能…ッ!!!」
ビギャアアァァァアアアアア…ンッ!!!!!!
オオカマ「ぎえぇええええぇぇええッ!!!???」
全身にやや焦げ目が付く『非想天則』…ッ!!!
オオカマにも若干のダメージがあったようです…ッ!!!
早苗「…やった!!! みごと命中です…ッ!!!」
諏訪子「早苗ー…、アンタ一体どっちの味方なのぉ~…???」
早苗「もちろん『カンタム』の方です…ッ!!!
…ですけど…ッ!!! 私の方が…ッ!!!
いえ、「私が一番…『非想天則』を上手く扱えるんです」…ッ!!!
とにかく…ッ!!! あんなミテクレだけのニセモノを…!
ドシロウトな人が扱ってるのが…!! 一番赦せないんです…ッ!!!
…とぉ!!? こ…ッ!!! これは…ッ!!?
この動きは…ッ!?? もしや…ッ!!!???」
しんのすけ「よぉ~し…、一気にカタを付けるぞ…!!!」
神奈子「ほう…、どうやって?」
しんのすけ「じゃあ、この席に座って。オラはこっちに座るぞ。」
神奈子「ん…? あ…、あぁ…。」
言われるがまま、とりあえず指定されたコックピットの座席に座る神奈子。
しんのすけ「シートベルト締めて。」
神奈子「お…、あぁ…、それで…???」
しんのすけ「締めたらオラの掛け声に合わせて、目の前のバーを倒して。」
神奈子「あ…あぁ…。」
しんのすけ「『正常合体』…ッ!!!」
神奈子「……?」
しんのすけ「…んもうッ!!! ナニやってんの!??」
神奈子「…あ?! 今のがそうなのか…!??」
しんのすけ「そうだぞ!? んもう…! もっかい行くから、オラと同時に
バーを倒すんだぞ?!」
神奈子「お…おう…。」
しんのすけ「せーの…『正常合体』…ッ!!!」
ガイィイン…ッ!!!
神奈子「…って…うぉッ!!!??? おわぁ…ッ!!!???
あぁあ…!?????? あぁああぁあああぁぁあああああぁああーーーーーッ!!!!!?」
一気に神奈子の座席が動く…ッ!!!
神奈子自身も自分がどういう状況に置かれているか分からない…ッ!!!
しんのすけ…ッ!!! 確信犯…ッ!!!!!!
神奈子「…ッあああぁああぁっぁあああぁあぁああぁあぁぁああああああーーーーーーーーッ!!!!!!」
ギシャーーーーーンッ!!!
ギャーーーーンッ!!!
神奈子「のぉおおおぉおおぉぉおおおおおおおーーーーーーーーーッ!!!???」
ビシューーーーーーーンッ!!!
ビシューーーーーーーーンッ!!!
神奈子「にょわぁああぁぁあぁああああああぁあああーーーーーーーーッ!!!!!?」
ゴヮシャーーーーンッ!!!
ドゥキャーーーーーンッ!!!
神奈子「はぎゃああぁぁああああぁあぁああああぁっぁああああああーーーーーーーーッ???!!!」
ドッキャンッ!!!
神奈子「…はぁ…ッはぁ…ッ…はぁ…ッ!!? お…、終わっ…た…???
…って…? え…ッ???」
しんのすけ「お?! 神奈子~。」
神奈子「…って…しんちゃん…ッ!!! 何故私の真上に…逆さまになってんの…!??」
しんのすけ「お…?! 逆さまなのは、神奈子の方だぞ???」
神奈子「…って…えぇえええええぇえぇぇえええええぇええええぇぇええええーーーーー…ッ!!!???」
早苗「来たぁーーーーーーーーーッ!!!
これは…!! 必殺…ッ!!!『超カンタム・ロボ』だーーーーーーーーッ!!!!!!」
諏訪子「…ッ!!? うるさいなぁーーーいきなりぃーーーッ!??」
早苗「…ッこれが騒がずに居られますかーーーーーーッ!!?
あの紅い装甲…ッ!!! 特徴的な上半身と下半身の分離…ッ!!!
…からの上下逆転しての再合体…ッ!!!
