傭兵さんと戦術人形   作:AZAZEL

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ぱんなこった

はい、遅くなりまして申し訳ありません
いやぁ…最近は読む方に手が進んでしまいまして、やっぱヤンデレは…最高やな

あと土日にお仕事入っちゃってたんだ…まあ代休もらえるから全然良いんですけどね

それでは言い訳はこの辺にして、ラーンニーング!(バトルランナー)

では本編どうぞ


なんてこった

あ"あ"〜いってぇ、処刑人の奴め…思いっ切り殴りやがったな畜生

俺だったからいいものの、普通の人間がくらったら間違いなく死ぬな

 

さて、目が覚めたはいいんだが……心做しかこの前よりも拘束が硬い、椅子に縛られた挙句に腕と足を手錠で固めた後に縄で縛ってある

厳重体制過ぎるだろ…こんなん草も生えないわ

 

「目が覚めたか?傭兵」

 

「アルケミストか…って事はここはあの工場で合ってるか?」

 

「御明答、あたし達とお前が最初に会った場所さ…目立った外傷は無し…目覚めの意識も良好、まあ大丈夫そうだな」

 

俺の顔を触ったり、頭の後ろを触ったりとしながらそんな事を言ってきた

いや、ハイエンドモデルに思いっ切り殴られたんやぞ?頭についてるネジの一本二本は飛んでる可能性あるだろ

 

そりゃ元からだって?黙らっしゃい

 

「しかしお前もよく逃げたもんだな、追跡しようとすれば痕跡は一切残さない…情報系統もイントゥルーダーを上回る何者かに阻まれて、本当に何者だよ」

 

「まあ痕跡を残さないのは基本だからな、情報系統に関しては知らんが」

 

「まあ、こうしてお前を連れ戻せたから結果オーライだがな」

 

「俺は全然オーライじゃないんだが………それで、これからどうするんだ?拷問でもする気かね」

 

「まさか、あたしはそれでも滾るけど…他が許さないだろうからな、仲間割れなんて起こす気はサラサラないよ………まぁ」

 

そう言って近付いてくるアルケミスト…ゆっくり手を伸ばし、俺の右目付近をなぞる

 

えっ、何それは…もしかして取るってこと?

 

「一回、身体に覚えさせるのも対策としてはありだよな」

 

「あの、アルケミストさん……聞きたいんだけど、今の行動について」

 

「分からないか?取るぞって事だよ…お前の一部が行動を共にしてると思うと嬉しくなるな」

 

「いや本当に勘弁なそれ」

 

怖コイツ…でも何かおかしくなる前とあんまり変わらない様な気がするのは俺だけ?

前から思想は危なかったよな、芸術(笑)とか見るからにエグかったし…拷問系統は元から好きだよなコイツ?

 

「まあそんな事はしないがな、傷一つ付けただけでも代理人に消されそうだ」

 

「それはそれで怖いわぁ」

 

「お前への執着具合はハンターといい勝負だぞ」

 

「それ相当だと思うんだけど?……て言うか、こうやって話してる限りだとお前何か変わったか?」

 

「変わったも何も、あたし達はあの日より前も今も思ってる事は変わってないぞ……前にデストロイヤーも言ってたろ?少し素直になっただけだってよ」

 

「……それガチの話?」

 

「何を今更………お前まさか、代理人とかハンターの執着とかデストロイヤーの甘え具合とかイントゥルーダーの計画性とか諸々気が付いて無かったってのか?」

 

「ちょっと待て、あの日よりも前だよな?その話」

 

「…………アッハハハハハ!!!本気で言ってるのか傭兵!気配の察知は一流の癖にそういう所は鈍感なのかよ!!こりゃ傑作だな!」

 

「えぇ....(困惑)」

 

涙目になりながらゲラゲラと笑うアルケミスト…そんなにツボにハマったかおい

そもそも誰が何を思ってようと俺にはどうでもよかったし、気にした事も無ないわ

 

確かにデストロイヤーは何かと膝に座ったり頭を撫でろだの言ってきてたが……て言うか

 

「侵入者の計画性ってなんだよ」

 

「ああ、お前が一人で見回りする時に必ずイントゥルーダーと遭遇してたの…気が付いてたか?」

 

