皆様も母の日に贈り物はしましたか?私はオレンジのハーバリウムを贈りました
皆様こんにちわ、シュウメイギク様の侍女及び護衛を務めるコリウスでございます
本日は私とシュウメイギク様との日常の一部を皆様に紹介いたします、と言っても作者である団長様の秋桜ですけどね♪
もうすぐ母の日です、我が主であり育ての親であるシュウメイギク様への贈り物を何にするかと私は一人悩んでいました
今までで有れば花を贈っていましたが、今年は少し趣向を変えてみようと考えていました
しかし肝心の贈り物が思い浮かばず困り果てて居ました
今年は団長様と出会い、外の世界に触れる事が多くなり私の世界も広がったように感じられます
『恋と愛は夢幻の如きもの』と日頃から仰られるシュウメイギク様も団長様と出会われてからは、よく笑うようになり暇が有れば団長様の事を遠見の魔法で探しておられるほど団長様を気にしておられるご様子
実際私も団長様の事をお慕いしております、主であるシュウメイギク様程ではありませんが
そう考えると一番の贈り物は団長様をお呼びすることなのではと思い立ち、私は団長様へと手紙を書くことに致しました
母の日前日
団長様へ手紙を送り、母の日に来て頂けるようお願いすると快諾して頂き、スケジュール等の調整を行って前日からベルガモットバレーに来て頂きました
団長様の泊まる宿を訪ねて、明日の打ち合わせを済ませて宮殿へと戻り自室にてある物を作っておりました
『欲しいもの交換券』と書かれた一枚の紙を眺めながら昔の事に思いを馳せました
幼き日、母の日にシュウメイギク様へ贈った手作りの『肩たたき券』、とても豊かなものをお持ちのシュウメイギク様はよく肩がこると仰られていたので幼き日の私は肩たたき券を作ってお渡ししたのを今でも鮮明に思い出せます、その時のシュウメイギク様の笑顔も…
母の日当日
「コリウス、わらわの髪を整えるのを手伝ってたもれ」
早朝、私はシュウメイギク様の自室で長い髪を整えるのを手伝っていました
今日、団長がこちらを訪ねてくると聞いたシュウメイギク様が慌てて、容姿を整えると言い出したのでした
「なぜわらわに言伝てもなしに訪ねてくるのかのう、コリウス、そなたは聞いておったか?」
もちろん知っていますよ、私がお呼びしたのですからと言いたくなる気持ちを抑え、今朝早くに訪ねて来ると突然言われて困惑していると嘘をついてしまった
「そうであったか…なら致し方有るまい。その代わりコリウスよ、団長殿をお迎えに行くのだぞ?」
喜んで行かせて頂きます、じゃないとシュウメイギク様への贈り物を準備出来ませんからね!
「コリウスよ、団長はまだ来ないのかの?」
先ほどからソワソワとどこか落ち着かない様子のシュウメイギク様、いつもの落ち着き払っている姿とはまるで別人のようだ、これが愛や恋を知った者の姿なのかと思うと羨ましく思う
私は幼き頃からシュウメイギク様と共に過ごしている為、『恋と愛は夢幻の如きもの』という考え方は正しいと思っていた、いや今も思っているが団長様と出会い変わって行くシュウメイギク様を見ていると羨ましくなるのです
ガジュマルが準備が出来たと合図を出してきたので、計画を発動する事にした
私はシュウメイギク様に昨夜作った『欲しいもの交換券』を母の日のプレゼントであると言い差し出した
「コリウスよ、今団長様が訪ねて来るかも知れぬ時に渡すでない…全く、わらわが今欲しいのは団長様よ」
言って欲しかった言葉をしっかりと聞いてガジュマルに合図をする
するとガジュマルが廊下に用意していた大きな箱を持ってきた
「これは何ぞ?」
もちろん『欲しいもの交換券』で取り寄せたシュウメイギク様の欲しいものです、キャハ♪
私の合図に合わせて中に隠れていた団長が箱を開けて現れる
「なんと!?コリウスまさか!?」
はい、シュウメイギク様に母の日のプレゼントとして内緒で団長様をお呼びしました!とネタばらしをする
「全く、ガジュマルも一枚噛んでおったな…二人とも後でお仕置きを覚悟しておくように。そなたにはすまぬ事をしたな」
シュウメイギク様は私の計画に呆れながらも喜んで頂けたようだ
団長様が箱の中から花束を差し出した時には頬を染めて照れているのを見ていると成功して良かったと安堵する
私の幸せはシュウメイギク様が幸せで有ること、恋や愛を恐れていた貴女が団長という素晴らしい相手と出会い、恋い焦がれるも踏み出せない貴女の背中を押す事が私の幸せに繋がるのです
ですからその美しい想いを恐れず、恋を実らせて下さい、私の大好きなお母さん♪