傭兵さんと戦術人形   作:AZAZEL

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何となくの改訂版

気が向いたら今出してる分のヤツを改訂します

新話を出すかはちょっと分からないです


改訂版
改訂版:始まり 1


この世界は一回終わった……まあ比喩みたいなもんなんだが、ただ実際ほぼ滅んだに近い終末世界ではあるけど

 

コーラップス液(崩壊液)ってとんでも物質の所為で、E.L.I.Dとか言うリアルバイオハザード化が起きちゃって

 

(安全地帯を賭けて)何が始まると言うんです?第三次大戦だ(ガチ)

それも10年前くらいに終結した訳だが

 

そいで本題だが、大戦中に戦術人形とかいうのが生み出された

人間そっくりだが純度100%の完璧なロボット、それでいて人間よりも遥かに高性能ときたもんだ

 

こうやって自動化が進む訳だ、これじゃ人のやることが無くなっちまうだろうがよ

 

有名な製造所はIOP社と鉄血工造…そして俺は今まさに、鉄血工造で警備の仕事をしているところだ

 

「おい、次お前の番だぞ」

 

「ああ悪い、それじゃあ引かせてもらおうかな」

 

「……げっ」

 

「あから様な反応するなよ、高性能AIの名が泣くぞ」

 

「は、はぁ?別にビビってねぇからな!」

 

わっかりやすこの戦術人形、本当にロボットかお前

 

警備とは名ばかりに、こうして鉄血製人形の中でも飛び抜けて超高性能……ハイエンドモデルと呼ばれる子達と遊んでる

 

決して職務怠慢では無い、正直人間の俺が見廻るより鉄血人形が見廻った方が効率も良いのだ

 

今は処刑人(エクスキューショナー)狩人(ハンター)、あと破壊者(デストロイヤー)とかいう物騒な名前のツインテ幼女と空き部屋で絶賛ババ抜き大会

 

「じゃあ次は私ね……はい、ラスト」

 

「げっ、ハンターはリーチか…」

 

「次あたしなんだから早く引かせなさいよ……あっがりー!」

 

「また君が1抜けか…何か強くない?」

 

デストロイヤーとか言う名前だけど、はしゃぐ姿は完全に年相応に見えるから割と和む……まあ使ってる武器はかわいくないけど

 

それに処刑人もハンターもえらい美人だ、目の保養にはなる

 

ただし戦術人形と言うのを忘れてはならない……だが何故か知らんが、戦術人形達は揃いも揃って美人揃い

 

製作者の趣味ですかねこれは、まあ別に人だろうがロボットだろうがあんまり気にはしないけど

 

「私も上がりね」

 

「また俺と処刑人の一騎打ちかよ、よっしゃ掛かって来な」

 

「今度こそオレが勝つからな!」

 

「やれるもんならやってみな、このポンコツが」

 

「なっ!?鉄血じゃそれは喧嘩を売る言葉だぞ、かかってこい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐ、ぐぬぅ……!!負けたぁぁぁ!!」

 

「本当に高性能AI積んでるのかお前…表情がバレバレじゃん」

 

「処刑人ってホンっト、コロコロ表情変わるよねー」

 

「それな……て言うかちょっと待って、誰の許可を得て俺の膝に座ってるんだええ?サラッと居座るな」

 

「何でよ、別に減るもんじゃないし良いじゃん」

 

「いやまあ減りはしないけどさぁ……」

 

何でこんな距離が近いねん、親戚のおっちゃんか俺は

 

鉄血の製造工場勤務になってかれこれ数ヶ月、最初は結構事務的な対応しかしてなかったしされてなかったんだが……

 

これも仲が深まったって事で、作戦を遂行する上で信頼ってのは必要不可欠だし仕事と考えればいい事だよね

 

「あら、またこんな所でサボりですか?」

 

「おん?スケアクロウか…まあ、その何だ……休憩中だよ」

 

「警備をする人間がその様な態度で宜しくて?代理人に怒られても知りませんわよ」

 

「うーんそれは勘弁願いたいが、何だかんだと言って割と優しいぞ代理人」

 

「はぁ……全く、代理人は代理人で甘いですわね」

 

案山子(スケアクロウ)……ガスマスクを付けたハイエンドモデルの一体

 

自分じゃ劣化種とか言っているが、複数のビットを操るんだからそれなりに良いAIを積んでおられるんだろう?

