花騎士秋桜劇場   作:インティライミ

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今回の話は友人に相談して思い浮かんだ話です
話の展開に悩み、アイディアを提示してくれた友人に感謝します


花騎士秋桜劇場 花騎士合宿:助手と従者編⑦

合宿6日目

窓から差し込む明かりで私は目が覚めました、ラークスパーさんはまだ寝てるみたいですね

起こさぬ様にゆっくりとベッドから降りて、床に置いてある宝箱を開けて中に仕舞っていた挽いたコーヒー豆と牛乳、砂糖を取り出して、部屋の隅の簡易調理場に置いてあるサイフォンに挽いたコーヒー豆を入れてお湯を沸かしていく

いつもカーパスさんにコーヒーを淹れていたので特に手間取る事無くコーヒーを淹れる

二人分のカップを用意してコーヒーを注ぎ込む、半分ほど入れた牛乳を注ぎよくかき混ぜてカフェオレの完成です、カップと砂糖入れをトレーに載せて寝ているラークスパーさんの元へと持っていく

「おはようですぱ、それは昨日言ってたコーヒーですぱ?」

溢れないように静かにベッドへとトレーを置いて、カップと砂糖入れをラークスパーさん側に寄せる、まずは砂糖無しでちびちび飲むがお気に召さなかったようで二杯砂糖を入れてかき混ぜてから再び飲み始める

私もラークスパーさんの愛らしい姿を眺めながらカップを傾ける

「メギ~、ちょっと甘くし過ぎたですぱ~、そっちのカフェオレちょっと欲しいですぱ~」

ラークスパーさんのお子ちゃま舌では砂糖二杯で甘過ぎるとなることは無いと思いつつ、私のカップを差し出しますが受け取ろうとはしません

「…そうじゃないですぱ…、他に違う飲ませ方があるですぱ…」

彼女が求める飲ませ方を理解し、カップの中のカフェオレを少し口に含み、ラークスパーさんに口移しをする、口の端から頬を伝ってカフェオレがベッドへと落ち染みを作る

「メギのカフェオレ苦いですぱ…でも嫌いじゃないですぱ」

頬に付いたコーヒーの筋を指で拭い舐めとる姿はどこか淫猥な雰囲気を纏っていた

彼女の耳元に近付いて、ラークスパーさんのもエッチな女の子になってきましたねと囁く

「こうなったのはメギが原因ですぱ、責任取るですぱ」

そう微笑みながらキスしてくる、昨晩の事が切っ掛けで余裕が出来たようだ

日が経つに連れて二人の仲が深まるのは良いが合宿もあと二日で終わってしまう…ラークスパーさんと忘れられない記憶と証を残したいと思い、昨日副団長のエノテラさんから借りてきた例のモノを使う事を決断しました

まぁそれは楽しみに取って置き、先に朝食を食べて訓練に励みましょう

簡易調理場に空のカップを置いて、ラークスパーさんと恋人繋ぎで部屋を後にしました

 

食堂の前にはカーパスさんとワルナスビさんが先に列に並んで居ました、昨日休んだお掛けで疲労は抜けたのか元気そうですね…なんだか肌艶が良いような…気のせいですかね?

 

食事を終え、訓練所へ向かうと訓練開始前に団長による集会が行われました

偵察部隊からの報告により、想定より早く害虫の活動が活発となり始めたので大討伐の日程を一日早める事になったとの事です

今日が最後の訓練となる事を肝に銘じ、訓練に励むようにと団長が締めて集会は終了し訓練が始まりました

全体の士気は高く、動きも滞る事無く連携が繋がる

団長も満足げな表情で訓練終了を告げ、花騎士達に歓声が上がる、私もラークスパーさんと笑顔を交わした

 

明日に向けて英気を養う様にと少し早く訓練が終わり、各自自由行動となる

私たちは自室に戻りシャワーを浴びることにした

一緒に服を脱ぎ浴室へと向かう、熱いシャワーを浴びながらその姿が自然な姿で有るかのように絡み合う

優しく濡れた互いの身体を擦り汗や汚れを落とし合う、汚れを落としきるとタオルで互いを拭き合い、手を繋いだままベッドへと倒れ込む

握り合った手の先に有る視線を交わし、ようやく言葉が出てくる

「明日でこの合宿も終わるですぱ…そうしたら私とメギはいぜんみたいに元に戻らなきゃいけないですぱ…戻りたくないですぱ…メギと離れ離れとか嫌ですぱ!」

涙目になりながら離れるのを嫌がるラークスパーさん、当然私も離れたくありませんが現実は許してくれません…だからエノテラさんから借りた道具を取り出しました

「メギ、それなんですぱ?両方にキノコの傘みたいなのが両方に付いた変な棒?知らない物ですぱ」

これは副団長のエノテラさんが傭兵時代のお仲間から借りた道具で女性同士とかで使う道具みたいですね、男性相手にも使える様ですが何故エノテラさんが持っていたのかは秘密と言われてしまったので分かりませんが…

これを使って私とラークスパーさんに印を残そうと思って借りてきました

「えと…つまり…そうゆう使い方する道具ですぱ?」

ラークスパーさんもなんとなく使い方を理解したのか赤面していく、でも拒否感は見られない

「本音言うとちょっと怖いですぱ…でもメギとなら大丈夫ですぱ」

弱々しい笑顔み向けるラークスパーさんを勇気付けるようにキスをする

そして『ジョークグッズ』に一緒に使うよう言われ渡されたぬるぬるする液体を塗りつけて準備を整え、ラークスパーさんに『ジョークグッズ』を手渡す

その後私とラークスパーさんの間に消えることの無い印を刻み込む事となったが、その先の未来で少し苦労する事になるとこの時は想像していなかった




次回で最終回予定
今回副団長としてエノテラに出て貰いましたが、実際の私の騎士団の副団長はアブラナ一人です
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