再合体前とは違う…カッコ良さ3割り増しのあのフォルム…ッ!!!
アレはまさしく『超カンタム・ロボ』そのもの…ッ!!!
…ただし、この合体の場合…、
どちらかがコックピットで逆さまの状態になってるハズ…ッ!!!」
諏訪子「…って!? 何故に逆さま…ッ!??」
早苗「『超合体』したからですよッ!!!」
諏訪子「いや…、説明になってないし…、」
早苗「一回さっき分離して再合体したでしょう?!!
アレは上半身と下半身で別のコックピットに分かれて操縦し、
再合体するんです…ッ!!! 今乗っているのはしんちゃんと神奈子様…、
…私がしんちゃんなら…、おそらく逆さになる役目は
神奈子様にやらせるでしょうね…!」
諏訪子「えっ!? 何ソレッ!?? ヒドくない?!!」
早苗「ヒドくないです本来なら逆さになるポジションは『カンタムロボ』自身が
請け負うんですよ!!!」
諏訪子「えッ?? 何?? どういう事…??!」
早苗「…説明すると長くなりますが実は…って…ッ!!?
あの構えは…ッ!!? …出ますよぉ~~~必殺技がぁ~~~~~ッ!!!!!!」
諏訪子「説明途中で…、って…、何ぃ~…??? 必殺技って~…???」
早苗「ふっふっふ…、見ててのお楽しみ…、ですよ!!!」
諏訪子「うわぁ~・・・、(ちょっと「ウザッ」って思っちゃった…。)」
しんのすけ「必殺…『カンタムハリセン』…ッ!!!」
神奈子「…ちょ…ッ!! し…しんちゃん…、もうちょっと…、
…もうちょっとゆっくり動いて…ッ!!!
…さっきの変な合体の…上下左右に揺られてるのと…、
…今のこの…逆さまの状態で…、
…頭に血が…、それに…吐きそう…ッ!!!」
吐き気と逆さ吊りのせいか、急激に顔色が青く変わっていく神奈子…、
しんのすけ「今必殺技中だからガマンして…ッ!!!」
神奈子「む…ッムリを言え…!!!」
早苗「…って言ってる間に…ッ!!!
出ましたーーーーッ!!! 背中から飛び出した1本の柄…ッ!!!
『カンタムハリセン』…ッ!!!『カンタムハリセン』を使用するようです…ッ!!!!!!
それを持ったまま…ッ!!『非想天則』に急接近です…ッ!!!」
しんのすけ「うぉおおぉおおぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおおーーーーッ!!!」
神奈子「し…しんちゃん…ッ!!! マジで…ッ!!! マジでヤバいって…ッ!!!」
必死に懇願する神奈子…ッ!!!
しかししんのすけは聞く耳を持たない…ッ!!!
オオカマ「…くぅ…ッ!!! コシャクなぁ…ッ!!!」
早苗「…それを避けようとする『非想天則』…ッ!!!
…ッ!!!??? おぉーーーーっとぉ!!?
しかしどうした『非想天則』ーーーッ!!! 何かにツマヅき
豪快にコケましたーーーーーーッ!!!」
…実は! この時…ッ!!!
早苗達のいる角度からはほとんど見えなかったがッ!!!
なんと暴走アリスが非想天則の脚に、豪快に体当たりを食らわしたのだ…ッ!!!
アリス「…魔理沙ーーーーーーーーーーーーーッ!!! どこーーーーーーーーーーッ!!!!!!」
バギャアァアァアアァァアアア…ッンッ!!!
オオカマ「な…ッナニぃ…ッ???!!!」
当然の事ながら、爽快に壮大にズッコケる…オオカマの操縦する『非想天則』…ッ!!!
ズシギィイィイィイィイィィィイイイイイイィィイイイ…ンッ!!!
オオカマ「…ッ!?? グハァ…ッ!!?」
しんのすけ「おぉ…ッ!? なんだか知らないけどチャンスだぞッ!!!
うぉおおぉおぉおおおおおぉぉおおおおおおーーーーーーーッ!!!」
早苗「…そのスキを逃さない『超カンタム』…ッ!!!
