何となくドルフロの鉄血勢とかの話が書きたいと思い立ってババっと書いた1万文字です、多分結構雑だと思いますがご了承下さい
あと所々ホモ臭いけどまぁ多少はね?
ではどうぞ
始まり
この世界は一回終わった……じゃあなんで生きてんだテメェってか?終わったと言ってもそりゃ比喩みたいなもんだよ
崩壊液ってとんでも物質のお陰様でELIDっつうリアルバイオハザード化が起きちゃってさ
(安全地帯を賭けて)何が始まると言うんです?第三次大戦だ(ガチ)
まあそれも10年前くらいに終結したんだけどね
そいで本題だが、大戦中に戦術人形とかいうのが生み出された
人間そっくりだが純度100%の完璧なロボット、それでいて人間よりも遥かに高性能ときたもんだ
有名な製造所はIOPと鉄血工造、俺は今まさに鉄血工造で警備をやってるところだ
まあ俺はしがいないただの傭兵なんだがな…名前は気にするな、どうせ忘れるさ
「おい、次お前の番だぞ」
「ああへいへい…じゃあコレな」
「げっ…」
「ん?まさかお前ババ持ちか?」
「は、はっ!何の事だかな!」
わっかりやすこの戦術人形、本当に高性能AI積んでるのか?
ああ、警備とは言ったが基本的にここって他の鉄血製人形達が見回ってるから暇なんよね
だからこうして鉄血製人形の中でも高性能なハイエンドモデルと言われる奴らと遊んでる
今は
「じゃあ次は私ね……ラスト」
「お、ハンターはリーチか」
「次私なんだから早く引かせなさいよ……あっがりー!」
「早いなおい」
デストロイヤーとか言う名前だけど、はしゃぐ姿は完全に年相応なんだよなぁ…和む
それに処刑人もハンターもえらい美人だ、目の保養になる
……が、忘れてはいけないのがコイツら全員戦術人形って事だ
何故か知らんが戦術人形達は皆揃ってひっくり返る様な美人さんしか存在しない……マジで何なん?
まあ別に俺は戦術人形だろうが人間だろうが関係無いけど、両方さして興味無いし
「私も上がりね」
「また俺と処刑人の一騎打ちかよ……」
「今度こそオレが勝つからな!」
「やれるもんならやってみなポンコツ」
「鉄血じゃそれは喧嘩を売る言葉だぞ、かかってこい!」
「くっっそぉ〜〜!!また負けた!!」
「本当に高性能AI積んでるのかお前…表情がバレバレじゃねぇか」
「処刑人ってホントコロコロ表情変わるよねー」
「て言うかデストロイヤー、なんで俺の膝に座ってんだよ…サラッと居座るな」
「何でよ、別に減るもんじゃないし良いじゃないの」
「ええ....(困惑)」
随分と懐かれたもんだな本当
此処の警備に当てられてから1ヶ月ちょっと経ったが……いやよくよく考えてみると最初からフレンドリーだったなコイツら、未だに夢想家は慣れないがな
「あら、またこんな所に居ますのね」
「おん?スケアクロウか、まあ暇なんでね」
「警備をする人間がそんな事を言っていていいの?代理人に怒られても知りませんわよ」
「大丈夫だって安心しろよ、代理人ああ見えて結構優しいんだぞ」
「全く、代理人は代理人で甘いですわね」
今話してるのは
自分じゃ劣化種とか言っているが、俺からしてみれば複数のビットを操るだけ大したもんだと思うけどな
人形基準じゃ何か違うのかもしれんが生憎俺は人形じゃないんでな
「それじゃあ程々にして仕事をしなさいよ」
「了解………で、何でお前ら隠れたんだよ」
「オレ達が見つかったらお前よりお小言貰うからな」
「成程……まさかサボりか?」
そう言うと三人は明後日の方向に顔を逸らした…貴様らいつも暇だと言って俺の所に来ていたよな?ん?
詰まり確信犯だって事か?
