「…大型輸送ヘリも準備してくれてるのか。流石グリフィン」
「資金の格が違いますねぇ…」
「じゃ、輸送ヘリに人形を乗せるか…俺はいつも通りにアパッチ改に…」
「「えっ!?指揮官もくるの」」
「「えっ?ダメなの?」」
思わず俺と89式は叫ぶ。
「だって指揮官に何かあったら」
「でも彼、普通の人形より強そうじゃない」
「グリズリーさん!何言ってるんですか…」
「SOPはどう思う?」
「んー、良いんじゃない?」
「…ROちゃん、人間はね、働かないと死ぬんだよ」
「指揮官、嘘をつかないで」
「私より指揮官の方が強そうだし…良いと思うよ」
「M14まで…」
「私に指揮官がついて来てくれるなんて…」
「だれか9A91をどうにかしてくれ」
「イージス、ここに害虫を駆除するための化学物質が」
「何それ怖い」
「もうどうなってるのよ…」
「俺が聞きたいよ…AR15」
まあとりあえず…
「多数決で俺の勝ちだな…RO」
「1つ条件があります…ちゃんと防弾チョッキを着てください」
「着てるよ…一番安いやつ(☆3)」
「ちゃんと高いの(☆5)を着てください!」
「えぇ…じゃあちょっと買ってくる」
「おーい、カリーナ」
「何ですか?指揮官様」
カリーナは俺の書類仕事とかを助けてくれる。ちなみに数少ない人間の女性である。
「ちゃんとした防弾チョッキを買おうかと」
「結局自分を出撃するんですか…気をつけてくださいね」
「分かってるよ…ちょっと高いなぁ、このチョッキ」
「でも、これさえあればライフル弾も貫通しませんよ」
「まー、買うけどさ」
「お買い上げいただきありがとうございまーす」
防弾チョッキを買った後、自分の装備を決めた。今回はプライマリウェポンがP90、セカンドリウェポンがFN57、その他装備として手榴弾3発と迫撃砲(敵工場破壊用)を持ってきた。
「はぁー、やっと出撃か…」
「指揮官ってのは大変だな」
「全くだ…今回も頼むぞ、アルファ」
「任せとけ」
「こちら管制塔、ラプター、ライトニングのタシキングを許可する」
「ラプター、テイクオフ」
「ライトニング、テイクオフ」
「B52、速やかに出撃せよ」
「やっぱ戦略爆撃機はデカイなぁ」
「あれが何機もあれば苦労はしないんだがな」
「第3次世界大戦で航空機はほとんどなくなったからなぁ…」
「第3次世界大戦、許さん」
「アルファ、上昇開始」
「さて、初仕事頑張りますか」
「こちらアルファ、まもなくLZに到着する」
「全人形へ、今回のLZは速さを重視するために工場付近にしてる代わりに敵地のど真ん中だ。だからヘリを着陸させられない。全員、降下準備!初仕事開始だ」
「「了解」」