 

まあ俺は人間、向こうは戦術人形…価値観が違うのかもしれないけど

 

「私もそろそろ戻りますので、程々にして仕事に戻って下さいな」

 

「了解了解……で、何で隠れたんだよお前ら」

 

「そりゃあオレ達が見つかったら、お前よりお小言貰うからな」

 

「成程、詰まり堂々とサボって来た訳だな?」

 

そう言うと三人は明後日の方向に顔を逸らした…貴様らいつも暇だと言って俺の所に来ていたよな、俺は知らんぞ全く

 

そんなんだからお小言貰うんだろ(ブーメラン)

 

「おやおや、職務怠慢とはなぁ……これは代理人に報告だな」

 

「おぉい!ちょ、ちょっと待て!それを言ったらオレ達だけじゃなくお前だってそうだろう!?」

 

「死なば諸共ってやつだよ、説教を受けるなら1人より大人数で受けた方が何か気が楽だろ?」

 

「くっ…!代理人には、代理人だけには…!!」

 

「そんなに嫌なの……」

 

「あたしだって怒られるのヤダもん!」

 

だったら真面目に働けばいいのでは?ブーメラン乙とか五月蝿いんで、俺は効率を想ってこうしている訳でしてね

 

言い訳とかじゃないから、俺なりに考えてるだけだから

 

「私がなんでしょうか……?」

 

「げっ!!……だ、代理人」

 

「貴女達、堂々とサボって遊び呆けるとは……いい度胸ですね?」

 

「い、いや待ってくれこれはだな……!」

 

「問答無用です、こちらへ来なさい」

 

三人共仲良く部屋の外へ引き摺られて行く、処刑人が助けを求める様にこちらへと手を伸ばしてきた……が、俺は顔を逸らした

 

悪いな、俺でも代理人はちょっと怖ぇんだわ

 

「南無三、許せ処刑人…俺じゃ代理人には勝てんのよ」

 

「仲良くサボってた仲間だってのに、随分と冷たいのね?」

 

「……いつの間に居たんだ夢想家」

 

「さっきから熱い視線を送っていたのに、全く気が付いてないなんて悲しいわ…」

 

「んな事思ってもないクセにようスルスルと言葉が出てくるわな」

 

「あたしに対して結構言うわよね?」

 

「得体の知れない者同士、お互い様だろ」

 

いつの間にか俺の隣に立っていたハイエンドモデル、俺が未だに慣れない唯一の人形…夢想家(ドリーマー)

 

錬金術師(アルケミスト)の方がまだ扱いやすくて助かるんだがな……夢想家は説明書があったとしても上手く扱える気がしない

 

「生身の人間のクセに、戦術人形相手に読ませないなんて良くやるわ」

 

「ポーカーフェイスには自信があるんでな」

 

「そういうところ、あたしは嫌いじゃないわ」

 

「好きでもないってか」

 

「あら、じゃあ好きって言って欲しいの?」

 

「いやぁ、別に」

 

「そんなに言って欲しいなら嫌になるほど言ってあげるけど?」

 

「いやいやいーい〜そう言うの、鳥肌立ちそうだからやめて」

 

「なんだよツれないなぁ」

 

夢想家の言葉ってなんか1つ1つがネバネバしてるって言うか…何か粘着質なんだよね

 

そんなんで囁かれた日には夜も眠れねぇよ……

 

「て言うかお前仕事はどうした」

 

「代理人があの三人を相手にしてる間はサボり、サボるって言うのは頭を使って行うのよ」

 

「抜け目の無いこってぇ…」

 

「まあそろそろ戻るわ、じゃあまたね」

 

「はいはい」

 

そう言って上の通気口へ潜って行く夢想家……お前そっから来たの、そんなん分かる訳ないやんけ

 

ドアが開き、代理人が入って来た…立ち位置的にはハイエンドモデル達の統括辺りだろうか、仕事は出来るしいい女だ

 

見た目なんてもうスゲェの、お団子ヘアーにメイド服で極めつけはヒール付きのブーツだぜ堪んねぇよ

 

「あー……お疲れ様、代理人」

 

「全く揃いも揃って…貴方は貴方で何を遊んでいるのですか?早く持ち場へ戻りなさい」

 

「悪かったって、そんなに怒るなよ」

 

「はぁ……いくら私達が見廻っているとは言え、もしもの事があった時の為に貴方が居るのでしょう」

 

「ぐぅの音も出ませんわ」

 

「……休憩という事にしておいてあげますから、早く行きなさい」

 

「お慈悲をどうも代理人」

 

「一応貴方には借りがあります……ですが、今回だけですよ」

 

