今年も『もう1人のめぐねえ』を宜しくお願い致します!
明日から学校やお仕事の方々!少しでもお力添えになれればと年末の第8話に続き、9話と10話を同時投稿です!月曜日からの通学・通勤前に、ちょっとでもお役に立てれば幸いです。
樅路恵 SIDE
豪雨の中校舎の脇にある駐車場にたどり着いた私は、すぐに違和感に気づいた。
「この匂い・・・ガソリン!?まさかキャンピングカーから漏れているの!?」
だとしたら火器の類は使えない。改造刀も発火の可能性があるためスイッチを押せない。それ以外にも問題はあるのだが、やはりここには【奴ら】が見当たらないのはラッキーだった。
(それにしても祠堂さんは連絡した時には何も言っていなかったわよね?割れた窓ガラスからガソリンの匂いくらい気づけるはずだけど・・・。)
キャンピングカーに近づきドアを3回ノック。するとすぐに祠堂さんがドアを開けてくれた。
「来たわよ!」
「無事だったんですね!よかったです!」
「大変よ!ガソリンが漏れてるわ!」
「ええ!?・・・っ!?ほんとだ!ガソリンの匂いがする!」
「何で気づか・・・な・・・?」
車内に入りドアを閉めて、用意してもらっていたバスタオルで洋服ごと水滴を拭いている最中に私はあることに気づく。
この香り
うんまい棒の
匂いだわ
さらに何の銘柄かを推理する樅路の1句
「・・・辛子明太子味とサイコロステーキ味とコーンポタージュ味のうんまい棒を食べてたわね祠堂さん。」
「な、何でわかったんですか!?ゴミ箱にビニール袋に包んで入れたのに・・・。」
「連絡した時にも言ったけど私は科学者よ。薬品の匂いを覚えてるようなものよ。ドヤァ」
「・・・いや、あんまり関係ないような気がしますけど。」
ドヤァと胸を張ったら祠堂さんに何故か呆れられた。私に対する祠堂さんの好感度が、数時間でここまで落ちるとは思わなかった。けど落ち込んでばかりもいられない。
「ガソリンの匂いに気がつかなかったのも、お菓子を食べてたのも、何も言うことはないわ。祠堂さんが無事でよかったわ!」
「え?は、はい。ありがとうございます!」
祠堂さんの無事に安堵していると、急に祠堂さんが少し照れて私から目を背けた。なんで?
「ええと、祠堂さんどうしたの?」
「樅路さんが心配してくれたことに関しては正直に嬉しいんです。ですけど、その・・・。」
「その・・・?」
「ふ、服が・・・。チラ」
「服?ああこれね・・・。」
外はもう薄暗く、校舎の中も電気がついていなかったため、私を含め皆気がつかなかったが、私の服は雨に濡れて下着が見えていた。
「だからどうしたの?」
「いやどうしたってその・・・。」
「今は非常時よ。どの道あなたもこれから校舎まで走る間に濡れるのだから覚悟しているものだと思っていたのだけど。」
この豪雨で【奴ら】が徘徊している中「傘でも差していこう」とでも思っていたのだろうか?だとしたら危機感が足りないと言わざるを得ない。ずっと比較的安全なキャンピングカーの中にいたからかもしれないが、今から数十分間はしっかりしてくれないと困る。
「祠堂さん、もう少しだけ頑張って。私も出来る限りあなたを守るわ。3階を【奴ら】が入ってこれない安全な
「っ!?はい!」
「持っていく物は用意してあるわね!ヨイショっと。」
荷物と言っても祠堂さんが持っていたバックだが、私の物も入っている。祠堂さんの足はだいぶ回復したようだが、あまり無理はさせられない。
「手をつないでいきましょ。少しは安心するでしょう?」
「樅路さん、ありがとう、ございます。」
「いえいえ♪じゃあ行きましょう!」
キャンピングカーのドアを開けると、2人とも強い雨風を受ける。【奴ら】の奇襲を受けるより遥かにましなため、何とも思わない。そもそも私は既にずぶ濡れだし。