渾身の一振りだぁあああぁああぁぁあああぁあぁあーーーーーーーーッ!!!!!!」
ちなみにアリスはまたそのまま、山の中へと…、
ガキィィィィィンッ!!!
オオカマ「…くぅ・・・ッ!!! な…ッなめんじゃ…ないわよ…ッ!!!!!!」
早苗「…ッ!!? おぉ…っと!!?
意外と『非想天則』それでも持ち堪えます…ッ!!!
トッサに両手でガード…ッ!!!
そのまま逆にぃ…ッ!!! 両腕で払って…吹っ飛ばしたぁああぁあーーーーッ!!!
虚空に舞う『カンタムハリセン』…ッ!!!」
…と、その頃、神社の境内にある、神楽殿では…、
???①「…はぁ…ッはぁ…ッふぅ…ッ。」
???②「…ここなら…屋根付きで…壁もあるし…見渡しもいい…、
…ほぼ…、誰にも邪魔されないわね…。」
例の2人がやっとの思いで境内に入り込み、
ほぼ安全で、損傷の少ない建物…神楽殿に、こっそりと侵入…しておりました…。
???②「…さて…、これから…、どうするか…ね…。」
???①「…ねぇ…、」
???②「…ん…???」
???①「…私…思ったんだけどさぁ…、」
???②「…何…???」
???①「…もしかして…"自己紹介"…しなければ…、もう災難は…、来ないんじゃない…???」
???②「はぁ…??!」
???①「いえ…確かにね…、1回はその…"自己紹介"しなくても…、
災難になった事はあったよ…??? でもさ…殆どは…。」
???②「ダメよ!!! ソレだけは…譲れない…ッ!!!」
???①「何でぇ…ッ!?? だって現に実際…ッ!!!」
???②「だってじゃ無いわよ…ッ!!! よく見て見なさいよ!!?」
???①「え…? ナニを…???」
???②←「この左端の私達の名前の表示よ…ッ!!! ナニこの『???②』とか『???①』
とかって…ッ!!! こんなのオカシいわよ…ッ!!!」
???①「た…、確かに…、」
???②「私達が自己紹介をしないと、いつまでたってもココは『???』のままなのよ…ッ!!!
…そんなの…耐えられない…ッ!!!」
???①「で…、でも…ッ!!! 名乗ったら…、また…ッ!!!」
???②「ビビッてたら先へ進まないの…ッ!!! そうでしょうッ??!
私達が何もしなかったら、秋は豊穣にならないし、木々の葉っぱも紅くならない…ッ!!!
…それと同じよ…ッ!!!
私達が名乗らなければ…ッ!!! ココの名前は色付かないの…ッ!!!」
???①「…そうだね…、私…、間違ってた…。」
???②「…解って…、くれたのね…???」
???①「えぇ…、覚悟は出来てる…、さぁ…、言って…!!!
…よく考えたらここ…、壁も屋根もあるし…、
見渡しもいいし…、何かあったら…、スグに対処…出来そうな空間だし…ッ!!!」
???②「…そう言ってくれると…、ありがたいわ…ッ!」
???①「さぁ…! 言って…ッ!!! 私達の名前を…!! 皆に教えてあげて…ッ!!!」
???②「…えぇ…、もちろんよ…、私達…、"あ"…、」
ミシィ…ッ!!!!!!
???①「…え…ッ!!?」
???②「ま…またぁ……ッ!??」
バギャバギャバギャバギャバギャアァアアアアァァアアアァァアァアアアァアーーーーーーーーンッ!!!!!!
早苗「『カンタムハリセン』…ッ!!!
そのまま…ッ!!! 神楽殿に…ぶっ刺さったぁああぁあああぁぁああああーーーーーーッ!!!」
???②「か…ッ」
???①「間…一髪…ッ!!!」
…そう、巨大な『カンタムハリセン』はちょうど、2人の間をすり抜けるように、
神楽殿の地面にぶっ刺さった…ッ!!!
???①「ら…ラッキー…???」
???②「え…えぇ…!!! そうよ…ラッキーよ…!!!
