16LABの実験場…そうそこにあったのは…
「じゃあ今度はMarsをそこの(正規軍の)戦車に撃ってみよう」
「…どうやって入手したんですかその戦車?」
「ちょっと…ね」
これは闇のニオイを感じる。まぁとりあえず撃ちますか。
PON☆
「マジか」
あの硬すぎると話題の正規軍の戦車の装甲を貫通した…火力ヤバイな。てかこれって違法兵器のレベルじゃね?
「…I.O.Pって大丈夫?」
「普段は健全ですよ…多分」
9A91はそう言ってるがまるで説得力が無い。
この後、残っていた戦車の砲身に片手直剣[シリウス]を振りかざしたら真っ二つになった。アタマオカシイ。で、光化学迷彩は普通だった。
「うん、試験はもう良いや。大体予想通り」
「これが予想通りなんですか…」
「外のヘリポートにヘリが待機してるからそれに乗って。S-01地区の司令部まで連れて行ってくれるから」
「ちなみにこの武装のお値段は…」
「ただで良いよ。破棄予定の違法兵器だから」
「違法って言ったよこの人…今日はありがとうございました」
「君は何のために戦い続けるんだ、亡霊君?」
「… 普通は復讐のためとか言うのかな?でも俺は違う。俺は…もう二度と仲間を失わないために、もう仲間を失う人が居なくなるために…俺は戦い続ける」
「クルーガーからの伝言だ。ここでの君のコードネームは[イージス]…良い名前だね」
「こちらアルファ、まもなくヘリポートに到着する」
そしてその1ヶ月後、彼らによってS-01地区を完全に開放された。(その時、テロリスト達からテロリスト殺しとして恐れられる。S-01地区開放直後、その偉業からイージスにはグリフィンエリート勲章が与えられたがその後彼らは一度前線から姿を消すことになる。
2062年 NOW
「まぁこんな所かな」
「イージスって意外と凄かったんだね」
「ライトニングお前意外とって…まぁよく言われるから良いけどさ」
「変な疑いをかけてすみませんでした…」
「良いんだよ、RO」
「ところで指揮官、グリフィンを辞めた後は何をしてたんですか?」
と9A91が尋ねる
「辞めた後1年間は人形整備士、その後はA.T社に勤めてたよ」
「人形整備士ですか…」
「意外か?」
「貴方出来ないことって逆に何かあるの?」
AR15が聞いてきたが…俺だってできない事はある。
「近接戦は割と苦手。後、料理をするとこの世のものとは思えないものが出来る…」
「あぁ…」
「ところで今、ロケランとかどこにあるの?」
「良い質問だな、グリズリー…今私が座ってるイスの下でーす」
と言ってイスの下からMarsとシリアス、89式改を取り出す。
「俺がグリフィンを辞めた時に9A91に預けてたんだよね」
「そのロケットランチャー、私も欲しい」
SOPがそんな事を言ってたが…渡さない方が良さそうかな
「ちょっと失礼…分かった。今、飛行場の管制塔から連絡があった。街の方でテロが起きたらしい…テロリスト殺しの名を引き継ぎたい大馬鹿野郎だけ残れ」
全員残りやがったか
「お前らはもう少し大人しいと思ってたんだがな」
「貴方の部下が賢いとでも?」
「言うようになったな、M14…全員、直ちに戦闘準備!」
「「了解」」
片手直剣[シリウス]
青白い片手直剣。最新の特殊合金を使用しているため軽くて丈夫。更にこの剣に使われている素材にはレーザーを無効化する効果がある。