着任
「こちらアルファ、まもなくS-11地区の司令部に到着します」
ヘリのパイロットの声が聞こえる。まさかG&Kに戻ってくるとは…思わなかった。
「こちら管制塔、ラプター、ライトニングの着陸を許可する」
「「了解」」
「…懐かしいなぁ…グリフィンの前線司令部」
「イージス、貴方は確か…」
「あぁ、元S-01地区の指揮官だった。昔な」
「昔って言うほどじゃないと思いますが」
「アルファも元々G&Kの社員だった。そこで俺たちは出会った」
「そうだったんですか…貴方はあまり過去を語らないので知りませんでした」
「だって俺、大した事してないし…語るような事してないし」
「いや、コイツは凄かったぞ…見た目の割に」
「おいアルファ、最後のは余計だ」
「イージス、ライトニング達も来ました…」
「よし、じゃあ入るか…」
「貴方が新任の指揮官?」
「そうだよ…久しぶりだな、AR15」
まさかの出会いである…89式の予感の命中率がエゲツないと感心していた。
「改めて、S-11地区に配属されたコルトAR15です。これからよろしくお願いします」
「あぁ、よろしく」
「他の子達も読んでくるわ」
「頼む」
S-11地区に着任している戦力は
RO635、AR15、M4SOPMODⅡ、9A91、グリズリー、M14+剣部隊+B52(空襲妖精)
全員とあいさつを終えた後…
「S-10地区の時は助けていただいてありがとうございます」
そういえば…S-10地区のレーザー野郎にやられたM14を助けたんだった。
「いや、良いんだ。戦場では助け合うのは当たり前だよ」
「そういえば…AR小隊にはM16とM4がいた気がするんだが…」
「…M4は16LABで修復中でM16は傘にやられました」
ROが答える。
「…そうか。聞いてすまなかったな」
一方その頃
9A91と89式が激しい戦いを繰り広げていた。
「指揮官…私の視線から離れたら言ってね」
「あら…指揮官は私の相棒ですよ」
「「…」」
何これ怖い。俺明日生きてるかな。
「イージス…モテる男は辛いな」
「アルファ、俺が安心して生きていける土地まで頼む」
「俺はタクシーじゃ無いんだがなぁ…」
「「指揮官…逃げるんですか」」
「ウワァァァァァァ」
「イージス…いや、今は指揮官か…アイツは…良いやつだったよ」
「勝手に殺すな…」
「それでは我が作戦を」
「もう作戦?」
「甘いなグリズリー君、我々人間と人形は働くためにいるんだ…だったら働かないと」
「って言ってるけど…早く終わらせて早く休みたいだけですよね?」
…アッハイ。その通りでございます。
「今回はS-11地区の鉄血工場を爆破するのが目的だ。ここを爆破しちまえばしばらくS-11地区は安泰だ」
「でも敵戦力が…」
「流石だなAR小隊の隊長殿は…だが大丈夫だ。うちの基地にはライトニングにラプター、B52、アパッチがある。航空機組に工場を攻撃してもらい、アパッチは俺たちの援護をする…ちなみに鉄血のUAVや対空兵器は確認されていない。だからこそできる作戦でもある」
「でも誘導兵器が使えない以上、正確な攻撃が出来ないのでは?」
流石ラプター。ライトニングやラプターなどの戦術人形は誘導兵器が本来よりは正確じゃないが使える。しかし、B52はそうじゃない…
「安心しろ。俺たちが誘導兵器の目になる。ROの処理能力が特にずば抜けてるから誘導を頼みたいんだが…」
「良いですよ」
「よし、ありがとう。で、それ以外の陸上戦力はROの護衛だ。分かったか?」
「「了解」」