ガンダムビルドトロイアス SIDEMISSONs   作:タヌベロス

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SIDEMISSON1.5 INGOT

私、タヌベロスが所属しているガンプラ作成グループにしてフォース、『BLDTroias』の妄想小説です。

 

同サイトで逸環氏が執筆している【BLDTroias MISSON1 Leo 】のちょっと後の話です。

リンクはこちら

https://syosetu.org/novel/190810/

 

なぜ1.5かって? 彼がMISSON2を書いた時にその間だってわかりやすいからだよ!

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イツワと2人でバグったミッションをこなして数日が経った。

日を追うごとにバグの報告件数は増えているが、それでもまだ運営は根本的な対策が取れていない状態が続いている。

ダイバー(このゲーム、ガンプラバトル・ネクサスオンラインをプレイしている人達の総称)

の中には独自にバグに関する調査を行い、運営に報告する者もいる。

フォース『BLDTroiaS』のリーダー、タヌベロスもその一人だ。

 

掲示板の中に建てられた、『バグ発生報告』のスレッドをメインモニターへスライドさせ内容を確認していく。

 

「討伐系ミッションの報告は多いけど採集系はまちまちだなぁ。初心者がバグかそうじゃないか見極められてないのかな?」

 

決して報告が無いわけではないが、かなり数が少ない。

流し読みの範囲では討伐系ミッションの半数どころか1/3にも及ばないだろう。

 

 

「それじゃ、そっちの方の確認に出も出てみますか!」

 

早速、コンソールからミッションの受注をしてMSハンガーへ向かう。

今回は調査なので前とは違うガンプラを用意した。

 

ハンガーには、まるで血に汚れたような塗装の施されたガンダムアストレイ・レッドフレームが鎮座している。

背に背負ったフライトユニット、ライフル、シールドまでが血染めのように見える。

総合ステータスは高くはないが受注したミッションをこなせるだけの能力はある、そう判断しての選択だ。

手元にコンソールを出し、搭乗ボタンを押すと瞬時にコックピットへと移動する。

 

「『ブラッディアストレイ』タヌベロス、出撃!」

 

 

目的地への移動の間に作戦を立てる。

サブモニターに映し出された内容でミッションの確認だ。

 

 

MISSON

RANK:D

 

『フォースネスト家具収拾 鋼鉄編』

 

【ミッション地】

アフリカ東部、キンバライド基地

 

【ミッション内容】

かつての戦争で鉱物資源の採取がされていた基地をMSが占拠している。

適性MSを排除し、資源を回収せよ!

※このミッションは何度でも受注可能です※

 

【敵性MS】

作業型ザクタンク×8

砲撃型ザクタンク×6

突撃型ザクタンク×3

マゼラアタック×12

 

【勝利条件】

 

敵機の全滅

 

【敗北条件】

 

味方の全滅

 

 

 

「ちょっと数が多いけど、何とかなるでしょ」

 

 

 

────キンバライド基地

 

 

 

精密射撃用スコープを展開し、遠方から状況を確認する。

 

「基地外部にマゼラアタック3機編隊が4つ巡回中、タンクは……基地内部に砲撃型が6つ見えるけど、突撃型はあのMMP-80装備か?」

 

おおよその配置を確認し、巡回するマゼラアタック部隊へ照準を移す。

距離700m。十分に狙撃範囲内だ。

ライフルのチャージ数4、リチャージ回数は8。合計32発。

 

「あまり余裕はないが、時間をかければやれるな……」

 

巡回中の編隊最後尾にレティクルを合わせる。

センサーが周囲の環境を読み取り、自動で補正をかける。

タヌベロスはこの作業が好きだ。

規則的な電子音と、射撃準備完了を知らせるブザー音が心地よく感じる。

ゆっくりと引き金を引き、敵を破壊する。

シュゥゥゥゥウン 独特な発射音の後に敵が爆散していく。

その瞬間が最高に気持ちがいい。

 