…コレをラッキーと言わずして…何がラッキーなの…ッ!??」
???①「私達…、運が…向いてきたのかな…!??」
???②「そう…そうね…!!! ここから私達…『秋姉妹』が…ッ!!!」
秋姉妹①「…あ…ッ!!!」
秋姉妹②「え…???」
秋姉妹①「い…、言えた…ッ!!!」
秋姉妹②「え…? あ…ッ! あ~~~ッ!!!」
秋姉妹①「私達…、ほぼいつも…『秋姉妹』って言おうとするといつも…、
何かしらの邪魔が入ったのに…ッ!!!」
秋姉妹②「…今回は…、すんなりと…言えた…ッ!??」
秋姉妹①「やっぱり…ッ! やっぱり私達…ッ! 運が…ッ!!!」
秋姉妹②「…やっと運が…ッ向いてきた…ってワケ…ッ!!?」
秋姉妹①「…やった~~~~~…ッ!!!」
秋姉妹②「いえ~~~~~いッ!!!」
2人ともハシャいで周りだす。ある意味で微笑ましい光景…。
…その、ハシャいだ振動によって、ミシッ!!! …っと…、
2人「…え…ッ???」
ベギャンッ!!!!!!
南無三ッ!!!
諏訪子「…ッあ~ぁ…、また神社の被害が…、
こりゃあ修理が大変だなぁ~…。」
諏訪子がグチるのもムリはありません。
先程の『カンタムハリセン』がぶっ刺さった所に、追い討ちをかける様に
秋姉妹がハシャいだ事による振動で、神楽殿は見事に倒壊…!
見事、秋姉妹はその、下敷きになりました…ッ!!!
秋姉妹①「ゴフ…ッ!!?」
秋姉妹②「ご…、御無体…な…ッ!!!」
ガクッ
早苗「…さぁ…ッ!!! 必殺の武器…『カンタムハリセン』が吹っ飛ばされてしまいましたよぉ~…!!?
もうこんなピンチな状況だと…ッ!!!
アレが出ますかぁ…ッ!!? アレを出すしかありませんかぁ~…!!!???」
諏訪子「早苗~、"アレ"って…??」
早苗「見てれば分かります…ッ!!!」
諏訪子「…って言うと思ったわ…。ハァ…ッ」
あきれてあまり物が言えない。
早苗「…ただ大丈夫ですかね…?? 神奈子様…???」
諏訪子「…って、え?? 何が…???」
早苗「アレの発動には重いバーベルを持ち上げる必要があります…ッ!!!」
神奈子「…だ…ッ! 大丈夫じゃ…ッ!! な~いッ…!!!」
その頃神奈子は、コックピットの中で脂汗をかいていた。
タダでさえ上下逆さまなのに、その上重そうなバーベルを持ち上げ…、
もとい、上下逆さまな神奈子の場合、落ちないように引っぱりあげつつ、
腕を伸ばしきらなければならないからだ。
しんのすけ「大丈夫大丈夫…ッ!!! オラもガンバるから…ッ!!!」
神奈子「しんちゃんは上下普通だからいいけど私は…ッ!!!
…逆さま…ッなんだぞぉ~~~~ッ!!!???」
早苗「はたして小さいしんちゃんに持ち上げられるでしょうか…ッ!??
…それに神奈子様の場合…、タダでさえ逆さですから
持ち上げるというより落下しないように引っ張り続けるという状態…ッ!!!
相当ツラいでしょうね…ッ!!!」
諏訪子「…って!!? 何故そんな意味不明な発動方法にしたッ!!!???」
早苗「フッフッフ…ッ、"カッコいいから"…ですよ…ッ!!!」
諏訪子「…あぁ…そう…(…もうついていけないわ…早苗のペースに…。)」
しんのすけ「持ち上げたら2人で『超超カンタム』って避けぶんだぞッ!!!」
神奈子「う…ぐ…あぁあああーーーーッ!!!」
2人「『超…超…カンタム』ーーーーーーーーーーーッ!!!」
ズブシャァアーーーーーーーーーーーーンッ!!!
ブギャァア……ンッ!!!!!!
紅いカンタムロボの白目に、黒い正義の目が…浮き出た…ッ!!!!!!
早苗「…とぉ!!? この音はぁ…ッ!!!???