借りって程の借りでもないだろうに……何度か武装集団の襲撃があった時に、邪魔にならない程度でお手伝いをした時の事だ

 

戦術人形とは言え、全知全能では無い…ヘマもするしミスもする

 

一度だけ代理人を庇った事があった、ただそれだけの事…本音だってハイエンドを傷物にして始末書とか勘弁願いたかったからだし

 

「俺は傭兵だ、使えなくなったら棄てられる…使い棄ての道具に過ぎん、そんなのより高性能人形様を守る方が余っ程いいだろう?」

 

「……そう言った物言いは腹が立ちますね」

 

「おぉい怒るこたァねぇだろ?確かに隊列が崩れると他にも迷惑掛かるってのは分かってるけどさァ」

 

「……はぁ、まあ良いです…早く仕事へ戻って下さい」

 

「ういういっす」

 

部屋から出ていく代理人を見送り、俺も部屋から出る……同じ事を言うよだが、俺なんかが見廻りするより人形達にやらせた方が良いでしょ

 

とは言えだ、金を貰って雇われてる事実がある以上…俺もここでだらける訳にもいかない

 

さて、愛銃片手に見廻りと行きますかね……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺の持ってる武器は少し特殊で、とある武器会社から試作品として貸し出されている物なんだが……これがまたスゲーのなんの

 

『GRINDER』、アサルトライフル…分厚い鉄板すらブチ抜く特殊弾丸に加え、そんな威力のクセして反動がほぼ無い、もう静寂

 

『JUDGMENT』、ハンドガン…GRINDERに引けを取らない威力を誇る3点バースト式、センサーで標的との距離を測りセミオートにも変化する

 

これが今俺の持っているトンデモ兵器達だ…本当、コイツらのお陰で何度命拾いしたか……あの会社には頭が上がらねぇよ

 

「まあ、傭兵さん」

 

「おお侵入者(イントゥルーダー)…お前も見廻りか?」

 

「そんなとこですわ、傭兵さんも同じく見廻りでしょうか」

 

「そうだよ、元気いっぱいに仕事中…とは言っても、鉄血人形も見廻ってる中で生身の俺が出来ることなんて…まあ、そんなに無いけど」

 

「その様な事はありません、わたくし達がどれだけ貴方に助けられた事か…いつでも頼りにしておりますわ」

 

「そいつは嬉しい限りだねぇ……」

 

「おや、これは信じておりませんわね…そんな謙虚なところも好意的ですわ」

 

「これでも素直に喜んでる方だよ…じゃあ期待に応えるべく、張り切って仕事してきますよ」

 

見廻りしてると、何故かイントゥルーダーとよく鉢合わせるんだが……そんな偶然が何度も続くもんなのかね

 

まあそんなの気にしたってしょうがない、と言えばそうなんだが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもの巡回路を大体廻ったかな、しかしここは製造工場の中心だけあって警備も厳重だな

 

本当、何でこんなハイエンドも彷徨くようなガッチガチの場所に送られたのやら……て言うか、鉄血側も何で傭兵なんぞ雇ったんだろうか

 

と、その瞬間……けたたましく警報が吠え出した

 

「えぇ……せっかく巡回業務も終わりそうだってのに…」

 

『おーい!生きてるかー!?』

 

「うおっ、ビックリした…珍しいっすな、いきなり無線なんて繋いで」

 

片耳に付いたイヤホン型無線機から上司、もとい副隊長の声が聞こえてきた

 

あと後ろからすんごい銃声聞こえてるけど、戦闘中か?確か俺と同じで鉄血の製造工場が派遣先だったと思うが…もしや侵入者?

 

「それで何の様だ、後ろの銃声が死ぬ程うるさいからさっさと要件済ませて欲しいんだが」

 

『そうしたいのは山々何だけどなっ…!こっちも立て込んでんだ、手短にいくぞ…とにかく鉄血工場から逃げろ、即刻ゥ!!』

 

「はぁ?何でまた……」

 

『とにかく早く逃げるんだよ…っと、警備のお次は脱出作戦DA!細かい事情は後で話すが、ザックリ言えば鉄血人形の統括のAIがイカれたらしい』

 

「な、何だってー…ってオイ、それマジで言ってるの?……うわぁ、マジか」

 

『その反応……エンカウントしたみたいだな』

 

「そりゃ見廻り中ですもん、しますわな」

 

ヴェスピドと呼ばれるアサルトライフルを持った量産型が三体、俺に銃口を向けていた

 

