傭兵さんと戦術人形   作:AZAZEL

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日間で40位辺りくい込んだっぽいです、読んでくれた方々本当にありがとうございます
というわけで続きです、これが俺のヤンデレだ

一応ハイエンド達にはそれぞれに違うヤンデレの種類を付けてみます、まあ次回も反響があったら書くって感じですが

なので感想ください(露骨)、ガソリンとなって筆が動きます

ではでは、本編どうぞ


それから

「やっほー、元気?」

 

「この状態で元気なのはドMだけだ、生憎俺は踏まれるより踏みたい派なんでね」

 

「ふーん、取り敢えず元気みたいだね………よいしょっと」

 

「ああ元気だとも、ピンピンしてるよ…それはいいんだけど何で膝の上なんだデストロイヤー」

 

「さぁ?何ででしょうね」

 

ええ....(困惑)それはそうと何でこの子達人形なのにいい匂いするの?可笑しくね?

やっぱ可愛い子からはいい匂いするってそれ一番言われてるから

 

「……傭兵さんは人間側に行きたいの?」

 

「そらまぁな、俺だって人間だ…目の前で殲滅宣言されてるのに動かないってのもな、それに俺の仕事仲間達だって人間だ…そいつらを殺されちゃ俺だって悲しいさ」

 

「そうなんだ……やっぱり手足切り落とした方が良いかな、そうすればずっと一緒にいられるもんね」

 

「何言ってんだお前は」

 

怖、物騒過ぎるだろその発想…て言うかおかしくなったの代理人だけじゃなかったのかね、この調子だと全員あるな……おいおい勘弁してくれ

 

「だって今行動しないのは脚を怪我してるからでしょ?」

 

「………さあてどうだかな」

 

「だったらいっその事二度と歩けなくさせたら良いんじゃないかなって…お世話は私達がするし、そうすればず〜っと一緒にいられるし…万々歳じゃない?」

 

「考えが猟奇的過ぎるだろお前、肉達磨は勘弁だな…あと俺は嬉しくないから万々歳じゃ無くて万歳だな」

 

何となくで話は逸れてくれたが、何で分かったんだよコイツ…現に今大人しく捕まってるのは右太股が痛いから

 

こんな状態で逃げたところで直ぐに捕まって永遠監禁エンドまっしぐらだ、だったら回復まで待って行動するのに越した事はない

それに今スグにコイツらが何かを仕掛けてくる訳でも無さそうだし…そうだと信じたいけど

 

「何でよ、私たちと居るのは嫌なの?」

 

「今のお前らと居るのは嫌だな、前の状態だったら良かったんだけどな」

 

「私達は今も前も変わらないよ、少し素直になっただけ」

 

「美女に美少女達から好意を受けてたとは男冥利に尽きますな」

 

「相変わらずつれないね」

 

「お生憎様だが俺はこういう性格なんでね」

 

「まあ、そういう所が好きなんだけどね」

 

何なのコイツら、俺の行為全部ポジティブに捉えやがるぞ…最早怖いわ、恋は盲目ってか?コイツらのコレは恋なのかすら分からんがな

 

「まあそれはいいんだが、俺この状況でどうやって飯食うんだ?」

 

「私達が食べさせてあげる」

 

「えっ、それは……」

 

「何?それとも口移しがいいの?」

 

「前者でオナシャス」

 

「チッ…分かった」

 

今舌打ちしたよなこの子、ファーストが人形とか悲しくね?それ思ってるのはもしや俺だけ……?

てかよくよく考えたんだが食料大丈夫なのかね、クッソ不味いレーションか味気の無いカロリーバー位しか見た事ないぞ俺は

 

「そろそろご飯だと思うよ」

 

「あっそう……そういやお前は何しに来たの?」

 

「暇だったからお話しに来ただけ」

 

「暇なの?君達確か人類殲滅するんだよね?暇なの?(二回目)」

 

「今はスケアクロウが出て行ってるし、処刑人とかもちらほら出て行ってるから大丈夫…それに鉄血の職員は取り敢えずいっぱい殺しといた」

 

「あ、そう…どうでもいいんだけどさ」

 

鉄血工造は壊滅か…まあ施設で暴れられちゃたまったもんじゃないもんな、上司やアイツらは大丈夫だろうか

 