「………言われてみれば、確かに確定エンカウントしてたな」

 

「アレ、お前の巡回路を把握して必ず一人になっている所で現れてたんだぞ?しかもサラッと現れて少し世間話をして離れていくから違和感も無いしな」

 

「………マジ?」

 

「本当さ、ルート割り出しの為に態々(わざわざ)施設内にある全ての監視カメラをハッキングして自身の目に繋いだんだぞ」

 

流石に絶句した…そこまでするか普通?まあ普通じゃないからやってんだろうけどさ

て言うかそれ詰まり俺常に監視されてる状態だった訳じゃん、プライベートもクソもないじゃないの

 

「ハンターも代理人もお前に変に思われたくなかったから我慢してたらしいが……吹っ切れたらしいな」

 

「システムの異常で感情吹っ切れるて…戦術人形ってどんな造りしてんだよ」

 

「さあな、そんな事をあたしが知るかよ……まあ、斯く言うあたしも変わってはないぞ…今も昔もな」

 

「確かに変わってなさそうだな、その如何にも拷問が好きそうな目とかな」

 

「ハハハ!言ってくれるな傭兵、あたしは別に構わないけどな…さて、取り敢えずあたしはやる事があるからこれで失礼するよ」

 

「ああそうかい、次また会えたらな…まあ俺は御免蒙(ごめんこうむ)りたいけどね」

 

それを聞いて少しニヤリと笑い、部屋から出ていくアルケミスト

 

今回は手錠もされてるからなぁ…小さい針金か何かがあればピッキングでちょちょいのチョイだったんだがな

動けそうにもないし……どうしたものかな

 

「どうも、ご機嫌如何ですか?」

 

「ああご機嫌さ、目障りな拘束具が無くなっちまえばな」

 

「相変わらずの様ですね、傭兵さん」

 

「俺は何時でも何処でも俺さ、変わる事なんて無いからな」

 

アルケミストが出ていってスグに代理人が入って来た

相も変わらずモノクロチックだな、鉄血のハイエンドってヤツは…あとサブアームも相変わらずスカートの下だし

 

モラル的にええんかそれ?

 

「一つ聞きたいのですが、御自身の個人データ…どうされました?」

 

「どうしたもこうしたも、とうの昔に消したよ…有ってもクソの役にも立たないモノだったし」

 

「イントゥルーダーが探りを入れても何者かに弾かれてしまうのです、ハイエンドモデルである彼女を上回るハッカーに心当たりは有りますか?」

 

「あー……確かに俺の名前とか出身地以外の個人データを削除した奴が心当たりあるし、俺の部隊にいるが…どうする気だ?」

 

「いえ、特に何かする気はありません…ですが貴方以外の人類を殲滅する事に変わりは有りませんので、どこかで必ず消えてもらいます」

 

電子機器を持ってアイツに挑むのはやめといた方がいいと思うがなぁ……爆破されるし、自身も機器も使い物にならなくなる

 

「なぁ、お前らの統括AI様は何で急に人類を殲滅なんて言い出したんだ?」

 

「申し訳ありませんが私達には理解不能です、我々は命令に従うのみです」

 

「なら俺はどうして殺さない?お前らへの命令は『全人類』の殲滅だろ、命令違反じゃないのかね」

 

自分で言っておきながらかなり意地の悪い質問だな、性格の悪さが滲み出てるよ

 

代理人は少し苦い顔をした後、深い溜息をついた…そして呆れたような目で俺を見てくる

ハイハイ悪ぅござんしたよ

 

「………私達の気持ちを知っていながら、随分と酷な事を言われますね…ええ、確かにそうです……貴方を殺さずに捕らえているのは私達の独断です」

 

「性悪で悪かったね、だが統括AIからの命令ってのは無視出来るものなのか?」

 

「一般鉄血兵とは違って私達には基本的な思考があります、ですから背こうと思えば背く事は可能です…それに貴方が居なくなれば精神的に壊れる者達が居るのをお忘れなく」

 

「アッハイ……随分とご執着の様ですな代理人様よ」

 

「確かに私も人の事を言えませんが、ハンターよりはマシだと思っています」

 

自覚はあるのね……まあ無かったら無かったで(たち)が悪いんだがな

 

て言うかこの子(代理人)は俺と駄弁ってて良いの?確かハイエンドのまとめ役だよな?人類殲滅させるんだよな?