直ぐに近くにあった岩へ身を隠す様に飛び込む、それと同時に向こうも発砲してきた

 

「あっぶね、死ぬかと思った」

 

『取り敢えず状況は理解出来たか?コッチもコッチで大変なんだ…っよ!取り敢えず生き残る方針で舵を切れ!』

 

「その様で……はぁ、楽そうな警備だと思ったらこれかよ…ツいてねぇよ」

 

『ああ全くだ…あと一応、事態がすぐ収束するかもしれん……あんまり鉄血人形には傷物を付けない様に心掛けてもらって良いすか?』

 

「資本主義者め…んな事言ってたら死ぬわボケ」

 

『ハイエンドじゃなくても戦術人形って腰抜かす程高ぇんだよ……これもしかしたら俺に責任飛んでくるかもしれんだろ?』

 

「何でしょー聞こえません、磁気嵐の様ですな独断行動を行います」

 

『ちょちょ待てよ!分かった!今度好きなだけ呑ませてやるから!』

 

「チッ…しょうがねぇな、それでもある程度はコラテラル・ダメージだと思って諦めてくれよ」

 

『その手があったか!よし!これから俺がぶっ壊すのも全部コラテラル・ダメージって事だな!!』

 

その言葉と共に上司の声は砂嵐の中に消えた……本当に磁気嵐が出てきちゃったよ

 

何やら吹っ切れて暴れ出す寸前の雄叫びっぽいものが聞こえてきたが……まあいい歳だし、自分で責任取るでしょ

 

「さて…取り敢えず蹴散らしますか」

 

定期的に威嚇射撃を行っていたヴェスピド達、向こうも遮蔽物に身を潜めている…まあ俺の愛銃には関係ない、遮蔽物ごと撃ち抜くのみ

 

岩陰から飛び出し、横薙ぎに掃射…遮蔽物ごとヴェスピド達を蜂の巣にし、再起不能へと追い込む

 

トリプルキィィル、その程度では俺の弾丸など防げる訳があるまいて

 

「……ん?待てよ…鉄血の統括AIがイカれた…?こりゃあ、とんでもねぇ貧乏くじを引いたかもしれんなぁ……」

 

ハイエンドモデル達もダメじゃないかコレ……そんなん俺詰んでるんですけど〜、大元AIがダメだからダメかなやっぱ…

 

叩いたら治らないかなぁ、やっぱあの手に限るよな(その手しか知らない)

 

「とにかく嫌な事は忘れて、脱出に専念…おっと、危ない」

 

間一髪で壁へ隠れる、スコープの反射光に気が付けて命拾いしたな

 

確かイェーガーだったか?さ、狙撃持ってる戦術人形って……しかし、何だ今の弾道…確実に足を撃ち抜きに来てたな

 

ハートショットもヘッドショットも狙えるあの位置で…何故、わざわざ足を?

 

「……深く考えても仕方がないか、まあラッキーつう事にして……あらぁ、コレはラッキーじゃないな」

 

「私はラッキーだと思いますわよ……さて、傭兵さん…大人しく着いてくるか、力ずくで連れて行かれるか…何方がお好みでしょうか?」

 

「嫌な二択だねぇスケアクロウ…その様子じゃ話も聞いてくれそうにないし、今日のところはお暇させて貰うよ」

 

「そうですか、貴方を傷付けたくはありませんが…不本意ながら、力ずくでいかせてもらいますわ」

 

「まあそうなるか……だが生憎、遊んでる暇は無いんでな」

 

「なっ!?」

 

さっき拾っておいたスモークグレネードを地面へ叩き付け、煙幕を辺りに散らす

 

ビットがあるとは言え、標的が見えてなきゃそれなりに時間は稼げるだろう

 

あとはフラッシュバンでも有れば、逃避行には最高なんだがなぁ……ないものねだりは惨めになるだけだな

 

「くっ、流石ですわね…ですが逃がしませんわ!」

 

「……一先ずは撒いたか」

 

実を言うと近くの物陰に隠れてただけ、一応足跡を別の方向へ残しておいた…そっちに向かってくれてたら御の字

 

さてどうしたものか…正面の入口は施錠もクソも無い扉なのだが、見た感じどうやら俺を捕まえようとしてる……絶対固めてるよな、扉

 

ここは大人しく中央監視センターにでも行って、状況把握と洒落込むか

 




ドルフロ2ちょっとやったけど、そもそも無印すらちゃんとやってなかったから話が分かんないのなんの
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