傭兵さんと戦術人形   作:AZAZEL

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45姉は重い、はっきり分かんだね


改訂版:これから 2

は〜、人形にも姉妹ってのがあるのか……UMP、UMPね…H&Kのサブマシンガンか

 

詰まり…戦術人形の子達は銃の名前してるって事か?基本的にGRINDERとか言うイカレ武器使ってるからなぁ

 

普通の銃とかてんで分からん、D-673の武器すら分かってないし

 

「ん〜、でもそしたらお兄さん達のこと…なんて呼べばいいかな?」

 

「好きに呼べばいい、番号でもアルファベットでも…俺個人を呼ぶなら『傭兵』でもいい」

 

「じゃあ傭兵さんって呼ぶね!」

 

何だ?急に寒気が走ったぞ…そう言えば鉄血の奴らも傭兵さんって呼んでたな、それの所為か?

 

いや、何かこの子もこの子で色々と危ない気がするんだが…杞憂であって欲しいなぁ……

 

「そっちのお兄さんは?」

 

「俺?D-673だが……まあDでいいぞ」

 

「じゃあディーさんで!」

 

「おう、宜しくなUMP9」

 

「ナインでいいよ、UMP9だと呼びづらいでしょ?」

 

「じゃあ遠慮なく」

 

V-785やB-889は向こうで銀髪の子とその子に引き摺られてた子とお話中だ

 

ウチの部隊、形式上は部隊となってるけど…基本的に得意なのは単独行動なんだよね、他を巻き込みかねないから

 

大丈夫かウチの部隊と一緒で、本当にそれだけが気掛かりで仕方がない……あとその区域にハイエンドが居ない事をってる

 

「……ん?…兵さん……傭兵さん!!」

 

「おう?……ああ済まんな、考え事してたわ」

 

「大丈夫?暗い顔してたけど…」

 

「んー…まあ大丈夫、いざとなったら全部ぶっ壊すから」

 

「何の話してんだお前、物騒過ぎんだろその考え……で、どうしたんだ」

 

「いや、別に何でもないよD-673……それはいいんだけど、何時まで俺の手を握ってる気だナインちゃん」

 

何故か呼び掛けられた時からナインが俺の手を両手でギュッとしてる…人形ってスゲェなぁ、手が超柔らかい

 

技術の進歩ってのは凄いもんだよ(小並感)

 

「あ…ごめん、嫌だった?」

 

「いや、何で握ってんのかなって……そんな泣きそうな目で見んといて、俺が悪者みたいじゃあないか」

 

「お前何女の子泣かしてんだよ、裏山けしからんわ」

 

「こう言う面倒臭いオッサンに絡まれるからさ」

 

「それは喧嘩を売る言葉だぞ、掛かって来い!」

 

「女にだらrrしのないヴァカ男が」

 

「うるせェ黙れ!」

 

「あっははは〜!お兄さん達面白いね〜!」

 

「本当、面白い人達ね」

 

ケラケラと笑うナイン…その隣にいつの間にか立っていたUMP45……怖、いつの間に居たんだよ

 

どことなくこの子の視線が気になるが……まあ、気の所為だろう

 

「うおあっ!?またいきなり現れたな」

 

「UMP45だっけか?宜しくな」

 

「ええ、宜しく傭兵さん…で、いいのかしら?」

 

「あー…まあ、別にいいよそれで」

 

あの会話聞いてたのか…何だか分からん子やなぁ、ナインは人懐っこくニコニコしてるが……この子の微笑みは違う

 

深層では何を考えてるか分からん微笑み方してる……端的に言えば、貼り付けた様な笑み

 

「あ、悪い隊長に呼ばれてるわ…まあK-816は楽しくお喋りしててくれや」

 

「ああ…おう、いって……え?俺一人にするとかマジ?」

 

「ちゃんと親睦深めておけよ〜」

 

「野郎ゥ……帰ったら覚えとけ…」

 

えぇ....(困惑)

 

今ここで俺を一人にする?マジで言ってんの上司様、俺この45ちゃん結構苦手な分類なんすけどら

 

ちょ、何か他の奴らも隊長のとこ行ったぞ…俺も行きたいんだけど、でもナインが手を未だに離してくれないんだが……何で?