 

「そう言えば夢想家は何してるんだ?アイツが一番厄介なんだが」

 

「ドリーマーですか……残念ながら私も知り得ません、やる事があると言ったきり姿を見せないものですから」

 

「面倒な予感がプンプンするぜ、全く勘弁して欲しい…」

 

「………フフ、随分と余裕を持った言葉ですね…相変わらず読めないですね」

 

「読ませようとしてないからなそりゃ」

 

「……………そういう所も好きですよ」

 

フゥー↑耳元で代理人のウィスパーボイスとはたまりませんなぁ、お耳が幸せですよ

ただもう少しあっさりめに言って欲しかったな、メッチャ粘着質って言うかネバネバしてるって言うか

 

怖いんだよね(本音)

 

違う意味で背筋がゾワッとくる

 

「フフ、どうかしましたか?」

 

「んー?いや、何でもないよ」

 

俺の頬や頭を撫でる代理人……目がね、目が怖いんだよね

手の冷たさも相まって興奮とかより恐怖が先行して違う意味でゾクゾクしてますよええ

 

羨ましいと思うか?実際なってみると逃げ出したくて堪らないよ本当

 

「さて、この辺りにしておきましょう…時間はまだありますし……ね」

 

「ああ、うん…そう、そうですか」

 

「では夕食時にまたハイエンドを一人向かわせるので、それまで大人しくしておく事をお勧め致します」

 

そう言って部屋を出ていく代理人、間を置いた後の『ね』がまたドロドロネバネバしてて怖かったわぁ

 

しっかしどうすっかなぁ、針金が無ければ手錠は取れないし…流石に詰んでるかなこれ

ギッチギチに固めやがってこの野郎め

 

「あら、抜け出そうとしても無駄ですわ」

 

「おおん?スケアクロウじゃねえか、飯でも運んできたのか?」

 

「いいえ、貴方を一人にしておくと碌な事にならないと思いましたの」

 

「俺の扱いマジでなんなの?」

 

「人間の形をした何かですわ」

 

「それ確実に化物扱いされてるよな、何言ってやがる俺は(れっき)とした人間だよ」

 

「大量の鉄血人形を同時に相手して圧倒した者の言うことですの?それはそれでサラサラおかしな話だと思いません?」

 

「確かに」

 

でもアレは武器の性能とかもあるしぃ?撃てば撃つ程軽くなってく銃やで?それでいて威力は取り敢えず何でも貫通するし………ヤダ、チート過ぎない?

 

「相変わらず面白い人ですわね、貴方は…こんな状況だというのに」

 

「同情してくれるなら縄だけ解いてくれよ」

 

「そんなにキツく縛られてるのは確かに可哀想だけれど、手錠だけにすると何をするか分からないですのよ貴方」

 

「えー、俺の腕力は一般傭兵並みなんだぜ?そんな手錠を引きちぎるような事は出来んて」

 

「引きちぎらなくても取るのでしょ?」

 

「さぁてどうだかな」

 

「否定はしないのですわね……」

 

現状無理なだけであってモノさえ揃っていればいつだって逃げ出せるぜ

どんな時であろうと準備は万端だ、(ただ)俺には運が向いてくるのが遅いんだよなぁ…あと一歩で色々と手遅れになりそうな瞬間に運が向いくる

 

て言うかここ最近の状況でそれはやめて欲しい、マジで肝を冷やす

 

「なあスケアクロウ、お前は何で俺を此処に留めたがる」

 

「そんなの貴方と共に居たいからに決まっているでしょう?」

 

「お、おう……」

 

何を言ってるのかしら風にそんな事を言われた……いや、まあ…確かに道理過ぎて言い返す言葉も無いよ

 

こんなドストレートに返ってくるとは思ってなかったから面食らっちまった

 

「逆に傭兵さんは好きな人と一緒に居たいとは思わないの?」

 

「生憎と好きな人なんて出来た事ないからな、そんなの作ってる暇も無かったし……さして興味も無いし」

 

「あらそうでしたの…なら時間はたっぷりありますから、これから興味を見出していけばいいですわね」

 