「職務怠慢とはこれは代理人に報告だな」
「ちょっと待て!それを言ったら私だけじゃなくお前だってそうだろう!?」
「いや俺はガチで暇だし、俺の仕事お前らがやっちゃってるから…俺はいざと言う時の要員らしいし」
「くっ…!代理人には、代理人だけには…!!」
「お前らにとって代理人って何なの?」
「ん〜…お母さん?」
「まあデストロイヤーはそれで良いかもな」
見た目的にも、姉辺りに夢想家がいそうだな…でもアイツ本当に食えない奴だからなぁ
だから苦手なんだけどね
「私がなんでしょうか?」
「げっ!!……だ、代理人」
「貴女達、堂々とサボって遊び呆けるとは……いい度胸ですね?」
「ま、待t」
「問答無用です」
三人共仲良く部屋の外へ連れてかれた、処刑人が助けを求めて来たが俺は無関係だ(白状)
だってハイエンドモデルに勝てるわけないだろお前
「南無三、許せ処刑人…俺じゃ代理人には勝てんよ」
「まあ人間と私達じゃ圧倒的にスペックが違うわよ」
「………いつの間に居たんだ夢想家」
「さっきからよ…全く気が付いてなかったみたいね、悲しいわ」
「んな事思ってもねぇクセによく言う」
「貴方私に対して結構言うわよね?」
「互いに腹の中探らせない者同士だろ、お互い様だ」
「それもそうね、貴方人間のクセに私相手に読ませないなんて良くやるわよ」
いつの間にか俺の隣に立っていたこのハイエンドモデル、俺が唯一未だに苦手な奴だ
どうやら夢想家は説明書を読んでもダメみたいだがな
まあAI相手に深層心理を読むとか人間のやることじゃ無いけどな
「まあ私は貴方のこと嫌いじゃないわよ」
「好きでもないってか」
「あら、じゃあ好きって言って欲しいの?」
「いや別に」
「つれないわね」
「お前はデストロイヤーと遊んでろ、その方が年相応に見えるぞ」
「じゃあそうさせて貰おうかしら、あの子
「今『で』って言っただろ、『と』じゃなくて『で』って言ったろ」
「聞き間違いじゃないかしら?」
やめろお前、デストロイヤーは純新無垢なんだぞ…本当に人形って事を忘れるくらいに言いくるめに弱いぞ
「て言うかお前仕事はどうした」
「代理人があの三人を相手にしてる間はサボりよ」
「抜け目の無いやっちゃな」
「まあそろそろ戻るわ、じゃあまたね」
「はいはい」
そう言って上の通気口へ潜って行く夢想家……お前そっから来たの、道理で分からない訳だよてか分かる訳ねぇだろ
するとドアが開き、代理人が入って来た…どうやら立ち位置的にハイエンドモデル達より上らしいがよく分からん、だが仕事は出来るしいい女だ
見た目なんてもうスゲェの、お団子ヘアーにメイド服で極めつけはヒール付きのブーツだぜ堪んねぇよ
別に踏まれたい訳では無いのでそこは悪しからず
「三人はどうしたんだ代理人」
「
「あ、あはは…まあ何と言いますか、暇なんでね…」
「はぁ…いくら私達が見廻っているとは言え、もしもの事があった時の為に貴方が居るのでしょう」
「ご尤もで」
「……まあ、休憩という事にしておきましょう」
「悪いな代理人」
「貴方には色々とお世話になってますから…それに、借りもありますし」
1ヶ月の間に何度か此処へ武装集団の襲撃があった、勿論その時には俺も動員されて迎え撃ったさ
戦術人形とは言え全知全能では無い、ヘマもするしミスもする
だから一度だけ代理人を庇った事があった
俺のエゴだが換えのパーツが有るとはいえ、いい女が傷付くのを黙って見てるのは男として許せねぇ
あと換えパーツ有る事その時知らなかったってのもあったけどね
「別に気にするこた無いだろ、俺も仕事には影響出ない程度の傷だったんだし…それに俺は傭兵だ、使えなくなったら棄てられる使い棄ての道具だよ」
「………今のは聞かなかった事にします、貴方が自分をどう思われてるかなど私には関係ありませんので」
「冷たいんだか優しいんだか分からん回答だな、別にいいけど」
「では私も戻ります、貴方も仕事をして下さいね」
「了解しましたよ代理人さん」
部屋から出ていく代理人を見送り、俺も部屋から出る
正直な話、俺なんかが見廻りするより人形達にやらせた方が効率的だしミスも少ないってそれ一番言われてる(自論)
取り敢えず軽く武装して辺りを見廻るか
因みに俺の持ってる武器は少し特殊でな、昔にとある研究所から貰ったモノなんだが…まあ性能がエグいエグい
GRINDERという名称のアサルトライフル、そしてJUDGMENTという名称のハンドガンだ
