花騎士秋桜劇場   作:インティライミ

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花騎士秋桜劇場 花騎士合宿:探偵と怪盗編⑤

合宿5日目

窓から日が差してきて目が覚めた

少し身体が怠い気がするが昨夜遅くまであんな事をしていたからだろうと思い当たり、恥ずかしくなってきた

昨夜の勝負はボクの勝ちと言うことになりそうだが実際余裕はなかった

隣で寝ているワルナスビを見てみるとだらしなく幸せそうな寝顔を晒している

目に懸かりそうな髪をそっと寄せて額にキスをする、勝者の特権として許してもらおう

ふと時間を見てみると朝食の時間をとうに過ぎていた

ボクは慌ててワルナスビを揺り起こす

「ぜっらいにカーパスに屈しないんらから~…ムニャムニャ…」

一向に目が覚めないので頬をつねってみた

「いたひいたひ!…おはようカーパス、もう少し優しく起こしてよ~」

ようやく目覚めたワルナスビに朝食まで時間が無いことを伝え慌てて支度する

「えっ、本当!?忙なきゃ!」

慌てて支度するワルナスビ、無理矢理シャツのボタンを閉めようとしてボタンが弾け飛ぶ

「あわわわ、どうしよ!」

ボクは慌てるワルナスビに落ち着くよう言って、ピンバッチをボタンの代わりにしてシャツを閉じてあげた

「あ、ありがとカーパス…」

昨夜の事もあってかワルナスビが恥ずかしそうにしながらも大人しくしている

あまり激しく動くと外れるから気をつけてと注意してから食堂へと向かうべくワルナスビの手を握り走り始める

走りながらワルナスビの胸が揺れる姿を見て、ピンバッチが外れるのは時間の問題だなと思うのだった

 

食堂に着くと同時に軽く朝食を済ませ訓練所に向かい訓練を開始する

昨夜の疲労、寝不足などが原因で身体が怠く素早く動けず集中力も切れて注意散漫な状態だった

おかげで害虫役の花騎士の攻撃に何回も辺り負傷、酷いときは死亡判定を付けられた

「ふははは、我が怪盗妙技を見せてや…痛っ!ちょっと待って!何か刺さった!」

ワルナスビが囮役として逃げ回りながら反撃しようとした時、シャツを固定していたピンバッチが外れ胸に刺さったようだ

その後もボクとワルナスビは訓練に集中出来ず、午後から休息を命じられた

 

午後

「あいたたた…胸が動く度に傷口が擦れて痛いよ…」

ボクたちは訓練所での訓練を早めに切り上げて合宿所に戻る途中だった、汗を流してから昼食にしようとワルナスビを大浴場に誘った

大浴場は人が居らず貸し切り状態だったため伸び伸びと使うことにした

「フフフ、この生命の泉は我らが独占した!」

はいはい、そんな事してないで汗流すよとかけ湯をして身体を洗ってから浴槽に入る

広々とした風呂を満喫出来るのはいい気分だ、ゆったりしているとワルナスビがこちらに寄ってきた

「ねぇカーパス、あたしの胸の傷大丈夫?ちょっと見にくいから代わりに確かめて?」

ピンバッチが刺さっていた辺りは赤くなりかさぶたみたいなものがいくつかできているが血は出ていないので大丈夫だろう

それよりも目の前の胸に意識が向いてしまう、昨日の夜の事を思いだし顔が赤くなる

「あっ…」

ワルナスビもこちらの変化に気がつき、昨日の行為を思い出して赤くなった

互いに何も言わなくても伝わったかのように浴槽から出て着替えを手早く済ませて部屋に向かう

部屋に着いて扉に鍵を掛けたら互いに抱き合い熱い口付けを交わす、そのままベッドの隅に服を脱ぎ捨ててベッドへと倒れこむ

そのまま流れる汗を気にせず昨夜の勝負の続きを始めた

数時間後、部屋を訪ねてきたメギとラークスパーに気が付くまで勝負は続くのだった

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