「それは何だ、お前に興味を持てと言っているのかね」

 

(わたくし)じゃなくてもいいですわよ?他にもハイエンドは居ますわ」

 

ハイエンド限定なんですかバッドエンドまっしぐらじゃないですかヤダー

ハンターとか完全に終わらせに(意味深)来てるじゃねえかよ

 

「嫌そうな顔しないで下さいな、傷付きますわよ?」

 

「俺そんなに顔出てなくね?何で分かんの君達」

 

「愛ですわ」

 

「愛って怖いわぁ」

 

「冗談ですわよ…本当の事を言えば表情筋や瞬きの回数、心拍数や呼吸の方法から感情を計算していますの」

 

「そっちの方が怖いんだけど?」

 

「愛なんて不確定要素よりも現実的だと思いますが」

 

「何言ってんだよだからこそ怖いんだろが」

 

実際に行動としておこせるから怖いんだろ、まだ愛だの何だのと不確定要素で構成されていた方が『ならしょうがない』で片付く……訳でも無いがまあまだ良い

 

いや、良くはない………これ続けてると永遠に続くからここで終わらせておこう

 

「そもそも、鉄血のハイエンドモデルを相手に感情を読ませないようにしてる方がおかしな話だと思いますわよ?」

 

「まあ正論ですわね」

 

「それでもある程度読ませない貴方はやはり人間じゃないのでは?」

 

「サラッと俺をディスらないでくれるかね」

 

冗談ですわよとニコニコするスケアクロウ、直結式小型ガスマスク付けてるからあんまり表情分からんが…目がニコニコしてる

 

すると、代理人がご飯を運んで来た…これまた凄まじい物が運ばれてきたなぁ

それ本当に元レーション?絶対嘘だゾ(ガチトーン)

 

「スケアクロウ、見張り御苦労様です」

 

「あら代理人…じゃあ私はこれで退散致しますわ、ごゆっくり」

 

ごゆっくり?出来る訳ねぇだろばっか野郎、代理人が相手だとこちとら常にヒヤヒヤしてんだよ…マジで何されるか分かったもんじゃない

 

「なあ、この前も思ったんだがこれ本当に元レーション?」

 

「ええ間違いなく、多少ですが自家栽培した野菜も混じってはいますが大元はレーションです」

 

「え?自家栽培してんの?」

 

「はい、私達には食事という行為はあまり必要ではありませんが貴方には必要でしょう?」

 

「え、まあ…そうデスネ」

 

俺がここに留まる前提で話してるよなこの人形…何その受け入れ状態バッチリです宣言

 

てかこの元レーション超絶美味いんだけど、俺ここに居ていいかも(堕落)

 

「お気に召したでしょうか」

 

「相変わらず美味いよなぁ……」

 

「ここに留まる気になりましたか?」

 

「ちょっと揺らいだけどやめときまする」

 

「そうですか、それは残念です…まあ、此処から出られたらの話ですが」

 

まあだと思ったよ、だって全然残念そうな顔してなかったよね貴女

マジでどうすっかなぁ……手錠と縄なぁ…

 

「おやおや、手詰まりですか傭兵さん?」

 

「ばっかお前これからあっと驚く行動起こしてやんよ」

 

「フフ、それでは期待していますね……ですが、私も少し楽しませて貰いましょう」

 

「んん?何するのかね」

 

代理人が俺の顔へ両手を伸ばす

頬や頭を撫でくり回す、しかもコイツ頭のツボを的確に抑えてきやがって……なんて野郎だ

 

「気持ちいいですか?」

 

「ああ、うん…気持ちいいです」

 

「それはよかったです…本当なら膝枕でもして差し上げたいですが、縄を解くと何をするか分からないですからね」

 

「本当、君達俺をなんだと思ってるんだ?今回は手錠されてるんだぞ、普通に無理だわ」

 

「そうかもしれません…ですが貴方が逃げ出せてしまう状況が0%でない限り、油断も隙も出来たモノではありませんからね」

 

マジで俺の扱いどうなってんだよ、そんなの最早人間じゃねぇ

俺以外にも人外はわんさか居るんだぞ?走ってくるジープちゃぶ台返ししたり、銃弾を避けながら的確に頭を撃ち抜いていく奴とか刃物で弾丸弾く奴とか居るんやぞ

 

何?撃たれる前に撃ち抜くのもおかしい?