 

「ん?K-816はどうした?」

 

「また口説いてますよ隊長」

 

「けーくんはでぃーみたいな人じゃないから、そんな事しないでしょ」

 

「俺の扱い酷くね?あと冗談だからそんなガチトーンで返さないで、オジサン泣きそう…まあ強いて言うなら捕まってる」

 

「どうせK-816だから気に入られたんでしょ」

 

「そうか、まあそうなら仕方ないか…K-816には後で俺から伝えておこう」

 

どうせってなんだV-785、て言うか状況が分かってんだったら助けに来いよ上司さんよォ

 

何サラッと置いていってる訳、自分だけ逃げやがって腰抜けのチキン野郎が

 

「傭兵さぁ〜ん?私達とお話するのは嫌かしら〜?」

 

「まさか、こんな可愛い子とお話出来るなんて滅多に無いからな」

 

「えへへ〜、可愛いだって!ありがとう!」

 

「あら、お上手ね」

 

「……さっきの薄っぺらい微笑みより、まだ今の顔の方がマシだな」

 

「……あら、そうかしら?」

 

一瞬だけだが表情が変わったな、反応が有るって事はわざととやってると自白した様なもの

 

ビンゴってな、まあ正直だから何だって話なんだが

 

「まあ別にそんな事はいいんだけど、はぁ……えーっと、顔にタトゥー入った君の名前は?」

 

「HK416よ……貴方、変わってるわよね」

 

「いきなりだな、変わってるってまぁ…そんな事言ったらウチの部隊なんて変わり者の巣窟だぞ」

 

「そういう事じゃないわよ、貴方自身の話」

 

「ん?そ、そうか…よく分からんが……てかその子ずっと寝てるけどいいの?」

 

「え?……って!また寝てるの寝坊助!」

 

ガンッといい拳骨が頭へ落ちた、綺麗に入ったなぁ痛そ〜

 

涙目になりながら渋々といった様子で目を開けるちみっ子…ちみっ子なのに何でG11とかいうゴツイ銃を持ってるんだよ

 

「いったぁ〜!いきなり何すんのさ〜…」

 

「アンタがいつまでも寝てるのが悪いんでしょうが!早く挨拶済ませちゃいなさい!」

 

「挨拶?誰との挨拶?」

 

「今回協力する傭兵の人、挨拶終わってないのアンタだけなんだから」

 

「G11だよ、よろしく〜…それじゃおやすみ〜」

 

「寝るな!!」

 

面白いなぁこの子達

 

IOP製の戦術人形達は皆実在する銃から名前を持ち、その名前と同じ銃を武装している…か

 

はてさて、今回の作戦…俺達とこの子達の組み合わせが吉と出るか凶と出るか

 

やってみなきゃわからない……まあいざとなれば爆撃やら迫撃で爆破して家に帰る丁度ティータイムだ(ヤケクソ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『人形だから道具…ってのも考えもんかなぁ、なんて少し思ったんだよ』

 

『正直どうでもいいんじゃないか…隣に居るなら戦友、前に立つなら敵……それで良いだろ』

 

ふーん……面白い人

 

割り切ってるのか、興味が無いのか…よく分かんないけど、珍しい考え方をする人

 

彼等は小声で喋ってる積もりだろうけど、戦術人形の私達には丸聞こえ

 

今まで人間の部隊と何度か共に行動したけど、まぁロクな人間は居なかった

 

私達を道具と割り切る奴、完全に無関心な奴……色々見てきたけど、この人は珍しいと言うか何というか…ここまで何を考えてるか分からない人間、初めて見た

 

「T-850だ…俺もコイツらの隊長をやってる、これから宜しく頼む」

 

「ええ、宜しく……少し聞きたいのだけれど、いいかしら?」

 

「ん?俺の答えられる範囲ならば問題無い…それで、聞きたい事ってのは何だ?」

 