GRINDERは分厚い鉄板すらぶち抜く威力を持ちながら低反動、そのうえ何の技術だか知らんが撃てば撃つほど銃自体が軽くなるキチガイ武器だ(褒め言葉)
専用のマガジンも驚くほど軽いからリロードも素早く行える、因みにフルオートだ
JUDGMENTはGRINDERとほぼ同じ威力で三点バースト、だがセンサーだか何だかで標的との距離を計ってセミオートに変化する
リロードも専用弾三発を入れ替えるだけだから直ぐに終わる、装填数も9発だし文句は無い
「まあ軽武装と言っても俺これしか持ってないけどね…」
「おや、傭兵さん」
「おお
「まあそんなとこですね、傭兵さんも同じく見廻りで?」
「一応金貰ってるからな、人形達だけに任せるのもアレかと思ってな…まあ念の為にってヤツだ」
「成程、詰まるところさっきまでは遊んでいたと」
「御名答、代理人に怒られちまってな」
「代理人に見つかったのが運の尽きですね、適度に働いておくのをお薦めしますよ」
「御忠告どうも、んじゃ廻ってきますわ」
侵入者は侵入者で食えない奴だが夢想家程ではないと俺は思ってる、まだ可愛げがあるというか…まあマシだって事でいいか
適当に外をフラフラ見廻ってはみたものの、あちこちに鉄血人形が配置されてるから俺の仕事無いんだけど
本当なんで此処に派遣要請出したし、意味わからん
「あ''〜…暇だしまたあの部屋戻ろうかな」
と、その瞬間……けたたましく警報が吠えた
「ウッソだろお前…何でこう言う時に限って」
『K-816!!無事か!?』
「うおっ、いきなりデカい声で無線繋ぐなよ」
久方振りにイヤホン型無線使ったな、付けてたのすら忘れてたよ
ああ、K-816ってのは会社内で俺を示す番号だ…あと序にバカデカい声で安否を確認してきたのは俺の上司、今は別の場所に居るらしいがどうしたんだ?
因みにタメなのは公認だからOK
「どうしたんだよ急に、無事も何も今警報様がお呼びになってるから何方かと言うとこれから無事じゃ無くな…」
『バカおまっ…!いいから今すぐ逃げろ!!即刻ゥ!!!』
「は?何でだよ?前観た映画のネタを挟むくらいには余裕って事か?」
『ボケはいいからはよ逃げろ!端的に言えば鉄血AIの統括がイカレちまった!!』
「何ィ?詰まりアレか………成程、理解したわ」
『まさかお前…エンカウントしたか?』
「そりゃ見廻り中ですもん、しますわな」
ヴェスピドと呼ばれるアサルトライフルを持った量産型が三体、此方に銃口を向けていた
直ぐに近くにあったオブジェの岩へ身を隠す様に飛び込む、それと同時に向こうも発砲してきた
「あっぶね、死ぬかと思った」
『取り敢えず状況は理解出来たか?コッチもコッチで大変なんだが…っなぁ!!』
「その様で、取り敢えず此処から脱出する事が優先事項ですな」
『それには激しく同意だ、俺も此処から脱出を試みる…あと一応鉄血人形はあまり壊すなよ、後が怖い』
「資本主義者め…んな事言ってたら死ぬわボケ」
『唯の戦術人形でも高ぇんだぞ!?幾らすると思ってんだ!!』
「何でしょー聞こえません、磁気嵐の様ですな独断行動を行います」
『分かった分かった分かったよ!!……いいか、これは所謂コラテラル・ダメージってヤツだ』
「ああ、脱出行動に伴われる致し方ない犠牲だ」
『よし…それじゃあ生きてたらまた会おう、んで飲みに行くぞ!』
その言葉と共に上司の声は砂嵐の中に消えた……どうやらジャミングまで発生してるみたいだな
さっきのが俺と上司の遺言にならなきゃいいな
「さて…取り敢えず蹴散らしますか」
定期的に威嚇射撃を行っていたヴェスピド達、向こうも遮蔽物に身を潜めたらしいな…まあ関係無いけど、それごとぶち抜く
岩陰から飛び出し、横薙ぎにGRINDERを連射…見事に遮蔽物ごとヴェスピド達を蜂の巣にした
ワンマガで3キルストリークか、そこそこだな
「……ん?待てよ…コイツらがイカレてるって事は……oh...fuckin'」
ハイエンドモデル達もダメじゃないかコレ?てかそしたら俺詰んでるんだけど、大元AIがダメだからダメかなやっぱ
叩いたら治らないかな、やっぱあの手に限るよな(その手しか知らない)
「嫌な事実に気が付いちまったけど、さっさと行動……っと、危ねぇ」
間一髪で壁へ隠れる、スコープの反射が見えて助かったぜ
確かイェーガーだったか?狙撃持ってる戦術人形は、しかし何だ…今の弾道、確実に足を撃ち抜きに来てたな
普通にハートショットもヘッドショットも狙える位置で何故足?
