三日目午後
食堂に着きました、朝に比べると利用する人が衛兵や職員がメインとなるのでかなり空いている
利用人数も少ないためビュッフェ形式ではなく、注文形式となるようだ
「色々あるですぱ!?メギはどれにするですは?」
私はタマゴサンド、ハムサンド、ベーコンレタスサンドにします
「なら私はナストマトスパにするですぱ!」
本当にナスが好きなんですね…と聞いてみると
「ワルナスビ様が作ってくれたナストマトスパがとても美味しかったんですぱ!あれは世界で一番美味しい料理ですぱ!」
そうなんですね、なら私も負けていられませんねと静かにワルナスビさんへの闘志を燃やしていました
席に腰掛けて二人で昼食を食べ始めました
「ワルナスビ様が作ったナストマトスパほとじゃないけど美味しいですぱ!」
本当に美味しそうに食べるので、見とれているとラークスパーさんがこちらを見てきた
「そんなに見ても、あげないですぱ…一口ずつ交換ならあげるですぱ」
こちらの視線を勘違いしたようだが好都合ですね、どれを食べるか聞いてみます
「ならベーコンレタスサンドにするですぱ」
そう言ってベーコンレタスサンドを指差したので、私はサンドイッチを手に取り端を一口食べてからラークスパーさんに差し出しました
「なんで一口食べてから差し出すんですぱ!これじゃあ間接キスになるですぱ!」
ラークスパーさんは私が差し出したサンドイッチを受け取ろうと手を伸ばしますしますが、その手を避けるようにサンドイッチを離します
「なにするですぱ、早く渡すですぱ」
察しが悪いですね、早く口を開けてくださいと彼女に催促した
「へ?口を開け…やらないですぱ!そんな恥ずかしい事しないですぱ!」
ただ、あーんして貰うだけなのに何をそんなに恥ずかしがる必要があるのだろうか、あーんや間接キス以上の事を既に経験しているというのに…
「ぐぬぬ…分かったですぱ…あー…」
恥ずかしがりながらも無防備に開かれたラークスパーさんの口に何かイタズラしようかと思ったが、人目があるので別の機会にしましょう
「もぐもぐ…このサンドイッチ美味しいですぱ!」
子供みたいにはしゃぐラークスパーさんは本当に可愛いですね、将来こんな子供が欲しいものです
「はい、お返しの一口ですぱ!好きに取るですぱ」
スパゲッティの盛られた皿を差し出してくるが、受けとるつもりはない
あーんして一口あげたのだ、お返しも同じようにして欲しいと期待するような視線を向けてみた
「はぁ…分かったです…、はい、あーんですぱ」
フォークに巻かれた一口大のスパゲッティを差し出すラークスパーさん、焦らしてもいいが、これ以上は機嫌を損ねるだろうから素直に頂く
咀嚼する度にパスタに絡まったナスとトマトの風味が口の中に広がる、確かに美味しい
「これ以上あげないですぱ!ふーんだ!」
恥ずかしさを我慢出来ず、そっぽを向かれてしまった
その後食べ終わるまで会話は一切無かった
自室に戻るなり直ぐにベッドで横になるラークスパーさん
消化に悪いから直ぐに横に成らないよう指摘するが聞く耳持たないようだ
呆れながらも私も同じベッドに腰掛けて、ラークスパーさんの四肢を観察していく
「ん?何見てるんですぱ?」
訓練の時にどこかぶつけたりしていないか確認していると伝え、バスローブに着替えるよう指示した
「変態ですぱ!メギが変態になったですぱ!」
失礼な言い方ですね、服の上からだと見えない怪我が有るかも知れないのでバスローブに着替えて欲しいんです
ラークスパーさんが終わったら私も確認して貰いますと伝えバスローブへと着替え始める
ラークスパーさんも渋々服を脱ぎバスローブへと着替える
着替え終わったらベッドの上でうつ伏せになってもらい、触診を始める
「手付きが卑らしいですぱ!」
そんな事はありません、これは医療行為、実際卑猥は無い…ちょっと興奮しています
「そこは大丈っん!…そこダメ!あんっ!」
内股辺りをハンマーの柄でぶつけていないか確めていたら色っぽい声が出ていましたね
「もう止めるですぱ!どこも問題ないですぱ!次はメギの番ですぱ!」
突然ベッドから起き上がり、ベッドから降りるラークスパーさん
「よくも好き勝手やってくれたですぱね!今度はこっちの番ですぱ!」
そう言ってラークスパーさんは私に覆い被さるように飛びかかり、私を押し倒してきます
「ふふふ、これで逃げられないですぱ!反撃開始ですぱ!」
突然ドアがノックされて、開けられる
ドアの先にはカーパスさんとワルナスビさんがこちらを見て呆然としている
「あ、違っ、マイスター…これは…」
二人は赤面しながらお邪魔だったやごゆっくりと言い残し走り去っていった
厄介な事になりましたね…とりあえず脱け殻になったラークスパーさんを置いて、走り去った二人を追いかけて事情を説明しました
事情を説明した後、二人は問題無い、事情は理解したと言っていましたが視線は泳いでいました
まぁ大丈夫でしょう、実際問題はない筈です
自室に戻るとラークスパーさんが壊れた操り人形のように俯いて落ち込んでいました
私はラークスパーさんを優しく抱き寄せて二人の誤解は解いたから大丈夫だと伝えました
「大丈夫ですぱ?ワルナスビ様に嫌われてないですぱ?」
顔を上げたラークスパーさんの頬には涙の流れ落ちた跡が残っていた
その涙の後を指で拭い、貴女の仕える主はこれくらいで貴女を嫌うほど器の小さい人ですかと諭す
「ワルナスビ様を悪く言うなですぱ!ワルナスビ様はとても心の広い方ですぱ!」
なら問題有りませんねと笑いかける
「うん…メギ、ありがとですぱ…訓練中の事も、今の事も、助けてくれてありがとですぱ」
顔を直視されながら感謝を伝えられるとちょっと照れ臭くなりますね
ラークスパーさんも照れ臭くなったのか顔を背けてますが、耳まで赤くなってるのが見てとれます
ラークスパーさんがそっとバスローブの袖を引っ張り、呟いてきます
「ねぇメギ、今日も一緒にシャワー浴びて欲しいんですぱ…」
一緒にシャワーを浴びる、二人の暗黙の約束になりつつある行為
その後の流れに期待しつつ私たちはバスローブを脱いで浴室へと向かった
浴槽にお湯を溜めながらシャワーを二人で浴びる、シャワーを浴びながら火照る身体を寄せ合い、指を絡ませる
熱に浮かされたような視線を向けてくるラークスパーさんの唇を塞ぐように唇を重ね続ける
気がつくと浴槽からお湯が溢れ出る程に口づけを交わしていた
蕩けかけてるラークスパーを浴槽へと誘い、向かい合うように入る
昼間から気になっていたラークスパーの口に親指を伸ばして咥えさせる
「はひふるんれすはぁ~
」
喋る時に動く舌が私の親指に触れる、普段触れる筈のない場所に触れている事実に背徳的な興奮を覚える
最初は嫌がっていたラークスパーさんも段々と受け入れて来たのか、私の伸ばした手を掴み、親指をしゃぶり始める
今夜も二人の愛の営みは夜遅くまで続くのでした