ドアを閉めると私達は昇降口に向かって走り出した。
祠堂圭 SIDE
数時間前に樅路さんにシップを貼ってもらって安静にしていたおかげか、走っても思っていたよりは痛くない。それにさっき樅路さんに励ましてもらったことと、こうして手をつないでいることで安心して行動出来ている。今はそれだけで十分だった。
けど、昇降口前の校庭で私も樅路さんも足を止めてしまう。私達ににじり寄ってくるのは数人の【奴ら】と
「足利先生・・・。」
「長谷川教頭・・・。」
「「えっ。」」
雷で光った一瞬だったため確信はないけど、両足が折れていてほふく前進しているのがたぶん担任の足利先生だ・・・。首が折れたままよろよろと近づいてくるのがたぶん教頭先生・・・。
「・・・行きましょう祠堂さん。今は何も考えないように。」
「・・・はい。」
樅路さんも学校の関係者なだけあって教頭先生のことを知っていたみたいだけど、今は樅路さんの言う通り作戦通りに行動することだけを考えよう・・・。
校庭の広さと【奴ら】の遅さを考えれば大丈夫だった。落ち着いて教頭先生らを避けて昇降口に入ることが出来た。
「後少しで2年C組よ。頑張りましょう。」
「はい。」
昇降口に着くと6~7人程の【奴ら】が倒れていた。
「さっき倒したわ。でも何かに気づいたら手を握ってね。」
「わかりました。」
これも作戦だ。移動中にはあまり大きな声を出せない。だから手をつなぐことでいざという時に無言で相手に合図を出せる。
(っ!?前に1人いる!)
気がつけば既に手を握られ、樅路さんは【奴ら】と対峙していた。片手は私の手を握っているため、樅路さんは動きを制限される。しかし樅路さんはもう片方の手に握られた改造刀のリーチを活かして、あっという間に倒してしまった。
「また起き上がっ!?」
今度は私が手を握ったため、すぐに樅路さんは振り向く。倒したのとは別の【奴ら】が迫っていたが、すぐに改造刀で切り伏せた。
(ありがとう祠堂さん!)
(どういたしまして!)
声に出してもいないのに、そんなやり取りをしているような気がした。このまま気を抜かずに2階の中央階段すぐの所にある2年C組まで行こうと意気込んでいたけど、その後は幸運にも【奴ら】とは戦わず教室までたどり着けた。
2年C組のドアを開けて中に入りすぐに鍵をかける。内側からなら誰でも鍵をかけることが出来る巡ヶ丘高校の仕組みに今更ながら感謝していた。室内には首と胴体が離れている【奴ら】が1人倒れているだけみたいだ。
「じゃあ私は警報ベルを鳴らしに行くわね。教室を出たら鍵をかけてね。警報ベルを鳴らしたらすぐに戻ってくるわ。」
「はい、あと少しです。樅路さんも気をつけて・・・。」
樅路さんは笑顔で頷くと、教室を出て行った。すぐに鍵をかける。ここまで樅路さんの作戦通りに進んでいる。樅路さんにとっては2度目の校舎突撃なのによくこんなことが出来ると、驚くと同時に感謝していた。
けどまだ助かっていない。最後まで気を抜かないようにしなきゃと、自分をふるい立たせる。雨に濡れて体も冷えているし、今の内に出来ることをしようと思った。
(私の教室・・・2年C組がこんなことに・・・。)
暗くてよく見えないが、時折光る雷で普段縦と横に綺麗に整列されている机と椅子が倒れ散乱し、床や壁に血糊があちこちついている。次に倒れている【奴ら】をよく見ようとして
「っ!?彩香・・・ちゃん・・・。」
10日前、パンデミックが起きた日まで普通に喋っていたクラスメイトの友達。【奴ら】になってしまい、樅路さんに首をはねられたであろう彼女の亡骸が私の足元にあった。
ジリリリリリリリリリリリリ!!!