「まあラッキーつう事にしとくか……ってオイオイ、コレはラッキーじゃ無いな」
「やっと見つけましたわよ、大人しくしててくれるなら怪我無く済ませますが…どうします?」
「スケアクロウ、やっぱダメかこりゃ…まあ聞くまでもなく、だな」
「貴方を傷付けたくはありませんが…力ずくで行きますわよ」
「ですよねぇ…まあ俺の目的はお前らの制圧じゃないんでねっ…と」
「なっ!?」
さっき拾っておいたスモークグレネードを投げる、ビットがあるとはいえ標的が見えて無きゃそれなりに時間は稼げるだろ
あとはフラッシュバンでもありゃ最高なんだがな
「くっ、流石ですわね…だが逃がしはしない!」
「……っと、一先ずは撒いたかな」
実を言うと近くの物陰に隠れてただけ、一応足跡を別の方向へ残しておいたからそっちに向かってくれた筈
さてどうしたもんか…正面の入口は施錠もクソも無い扉だった筈だ、だが見た感じどうやら俺を捕まえようとしてるっぽいし…固めてるよなぁ
「中央の監視センターにでも行くか、防犯カメラから様子も見れるだろうし」
「嫌に静かだったな…ここまでの道」
数体の人形は居たが、ハイエンドモデル達には
「だがここで引いても変わらんか……ええいままよ」
中央監視センターのドアを静かに開け、JUDGMENTを構えながら中を覗く…クリア、か?
入ってみたが何も無し……マジで怖いな全く、戸締りしとこ
じゃあ防犯カメラの確認だな
あー…やっぱ入口固められてんなぁ、いっその事窓からダイナミック帰宅するか?
………ん?侵入者、何でこんな所に…待て、何でカメラ目線なんだコイツ…何か口パクしてるな
え、『み・つ・け・た』?不味いですね……これは不味い…
「ヤバいな、さっさと此処から…」
「見つけたぞ傭兵!!!」
「クッソ速いなテメェこの野郎」
ドアの外から処刑人の大声が聞こえ、ドンドンとドアを叩き始めた
鍵掛けてるしある程度時間稼げそうだが、あの太刀でスパッといかれたら真っ二つに吹き飛ぶぞ
あ、いい所に通気口あるじゃねぇか…お、開いてんじゃーん
「オイ開けろ傭兵!!別に殺したりしねぇよ!!!」
「アホか処刑人、今の状況でそれを鵜呑みに出来るかってんだよ」
「いいからさっさと開けろ!!!ああもう面倒クセェ!!絶対扉の前に立つなよ!」
次の瞬間には扉は真っ二つに切断され、ぶっ飛んでいた
俺も通気口へと体を仕舞い込んでいたので間一髪ってところかな、てか今ソニックブーム的な何かが飛んでいかなかった?
「何処行った傭兵!!出てこい!!」
素直に出ていくかっての、一先ずはこの通気口使って出口近くまで行ってみるか
脱出方法は……ダイナミック帰宅は最終手段ということにしとくか
通気口の中を這って進む…所々ある金網から下を覗くが、まあ何処も彼処も鉄血人形ばかり
下手に降りられないなこりゃ
結構通気口の中を這い廻ったな
てかさっき何で中央監視センターに人っ子一人居なかったんだ?………まさかとは思うが…いや、余り考えないでおこうか
おや、金網の下にアルケミストと代理人の姿が見えるな
「まだ彼は見つかりませんか」
「ああ駄目だね…スケアクロウは煙幕で撒かれ、イントゥルーダーが発見してエクスキューショナーが向かったが通気口で逃げられ…惨敗続きだ」
「流石と言ったところでしょうか、まあそう簡単に捕まってくれるとは思ってませんが…通気口と言いました?」
「そうだ、それがどうした?」
「………いえ、少し」
代理人のスカートをたくし上げ、サブアームを覗かせた…てかそれ前々から思ってたんだけどモラル的にいいの?