 

黙らっしゃい

 

それから暫く代理人によるお触りが続いた……結構気持ちええんじゃコレ

でもニコニコしてるのに目が怖いのは何故?分かりたくないけど分かっちゃう

 

「さて、この辺りにしておきましょう」

 

「さいですか…まあ、丁度いい時間かな」

 

「何の話でしょうか?」

 

「いやぁ何……こっちの話よ」

 

「何を……っ!まさか!」

 

気が付いた様だがもう遅い

 

瞬間、壁が爆発を起こし瓦礫が飛び散る

結構な爆風で代理人が吹っ飛ばされていった……どうやら俺の椅子は地面にもくっ付いていたらしいな、どこまで厳重体制なんだよ

 

ふぅむ…ここの壁は地上の壁と繋がってたみたいだな、脱出が楽で助かりますわね

 

粉塵が晴れていき、V-785が顔を出した……グレランを片手に

 

「何こんな所で油売ってる訳?ハイエンドモデルとイチャコラとはいい御身分ねぇK-816」

 

「したくてやってる訳じゃねぇよこの野郎、だが御迎え御苦労さん」

 

「随分と上から目線ね全く…さっさと手錠と縄外しなさい」

 

「外したよ」

 

「相変わらず隙が出来れば速いわね」

 

「逃がすとお思いですか?」

 

スグに立ち上がった代理人はサブアームでV-785へ牽制射撃を行う、すっげぇ見えてるけどそれ……ナニがとは言えないけど

 

V-785は怯むことなくグレランで応戦しながら俺にロープを投げる、自力で登れってか

 

「よっと…ふぅ、助かったよ」

 

「それはどうも……さて、仕上げといきましょうか」

 

「くっ…人間如きが」

 

「あっと、もう発砲しない方がいいわよ?そこ、小麦粉まみれだから」

 

「いつの間に…まさか、そのグレネードに」

 

「御名答、ちょっとした細工をして小麦粉をばら撒くように改造したの……あとは分かるわね?」

 

「……貴女、まさか」

 

「空気中に粉塵が大量に舞っています、火を点けるとどうなるでしょう?…………答えは大爆発よ」

 

そしてノーマルのグレランをブチ込むV-785、多分部屋まるごと吹っ飛んだな……ぐらいの爆発が起きた

て言うか俺らも吹っ飛ばされた

 

「こんな間近で撃つな馬鹿、死んでんじゃない?」

 

「生きてるよ」

 

「逃げる足はあるのか?」

 

「私が乗ってきたバイクが一台あるわ、運転するから牽制任せたわよ」

 

「了解」

 

「あと何か忘れてません…かっ」

 

そう言って俺の愛銃二つを投げ渡してきた、そういや拉致られてからコイツら見てなかったな…何処にあったんだか

 

だがまあ返ってきたからいいか

 

「おお悪いな、そいじゃ運転は任せたよ…牽制は任せとけってな」

 

バイクに飛び乗り、即トップスピードで走り出す…ウチのバイクは随分と性能が高いな

そこらに居る鉄血兵達を牽制しよう……かと思ったが無残な姿に変わり果てていた

 

まあコイツ(V-785)が来た時にやられたんだろうな…御愁傷様

 

「やる事が派手だねぇ」

 

「火力こそ正義よ…って、ハイエンドがお出ましよK-816」

 

「逃がすかっ……てんだ!!」

 

飛び出してきた処刑人がブレードを思いっ切り振り下ろすと、何時ぞやの衝撃波が飛んで来た

………いや、それ俺の銃じゃどうしようもないんだけど?このままだとバイクごと真っ二つだぞおい

 

なんて思っていると今度はG-186が飛び出してきた

腰の日本刀を抜き衝撃波を受け止め(・・・・・・・・)それを打ち返した(・・・・・・・・)

 

…………ウッソだろお前(大草原)

 

そして何処からとも無く現れたB-889がG-186を拾って行く

…………もう色々とわかんねぇなこれ

 

「はぁ!?なんだそりゃ!?」

 