校舎全体に警報ベルが鳴り響いた。
15分前 樅路が物理実験室から図書室に降りた直後
恵飛須沢胡桃 SIDE
無事に樅路さんが図書室に降りれたことを確認し、ほっとしたあたしは黒板を見ていた。そこにはあたしと圭に説明するための警報ベルを使った作戦の詳細(樅路さん曰く作戦成功の証明の計算式)がびっしりと書かれていた。
※以下物理実験室脱出前の回想
「『1階の警報ベルを作動させて校舎全体の【奴ら】を1階におびきよせる』なんて絶対に無茶だ!圭も『無理』って言ってただろう!?」
「私も『大きい声を出すな』と言ったはずだが。」
「大きな音を立てて黒板にチョークで計算式を書いてる樅路さんに言われたくないんだけど・・・。ていうか、それなんだよ?」
キャンピングカーにいるという圭ともう1度連絡を取った際に、樅路さんの脱出作戦と3階を【奴ら】から奪い返す作戦を聞いて、あたしと圭は猛反対をしていた。特に声を揃えて『絶対に無理』と言ったのが『警報ベルを使う』作戦だ。無線機を通しての説明だと時間と手間がかかるため『あたしが納得したら』という理由で、1度無線を切って樅路さんと作戦について話していた。
「ようは警報ベルを使った作戦が上手くいくことを証明すればいいのでしょう?説明する相手が恵飛須沢さんだから、今回は数学で使用される記号論理学の証明方法を採用するわ。さっきも言ったけど、私も化学者だからこういうのは得意な方なのよ。恵飛須沢さんも高校3年生なんだから、用語の定義についてや仮定法・数学的帰納法は勉強したでしょうし、内容は理解出来るでしょう?」
「えっ!?ええと・・・。」
あたしは泡を食っていた。パンデミックが起きて10日間、勉強なんて全くしていないし、そもそもこの非常事態に数学の証明問題が出てくるとは思わなかったからだ。そしてなにより・・・
(あたし数学は苦手なんだけど・・・)
※決して数学もではない by胡桃
物理実験室は少し暗いけど、白のチョークで書かれているから書かれた数式は見える。
見えるんだけど・・・。
証明 A≒(ZSα×2+ZSSDα×2)÷10×3+γ (A=1分50秒)
ZSα≒ZSβ×3 ZSSDα≒ZSSDβ×3 ZSβ×2≒34 ZSSDβ×2≒300
「あの・・・樅路先生・・・。」
「えっ!?な、何かしら?」
「ごめん、全くわかんないんだけど・・・。」
教師を目指していた化学者、それが樅路さんだということは知っていたけど、仮に数学が得意だったとしてもこれは絶対にわからないはずだ。
「あのね恵飛須沢さん。別にあなたに解いてもらおうとしてるんじゃなくて、私が恵飛須沢さんにわかるように解説するのよ?まだ書いている途中だし、それに読者にもわかるように解説しないとダメでしょ?」
「あ、そうだよな。樅路さんが警報ベルを使った作戦の証明するんだった。・・・ん?読者ってなんだ?」
「じゃあまずZSαとZSβについて説明するわね。」
「おい、読者ってなんだよ!?」
今樅路さんがNGワードを喋ったような気がした。
「ZSαというのは、【奴ら】の通常の教室1部屋分の道のりの歩行時間よ。速度で表すとわかりにくいからここでは歩行時間を使っているわ。ZSβは【奴ら】の最大の教室1部屋分の道のりの歩行時間よ。」
「樅路先生、質問いいですか?」
「・・・恵飛須沢さん。ごめんなさい、先生はやめてくれるかしら。」
「えっ?なんでですか?」
「先生じゃないからよ。教員免許は一応持ってるけど・・・。」
先生に数学を教わっているような気持ちになってたから『先生』ってつけたんだけど。ていうか教師になれなかったのに教員免許は持ってるのか・・・。
「わかったよ樅路さん。質問なんだけど、『通常と最大』って【奴ら】って速さが変わるのか?」
