そこで彼市丸ギンの物語が始まる。
「おぎゃーおぎゃー」
そう騒ぐギンを見る彼の母である市丸乱菊は彼を見ながら微笑む。
「元気そうでよかった・・・ギン。」
それに答えるようにギンが今までよりも激しく騒ぐ。
そんな彼の銀髪の紙を撫でながら乱菊は笑いながら呟く。
「ギン・・ごめんね。私が守って立派に育てるからね・・・・」
そういいながら彼女は涙を零す。 . . .
彼女の旦那である男性は現代では最も憧られるであろう職業のヒーローだった。
そしてそんな彼女の覚悟と共に時代は流れ・・・
ヒーロー ヒーロー
「僕な英雄になるために雄英に入る。そして母さんを守った父さんみたいに強い英雄になる。そして母さんを守る。」
それは中学三年生になったギンの言葉だった。
それを聞いた乱菊は一瞬驚いたものの顔を綻ばせ、「そう、頑張ってね」といって微笑んだのだった。
市丸ギン・・・彼の個性は単純なように見えて応用が利く個性だった。
それは自分の両手のどちらかに持っている物体を高速で伸縮させることができる個性。だが伸ばす部分は目に見えぬ速さで伸ばすだけだが、縮む場合は少し違う。
縮む場合は一瞬のうちに伸ばした筈の物体自体が離散し、元の大きさに戻るのである。そして離散した物体は離散こそすれ存在自体が無くなる訳ではない。
それと彼にはもう一つ個性があった。
それは任意により自身が触れた物体に猛毒を付与するというえげつないほど強力な個性。
これは自身の母親である乱菊にすらも語ってない個性。そしてこの個性をしるのは恐らく世界で唯一、個性の保持者である市丸ギン自分だけである。
その個性に気づいたのは偶然か必然か・・・・
そして運命は流れる。
「はぁー・・・運命の受験やねぇ・・・・・」
ギンは雄英高校の入試に訪れていた。倍率300倍という超難関な入試を前にして彼市丸ギンは目を細め独特の笑みを浮かべながら余裕そうな表情をしていた。
「んー・・・筆記はいいとしても実技は少し不安やなぁ・・・」
といいながら彼は自身の左の腰の辺りにつけている鞘に収められた刀を撫でながら不気味な笑みを浮かべつつも試験に向っていく。
そして、筆記試験を受けたギン
(なんや、天下の雄英の入試ゆうから少し緊張したけども、こんなもんか・・・・まぁ難しいけども雄英うける子なら誰でも解るんちゃう?)等と思っていた。
そして筆記試験が終り次第実技試験に移るのだがその説明を聞いたギンは待ってましたといわんばかに今までの笑みよりも獰猛なものになっていた。
ギンが大好きすぎて書きました。
後悔はない。