魔法少女リリカルなのは~魔神と契約した転生者~ 作:真庭猟犬
12月23日
『奇跡を起こす程度の能力』を『架空の存在を現実に変える程度の能力』に変更しました。
「………ってえ。死に際でも痛えもんだな」
体が段々冷たくなっていくのを感じつつ、曇り空を見上げる。
ついさっき車に轢かれたから死が眼前に迫ってるのは否応なく解っている。視界は薄れ、感覚も失っていってるのに『冷たい』って感じと『痛い』のは強くなっていく。死にたくないと言って死んだ人の感覚もこんなもんだったのか?
「はは……、死ぬっつうのはかなり痛くて、…怖……い……もの………か。生きたかった、なぁ………」
自嘲気味に呟いてから俺は生きる事を辞めた。ただ間が悪かったとしか言いようのない最期だった。
★ ★ ★
『おーい、起きろー』
「……いってぇ。ってどこだここ? そんでお前は誰だ?」
ペシペシと頬を叩かれる感覚がしたので目を開け、上体を起こす。何故か回復している視界に映ったのは霧が建物の上半分を隠している中世の街並みと複数の色が混じりあってるのに綺麗としか言いようのない髪の少女だった。
「うん、起きたね。ここは生と死の境目。ボクは転生系二次創作で出てくる神だよ」
「あー。所謂テンプレってやつか?」
「そんな感じだね。お約束として転生特典は何にするんだい? ちなみに転生先は『魔法少女リリカルなのは』だから」
あれって魔法でドンパチするシーンあったよな。だったら……
「ソードワールド2.0の技能で
「うっはぁ、一つ目だけで欲張ってるねえ。けど面白いから良し!」
「デーモンルーラーについてだけど、苗床や供物、契約書とかのあれこれってなしに出来るのか?」
「うーん。さすがに無理かな。けどあの世界じゃ非合法かつマジもんの犯罪者に一直線だし……」
神は暫く悩んだ後俺にこう告げた。
「魔神達に勝利して契約を結ぶしかないね。力を示して契約を結ぶ事はできるから。技能は全部レベル15にしておくし、種族特徴と能力に加えてデバイスも渡すからさ」
「それをやるのは良いけどさ「あ、良いんだ」転生したら俺最初は赤ん坊じゃねえか? 魔神との契約とかに耐えれるのか?」
これが一番の疑問。
契約にも色々あるが、体の何所かに痣が浮かんだり変な状態になるとかは勘弁願いたい。
「そこは上手く交渉するしかないよ。こっちもこっちでなんとかするからさ。それじゃあのゲートから出発できるから契約が終わって戻りしだい転生させるよ」
「ったく、行ってくる」
ゲートをくぐり、魔界へと突入する。転生前の大仕事といきますか。
魔神戦はほとんどカットします。
戦うのは3、4回くらいです。