「あと3つ」

 

一度補正を完了させたセンサーは、近い距離であれば殆ど誤差無く標的を射抜く。

素早く3射し、編隊を殲滅する。

 

「あと3編隊、バレる前に移動かな」

 

ライフルのチャージを待つ間にビームサーベルを抜き地面を薙ぎ払い砂埃を立てる。

血に染まったような色が迷彩効果を発揮し、敵の索敵よりも素早くこの場を離脱する手助けをしてくれる。

低所と高所の移動を繰り返し、敵に見つからぬように残りの編隊も処理せねば。

 

 

 

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─────

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───

──

 

 

 

周囲を警戒するマゼラアタック部隊を破壊し、残りは基地内部のザクタンクのみ。

これで敵に発見される恐れは殆どなくなった。

スラスターを吹かし高所へ陣取り、再び基地の様子をうかがう。

 

「さてと、残りは──なんだ、あれ」

 

ザクタンクが、いない。

代わりに、もっと大きな戦車が陣取っている。

ザクタンクの数倍の長さの巨体と、そこから飛び出すほどの大きな砲門。

伏せたような位置に輝くモノアイ。

その数9。

 

「おい、あれはヒルドルブじゃないか!」

 

戦闘中は脇へ押し込んであったサブモニターを取り出し改めてミッション内容の確認をする。

が、やはりヒルドルブの情報はない。

 

「これはログを取って掲示板と運営に報告っと」

 

手早くシステムコンソールを開き、ミッション内容と戦闘ログ、そしてコックピットに映し出された映像を保存する。

そしてGMコール……問い合わせ窓口に情報を添付して送信する。

 

「後は、アレをどうするかだよな……」

 

ヒルドルブの脅威度はザクタンクとは比にならない。

機動力、火力、防御力。どれをとってもザクタンクより遥かに上だ。

ビームライフルを直撃させれば1撃で撃破できるだろうが、弾数は4発。

リチャージが終わるまで、ヒルドルブ5機の猛攻をしのがねばならない。

主砲5門、120㎜ザクマシンガン10門の弾幕をだ。

 

「遠距離狙撃はダメだ。向こうの方が射程が長い上に、一度アタリを付けられたら地形を破壊されてジリ貧だ」

「なら一気に切り込むか?両手にサーベルなら火力も……いや、撃破できる保証がないし一度でも被弾したらそこからハチの巣にされる」

 

万事休すとも思われたその時、システムウィンドウにホップアップが灯る。

 

「GMからのコール?」

 

問い合わせの回答か?そう思いメールウィンドウを開く。

 

『こちらGBN運営。問い合わせ内容からミッション内容の不備を確認した。

 本来は即時対応すべき現象であるが、現在原因を解明中の為それは難しい。

 それ故に、一時的に貴殿の指揮下としてガードフレームを4機派遣する。

 バグ情報の収集の為、積極的にガードフレームを前線で戦闘させてほしい。

 それでは、健闘を祈る。 GBN運営』

 

ガードフレームとは、GBN内部で起こったトラブルなどの解決に用いられるMSだ。

普段は一般的なガンプラ程度の性能だが、任務中は特別な権限により超高性能MSと化している。

本来はダイバーが指揮できるものではなく、運営の意思に沿って極めて厳格に任務を遂行することを目的としているが。

 

「それを、4機も指揮下にいれていいのか!?」

 

これはまたとない経験で、そして勝算だ。

ガードフレームならヒルドルブの主砲に耐えられるかもしれない。

 

近距離レーダーに後方から4つの友軍反応が近づいてくる。

真っ白なボディに携行性の高いビームガンを装備したガードフレームが4機だ。

 

 

「これならいけるぞ……作戦は1つ!全MS突撃!!」

 

 