まあ早々死ぬ様な肝っ玉では無いけどな、確信を持てるねコレは

 

「傭兵、食事を…って、何故デストロイヤーが居るの?」

 

「お話してただけ」

 

「ふーん、そう…それより食事だ傭兵」

 

「おおハンター…何その料理、てかこのご時世で料理なんてもの見るのは久方振りなんだけど」

 

「レーションを少しアレンジしただけだ、特別な事などしてない」

 

それは絶対嘘だゾ、普通にレストランとかで出てきそうな勢いの料理なんだけども…大体レーションなんて味付けが変だわベチャベチャしてるわロクなこたァない

 

しかし意外だな……スレ立てとくか

【驚愕】ハンターが料理をできた件について

 

「この位なら代理人や夢想家、侵入者だって出来る」

 

「処刑人は?」

 

「出来ると思うか?」

 

「そりゃ失敬…じゃあアルケミスト」

 

「まあアイツは……錬金術師だからな」

 

それ詰まり何か別のモノを錬金しちゃうんじゃないですかヤダー

何、料理で神話生物でも生成するの?テケリ・リとか聞こえてきちゃう訳?

 

「デストロイヤーは?」

 

「出来ない、私細かい作業とか好きじゃないの」

 

「流石デストロイヤー、まさに破壊者だな」

 

「破壊者、ココからは私の時間だ…早く出ていけ」

 

「はいはい、分かってるよ」

 

そう言うとデストロイヤーは膝から降りて部屋を出ていった……交代制にでもしてるのかね

 

さて…デストロイヤーと代理人がおかしくなってた訳だが、ハンターは如何に

オラわくわくすっぞ(白目)

 

「ほら食べさせてやる、口を開けろ」

 

「えー、自分で食べたいから縄一瞬解いてよー」

 

「駄目だ、お前その一瞬で逃げるだろ」

 

「おいおい俺は人間だぜ?ハイエンドモデルと正面切ってやり合えるかよ…てかそろそろ口に出すけどお前ら俺を何だと思ってるんだよ」

 

「………成程な、代理人が気に入る訳だ」

 

「その返答は脈略無さすぎて意味が分からんぞ」

 

「いやスマンな、代理人がお前の考えている顔が好きだと言っていたのを思い出してな…どうせそう言いながら何かしら考えているんだろう?」

 

「さぁてどうだかね」

 

コイツらは一体俺を何だと思ってるんだ、俺は普通の傭兵だぞ

飯食べる為に縄解かれたって次の瞬間に足払いかましてダクトゥ・ザ・フューチャーする位しか出来ないぞ

 

今の脚ならギリギリ捕まらないで行けるだろ

 

「取り敢えず駄目だ、さっさと口を開けろ」

 

「アッハイ………美味いな、中身は何だこれ」

 

「知らない方がいい」

 

「てか本当に元レーションかよ……そう言えば食料問題は大丈夫なのか?」

 

「此処でちゃんとした食事を摂るのはお前だけ、私らはカロリーバーで充分だから問題は無い」

 

「あ、そう…なら別にいいんだけど」

 

「ああ…そ、それでだな傭兵……その、脚は大丈夫か?」

 

「脚?ああ太股のヤツね、別に大丈夫だよ…何気にしてたの?」

 

「ああ、まあ……撃っておいて心配など矛盾も良いところだが…こうでもしないとお前はあのまま逃げていただろ、だが私とて撃ちたくてお前を撃った訳では無い………何を言ってるか分からなくなってきたな、済まない」

 

「……お前らの何が一体そうさせるんだ?俺の何が良いんだ」

 

そう聞くとハンターは俯き、少しすると顔を上げ俺を見詰める

あ、これダメなやつだ…完全に目がイッちゃってるよこれ、代理人と差して変わらない目してるよこの人形

 

手を伸ばし、俺の頬に触れる

 

「何が、と言われると難しいが……私はただ離したくないだけなんだ、お前を…この温もりを…この安心感を…今ここにある全てを……いつの日かお前という存在が何処か私の分からない場所へ行ってしまわないか、不安で仕方が無いんだ…この手の届くスグ近くにお前を縛って、閉じ込めて…何処へも行けなくさせれればこの不安感は無くなるだろうか、そんな負の感情ばかりが浮かんでは私の中をグルグルと渦巻いて…だがお前に会えばそんな感情など全て消える、だが又お前と別れればそんな感情に埋もれる………なあ傭兵、私は狂っているよな?そんれは自覚している、だがどうにも………もう、駄目なんだ………お前が居ないと私は……」