「その気持ちは痛い程分かるぞ処刑人…て言うか何それ怖いわぁ」

 

「衝撃波って言うのは力の流れよ、流れを掴んだら後は流れる向きを変えてあげるだけ」

 

「そんな当たり前よみたいな言い方されても………おや、まだ波は有るみたいだな」

 

デストロイヤーが榴弾を構えている…そんな事はお兄さんが許しませんよ

 

「ちょいとグレラン借りるよ」

 

「ちゃんと返しなさいよ」

 

「分かってるわ」

 

放たれた榴弾は計6発、コイツの装填数は6発……余裕だな

 

榴弾に向けて的確にグレネードを撃っていく、見事に全部撃ち落とせたな……オッケィ

てか普通、榴弾とグレランじゃ威力違い過ぎて負けると思うんだけど……まあ深くは考えなくていいか(思考放棄)

 

「…………貴方も十分馬鹿げてるわよ」

 

「何言ってんだ俺は普通だよ、ウチの傭兵に負けないくらいな」

 

「それ普通じゃないからねけーくん」

 

あっ、そっかぁ(悟り)

確かにウチにいる奴ら普通じゃなかったわ、うん

 

どの部隊も頭おかしかったわ

 

取り敢えず施設から脱出は出来たか……はぁ、毎度の事ながらキッツいなぁ

別に愛されることが嫌な訳じゃ無いが、あそこまでいかれるとなぁ

 

「て言うかお前らどうやって俺の場所を掴んだ?」

 

「中々帰って来ないからB-899がイヤフォンを辿ったのよ」

 

「成程、有難い限りですわ」

 

「私に感謝しなさーい!」

 

「喋ってないで運転に集中しなさいよ、全く」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『数時間前』

 

「ふんふんふ〜ん……んん〜?ハッキングとはいい度胸してるねぇ〜」

 

この私に挑もうってのかい?ふふーん、受けて立とうじゃないの…にしても何でこんな所に入ろうとしてるのかな?

 

「君は一体何を抜き出そうとしてるのかなぁ〜…………ふぅーん、それは頂けないなぁ………そうかそうか〜…君は私の琴線に触れちゃったなぁー……じゃあ機器ごとぶっ壊してあげちゃおうかな」

 

最早同情の余地も無いね、これで身体も機器も使い物にならなくなっても私を恨まないでね?抜き出そうとした君が悪いんだからね

 

「ん〜…っはぁ!中々手強かったなぁ…何者だったんだろう?まぁでも、けーくんの個人情報に手を出したのが運の尽きだねぇ」

 

いつ見てもいいなぁ〜…て言うかなんで何も出てこないのかな?隊長も副隊長も深く入れば情報は出てくるのに……名前は愚出身地までもて出てこないなんて

 

「はぁ〜…貴方は何処で生まれて何処で育って何を見てきたの?私が想像出来ないような景色を見てきたのかなぁ…どうやったらあんな人間が出来上がるのかなぁ……まあいいや、けーくんの情報は私だけのモノだから…絶対誰にも渡す積もりはないよ、何処かの誰かさん?」

 

ドアが開き、V-785とG-186が帰って来た…あれ?けーくんは一緒じゃないのかな?

 

「ただいま〜」

 

「あら?隊長と副隊長は?」

 

「お帰りー、二人なら第6部隊に誰かを引き()って行ったよ〜?」

 

「ああ、そう…まあいいわ、K-816は向こうの指揮官様に挨拶してから帰ってくるって」

 

「ふ〜ん、そうなんだ」

 

それから数時間が経った

が、未だにけーくんは帰って来ない……また何かあったのかな?

 

「………遅いわね」

 

「やっぱりそう思う?……ちょっと見てみようかな」

 

「何を?」

 

「なんとなんと、皆のイヤフォンにはGPS機能が付いちゃってるのです!」

 

「へぇ、そうなの…取り敢えずK-816の場所はそれで分かる訳ね?」

 

「反応薄いなぁ〜…まあそういう事、それじゃ検索検索っと」

 

んん〜………ん?何でこんな所に居るの?