ってそんな事考えてる場合じゃねぇなコレは……うへぇ?
変な声出てしまったが俺を囲む様に銃弾が通気口を貫いて行く……まさか刳り貫く気かうっそマジかよお前
そして見事に型抜きされて下へ落ちる
「いってぇ……あ」
「おや、こんな所で奇遇ですね傭兵さん」
「あ、ああ…奇遇だな代理人さんよ」
「おいおいあたしの事は無視か?寂しいねぇ」
「出来る事なら無視したままが良かったんだが、そうもいかなさそうですなアルケミストよぉ」
「まあ安心しなよ、別にお前を殺す気は無いからな」
「俺としてもお前の芸術に仲間入りはしたくないんで願い下げだがな」
「無駄話もこの辺にしておきましょう、貴方に二つの選択肢を提案します」
今の状況的に提案もクソもない気がするのは気の所為かね、最早それは命令では無いのでしょうか
「一つ、大人しく私達に着いてくるか…もう一つは力ずくで連行されるか、お好きな方をお選び下さい」
「答えが二つに一つのモノを選択肢とは言わないぞ代理人よ…あとそのサブアームも下ろしてくれよ、ビビって話も出来やしねぇ」
「お前がこの程度でビビる程の奴かよ、それでどうするんだ?コッチにはあたしと代理人、対するお前は一人だ」
「何時もならば降伏して着いて行くが、状況が状況でね…俺は俺で一刻も早く此処を出て上司と連絡を取りあわなきゃならん」
「あら、では力ずくで…という事で宜しいのですか?」
「おいおいまだ誰もそうとは言ってないだろ?俺は一人だが、ついさっき寄った部屋で心優しい警備さんに良いもん貰ったんだ」
「ほう、お前以外の人間は粗方片付けたと思ったんだがな…まだ誰か残ってたか?」
「やっぱ殺ったのお前らか……まあそれはいい、残念な事にもう逝ってたよ…だからアイツにはもう必要のないモノだったからな」
そう言い、俺はフラッシュバンを二人の前へ放り投げる…俺自身は耳と目を塞ぎバンの被害から逃れる
人形に痛覚があるか知らんが、聴覚と視覚はあるだろうから効くんじゃないかというほぼ賭けだが……成功したみたいだな
ゆっくり目を開けると、耳を塞ぎ目を閉じながら悶える二人の戦術人形が目の前に居た
「まあ御愁傷様と言っておこうか、聞こえてないだろうけど」
「くっ…迂闊でしたか…!!」
「クソがっ!なんつーもんをぶつけやがる!」
回復される前にさっさと撤退だな、所構わず乱射みたいな事をされないのはまさにラッキーとしか言えないな本当
もう隠密とかやってる時間もないし、距離的にもうゴリ押しで行った方が早い気がする
という訳で完全に武器の性能頼り、ゴリ押し戦法で押し切りますか
前に立つ戦術人形達を沈めていく
特殊マガジンのリロードも長年やってきたから慣れたもんさ…走りながらリロードを行い弾幕を薄めず、且つノンストップで扉まで駆け抜ける
と、天井がいきなり爆音と共に落ちてきた
「うえっ…ゲホッ、ゲホッ……何なんだ今度は」
「
「そう言えばお前を見てなかったな、デストロイヤー」
装備もギャップが凄いな、榴弾かそれ?やっぱ破壊者って名前だけあるな
まあ人に向けるようなモノじゃ無いがなソレ
そして次に横の壁が吹き飛ぶ
「や〜〜っと追い付いたぜ傭兵」
「御苦労なこったな処刑人、ここまで走ってきたのか」
「ああ、侵入者から情報は貰ってたからな」
アイツめ余計な事してくれやがる…確か電子戦も得意だって言ってたな、カメラハッキングして見てやがったのか
「フラッシュとは、やってくれましたね傭兵さん」
「ああ本当、効いたぜ全く」
「おいおい回復が早くないかお二人さん、酒でも飲んでリラックスしとけば良かったのに」