 

言い終えると同時にハンターは俺の首に手を回し、かなり強く抱き締めた…言っちゃえば少し苦しい

 

うーんこれはダメみたいですね…ハンターってこんなに弱気だっけ?おかしいなぁ

こういうヤンデレって放置or逃げる=永久監禁エンドなんだよなぁ、一番厄介といえば厄介

 

あと全然関係無いけどハンターさん良いモノをお持ちの様で…色々当たってるしいい匂いだしもう分かんねぇなコレ、あとそんな勢いで匂いを嗅がないでくれ(くすぐ)ったい

 

「なあハンター、そろそろ離れてくれないか」

 

「も、もう少しだけ……」

 

「いやあの、苦しいんだよね結構」

 

「あっ…す、済まない」

 

滅茶苦茶残念そうな顔をしながら俺から離れる…そして残っていた御飯を食べさせて貰った

食事が終わると皿を持ってハンターは部屋を出ていった

 

………よし、やりますか

 

何をって?色々と準備するんだよ、此処から出るには鉄血のハイエンドモデル共を相手に取らなきゃならんからな…下準備はしておかなきゃな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数時間が経った、飯食ったお陰なのか知らないが疲労全回復した

やっぱ美味い飯には敵わないな

 

「やあやあ傭兵さん、如何お過ごしかな?」

 

「何だ侵入者か…」

 

「何だいその反応は、全くつれないねぇ本当…少しは喜んだらどうだよ」

 

「こんな状態で喜べるかっての……ていうか今何時くらいなの」

 

「もう夜中さ、外は真っ暗でオマケにバケモノが彷徨いてるよ」

 

「そりゃ大変だな……まあハイエンドが居れば気にする事も無いと思うがな」

 

「まあね、私達にしてみればあんなのは塵芥にもならないよ」

 

て言うか俺寝る時ってどうするんだ?流石に座りっぱなしとか嫌なんだけど、尻痛いし腰も痛くなるからな

 

「なあ俺は寝る時どうすればいいんだ?」

 

「ん?ああ伝え忘れてたね、寝る時は解いてあげるよ」

 

「マジで?」

 

「そりゃマジだよ、座らせっぱなしで寝させるのは可哀想だからね」

 

「その気持ちがあるなら逃がしてくれてもいいと思うんだけど」

 

「それは却下、解くと言っても椅子に括りつけられてる縄だけね…手足のは駄目だよ」

 

チッ、流石にそこは解いちゃくれないか…まあ椅子へ括りつけられてた縄が解けるだけでも充分さ

さて…脚の調子は万全だ、俺は何時だって逃げられるぜ

 

「ベッドなんて高級なものは無いけど…お布団なら有るんだよ」

 

「何で布団が有るのよ」

 

「さぁ?此処にあったヤツだし誰かが使ってたんじゃないの?さ、それより早く寝よ」

 

「ああ、まあいいか…ん?お前も寝るの?」

 

「当たり前じゃない、一緒に寝るに決まってるでしょ」

 

そんな俺が非常識みたいな言い方をするなよ、普通しないからそんな事……まあ状況的に見て当たり前と言えば当たり前か、まあそれでも問題無いし

 

少し面倒ってくらいだけど

 

「早く早く!さぁ!」

 

「何でウキウキ何だよお前…もういいや、何か疲れたわ」

 

「うんうん、疲れたなら寝るのが一番さ」

 

既にステンバイしてる侵入者の横へ入る…すると思いっ切り背中へ抱き着いてきた、パーソナルスペースまで侵略し的やがったぜコイツ(侵入者)

 

「フフー…やっぱり傭兵さんは凄いね、今だって…………どうやって抜け出そうか考えてる」

 

「……何の話してるんだ?」

 

「あぁ〜私は悲しいなぁ、こんなに近くに私が居るのに…私の事考えてもくれないなんて、悲しいよ」

 

「何言ってやがる、俺はお前の事を考えてはいるぞ?やたらと距離が近いから色々とね」

 

