合宿7日目 大討伐当日
朝から下腹部の違和感で目が覚めました、まさかこんな感覚になるとは誤算でしたね…
違和感を感じながらも起き上がりサイフォンでコーヒーを淹れる準備をしていきます
物音がしたので後ろを振り向くとラークスパーさんがこちらを恨めしげに見てきます
「おはようですぱ…メギ、何か言うことないですぱ?」
おはようございます、そしてすみませんでした…まさかこうなるとは…
「まったくですぱ!違和感しまくりですぱ!…違和感するのはメギとの証だから嬉しいんけど…大事な大討伐当日にこれはないですぱ!」
文句を良いながらこちらにしなだれかかってくるラークスパーさんの重みを感じながらもコーヒーが完成するのを待った
コーヒーが完成すると牛乳と一緒にカップに注ぎこみカフェオレを作る
カップと砂糖入れをラークスパーさんに渡し、ベッドの上で一緒に飲む
コーヒーの苦味を牛乳が優しくまろやかな味に整えてくれる
ラークスパーさんがカップを置き話しかけてくる
「メギ、今日が終わればまた離れるけどメギは私の大切な人に変わりはないですぱ!」
大討伐が上手く行く前提で話をしていませんか?何が起こるか分からないんですよ?
「それは大丈夫ですぱ!団長やワルナスビ様、カーパスや他実力者ばっかりですぱ!負けるはずないですぱ!…それに私の身はメギに任せるですぱ!そしてメギの安全は私が守るですぱ!」
胸を張り宣言するラークスパーさんを抱き締める
必ず守りきります、貴女へ害虫どもを近寄らせはしません
リリィウッド郊外
コダイバナとリリィウッドの境界付近の森にて大規模な害虫の行動が確認された
私達には団長と共にこの害虫達を叩き、リリィウッドへの進行を阻止する事を目的として行動している
機動力を生かした囮部隊が害虫の注意を引き、目的地へと誘導、迎撃地点へと到着したら迎撃部隊が害虫を殲滅する、私は討ち漏らした害虫を処理する支援部隊に配属されている
森にワルナスビさんの高笑いが響き渡る、囮部隊に害虫が食らい付いたのだろう
大きな音と共に害虫達が巻き上げた砂埃がこちらに近付いてくるのが目に見える
囮部隊が迎撃地点を通過し迎撃部隊と合流する
害虫達が開けた迎撃地点へと集まってゆき、団長の合図と共に大量の魔法が害虫へと降り注ぐ
魔法攻撃により数を減らした害虫を殲滅するべくラークスパーさん含む近接武器持ちの花騎士達が弱った害虫達へと襲いかかる
ラークスパーさんは自慢のハンマーで一匹、また一匹と害虫達を屠ってゆく、ハンマーを振るう反動で動けないラークスパーさんに襲いかかる害虫は私が一匹残らず撃ち抜いてゆく
「!?メギ!伏せるですぱ!」
ラークスパーさんの声を聞いて、咄嗟にしゃがみ込むと小型の蜂型害虫が私の頭上を通過していく
「わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」
蜂型害虫を追いかけるよう、必死にハンマーを制御して叩きつける
「め、メギに出だしさせないですぱ!」
よろけながらも叫ぶ姿に私を含め周りの花騎士達の士気が上がる
殲滅は時間の問題だった
「ふぅ~気持ちいいですぱ~」
大討伐を終えて、私たちは合宿所の大浴場に二人きりで入っていました
大討伐終了時、ほとんどの花騎士達は荷物をまとめて自宅や自分の騎士団寮へと戻り、ほとんど人は居なくなっていました
「大浴場を二人で貸し切りとか贅沢ですぱ~」
大浴場を伸び伸びと使えるのは特別感や優越感があり気持ちが良いですね
「それにメギとふたりで居られるのもこれが最後ですぱ…」
ラークスパーさんが私の背中側から抱きつき、胸に触ってきます
「…本当に羨ましいですぱ…なんでお湯に浮くんですぱ?」
そう言いながら私の胸に触り続けるラークスパーさん
人が少ないとは言え、まだ残っている人は居るのだ
せめて自室に戻ってからと言おうとするがラークスパーさんに唇を塞がれてしまう
「正直我慢出来ないんですぱ…離れる瞬間までメギと繋がっていたいんですぱ…」
大浴場で絡み合っていると入口が開かれる、湯気で見えないが入って来た二人は絡み合うこちらに気がついて居ないようだ
大浴場に入ると同時に向こうも激しく絡み合い始める…何故か聞いた事がある声なように感じるのは気のせいだろうか…
換気の為に風が吹き、湯気が晴れるとこちらを見て目を見開くカーパスさんとワルナスビさんが居た
無言で見つめあい、真っ赤に爆発してカーパスさんとワルナスビさんが一目散に逃げ出した
「ま、待って欲しいですぱ!ワルナスビ様!タオル!バスタオルで前を隠してくださいですぱ!」
ワルナスビさんもカーパスさんも前を隠さずに逃げるのでバスタオルを身体に巻き、手にバスタオルを持ち追いかける
どうやら私とラークスパーさんの関係は変わらずに続くみたいですね
これからもよろしくお願いしますラークスパーさん♪
次回は短編をいくつか書いてから花騎士合宿:探偵と怪盗編を開始予定です