「生憎とそうはいきませんので……さて、もう一度だけ聞きます…大人しく着いてくるか、力ずくで連行されるか」
「絶体絶命だな、この状況…ハイエンドモデルが四体にコッチはアサルトとハンドガンだけしかない生身の人間、詰みだねぇ」
「早いところ降参しておいた方が身の為だよ、私の攻撃は腕も飛びかねないからね」
そもそも榴弾ってのは対戦車用とかが多いからな、それを人に向けてなんて言ったら軽く腕の一・二本吹っ飛ぶだろなそりゃ
まあ、絶対絶命とは言え何もしないのは俺の流儀に反する…それに用意もして来たからな
「唯、何もせずに俺が引き下がると思うか?」
「いいえ、思いません…ですので、何をしてくれるのか楽しみにしているのですよ」
「そいつは光栄、じゃあ教えてやるよ………爆破ですよォ」
右手に持つスイッチを押し込む、すると代理人達の後ろにあった部屋が爆発する
それと同時に奥の何部屋かも立て続けに爆発していく
実は通気口を這い廻ってた時に何部屋か寄り道をしていた、偶々武器庫に当たりC4を何個かかっぱらって来ていた
まあC4程度じゃこの施設は崩れない、俺が狙ってたのは…
「隙ありだな」
「は?…ってうわ!?」
「え?ちょっ!?」
処刑人とデストロイヤーの腕を掴み、一本背負いをする…その勢いで後ろに立つアルケミストと代理人へ背負い投げた二人をぶつけた
まあ多方予想出来てたからな、どうせ入口で囲まれるって…だから少しでも俺から注意を外す為のドデカい花火さ
「前扉は…デストロイヤーが作った瓦礫でダメか、こうなりゃダイナミック帰宅だな」
「ま、待ちなさ…!」
「あばよレディ達」
窓ガラスへ飛び込み外へ飛び出す、まあ一階だから高さ的には大した事ない
よし無傷、お次は脱出作戦DA
「がっ……?」
「ふぅ、危なかったな…やはりお前は侮れん」
「ハ、ハンターさんじゃねぇか…おいおい、まさか此処に居るとはなぁ」
右太股に二発か……こりゃキツイな、なんたって軸足だぜ…立てないなこれは
ここに来てまさかこんなヘマをやらかすとは…詰めが甘いとはまさにこの事か
「私の本領は相手を私の戦いやすい場所へ誘い出す事だ、今の今まですべてお前の計算通りだったのならば…今この場面は私の計算通りだ」
「マジかよ…だが…」
「させませんわ」
「うぎゃっ」
ハンドガンを掴もうとした手を取られ、頭を地面へ抑えられる
足の痛みやら正面のハンターやらの焦りで、背後から迫っていたスケアクロウに気が付かなかった
不味いですよぉ…
「やっと取り押さえらたか…ったく、本当お前はやる事が派手だなぁ」
「そいつはどうも……皆さんお揃いですな、嫌になるぜ全く」
「足を撃ち抜かれてもその余裕、タフだよなお前…だからあたしは気に入ったんだがな」
「さて、来てもらいましょうか」
スケアクロウが俺の腕を後ろで縛る、かなりキツめに……ギッチギチやんけ
縄抜けを試そうかと思ったがこれじゃ無理だわ、戦術人形の力でギチギチに縛られたら無理ですよねそりゃ
あと足も縛られました
「それじゃ、よっと」
「まさかの俵担ぎ?」
「お前歩かせると何してくるか分かったもんじゃ無いからな、この方が比較的安心なんだよ」
処刑人のデカ腕で俵担ぎにさせられ、どこかへ連れてかれる…こういう時に頭の中でドナドナが流れるんだがそんな状況じゃないんだよな
「では、少しお話をしましょう」
「ガッチガチに拘束された挙句に椅子に縛られてお話とはよく言ったもんだよ」
「………本当、貴方のタフさは何処から来てるのでしょうか」
「悪いな、俺は常にこんな感じなんだよ」
地下のどっかにある部屋へ入れられ、腕と足を縛られてるのに追加で椅子に縛られた
俺ってどんな危険物なの?