「そりゃあ変わるわよ。目的もなくふらふらしているのが通常の歩行速度、捕食や音等に惹かれて一定の目標に向かって歩いてくるのが最大の歩行速度よ。ZSα≒ZSβ×3は教室1部屋分の通常の速度でかかる時間≒最大の速度でかかる時間×3。例を挙げるなら、人間が6秒で教室1部屋分を歩く時間≒2秒で走り抜ける時間×3と考えるとわかりやすいわね。」
「じゃあ廊下で【奴ら】と戦ってた時のがZSβで、通常の歩行速度の3倍だったのか。」
「正解よ!よくできました。」
樅路さんに頭をなでなでされた。恥ずかしいけど素直に嬉しかった。こんな風に褒められたのっていつ以来だろう・・・。
「ZSSDα≒ZSSDβ×3は?」
「【奴ら】の階段を下りる時にかかる時間よ。」
「階段を下りる時にかかる時間もさっきと同じなんだな。」
「その通りよ。ただし集団で階段を下りた場合、誰かがこけてドミノ倒しのように転がり落ちることがあるけど、立ち上がる時間も考慮に含めるとだいたいこうなるの。」
「すごいな樅路さん、そんなことまで知ってるのか。でも、なんでそこまで【奴ら】のこと知ってるんだ?」
ただの化学者でもこうまで【奴ら】のことを理解出来るものなんだろうか?まるで最初から【奴ら】の研究でもしていたかのような・・・。
「何故って・・・。う~ん、一言では上手く説明出来ないわ。こんな事態だもの。生きるために少しでも【奴ら】について調べようとするのは当然のことじゃないかしら?」
「そ、そうか。そうだよな。あたしも皆を助けるためにもっと何かするべきだったかな?」
確かにあたしもシャベルをふるったり、バリケードを作ったりする以外にもやれることはあったはずだ。今後はもっとやることを考えた方がいいな。
樅路さんが何処か焦っていたような気がしたが、すぐに話題を戻してきた。
「ZSβ×2≒34が【奴ら】が教室2部屋分の通過にかかる時間で、約35秒。ZSSDβ×2≒300が3階から1階まで下りるのにかかる時間で約5分よ。」
「これは実際に計測したタイムじゃないよな。」
「そうよ。最後に(ZSα×2+ZSSDα×2)÷10×3+γ 。この÷10というのは『普通の人間の歩行速度≒【奴ら】の通常の歩行速度÷10』からきているわ。さっきのZSβ×2≒34とZSSDβ×2≒300はこの法則を利用してたてた式。次に×3はZSα≒ZSβ×3を当てはめた式よ。」
「ちょっ、ちょっと待ってくれ。ええと・・・。」
「ZSα×2が【奴ら】の昇降口分と教室1部屋分のかかる通常の時間。+γが崩れたバリケードを【奴ら】が乗り越えるのにかかる時間や教室から廊下に出るのにかかる時間等のその他かかる時間ね。」
「だからちょっと待ってって・・・ん?」
そこまで聞いていくつか疑問が湧いてきた。
「なぁ樅路さん。証明ってわりには約とかその他とかあやふやなところが多すぎないか?そもそも【奴ら】が皆同じ行動をするとは限らないだろ?」
「恵飛須沢さん。これは答えが必ず存在するテストの問題じゃないのよ?それと今回は学生の恵飛須沢さんに馴染みのある記号論理学の証明方法を採用したけど、本来こういうのは一般用法の証明方法を使うの。」
「そ、そうなのか?」
「そうよ。ただ【奴ら】が皆同じ行動をするのは確かよ。」
「え?なんでそう言い切れるんだ?」
「【奴ら】は生前の行動を無意識に繰り返すのよ。校舎に【奴ら】が雪崩れ込んだのも雨が降ってきたから。恵飛須沢さんは地震や火事が起きて警報ベルが鳴ったらどうするかしら?」
「・・・校庭に避難するな。」
「でしょう?巡ヶ丘高校では年に2回も避難訓練をしてるからね。警報ベルが鳴った時、『自分がいる場所から何処を通って避難しなくてはいけないか』も巡ヶ丘高校は生徒と教師1人1人に覚えさせているから上手くいくはずよ。」
「なるほどな。今校舎にいる【奴ら】は、ほとんど巡ヶ丘高校の生徒と教師だ。それを逆手にとるわけか。」
確かにこれならうまくいきそうだ。これなら速度とか時間とか証明する必要なんて・・・いやまてよ?