『超超カンタム』モード…成功です…ッ!!!」
諏訪子「…ってナニあれ…??? ただ目の部分に黒目が現れただけじゃない???」
早苗「ふ…ッ。これだから…、素人は…、」
諏訪子「(…段々…早苗がウザく見えてきた…。)」
神奈子「…はぁ・・・ッはぁ…ッ…し…しんちゃん…!?
この…バーベル維持すんのって…、どのくらい…ッ!??」
しんのすけ「ん~…、1分くらい…???」
神奈子「えぇえ~~~~ッ!!?」
しんのすけ「オラもガンバるからガンバって…ッ!!!」
神奈子「あ…あぁ…ってホギャァア…ッ!!!???」
…と! いきなり目にも止まらぬ超高速で移動…ッ!!!
当然『非想天則』はそのあまりのスピードに、身動きが取れない…ッ!!!
オオカマ「な…ッ!!? ナニぃ…ッ!!!??? コレぇ…ッ???!!!」
諏訪子「…って速…ッ!!!??? ナニアレ…ッ???!!!」
早苗「これぞ『超超カンタム』モードの真髄…ッ!!!『超高速戦闘形態』…ッ!!!!!!
この状態は熱暴走の恐れが激しく長くは持ちませんが…ッ!!!
逆に言えば速攻で決着を着けに行ってるという証拠…ッ!!!
…そのまま一気に…ッ!!!!!!
行けぇええぇえぇえぇえええええぇぇぇえええぇぇぇえぇええーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」
しんのすけ「うぉおおおぉぉおおぉぉおおぉおぉおぉおぉおおおおぉおおおーーーーーーーーーッ!!!!!!」
神奈子「もうどうにでもなれぇえぇええぇぇええぇえぇぇええええぇええぇええーーーーーーーーッ!!!!!!」
オオカマ「キャァアアアァアアアァァァァアアアアアァアァアァアァアァアアーーーーーーーーッ???!!!」
ガギャァアアアァアァァアアァアァアアァアァアーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!
早苗「…決まったぁああぁあぁあぁあぁあぁあああああぁぁあああああーーーーーーーーッ!!!!!!
必殺…ッ『カンタム…超伝導アーーーーーーーンマ』ッ!!!!!!
…そしておやくそくのぉーーーーーーーッ!!!???」
カッ!!!
ボギャァアーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!
早苗「爆発だぁあーーーーーーーッ!!!!!!」
諏訪子「あーもう…ッ!!! マジでウルサいなぁ~もぅ叫び声がぁ~…ッ!!!」
秋姉妹①「…ってぇーーーーーーッ!!!???」
秋姉妹②「何でぇええぇぇえええぇえぇえぇえーーーーーーーーッ!!!???!!!」
爆風ッ!!!
その凄まじい爆炎と熱風は、ちょうどその背後にあった神楽殿を、
丸ごと吹き飛ばしてしまった…ッ!!!
当然!!! そこに生き埋めになっていた秋姉妹の2人は…ッ!!!
吹っ飛ぶ事に…ッ!!!
秋姉妹①「あぁあああぁぁあああぁぁぁぁぁあああぁあぁあああああぁああーーーーーーーッ!!!!!!」
秋姉妹②「いやぁああぁあぁあぁあああああぁぁぁあああぁぁああああぁああーーーーーーーーッ!!!!!!」
キュピーン
…そのまま、遠くへと飛んでいってしまった2人…、
一方、しんのすけと神奈子の方はと言うと…。
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガション…ッ!!!
プシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!
諏訪子「…ってッ!!? 今度はナニまた変形…ッ!??」
早苗「アレはただの全身のハッチの開放ですよ…!!!
『超超カンタム』モードの『超高速戦闘形態』は…、その特性上、
機体の温度が急激に上昇してしまい、長くは持ちません…ッ!!!
ですから『カンタム超伝導アンマ』を早急にキメて、
ああやって全身のハッチを開放し、全身のメカを冷却する必要があるんです…!!!
…"カッコいい"…でしょう…??? あの姿…ッ!!!???」
諏訪子「…もう…、アンタにはついていけないわ…、そのペース…。」
早苗「…かくして、邪神『オオカマ』の操る巨大ロボ『非想天則』を
倒した、神奈子様としんのすけ少年…!!