「はいはいどーも、そう言う思っても無い事は良いの…そうそう、あと私知りたい事が有るんだよね」

 

「何だ?俺は俺の知ってる事ならなんでも知ってるぞ」

 

「それ普通の人だから…………今、何考えてるのかな?」

 

俺のお腹辺りに回っていた侵入者の腕が徐々に上がってくる…首元に掌が来て、軽く首を掴まれる

 

もう片方の手は割れ物を撫でるよに俺の頬を撫でる

 

「私は知りたいんだ、傭兵さんの奥底を…何を思って何を考えるかを……さぁ、教えてくれないか?」

 

「それを知って何になるんだね、俺なんぞの考えなんて聞いたところでクソの役にも立たんぞ」

 

「まあそう言わないでよ、これは単なる好奇心だ…君の発想にはいつも驚かされる、逃げようとしてた時だって四人相手に大奮闘したんだ」

 

「そいつはどうも、だが生憎今俺は特に何も考えちゃいないぞ」

 

「……………ウソだね」

 

耳元で、それも何とも甘ったるい声でそう囁く

首元にあった片手が少しづつ強まっていく…え、ちょ待てよ

 

これ回答間違ったら自分の首締まるヤツ?とんだデスゲームだな全く

 

「そんな嘘は私にとってはお子ちゃまが吐く可愛らしいモノさ、そんな嘘をつく傭兵さんも可愛いね……でも私に嘘を吐くなんて、それは頂けないなぁ」

 

「お、おい…それ死ぬ、マジで…死ぬ、からっ」

 

「んー?ハッキリ喋ってくれないと分からないな〜…私にどうして欲しいのかなぁ?」

 

「絶っ……対、わざ…と…だろ」

 

掌の力は以前強いまま…ヤバイ、酸欠で意識が……強制睡眠(気絶)とか洒落にならんぞ

 

すると侵入者は掌の力を抜いた

 

「カハッ……はァ、はァ…ま、マジで死ぬかと思ったわ」

 

「次からは嘘を吐かない事だね」

 

そう言うとまた腕をお腹の辺りへ移動させ、抱き締めてくる

はぁー、マジで今のはヤバかった…危うく川を渡るところだったぜ

 

侵入者は腕をお腹へ戻し、また抱き締める

 

「それじゃあおやすみー」

 

「はいはいおやすみ」

 

それはいいんだが侵入者が何故か俺の首裏に顔を埋めるから凄いこそばゆい、あと吸う時だけ勢い有りすぎだろ

その度に抱き締めが強くなるし気になって眠れやしない

 

俺もさっさと寝たいのに

 

はいおはよう、早い?いやいや一時間くらい寝たから、まあ寝たと言うより仮眠だな…だがこれで万全だ

 

侵入者が起きないようにゆっくり抜け出す、思いの外腕が緩かったから助かった

そろそろと出口のドアをひr

 

「何処行くのかなぁ?」

 

「うぉん?」

 

視界がグルッと回ったかと思うと背中に激痛が走る、どうやら侵入者に一本背負いされたらしい…背中めっちゃ痛い

 

侵入者が俺の上に跨る、マウント取られましたねコレ

 

「折角一緒に寝れてたのに、何処に行こうとしてたのかな?」

 

「いやぁ何、お花を摘みにでも行こうかと思って…」

 

「本当かな?それにしては随分と息を殺して移動してたねぇ、どうして?」

 

「寝てるお前を起こしても悪いと思ってな、気を使ってみたんだが…ダメだったかね」

 

「う〜ん優しいねぇ傭兵さん、でもその打算的な優しさじゃなくていつもの優しさが私は欲しいかな…そんな言い訳で誤魔化せると思った?」

 

「まさか、自分でもキツイと思ってるよ」

 

そう言うと侵入者はニッコリと笑う、守りたいこの笑顔…でも今の状況でその表情は怖いです

すると左腕で俺の右腕を抑え、もう片方で首を絞める…首を掴まれてる方の腕を掴み足掻いてみるがピクリとも動かない

 

「私さっき言ったよね?下手な嘘は吐かない方がいいって、若しかして聞いてなかった?」

 

「聞いてたさ、だから嘘は言ってないだろ…嘘はね」

 

「嘘は…ね、でも本心は言ってない…屁理屈だなぁ」

 

「それは失礼、だが俺はこういう人間だぜ」

 

相変わらず首を掴んでいる腕はピクリとも動かせそうにない、そして侵入者の笑顔も未だ崩れない…そろそろ怖いんだけど逃げていい?