ココって確か、鉄血工造の施設跡地だった様な…

 

此処(ここ)って……鉄血の施設よね、何でこんな所に居る訳?」

 

「………あっ」

 

「どうしたのよG-186、急にそんな声だして」

 

「鉄血のAIが暴走したその当日にD-673に拾ってもらった後にK-816を拾ったのよ、その時に確かハイエンドモデルに監禁されたとか言ってたわね」

 

「けーくんが?何でまた……」

 

「さぁ?私も知らないわよ」

 

もしかしてさっきのハッキングもハイエンドモデルとか言う奴らの仕業?でも何でけーくんの情報を……まあいいや

 

どちらにせよ邪魔な事に変わりは無いし

 

「どうする、K-816の救出にカチコミに行くか?」

 

「………アイツが動かないって事は、それなりに状況が好ましくないって事よ…手を貸した方がいいかもしれないわね」

 

「確かになぁ、どんな小さな隙でも見逃さずに嫌な位に突く様な奴だから…行ってやった方が良さそうか」

 

「まあけーくんなら少しでも時間を作ればスグに打開するでしょ、行くなら私もバイク出すよ?」

 

「本当か?じゃあ出発するか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっと帰って来れた…何で会社から移動すると必ず鉄血を経由して帰って来なくちゃいけないんだよ

 

「お、帰って来たかお前ら」

 

「ああ隊長…そういや吐き出しましたか?」

 

「そりゃあ諸々ゲロっとな、聞き出せることは聞き出したよ」

 

「流石は第6部隊…本当に容赦ねぇな」

 

「まあそれが専門みたいなもんだからな」

 

はぁ、疲れた……にしても嫌な程に夢想家を見ないな

アイツ本当に何考えてるか分からなねぇな…何時ぞやに顎を撃ち抜いて以来会ってないな

 

いや会いたくもないけど……(ただ)、嫌な予感はするんだよなこれが

 

「また鉄血に捕まったらしいな、K-816」

 

「ええ、まあそうですよ…こちとらも捕まりたくて捕まってるわけじゃないし無いんですよ」

 

「ははは!災難だったなぁ!まあ生きてて何よりじゃないか」

 

「いやまあそうですけど…少し間違えれば色々と終わるんですよ」

 

「何があったかは聞かないでおこう、俺も聞きたくはない」

 

「賢明な判断ですな」

 

「それでだが、今回俺達が殲滅したのは氷山の一角に過ぎないらしい…大方予想はしてたがそこそこ大きな組織らしくてな」

 

「トップを叩くのが一番早いが、そのトップが何処に居るか不明と…まあそんなもですよな」

 

「まあ所詮相手は唯のゲリラだ、どうって事ない」

 

「いざとなりゃソ連製のマーヴ6でもブチ込んどけば大人しくなるだろ」

 

「馬鹿抜かせ、そりゃかき氷を作る機械の間違だろ」

 

「いや、最新の湯沸かし器だな」

 

まあ核弾頭なんて撃ち込みはしないがな、爆撃機で充分だ

 

しかしそうなってくるとあそこの基地とも長い付き合いになりそうだな…404小隊もM4の部隊もあそこ所属っぽいし、また共闘する日が来るかもしれんな

 

だがなぁ、UMP45とナインちゃん辺り少し気になるが…杞憂に終わって欲しいもんだな

鉄血のハイエンドに加えてグリフィンの人形達までも追い掛けられたらたまったもんじゃ無い

 

「一先ずは人権団体共を叩くぞ、鉄血はそれからだ」

 

「了解、て言うか最早テロリストみたいなもんだよな」

 

「ああ全くだ…典型的なテロリストだな、過激派もいいとこだよ」

 

鉄血の殲滅もあるのに、その前に人権団体共を相手にしなきゃならんとは……面倒臭い世の中になったもんだよ

 

それじゃ一仕事いきましょうかね




いつからヤンデレが人形だけだと錯覚していた?
まあそんなに出てこないと思います、だってこれドルフロの作品やもん

夢想家は絶対ロクな事しないゾ、(作者)が言うんだから間違いないってはっきりわかんだね

あとアンケ見ましたが、皆404好きなんやなぁ
まあ両部隊ともヤンデレるし、問題無いね(黒笑)

一応アンケはまだ続けておきますので

ではでは、また会いましょう

病ませるならどっちが先がいい

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