ユウキを愛する者の妄想物語【1章】『シュンとユウキ』 作:えんてぃ
ってもう見てる人いないかな〜なんて(笑)
遂に次話投稿です!
おたのしみあれ〜!
「え、ええええええええええええ!?」
俺とキリトの決闘が終わって、次はユウキが誰か戦いたい人がいないかを聞いた。そして、声を上げたのはアスナではなく……シリカだった。
「ちょ、シリカ!?あんた急にどうしたの!?いやまあ止める気は無いけど!あんなに勝てないですよ〜とか言ってたのになんで!?」
シリカと仲良しと言えばリズ。リズですら、いや、親しいリズだからこそ驚きの声を上げている。
それもそうだろう。シリカは普段ここにいるメンツと比べると強い相手とは積極的に戦ったりはしない。そんな子が急にこの中で最強クラスの1人。ユウキと戦うと言い出したのだ。
「リズさん。あたし今日はなんだか、やれる気がするんですっ!」
気合十分の顔でシリカは答えた。なにか作戦はあるんだろうけど、それも含めて楽しい戦いになりそうだ。ユウキもそのやる気とどんなことをしかけて来るのかという興味で今すぐやりたいという感じに了承した。
「オッケー!じゃあシリカ!ボクと勝負だよ!」
「はい!よろしくお願いします!」
両者がデュエルのため配置についた。
ユウキは少し微笑んでおり、とてもリラックスしている様子だ。
対してシリカはどう攻めるべきか、すごく考えている様子で、ユウキをしっかりと見つめてイメージしている。
「このデュエル、どう見る。クライン。」
「そうだなぁ。そりゃシリカちゃんにも頑張って勝って欲しいけど、相手があの絶剣だぜ?さすがに無理だと思うけどな〜。」
「そうは言っても、あのシリカがなんの勝算もなく圧倒的強者に挑むとも思えないぜ?」
「ふっ。シュン。お前はユウキが負けると思っているのか?」
「んにゃ全く。でも、シリカが勝つ可能性もゼロじゃあない。このデュエル、今後のためにも見逃せないたたかいになりそうだ。」
「そんじゃオレはシリカちゃんを応援するぜ!!シリカちゃーーーん!がんばれーーー!」
「今シリカは集中してるんだからだまってなさい!」
「ゴフォ!?」
シリカを大声で応援し始めたクラインをリズがメイスで吹き飛ばした。俺とエギルはクラインに向かって合掌した。
「ふふっ。」
「よし……やるよ!ピナ!」
「ピィ!」
カウント……3……2……1……0。
先にしかけたのはユウキ。さすが迷いがない。
「でやぁぁぁぁ!」
「ッ!」
ユウキが何発か隙のない剣を斬り込むが、シリカはよく見て全て躱した。
「ぇぇええええい!」
躱しながらスピードを乗せたシリカが、ユウキの横腹を狙って潜り込みながら斬りつける。
が、難なく受け流されてしまい、そのまま後方に飛ばされる。
そして、ユウキが追撃を仕掛けようとシリカに迫るため走り込んだその時。
「ピナ!!!!」
「ピィィ!」
「ッ!?」
デュエルは1対1が基本。故に、ピナの存在を気にしていてもふと忘れている時がある。それがユウキにも起きた。オマケに今のはブラフだ。ピナは何もしていない。
驚いて体勢を崩してしまったユウキにシリカが畳み掛ける。
「てやああああああああぁぁぁ!!!」
短剣8連撃、アクセル・レイド。
前進しながら高速で叩き込む。
だが、
キキキキキキキキィィィン!!
「っ!そんなっ!」
「まだまだこれからだよっ!」
ユウキの恐ろしい動体視力と反射神経により全て防がれてしまった。しかし、シリカもまだ諦めていない様子だ。
「っせい!」
片手直剣4連撃、バーチカル・スクエア。
洗練された剣撃がシリカを襲う。
「っ!くらいません!」
それを全て躱しながらユウキに攻撃を入れようとする。
それをユウキが封じて反撃する。そしてそれを躱す。そんな互角の攻防が繰り広げられていた。
「へぇ。なかなかやるじゃない、シリカ。あんなに躱したりちょこちょこ動いてると、狙撃したくてうずうずするわね。」
「し、シノのん!?だめだよ!?ダメだからね!?」
「ふふ、わかってるわよアスナ。そんなことしないから安心して。」
「シリカ……いつの間にあんなに強く……」
「おいおいおい!ありゃもしかするともしかするんじゃねぇか!?」
「どっちが先にまともなのを入れるか。なかなか見る側も熱くさせてくれるな。」
ユウキの動きはまるで剣舞のように強く激しく。
シリカの動きはまるで風のように優しく滑らかに、しかし確実に。ピナの存在もユウキを上手く翻弄出来ているようだ。
「さて……どっちが勝つと思う、キリト。」
「まだ、なんとも言えないな。けど、デュエル開始前の予想よりはシリカが勝つ可能性が大きくなっていると思うぜ。普段引け目を感じているからか全力が出せていないけど、今のシリカは自分の能力を全て出せている。正直言って俺もあそこまでやると思ってなかったから驚いたよ。」
「そうか……楽しみだな。こっからどうなるか。」
「ああ。」
そして、デュエルは終盤戦に突入した。
はい!ここまで!
焦らされるのは嫌いだが焦らすのは大好きなんです!
ということで次回お楽しみに!
次回!『数多の戦略』