今は代理人と二人きり、ドキドキはしないな状況的に…因みに太股は手当てしてくれました
「何故私達が貴方を殺さなかったのか、理解出来ますか?」
「さあな、検討も付か無いね」
「私達だけでは無く、ヴェスピドやイェーガー等からの攻撃もみな全て足を狙っていました」
「……確かに、そうだったな」
「それは私達が貴方以外の人間に興味が無いからです」
「………何だ?新手の告白か?」
「ええまあ…言い換えればそうかもしれませんね、私は…いえ、私達は貴方が欲しいのです」
「はぁ?こんな端くれの傭兵をか?悪趣味にも程があるぜハイエンドモデル」
何を言ってんだか分かんなくなってきた、一体こいつは何が言いたい?俺が欲しい?ちょっと理解が追いつかないから待って欲しいんだが
俺の混乱を知ってか知らずか代理人は話を進める
「私達は人形、彼等からして見れば唯の道具です…戦闘終了後に労いの言葉どころが顔すらまともに見ないでしょう……ですが、貴方は違います…私達がどんな残虐な方法で敵を排除したとしても、平然とヘラヘラした顔で私達に話し掛けてくれました」
ヘラヘラって…確かに俺には真面目な顔は似合わんけどさ、何か人に言われると心にクる
「そのまま雑談をしたり、時には遊びに付き合ったり…ここに居る人間でそんな事をするのは貴方だけです」
「…そりゃ本当か?俺以外にも傭兵は居ただろ、そいつらは…」
「いいえ、残念ながら意思の疎通すら行っていません」
「……そうかい」
食い気味に代理人から返答を受けてしまった…人形は道具、かぁ
そんな事を考える暇も興味も無かったからなぁ、戦友…とまではいかないが、共に戦う兵士ぐらいに思っていた
俺自身が使い棄ての道具だと思ってるし、何時でも補充できるモノだし…傭兵なんてそんなもんだろ
まあ多分そう言う色々な思想が何かしらの線で繋がって、コイツらは恋心…じゃないと思うが、何かしら抱いたんだろ
「そいつは有り難い限りだが、お前らはこれからどうする気だ?」
「エルダーブレインの命により、人間を排除します」
「………おいおいマジかよ、それ本気で言ってるのか?」
「ええ本気です、私達はこれより人類の殲滅を始めるつもりです」
確か上司が鉄血AIの統括がイカれたって言ってたな…詰まり今コイツらに送られてる命令ってのはイカれてるのか(語彙力)
「それじゃ俺はどうするんだ?俺だって一人類だぞ」
「貴方は別です、貴方には此処に残ってもらいます…勿論戦闘に参加する必要はありません」
「冗談じゃねぇぜ…ここで人類が滅びるのを見てろってか?それは聞けねぇ相談だ」
「これはお願いではありません、命令です…貴方が私達に勝てるとお思いですか?」
「目的の為には手段を選ばないってか、流石だねぇ戦術人形」
「ええ、幾らでも罵ってくれて構いません…それで貴方の気が晴れるのなら」
こりゃ何言ってもダメだな…だが俺も人類が滅びるのを唯々この場所で待っている訳にもいかない、必ずここを出てやる
そんな思考を巡らせていると、代理人の陶器の様な真っ白の
「嗚呼、そうやって画策し…思考を巡らせている貴方は一段と愛おしい……ですから私はその画策を壊しましょう、そうすればまた貴方は思考を練り始めるでしょう?嗚呼、嗚呼なんと素敵なのでしょう…尚の事、貴方を此処から出させてはいけませんね…永遠と続く画策とそれの破壊、そのやり取りで精神が参っても安心して下さい…どの様な貴方であろうと私は愛し続けます、永遠に…永久に……ですが、その程度では折れないと私は思っていますよ…でなければ私の一番愛おし貴方の姿が見れないのですから、ああ勿論普段の貴方も愛しております…へらへらした顔も、何も考えていない顔も、敵を前にした無表情な顔も…全てを愛しています、貴方のその髪も目も口も舌も耳も腕も脚も身体も全て私のモノにしたい程……愛してやまないのです」
なんてこったパンナコッタ(白目)
まさかの
おいエルダーブレインとやら、どこをイカれさせたらこんなAIが誕生するんだよ…
見ろお前、目がドロドロしてるぞ…しかも濁ってるときたもんだ……典型的なヤンデレですねコレは
「では私はこれで、食事などはまた時間を置いて持ってこさせますので」
「あ、ああ……おう」
どうしよっかなー………早めに出ないと危ないな、色々と
(続きを書くかは分から)ないです
まあそれなりに反響あったら書くかもしれないです、バンドリの方も書こう書こうと思っているので何とも言えません
取り敢えずは短編という形で投稿します
という訳でまた会えたら会いましょう
病ませるならどっちが先がいい
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AR小隊
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404小隊