「あの見た事ないアサルトを背負ってる彼の事、少し知りたくて」

 

「K-816か、ウチで一番若い傭兵だ…いつ頃から居たかは忘れたが、第13部隊が創設された頃には既に居たな」

 

「へぇ、昔から傭兵なのね」

 

「……アイツがどうかしたのか?」

 

「いえ、何となく気になったの…教えてくれてありがとう」

 

ナインも気に入ってるみたいだから、まあ悪い人ではないんだと思う…何考えてるかは分からないけど

 

直感的に人を選ぶナインだけど、それなりに信用出来る直感的だし

 

「本当、面白い人達ね」

 

「うおあっ!?またいきなり現れたな」

 

「UMP45だっけか?宜しくな」

 

「ええ、宜しく傭兵さん…で、いいのかしら?」

 

「あー…まあ、別にいいよそれで」

 

少し悪戯っぽく笑ってみせると、彼は苦笑いで返した…戦術人形の聴力を見くびらない事ね

 

もう一人居た男の人はどうやら隊長さんに呼ばれたらしく、そちらへ行ってしまった

 

ただ、傭兵さんは未だに手を掴むナインによって身動きが取れない状況みたい

 

「傭兵さぁ〜ん?私達とお話するのは嫌かしら〜?」

 

「まさか、こんな可愛い子とお話出来るなんて滅多に無いからな」

 

歯の浮くようなセリフをまぁスラスラと…それも真顔で言うもんだから逆にコッチが面食らってしまう

 

「えへへ〜、可愛いだって!ありがとう!」

 

「あら、お上手ね」

 

ナ、ナイン…本当に気に入ってるのかしらこの傭兵さんを……

 

でも何でか向こうの調子は掴めない、チャラチャラしてる訳でもなければきっちりしてる訳でもない

 

……本当、分からないわ

 

「……さっきの薄っぺらい微笑みより、まだ今の顔の方がマシだな」

 

「……あら、そうかしら?」

 

もう本当に分からない、何で気が付いた?全く理解出来ない…ただの人間に気が付かれた事なんてないのに

 

しかも追求してこない…そのまま彼の興味は416の方へ移ってしまった……いや、多分これも彼が態と移したのだろう

 

ねぇ、貴方は一体……『何者』なのかしら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナインちゃんが全然離してくれない件について

 

ちょっと力込めると込め返されてその場に押し止められる……なんでや、それでいてニコニコしてるからもう怖いよね

 

「何だK-816、まだ喋ってたのか」

 

「え、ああ隊長…まあ、何と言うかですね」

 

「成程…悪いな、そろそろ離してやってくれないか?」

 

「え〜…しょうがないなぁ、じゃあまたね」

 

「じゃ、また明日ね」

 

そう言って手を振って戻って行った、一体何だったのやら……まあもういいか

 

そう言えば俺がナインに捕まってる間、なんか話してたな隊長達

 

「それで、さっき何の話してたんですか」

 

「そうそう、作戦行動についてなんだが…B-889はオペレーターとして動けるのが5人…向こうの4人と合わせて9人だ、この人数纏まって動くと効率が悪と思わないか?」

 

「まあ、確かに分けた方が効率的かと…メンバーは決まってるんですか?」

 

「まあ一応な、俺達は基本的に一人行動だ…向こうの子達が着いて来れないだろうからな」

 

部隊なのに一人行動とはこれ如何に、矛盾もいいとこだろ…だが事実として、俺達は一人の方が動きやすい

 

周りに合わせる事が大の苦手過ぎる奴が多過ぎる……何で部隊なんか組んでるんですか?(純粋)

 

「だが万が一、向こう様の小隊に何かあると俺達の沽券に関わる…だからお前を派遣する」

 

「えぇ……何でですか」

 

「いや、良く考えてみろ…お前以外に適任がいるか?」

 

隊長はまあ一人で大丈夫だし、団体行動とか無理

D-673はアサルト(突撃)厨だから論外

G-185も副隊長よりマシだが同じだから論外

V-785は巻き込みかねないから論外

 

