花騎士秋桜劇場   作:インティライミ

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花騎士秋桜劇場 花騎士合宿:助手と従者編⑤

合宿四日目

朝、目が覚めるとラークスパーさんがこちらを覗き込んでいました

「おはようですぱ!メギの寝顔って案外可愛いですぱ!」

気が付いたらラークスパーさんの頭を掴み、抱き寄せていました

「なにするですぱ!朝から盛るなですぱ!」

ラークスパーさんが可愛すぎるのがいけないんです、可愛すぎて抱き締めたくなるから抱き締めてるんです

このまま一日中抱き締めて、頭を撫でて、キスして、(自主規制)してたいんです

「いい加減目を覚ますですぱ!これはメギの夢じゃないですぱ!」

ぼんやりとした意識が冴えていく、どうやら寝惚けてラークスパーさんを抱き締めていたようだ…そうゆう事にして貰いたい

「そろそろ離して欲しいですぱ」

まだ私の腕の中にいるラークスパーさんを解放する

「全く、朝から盛ったかと心配したですぱ…そうゆうのは訓練終わった後だけにして欲しいですぱ…」

モジモジと呟くラークスパーさんを押し倒したくなる衝動を理性で押さえ付ける

とりあえず着替えて、食堂へ向かおうとするとラークスパーさんに袖を引かれた

「朝から盛るのは困るですぱ…でもこれくらいなら大丈夫ですぱ…」

そう言ってつま先立ちになり、自分からキスしてくる

まさかラークスパーさんからしてくれるようになるとはと嬉しさに震えていると目の前に手を差し出された

「そんな嬉しそうな顔しないでほしいですぱ!…こっちは恥ずかしいんですぱ…ほら行くですぱ」

差し出された手に指を絡めて恋人繋ぎをしてみる

「!?…人が居ない所までならいいですぱ」

少しずつだかラークスパーさんとの距離感が近付いて来てるようで嬉しくなってきました

恋人繋ぎで食堂へと向かいます、人が多く居そうな辺りに近付くとラークスパーさんが絡めていた指を離し始めたので名残惜しいが手を離す

食堂の前でカーパスさん、ワルナスビさんと会うが昨日の事があり気まずい雰囲気になる

気まずい雰囲気のまま朝食を食べているとラークスパーさんの顔にジャムが付いてるのを見つけたので動かないように言ってナプキンで顔を拭く

「メギ、ありがとですぱ」

どういたしましてと返していると隣の二人がヒソヒソと話をしている、どうやら関係を怪しまれているみたいですね

実際深い仲に…そういえばきちんと告白の返事を聞いてないような…

告白した初日から今までの記憶を思い出しますが嫌いではないと言われただけですね…

今までのラークスパーさんはただ状況に流されて私に合わせていただけなのでは…

悶々とした気持ちのまま朝食を終えて訓練へと向かうことになりました

 

訓練の連携は良くなってきてはいますが、まだ錬度が低いと団長に判定されました

先ほどの疑問が頭から離れず訓練にも集中しきれて居なかったですね

訓練所から自室に戻る途中、隣に居るラークスパーさんに告白の返事を聞こうかと思いましたが人前では誤魔化されそうなので、焦る気持ちを抑え自室へと向かいました

 

自室に着いて扉を閉めると、ここは二人だけの空間になります

いざ告白の返事を聞こうとしても、返事を知ることが怖くて上手く話せ出せません

「どうしたんですぱ?朝食の辺りから様子が変だから心配ですぱ。何か悩みなら相談に乗るですぱ…だって私はメギの…」

最後の言葉を聞く前に私はラークスパーさんの腕を掴んでいました

驚いた様子のラークスパーさんに、私の不安な想いを伝えました

合宿初日の夜にこの想いを伝えたが返事を聞いていない事、状況に流されて私に合わせているだけではないのかという不安

胸の中に渦巻く黒く苦しい感情に押し潰されそうで苦しいのだと、不安で身体が裂けてしまいそうだとあの日と同じように心の中を晒け出す

私の身を削るような想いをしての告白に対してラークスパーさんは笑い始めた

「メギもやっぱりアホですぱ!気が付いてないとか笑えてくるですぱ!」

私の告白に対してこの反応とは…悲しみを通り越して怒りが沸き起こり始めました

「本当に私がメギの事大好きなの気が付いてないとかアホみたいですぱ!…あっ、つい本音が…」

ラークスパーさんの発言に怒りがどこかへ飛んで行き、呆然となる

「何を呆けているんですぱ!あぁ~もう!こうなれば全部本音をさらけ出すですぱ!私はあの日からメギが気になってるですぱ!メギの笑顔に胸がドキドキするですぱ!手が、胸が、唇が!メギの身体が触れる度に私の身体が熱くなるですぱ!メギと一緒に居るだけで、どんどん心が惹かれていくんですぱ!それくらいメギが好きなんですぱ!だ・い・す・き・な・ん・で・す・ぱ!!」

顔を真っ赤にして叫ぶラークスパーさんに対して私は涙が止まりませんでした

始まりは最低な始まりだったのに、彼女はそれを受け入れてくれた。その事実に嬉し涙が止まりません

「メギ、そんな泣かないで欲しいですぱ、メギが泣くと心苦しいですぱ…」

心配そうに覗き込むラークスパーさんをそっと抱き寄せます、身体が触れあうと互いの体温も高鳴る鼓動も共有されていきます

「メギの心臓凄くドキドキしてるですぱ…私の心臓鼓動もメギに聞こえてるですぱ?」

返答代わりにラークスパーさんの頬へ手を添えて優しく唇を重ねる、ゆっくり何度も確かめ合うように唇を重ねていく

「んっ!…ハァハァ…そんな優しく求められると愛されてるみたいです心臓張り裂けそうになるくらいドキドキしちゃうですぱ…」

照れた表情のラークスパーさんに我慢出来なくなり、ベッドへと押し倒してしまいました

「メギ、待つですぱ!このままじゃ汗臭いですぱ!せめてシャワー浴びさせて…んっ!」

余計な事を言う口は私の唇で塞いであげます、シャワーを浴びるのも服を脱ぐ時間も勿体ない、今すぐ彼女の愛に答えたい、この駆け巡る想いを全て伝えたい

その想いに突き動かされるように彼女の頬に、額に、首筋に、唇にキスをしていきます

「メギやめて!汗で汚れてるからやめて欲しいですぱ!さっきまでの優しくメギは何処行ったんですぱ!」

ラークスパーさんの身体に汚い所なんて一ヶ所も有りませんよ、なんなら全部舐めてきれいにしてあげます

「やっぱりメギは変態ですぱ!やっぱりあの告白は無かった事にしたしてほしいですぱ!」

喚き立てるラークスパーさんを無視してゆっくりと服を脱がせて、彼女の胸元を解放していきます

露になった彼女の胸に触ると心臓の鼓動が伝わります

私も服を脱いで胸と胸を重ねます、二人の心臓の鼓動が混ざりあい一つになるような錯覚さえ覚えます

愛を確かめあい、正式に恋人同士となった二人の行為はまだ終わることを知らなかった

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