「ちょっと待ってくれ。警報ベルってどのくらいの時間鳴ってるんだ?」
「素晴らしい。いい着眼点だぞワトソン君。」
「誰がワトソン君だ。ていうかワトソン君って誰だよ?」
「当然警報ベルがずーっと鳴ってるわけじゃない。だから警報ベルを鳴らした後に【奴ら】が1階まで下りる時間を証明しないといけないのよ。」
「そもそも警報ベルなんて鳴らしたら、学校の外からも【奴ら】が入ってくるんじゃ・・・。」
「そこはもう目をつむるしかないわ。廊下にいる100人程の【奴ら】の相手をするよりはマシでしょう?」
そこまでいわれると思わずため息が出た。確かに今も物理実験室の扉をガンガン叩いたり呻いたりする【奴ら】100人の相手なんて出来ない。ここまで声を出していても扉の壊れる様子がないのは嬉しいけど・・・。
「というかこの証明の数式途中なんだよな?まだかかるのか?」
「もうすぐ終わるわよ。あまり長すぎると読者も飽きるでしょう?」
「だから読者ってなんだよ!?」
「Aの説明をしないで済むなら話すわ。」
Aの説明?A=1分50秒のことか。ん、これってもしかして・・・。
「誰かの3階から1階までの避難のタイムか?もしかしてめぐねえの?」
「・・・・・・。」
黙りこくって目をそらしていた。若干顔も赤くなってる。図星なのかよ・・・。
「いや、でもおかしいよな。なんでめぐねえの避難のタイムなんて計測出来たんだ?」
あらかじめめぐねえの避難訓練の時のタイムでも計測してたっていうのか!?やっぱり樅路さんはこのパンデミックのことを「お姉ちゃんのタイムじゃない・・・。」・・・え?
「めぐねえのじゃないのなら誰のだよ?」
「・・・。3年C組の柚村貴依さんが避難訓練でC組から校庭を出るまでにかかった時間・・・。」
信じられないことに物理実験室の扉を叩いたり呻いたりする【奴ら】の音まで数秒間止まった気がした。
以下、補足・・・とおまけ
1.大破したキャンピングカーから漏れていたガソリン・・・
そりゃあれだけ酷い運転をしたらこうなる。車内でうんまい棒を食べていた圭は、お菓子の匂いと安堵でガソリンの匂いに気がつかなかった。実は圭も危ないところだったのだ。
2.圭が食べたうんまい棒の種類を言い当てる樅路・・・
なんとなく面白いと思って俳句まで詠ませてみた。樅路もうんまい棒は好きです。
3.雨に濡れて下着が透けて見える樅路・・・
実は普段からファッションには疎い樅路。非常時であり見られているのが同性ということを抜きにしても、彼女は羞恥心も欠けていたりする。
4.複数人出てきたオリキャラ・・・
足利先生:2年C組を受け持つ美紀と圭の担任
長谷川教頭:アニメ第3話のめぐねえの回想に出てきためぐねえを叱る教頭。
彩香ちゃん:2年C組の生徒で圭の友達だった。
3人とも【奴ら】となってしまったオリキャラ。主要キャラと関わらせることで、いろいろなアクションが考えられるため登場させました。
5.胡桃の回想・・・
かなり長くなってしまったため、やむなく途中までとした。
6.【奴ら】の歩行時間や階段を下りる時間等について・・・
完全に作者の想像です。歩行速度が2種類で最大速度が通常速度の3倍等はオリジナル設定です。
7.警報ベルの作戦を数式で証明しようとしたわけ・・・
樅路は化学者であり、化学者になる前から計算で何事も解決しようとする節がありました。これまでも巡ヶ丘高校までの到着時間や、【奴ら】が自分達のいる位置までにかかる時間を計算していたのもこれが理由です。
8.それにしては曖昧な証明・・・
合理主義に近い樅路にしては、約やその他や≒等、曖昧な言葉や記号を用いていた。実は胡桃に言い聞かせていた理由以外にも理由があったりする。
その他おまけ
9.数式に使われたアルファベットについて・・・
胡桃「あれってなんて意味なんですか?」
樅路「こんな感じよ」
ZS:Zombie=ゾンビ Speed=スピード(ここでは時間)
SD:Stairs=階段 Descend=下りる
胡桃「聞くんじゃなかった・・・。」
樅路「作者の英語力はたったの5よ。」
10.読者について・・・
胡桃「これあれだよな!?メタ発言ってやつ!」
樅路「知っているのなら突っ込んじゃダメよ。」
11.柚村貴依の避難訓練で計測されたタイムについて・・・
貴依「なんでここであたしの名前が出てくるんだよ!?」
巴旗「意外な人物から名前が出てきたわね。」
照子「もしかして貴依のことが好きだった~とか?」
貴依「はぁ!?いやいやそんなまさか・・・。」
第9話は文字数が多くなったため、もう半分を10話としました。
中途半端な所で終わっていると感じる方もいらっしゃるかもしれませんがご了承ください。
細かい矛盾点等は本作設定ということでご了承ください。
誤字脱字や明らかな矛盾点等があれば、感想にてご指摘いただけると幸いです。