そうなると消去法的に俺になる訳だが……

 

「……確かに、俺が一番安心安全なのか…」

 

「だろう?確かに向こうの小隊も実力はある、何かあっても対応出来るだろう…だが念の為、お前を置いておく方がこっちの気も楽なんだよ」

 

「そもそも、協力者なのに放置する前提な事自体がおかしな話だと思いますけど……」

 

「なら俺達と共闘させるか?」

 

「そっちの方が死亡と負傷率が高くなるんで却下ですね」

 

「分かってるじゃないか」

 

だから言っただろ俺達以外の部隊にしとけって、共闘して仲間の死亡率上げる部隊とか聞いた事ないよ頭おかしいだろ

 

共闘して味方怪我させてちゃ世話ないよ全く

 

「分かりましたよ俺が行けばいいんでしょ……」

 

「ああ、宜しく頼むぞK-816」

 

「了解です」

 

今日はお開きとの事でこれで会社に戻る事になる

 

俺はまたナインに呼び止められたので、一番最後に出ることになった…また手を握られて家族の素晴らしさを力説された

 

やっとこさ逃げ出して廊下に出ると、社長と鉢合わせる

 

「お、久しいなK-816」

 

「どうも社長、相変わらずお元気な様で」

 

「まだまだ現役だ…改めてだが今回の作戦、承諾感謝するよ」

 

「それは俺じゃなくて隊長に言って下さい…にしても急でしたね、グリフィンと組むなんて」

 

「まあな…お前らだってむさい男共が多いより、可愛い女の子が居た方がやる気出るだろ?」

 

「ウチには一応G-186とV-785、B-889っていう女の子が居ますが?」

 

「アイツらを女子だと思ってるなら、早々に改めた方がいいぞ」

 

「それ流石に失礼ですよ…まあ分かりますけど」

 

そもそも傭兵になってる時点で怪しい、それでいてあの火力厨、刃物厨、爆弾厨ときたもんだ

 

可愛らしい女性ではないにしろ、一般的に見てもイロモノ過ぎる……駄目だなコレは

 

「まあそれ以外にも色々と有るんだわ、鉄血にゃウチの会社から傭兵をかなり派遣してたからな…鉄血の内部事情を売ってくってくれとさ」

 

「情報の売買は社長の得意分野ですよね、金額発生させたの社長でしょ」

 

「ははは!まあな!ウチの社員共が命懸けで持ち帰った情報、タダでやる程俺は鬼畜じゃないよ」

 

「相変わらずの社員想いの社長様ですね、本当頭が上がりませんよ」

 

「まあウチの社員がそうそう簡単に死ぬとも思ってないがな、それに仲間を見捨てて帰ってくるような馬鹿も居ないと思ってる」

 

「……ウチの部隊は分かりませんけどね」

 

「お前達はそもそも惨敗する事が無いだろ、お互いがお互いを信じてるからこその一人行動…だろ?」

 

確かに俺達は俺達の部隊に所属してる奴が、一人だからと言って負けるなんてことは微塵も思っていない

 

それは最早、信頼ではなく『確信』している

 

「まあ今回の作戦、期待してるからな…お前以外の奴らはもう外に出てったぞ、早く行った方がいい」

 

「社長はどうするんですか」

 

「俺はまだクルーガーと話す事がある、先に帰っててくれ」

 

「了解です」

 

社長と別れ、施設の外へ出る…他の奴らはヘリに乗り込んでいるみただな

 

帰りはジープじゃなくてヘリで帰るのね……因みにB-889が運転する、この人割となんでも運転しちゃうんよね

 

「遅いぞK-816、作戦は明日だ…帰ったらさっさと支度しなきゃならん、早く乗れ」

 

「そりゃ済みません隊長、今行きます」

 

さて、明日に備えますか




女の子はね、重ければ重いほど輝くんだよ
あ私?いや、私は愛とか要らないので…見れれば充分なんで

病ませるならどっちが先がいい

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