…しかし、まさかこの時の戦いが、のちに大きな波乱を巻き起こすとは、
夢にも思っていなかったのであった…ッ!!!」
諏訪子「…え何!?? 何突然…ッ!!!」
早苗「えへへ…。番組終了時の、いつもの"シメ"ってヤツです…!!!」
諏訪子「…あぁそう…。」
神奈子「お…、終わった…のか…???」
しんのすけ「ほい!」
ボワンッ!!!
途端ッ!!! スペルカード?の効果が切れたのか、カンタムロボが消失したッ!!!
しんのすけ「おぉッ!??」
神奈子「って…ここ…空中…ッ!!?」
そう! コックピットはカンタムの胸の辺り…ッ!!!
それが突然消失すれば…そこは当然…空中だ…ッ!!!
しんのすけ「おぉおおおぉぉおお…ッ!!!!!!」
神奈子「あぁああぁあぁああぁぁあああああああぁぁぁぁああああああーーーーーーッ!!!!!!」
そのまま落下する2人…ッ!!!
と!! その真下には…ッ!!!
オオカマ「…ッ!?? う…うぅ…ん…ッ!?
クソ…ッ!!! 確かアタシ…、
『非想天則』に…、でも…確か…やられちゃって…?!」
???「………ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああぁあああああッ!!!」
オオカマ「…んん??? なんの声…??? 上から…っていぃいいッ!!!???!!!」
ゾゴギャアァアアァアァアァアアアンッ!!!!!!
なんとちょうど!
神奈子としんのすけが落下した真下にはあの、邪神オオカマがいたのだ…ッ!!!
そこにちょうど神奈子としんのすけがダイビング☆オンッ!!!!!!
神奈子、しんのすけはその、邪神オオカマのおかげでケガはなかったが…、
逆に邪神オオカマは…ッ衝撃で絶賛大気絶…ッ!!!
オオカマ「グゲェ…ッ!!!!!?」
邪神…オオカマ…ッ!!!
不本意ながら…ある意味不意打ちを喰らい気絶…ッ!!!
その前の爆破の衝撃に重ねての2人分の落下を全身で受け止め…!!!
再起不能…ッ!!!
しんのすけ「おぉ…??? オカマ…ッ!!?」
神奈子「な…、なんで…こんな所に…ッ!!?」
射命丸「…と、こんなモンでいいでしょうかね???」
射命丸が手をパンパンと払う。
そこには『オビチ』以外の四天王、
真っ黒焦げで気絶中の『ツラカヘ』、背中に刺し傷多数、胴体に包帯グルグル巻きで気絶中の『タマヌシ』、
木に頭をぶつけてタンコブを作り気絶中の『オネヒメ』、
そして、神奈子としんのすけの落下により気絶中の邪神『オオカマ』の姿が…。
はたて「ええ、そうね。(あ~もう…、疲れた…、お家に帰りたい…。)」
神奈子「ああ…、四天王の3人は…それくらいでいいだろう…、
はたて、『オオカマ』の縄はもっとキツ目に縛っておけ…!
目覚めて何か仕出かすかもしれないからな…。」
はたて「はぁ~い…。(…ったく自分でやれよババァが…ッ!!!)」
諏訪子「…それにしても、意外とあっさり解決しちゃったねぇ…。」
早苗「えぇ…、ちょっとあっけなかったですね…。」
魔理沙「あぁ、ちょっと物足りなかったくらいダだゼ。」
霊夢「そうそう…、私達が気絶しちゃってる間に片付いちゃってさぁ…、あっ
そういえば、あの暴走アリスは…???」
魔理沙「そのうち治るだろう??? 放っとけ放っとけ…。」
みさえ「ねぇ、それよりももう、"異変"は解決したんでしょう???