 

物理的に逃げられない状況だけど

 

「私も処刑人も狩人も代理人も…皆傭兵さんの事を想って行動してる、それの何が悪いの?こんなに想って、こんなに慕って…こんなにも焦がれているのに、傭兵さんは何で受け入れてくれない?私には分からない、何故離れようとするのかも…分からない分からないワカラナイ……私は傭兵さんの全てを知りたいんだ、何を思って何を考えているのかその全てを…でもそんな事は出来ない……だったら私が全て管理すればいいんじゃないかなって、そうすれば何時か傭兵さんの全てを知ることが出来るかもって思ったらもう止まらなくてね……だから何処かに行く事も私から離れることも許さないよ?私が傭兵さんの全てを知るその時まで、傭兵さんを完全に理解したら私達と静かに暮らそうじゃないか…何もかもを私達に委ねて、傭兵さんは何もしなくていいんだ…嗚呼、考えただけでトリップしそうだよ」

 

イントルゥーダーお前もか

 

なってんだろうとは思ったがコイツはコイツでひでぇもんだぜ、ヤンデレは嫌いじゃない

だが愛を受けるのは俺じゃなくて他人がいいな、俺はそれを観察してる方が好きだ

 

「侵入者、俺が何の自身も無しに行動すると思うか?」

 

「まさか…そんな訳ないと私は思ってるよ、でもこの状況からどう引っくり返すのかな」

 

「こんな風にだ」

 

俺は口から筒状の鉄的な何かを侵入者へ吹く、そして思いっ切り目を瞑る…お分かり?

 

「なっ、まさか…!?」

 

「そのまさか……お気の毒に」

 

眩い閃光が俺達を包み込む、侵入者は対処しきれなかった様で後ろへ倒れる

斯く言う俺も少し眩しかった…出力間違えたかな、そんなに強くした覚えはないんだけど

 

何って?俺お手製のフラッシュだよ、火薬量と材料的に音は出せんが目眩しにはなる

どうやって作ったかって?どうやらここは倉庫らしい、そんでマグネシウム転がってたからそれ使っただけだよ…火薬は俺のポケットに入ってた銃弾から

縄?んなもん解いたに決まってるだろ、そのあと偽装工作でまた縛ったけど

 

まだ聞きたい?煩いなぁ一々質問ばかりしやがってトークショーの司会のつもりか黙ってろ

 

まあ冗談はさておき、取り敢えず銃を探しに行かなければな

そんじゃダクトゥ・ザ・フューチャーして行きましょうか…他の奴らが駆けつける前に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再びダクト内を這い廻る、ダクトに入る時にはまだ侵入者は悶えていたから当分は大丈夫かな…とは言ってもタイムリミットはかなり少ない、パッパっと終わらせなきゃな

 

お、武器発見…簡単に見つかったな

 

ダクトから出る、そして愛銃へ手を……

 

「よぉ、傭兵…こんな所で何をしている?」

 

「おいでませってか処刑人」

 

背後から振り下ろされる処刑人の右腕を()なす、まともに受け止めたら腕がマトモじゃ無くなりかねん

 

愛銃二丁を掴み取り定位置へ収める

 

「お前は出てると侵入者には聞いたんだがな、戻ってたのか?」

 

「ああ、一通りの仕事は済んだからな…それで傭兵、ここで何をしてる…返答次第じゃ少し痛い目を見て貰うぞ」

 

「生憎と痛い目にはもう何度も()ってるんでな…お断りさせて貰おうか」

 

「そいつは返答次第だぜ…さあ、答えろ」

 

「そうカッカすんなって、イライラしちゃって働きスギィ?俺は唯、愛銃達を見に来ただけだよ」

 

「ダクトから現れておいてよく言うぜ…侵入者はどうした」

 

「暗い所から急に明るい所へ出ると目が痛いだろ?アレだよ」

 

「お前、何処からフラッシュバンなんて持ってきた…あそこに入れる時には持ってなかっただろ」

 

「何で今ので分かるんだよお前、フラッシュは俺が作った」

 

