花騎士秋桜劇場   作:インティライミ

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クジラ艇をトライダーG7の歌風にしてみただけです


花騎士秋桜劇場:無敵メカ クジラテーF40

ベルガモットバレーの発明家ケンザン、後の世に多くの発展をもたらすカラクリを発明した天才であった

その発明品の一つ『魔力通信送受信器』

二つの大きな箱、その中に設置されたら魔力波発生器に魔力を流し込むと目に見えない魔力の波を発生させ、対となる箱の中に置かれた水晶に魔力の色が映り込み、色によって様々な情報を伝える事が出来るカラクリである

しかし箱が巨大、通信可能範囲が狭い、色だけでは伝わらない等の理由で量産される事は無かった

それから数百年後、カラクリ仕掛けに興味がある花騎士ゼンマイが綺麗に保管されていた魔力通信送受信器を発見し、分解し機構を確めるうちに改良の余地がある事を発見する

これが春庭通信社会の始まりになるとは誰も予想していなかった

 

 

ケンザン設計、ゼンマイ改良により生まれ変わった魔力通信送受信器は巨大過ぎて移動困難だった初期型に比べて、二、三人で持ち上げれば運べる大きさと重さ、外付け型送受信器の追加で伸びた通信可能範囲、さらに水晶に映るものを色から色と文字に変更した為より多くの情報伝達が可能になった

直ちに各国家指揮の元、量産が始められ各所の王宮・騎士団・憲兵詰所・病院などに販売されていった

伝令や手紙より速い情報伝達手段の確立、通信手として元花騎士や魔力不足で花騎士になれなかった者の雇用の増加等、人々に様々な恩恵を与える魔力通信送受信器であったが同時に春庭の抱えるある問題が浮き彫りになってきた

通信手段の発展に追い付けない輸送手段の少なさである

アカシア隊・オレンジ隊・新人花騎士達による輸送隊・花騎士の護衛付きキャラバンによる輸送が主な輸送手段ではあるが一度に運べる量はそれほど多くない

また害虫の襲撃も多く、輸送に失敗しキャラバン壊滅などと言う話は度々話題にあがる

そんな春庭の現実を嘆き、一人の男が立ち上がるのだった・・・・・・

 

 

とある昼下がり、平和でまったりとした時間を過ごす騎士団に魔力通信送受信器に付けられた水晶が赤く光り、警報が鳴り響く

 

「早期警戒網から入電!古代害虫出現!市街地に進行中!」

「よし!クジラ艇発進準備急げ!」

 

水晶に映し出された文字を読み上げた通信手からの報告に団長がクジラ艇の出撃を指示し、自らも乗り込んでいく

クジラ艇、過去に設計されケンザンが改良した設計図を元にナズナ達が現代に復活させた巨大兵器

団長やナズナ、花騎士達四十人が乗り込み空を泳ぐ巨大なクジラは様々な武器を使用し、古代害虫と対等に戦える春庭の守護神として活躍していた

 

「ふぅ・・・今回も撃退出来たな」

「こちらも燃料が心許ないですね、一度帰還しましょう」

 

数時間に渡る戦闘を終えて、クジラ艇停泊所へ帰還中の何気ない会話が騎士団の運命を変えてしまう事になるとは誰も知るよしも無かった

 

「そういえば・・・ナズナ、アカシア隊やオレンジ隊の休暇ってどうなっていた?」

「ええと・・・・・・しばらく休暇無しで稼働しないと間に合わないみたいですね」

「やはりか・・・・・・物資の需要が高まり経済が潤うなんて言ってても輸送手段が無ければなぁ。いっそ各国に巨大な中継拠点作って、そこから輸送するとかしてみた方が楽なのかもな」

「難しいですね、そこに大量の物資を運ぶ手段が有りませんから」

「そうなんだよな~このクジラ艇ならなんて思ったりしたんだが」

「・・・・・・!?団長様!後で各国と計画を相談しておきます!」

「へ?」

 

ナズナは団長との会話を切欠に春庭各国に巨大物資集積場の建設及びクジラ艇による物資輸送計画を提案する

渋る各国を納得させ、半年後には集積場が稼働し始めるのであった

 

 

 

半年後

かつてクジラ艇を運用していた騎士団は騎士団兼輸送会社となっていた

今日もまた魔力通信送受信器が光り、通信手が対応する

 

「はい、こちらクジラ花騎士カンパニーでございます!物資集積ですね!場所はブロッサムヒルからロータスレイクですね!承りました!またのご利用お待ちしております!」

 