私達、そろそろ元の世界に戻りたいんだけど…???」
神奈子「お? あぁ…、そうだったな…。」
魔理沙「…にしても、こう2人が揃うと、ホントにソックリだなぁ。」
霊夢「えぇ…、瓜二つね、ある意味…。」
射命丸「でしょう? でしょう? ですから私…ッ!!!」
魔理沙「…てうひゃぁあ…ッ!!!」
しんのすけ「ほうほう、あまり『そそらない』おパンツですなぁ。」
いわゆる『ドロワーズ』である。
魔理沙「このガキ…ッ!? いきなり私のスカートを…ッ!!!」
しんのすけ「まぁまぁ。子供のした事ですから。」
みさえ「お前が言うな…ッ!!! っていうか謝りなさいッ!!! しんのすけッ!!!」
しんのすけ「ところで、そちらの巫女のお姉さんはどんなのなんですかな??」
霊夢「…ッ!!!???」
かるくヒく。
みさえ「しーんーのーすーけーッ!!!」
出ました…ッ!!!
みさえの本場ッ正真正銘のグリグリ攻撃…ッ!!!
みさえ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラーーーーーーーーッ!!!!!!」
しんのすけ「あうぅうおぅぉおうぁああうぅあ~~~ッ!!!」
一同、笑いに包まれる…。
が、しかし…ッ!!!
はたて「キャアァアアアァアァアーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!???」
神奈子「何ぃ…ッ!!!???」
ズザッ!!!
全員が振り向くとそこには…ッ!!!
攻撃を受け、気絶したはたてと…、
ソレを腕に抱え、人質にする…1人の人物…ッ!!!
そう…ッ!!!
邪神『オオカマ』…ッ!!?
オオカマ「…これで、立場逆転ね。」
諏訪子「な…ぁ…ッ!??」
みさえ「あ…ッ あなた…ッ!? どうやって…ッ!!?」
オオカマ「あ~ら…、実に存外ね…。
アタシは『オオカマ』よ…???
アナタ、『カマ』っていう日本語知ってんでしょう…???
『カマ』って、料理に使う『釜』以外に…、
もう1つ…、あるでしょう…???」
射命丸「………ッ!!!???
…まさか…ッ!!? "刈る"『鎌』…ッ!!!???」
オオカマ「その通りよ…ッ!!!
アタシは両方の『カマ』を扱えるのよ…ッ!!!
両方とも"金属"だからね…ッ!!!
主に"調理器具"の『釜』は盾の代わりに防御用…、そして…、
"刈る"『鎌』は接近戦の攻撃用…、もしくは…、
こんな風に『縛られた』時の為の…、
縄を切る為に使うのよ…!!!!!!
…忘れたわけじゃ…ないわよねぇ~…???
神・奈・子~??????」
神奈子「…ッくぅ…ッ!!!」
しまった…!!! 油断していた…ッ!!!
確かにそうだった…ッ!!!
私とした事が…ッ!!! なんでこんな事を忘れていたんだ…ッ!??
気付いていれば…ッ いくらでも…対処は…ッ!!!
悔やんでも悔やみきれない反省…!
しかしその結果が…ッ はたてを人質に取られる…という…結果…ッ!!!
オオカマ「…さぁ…、この娘がどうなってもいいの…???
さっさと退きなさい…。
そこで気絶している"役立たず"の四天王は…置いてってあげるわ…。」
やはり…、非道…ッ!!!
せっかく自身の為に尽力してくれた四天王を…、
あっさり切り捨てる…、駒としか思っていない…ッ!!!
自分が…生き残る事しか考えていない…ッ!!!
オオカマ「さ、早くしないと、この鴉天狗の顔に…、
一生残る傷痕…、付けちゃうわよ…???
…大丈夫。私が無事逃げ遂せたら、ちゃぁ~んと開放してあげるから…。
ただし…、『生きたまま』…開放するかどうかは…、アナタ達次第よ…???」
神奈子「くぅ…ッ!!!」
仕方なく後ずさりし、逃げ道を作るみんな…。
卑怯な手段に…、なすスベはなかった…。
オオカマ「そうそう…、それでいいのよ…。
…じゃあ…、これで…、」
八雲 紫「『…これで、立場逆転ね。』」
オオカマ「…ッ???!!!」
意外…ッ!!! それは『スキマ』…ッ!!!
なんと…ッ!!! 突如『スキマ』を操って邪神『オオカマ』のすぐ脇に出現した八雲 紫が
そのまま…ッはたてを奪い取って再び『スキマ』に潜り込む…ッ!!!