「相変わらず出鱈目みたいな奴だなおい」

 

さぁてどうしたもんか、こう喋ってると他のハイエンド達も駆けつけそうだ…早いとこ終わらせよう

 

幸いにここは武器庫、俺は最高に運が付いてるぜ

 

「そんじゃ、ま…俺はこの辺でお暇させてもらおうか…なっ、と」

 

「なっ、テメっ…!!」

 

後ろの棚を思いっ切り蹴り飛ばす、スモークが入った箱が床へと落ちる…当然だが辺りはモクモクさ、何個か拝借してオラァ逃げるぜ

 

扉を蹴破り飛び出す、辺りの鉄血人形共はGRINDERの餌食だ

正面扉なんてもう目指さねぇ…ダイナミック帰宅と洒落込むもうじゃねぇかええ?

俺が今居るのは二階、大丈夫死にゃしない…窓ガラスを突き破り下へと落下

 

「さて、私を忘れてないか傭兵?」

 

「よう夢想家、久し振りじゃないか…今までどこに居たんだお前」

 

「私はずっと君を見てたさ…ずっとね」

 

「やめろ怖いから、多分本当なんだろうけどやめろ」

 

「君がここに来た時からずっとさ…だから君の戦い方は私には通用しない、さてどうする?」

 

「結構な無理難題だなおい…だが上等、やってやろうじゃないか」

 

夢想家が馬鹿デカイ銃?を構える……そしてその銃口からは弾ではなく、レーザーが飛んできた

俺の横を掠めて通り過ぎ、爆音と共に瓦礫が飛んでくる

 

「はぁ?ウッソだろお前、どんな未来兵器だ畜生め」

 

「さあどうした?自慢の武器でかかってこないのか?」

 

「まあ俺の武器もとんだ未来兵器だったな、人のこと言えねぇや」

 

「さぁ、さぁ…さぁさぁ、来て傭兵…私と殺り合おう」

 

「ところがどっこい、これが現実」

 

スモークを持ってきた分ばら撒く、だがコイツにはそれは見通されてるだろう…普通に逃げたんじゃ恐らく捕まる、いや確実にだな

 

なのでこうしよう、逆に考えるんだ…あげちゃってもいいのさ……と

 

「またスモークか?少し芸が無いぞ傭兵、その程度じゃ私は…」

 

「よう夢想家、元気か?俺は元気だ」

 

「っ…成程、逆か」

 

掌底で顎を撃ち抜く、人形にこの手が効くか知らないが…頭揺らしとけば時間稼ぎにはなるだろ

すると夢想家は力なく地面に倒れ込んだ、人形にも効くんだなこの手…覚えておこう

 

壁を登り越え、施設の敷地から抜け出す…取り敢えず走る走る、振り向かないでとにかく走る

目的地は後から目指せば良い、今はとにかくこの施設から離れなければ

 

『傭兵脱出後の鉄血側』

 

「あ〜痛い、容赦なく顎打ち抜いたな全く…システムにエラーが出たらどうする積もりなんだ、まあそうなったら責任取って貰うしか無いな」

 

「………おい夢想家、何故逃がした」

 

「逃がした?見て分からないのか処刑人、私はアイツにやられたんだよ」

 

「何言ってやがる、お前が顎を揺らされた程度で倒れるか…それを態と倒れ込んであいつを逃がすとは……どう説明つける気だ」

 

「あーあー怖いねぇ、別に態と倒れた訳じゃ無いよ…この方が面白いからそうしただけ」

 

「どういう意味だ」

 

「私は逃げ回るアイツを追い掛けて追い掛けて、追い詰めて追い詰めて…最後の道には私しか残されてない状況を作りたいだけさ、そうすればアイツは私のモノになる」

 

「……悪趣味だな」

 

「お前に言われたくないな、勿論私のモノになったらお前達のモノでもある」

 

「兎に角だ、アイツが逃げた事に変わりは……」

 

処刑人の言葉が続く前に『ガチャン』と鉄が落ちた音が、夢想家の後ろで鳴った

振り向けば、そこに顔面蒼白の狩人が立っていた

 

「そ、そんな…まさか……彼が逃げた…のか?」

 

「お、おいハンター…あー、取り敢えず落ち着け?な?」

 