通信手が通信を終えて依頼をメモした紙を社長秘書のナズナに手渡す

 

「社長様!新しい依頼が来ましたよ!」

「私は社長じゃない!団長だ!どうしてこうなったんだ・・・・・・」

 

かつて執務室と呼ばれた部屋は社長室に変えられ、肩書きも団長から社長へと変えられてしまった

項垂れる団長を励まそうとナズナが話しかける

 

「元気出して下さい団長様!アカシア隊やオレンジ隊の皆さんの笑顔を思い出して下さい!会社が立ち上がってからは以前のような疲れた表情を見せず、元気にお仕事しているのも団長様のおかげだって言ってたじゃないですか!」

「・・・・・・仕事が増えてかつ赤字スレスレな経営な事に対して何か意見は?」

「・・・・・・クジラ艇は運用費結構掛かるんですよね」

 

ばつが悪そうに苦笑いするナズナに対してため息をつきながらも立ち上がり仕事に取り掛かろうとした瞬間通信手が慌ただしく社長室へと入ってくる

 

「社長!古代害虫出現の知らせが!」

「わかった!輸送依頼してきた所に遅れると連絡しておいてくれ!ナズナ!みんなを集めろ!」

「了解しました!」

 

団長は気持ちを切り替え、指示を出しながらクジラ艇へと向かうのだった

 

 

停泊所に集まった40人の花騎士を確認し、クジラ艇に乗り込む

計器のチェックを行いながらナズナに確認を行う

 

「計器の調子は?」

「良好です!人員も全員乗り込みました!」

「よし、発進シークエンス開始!」

 

ナズナが魔力式拡声器に近づき、周囲へと発進のための退避を促すアナウンスを開始する

 

『皆様毎度ご迷惑をお掛けします、ただいまよりクジラ花騎士カンパニー所属、クジラテーF40が出撃致します~周囲の皆様は白線の外側まで退避をお願い致します~ご協力感謝致します~』

 

クジラ艇の見物に来ていた一般人や整備担当達が離れたのを確認し、クジラ艇は大空へと出航する

 

「ではいつもの恒例!クジラ花騎士カンパニー社歌!無敵メカクジラテーF40を流しますね!」

 

出撃と同時に、士気向上と周囲への宣伝も兼ねた社歌がクジラ艇の内外に魔力式蓄音機から流れ始める

 

~♪~♪

こちら春庭なんでも屋~クジラ花騎士カンパニー♪

俺は社長で団長だ~♪今日も乗り込むF40~♪(クジラテーF40~♪)

騎士団の金庫を守るため~♪いやっ!春庭平和を守るため~♪

飛べ~F40~♪クジラテーF40~♪ゆけ~F40~♪クジラテーF40~♪

お前は世界の~無敵メカ~♪

 

「ナズナ、前から気になってたんだが誰がこの曲作ったんだ?」

「作詞作曲は私が、歌はユリさん、バックコーラスはクルミさん・ヘレニウムさん・アンリさん・クラスペディアさん等に頼んで録音しました!」

「・・・・・・クジラテーF40って名前は?」

「一般の皆様に親しみを持って貰おうと思いまして!F40はフラワーナイトが40人乗り込むって意味です!」

「そうか・・・・・・この歌怒られなかった?特に金庫のくだりとか」

 

団長の質問に不思議そうな表情を浮かべて顎に指を当てながら首を傾げるナズナが答える

 

「そうですか?むしろ評判が良くて、酒場等でよく歌われているそうですよ?」

「ならいいさ」

「あ、そうだ!団長様、チビナズナの使用は控えてくださいね!現在生産ラインが魔力通信送受信器に使われているので残機も少なくかつお値段も張るので!」

 

どこからか取り出した算盤を弾いてチビナズナ一体に掛かる値段を見せてくるナズナに団長の眉間のシワが濃くなる

 

「わかった、できる限りの予算の範疇に納めるよう努力する・・・・・・この怒りと虚しさを古代害虫にぶつけて各国家から防衛費がっぽり要求するぞ!総員!戦闘配置につけ!」

「「「「「「了解!!」」」」」」

 

団長の叫びに反応した花騎士達が戦闘配置に付き、目の前に迫りくる古代害虫との戦闘に備える

戦えクジラテーF40!負けるなクジラテーF40!春庭の明日の輸送と平和は君の手に掛かっているぞ!頑張れクジラテーF40!頑張れクジラ花騎士カンパニー!

続かない

 

 




スパロボTでトライダーG7の歌聞いていたら書きたくなった、反省しています
怒られたら消す予定、続きは多分有りません
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