トッサの事で当然…ッ!!!『オオカマ』は対処が遅れる…ッ!!!
気付いた時にはもう遅い…ッ!!!
八雲 紫は次の瞬間…ッ!!! 神奈子達の近くに…はたてを抱えて出現していた…ッ!!!
射命丸「はたて…ッ!!!」
八雲 紫「大丈夫よ、気絶しているだけ。5分もすれば意識は戻るわ。」
オオカマ「……ッ!!!??? …ックソ…ッ!!!!!!」
トッサに…しかし猛スピードで逃亡するオオカマ…ッ!!!
人質のいない…丸腰の状態では…ッ逃げる以外に選択肢は無い…ッ!!!
諏訪子「あ…あいつ…!!? 逃げる気だよ…ッ!!!」
魔理沙「逃げるって…!!? どこへ…ッ!??」
霊夢「決まってるでしょ…ッ!!! この幻想郷内で…アイツの逃げていった方角にある…
幻想結界を抜けれる場所といったら…1つしかない…ッ!!!」
魔理沙「…ッ!?? 霊夢の…ッ!??『博麗神社』…ッ!!!???」
霊夢「えぇ…ッ!!! 魔理沙…ッ!!! 先回りするわよッ!!! 急いで…ッ!!!」
魔理沙「お…っおう…ッ!!!」
2人は颯爽と飛び立ち…、迂回するように空を飛んでいく…ッ!!!
八雲 紫「…さ。神奈子にしんちゃん…。
…あなた達2人も…、はやく『オオカマ』の後を追いなさい…!」
神奈子「えッ?」
八雲 紫「…そうじゃなきゃ、この"異変"は解決しないのよ???
…だから、早く…行きなさい…!」
しんのすけ「おぉ~ッ!!! オラ行くオラ行く~ッ!!!」
みさえ「ちょ…ッ!!! どなたか知りませんけどイキナリ何ですか…ッ!!?
そんな危ない目にウチの息子を行かせられません…ッ!!!」
八雲 紫「…みさえさん…、お気持ちは分かりますけど…。
『かわいい子には旅をさせろ』…って知ってるでしょ…???
"今"がその『旅』なんですよ…。それに…、」
手持ちの扇子で口を隠しながら物申す。
八雲 紫「…彼には、あなたにソックリであなたより強い『神』…、
『神奈子』がついてますからね…???」
みさえ「で…、でもぉ…、」
神奈子「…本当に…、追いかければこの…"異変"は…、解決するんだな…???」
八雲 紫「ええ…、追いかけてって、ヤツを倒せば…ね…。」
神奈子「分かった…ッ!!! しんちゃん…ッ!!! 確か…、スペルカードはまだ…、あるわね…???」
しんのすけ「おぉ…ッ!!! とっておきのがまだ5枚あるぞ…ッ!!!」
神奈子「そうか…、なら…、話は早い…。 私達は…ッ!!!
ヤツの後を…追うぞ…ッ!!!」
しんのすけ「おぉおーーーッ!!!」
みさえ「やっぱり…、少し心配だわ…。
諏訪子「みさえさん…、ウチの神奈子を…、"信じて"…ッ!!!」
早苗「さ…、みさえさんは、安全な所に避難して下さい。外にいると、
ひまわりちゃんも風邪ひいちゃいますよ…???」
みさえ「え…えぇ…、」
諏訪子「神奈子…、」
神奈子「ん…??」
諏訪子「…あんなムカつくヤツなんか…ぶっ飛ばして来てね…ッ!!!」
神奈子「…あぁ…! 思いっきり、特大の一発をお見舞いしてやるよ…ッ!!!」
しんのすけ「じゃあ…、行くぞ…ッ!!!『スペルカード』…ッ!!!」
…さて、こうして次回、いよいよ繰り広げられる最終対決…ッ!!!
邪神『オオカマ』と神奈子、しんのすけの、
めくるめく大バトル…ッ!!!
残すはあとわずか…ッ!!!
次回…ッ!!!
いよいよ最終バトル…ッ
それでは、次回の続きを…、
乞う…ご期待ください…ッ!!!
つづく…!!!