「に、逃げた…逃げた、逃げた?そんな、そんな……!!私は、私には……ああ、あああああぁあぁぁああ…!!!!」

 

「あらら、狩人の事は任せるよ処刑人…それじゃあ私はやる事が有るから」

 

「な、おい!ああもう!」

 

夢想家はスタスタと施設へ向かって行き、処刑人は狩人の対処をし始める

夢想家は施設の廊下を進んで行く…と、後ろから殺気が飛んでくる

 

「……代理人、何の用?」

 

「彼を逃した様ですね、それについての説明を求めます」

 

「処刑人にも同じ事を話したから、彼女に聞いてくれる?私はこれからやる事が有るの」

 

「ほう、やる事…ですか……まあいいでしょう、遅かれ早かれ彼は此処から逃げていたでしょうし…それを追い掛けるのもまた一興」

 

「分かってるじゃない代理人、という訳だからじゃあね」

 

「はい、(いず)れ貴女にも前へ出て貰いますよ」

 

「分かってる」

 

代理人は夢想家の背中を見てから視線を窓の外へ移した、窓の外には塀と荒野…既に傭兵の姿は跡形も無くなっていた

 

代理人は窓に手を当て、微笑む

 

「……フフ、必ず…迎えに行きますよ」

 

『一方その頃傭兵側』

 

「何だ?一瞬寒気が…」

 

兎に角ひたすらに走り続けた、施設はもう見えない…ここ何処だ?

まあいいや、水とカロリーバーはかっぱらって来たからある程度は耐久出来る

 

まあカズそんなにある訳じゃ無いから、正直心許(こころもと)ないが……ん?ジープ?しかもウチの会社ロゴ付いてるな、因みにウチのジープは屋根付きでそこそこ広い

 

「ようK-816、生きてたか」

 

「あ、D-673…そりゃお互い様だな」

 

ジープから降りてきたのは無線で話してた上司だ…本名が有るんだか無いんだか知らんが、社内の番号はD-673

 

「お前あの後どうしたんだ?無線にジャミングが入ったんだか分からんが、砂嵐になっちまってよ」

 

「ああ、あの後か……まあ端的に言えば、ハイエンドモデルに襲われるわ捕まるわ監禁されるわロクなこたァない」

 

「何?人質ってやつか?」

 

「いや、何か知らんが向こう様はかなりイカてるっぽくてな…何やかんやと監禁に…」

 

「ほう、詰まり貴様は俺達が鉄血人形共と殺り合ってる最中にハイエンドモデルの姉ちゃん達とイチャコラしてたってか?ええ?」

 

「何処からどう解釈したらそうなるんだよ」

 

「そうか解ったぞ、お前は傭兵の格好をしたハーレム主人公だ!」

 

「今なんて言った?」

 

「聞こえなかったかのか?ハーレム主人公だ、フラグ建築士、女(たら)し、天然(たぶら)かし、草食気取ってるスカし野郎、どっちつかずの軟弱者だ!」

 

「お前がハーレム系主人公に対して持ってる偏見は取り敢えず置いておいて…あの状況じゃそれは喧嘩を売る言葉だぞ、かかってこい」

 

「野郎ォォォォォぶっ殺してやぁァァァァァァぐほぉ!?」

 

「巫山戯てないで、早く会社に戻りますよ」

 

D-673の頭へチョップが落ちてくる

 

チョップをかました本人はG-185、スタイルのエグい女性

だが見た目に騙されちゃならん…コイツの中身は刃物の達人だ、ナイフからコンバットナイフ…果ては刀まで何でもござれの天才ってやつだ

 

「おおG-185、久方振りだな」

 

「ああ、久し振り…昔話は会社に帰ってから、いいわね?」

 

「OK、じゃあ俺も乗るわ」

 

「いってて…相変わらず容赦ないね本当、じゃあ行きますか」

 

途中でコイツらと合流出来たのは大きいぞ…さて、これからどうなる事やら




ハンターちゃんこんなに弱気だっけ?やっといた本人が言うのもあれだけど
まあほら、エルダーブレインはイカレてるし…不思議では無いよね、うん

如何でしたかな、正直俺自身はヤンデレ好きですけど書かないので楽しんで頂けたのならなら幸いです

それではまた

病ませるならどっちが先がいい

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