号令の元、4機のガードフレームが砂塵を巻き上げながら基地へ向かって突撃していく。

聞いていた通り高性能な4機は、信じられない速度で進んでいく。

それに気付いたヒルドルブも砲撃を開始するが、ガードフレームはその合間をすり抜けていく。

距離が400mを切ろうというところでヒルドルブが変形。

砲身を持ち上げて胴体を露出させ、格納されていた両腕を取り出しマシンガンの弾幕を展開する。

 

「よっしゃ!美味しいとこ貰っとこ!」

 

タヌベロスもビームライフルで援護に入り、接近しながら的確にヒルドルブのマシンガンを破壊していく。

 

ガードフレーム達がビームガンを斉射し1機、また1機とヒルドルブが爆散していく。

圧倒的な性能差がヒルドルブを蹂躙し、タヌベロスが到着する頃には敵は全滅していた。

 

「うわ……ガードフレーム本当に強っ……なんかあっても喧嘩ふっかけちゃダメだなこれ」

 

まだ確認していないのは基地内部で作業をしているはずの作業型ザクタンクが8機。

これだけを確認して、問題が無ければミッションクリアだ。

ガードフレームを随伴モードに変更し、基地内部へと侵入していく。

 

基地内部は薄暗く、入り組んだ構造になっていた。

もちろん事前に調べた情報で道順は把握している。

その余裕から周囲の景色を見渡すと、足元には大きな軌道が敷設されかつては鉄道輸送をしていた名残が感じられる。

 

「さすがは採掘基地ってところか」

 

総時間もかからずに最深部に到着した。

作業型ザクタンクは8機すべてが壁に埋まり身動きが取れなくなっている。

試しにビームサーベルで切り付けてみるが、当たり判定も無いらしく破壊できない。

 

「このミッションは詰みってことか……」

 

この光景を記録し、改めてGMへ問い合わせとして情報提供をした。

勿論、ガードフレームもこの情報を記録しているだろう。

 

「それじゃ、無理だしリタイアかな」

 

コンソールからミッションリタイアを申請。

まもなくして受理され、エリア制限が解除されると同時にガードフレームが指揮下を離れてどこかへ立ち去って行った。

 

「収穫ゼロかー……ちょっと残念だなぁ」

 

落ち込んだ気持ちのまま、フォースネストへ向けてMSを駆った……

 

 

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───

──

 

 

後日

 

あのミッションの事を掲示板で報告してからは、採集系ミッションのバグ報告も少しづつ増えてきているようだ。

その様子を見てアレは無駄じゃなかったんだなと思っていたところ、フォースネストに来客を知らせるブザーが鳴り響く。

表を確認するが人の姿はなく、添付メール付きでロックのかかったデータボックスが置いてあるだけだった。

一応それを持ち帰り、添付メールを確認する。

 

『こちらGBN運営。

 先日はバグ調査に協力して頂いて感謝する。

 ミッションログと収集した情報から、貴殿が適切な報酬を受け取れなかったことを確認している。

 こちらとしては、調査に協力して貰いお礼をしたいところでもあったので、正当な報酬としてミッション報酬を配布する形で対応させてもらう。

 今後もGBN内で不審な動きがあれば、運営への報告をよろしくお願いする。 GBN運営』

 

読み終えるとデータボックスのロックが解除され、中身は本来ミッションで得るはずだったよりも少し多い量の資源が入っていた。

 

「運営も粋なことをするなぁ……あ、これでフォースネストにやっとMSハンガー中が設置できるぞ!!」

 

誰のMSをそこに設置しようか、そればかりを考えるフォースリーダーだった……

 

 

 

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というわけで、『BLDTroiaS』よりタヌベロスがお送りしたGBNのある一幕です。

同フォースメンバーの逸環氏に発色されての事で、普段はこういった文章を書かないので非常にお見苦しかったと思います。

 

使用した機体はそれぞれ、GUNSTA様で見る事が可能です。

 

マナーを守って楽しくガンプラバトルを!

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