魔法少女リリカルなのは 〜Do you become God? 〜 作:クマリン!
今回は、A'sの起きる前のことがメインなのだ。
よろしくお願います。
嘱託魔導師になって、今までクロノの隣で見学してきた。
そんな俺も正式に任務として参加する。
しかし、これは今後の俺の人生を決定づけた任務もあった。
―そんな始まりの日―
「ここはどこだろう?」
俺、高町・S・ジエンは不思議な空間の中にいた。
周りを見渡してみる。
前回、過去のジエン・スタライトに会った時と似ているが、この世界は白い。
自分だけに色があってそれ以外は何もない。
「あの~もしもし?」
これは何らかの魔法効果のバグかな?
昨日は久しぶり休日だったため、さまざまな装備や装置を作っていた。
もしかして、それが原因だったのだろうか?
「聞こえていないのかな? もしも~し?」
困ったことに、この空間では魔法が使えない。
AMF下においても俺の魔力結合は、独特のため妨害を受けにくい性質がある。
そのため、AMF下においてもそれなりに魔法が使えるのだ。
そんな俺が魔法を使えないとすると、いったい?
「もしもし!!」
「うわ!」
後ろからいきなり大声が聞こえた。びっくりして肩を勢いよく震わせた。
恐る恐る後ろを振り返ると、かわいい美少女がいた。はい?
なのはやフェイト、アリサなど美少女をいつも見ていたせいで目が肥えているが、それでもかわいいと言える。
黒い長い髪を後ろで束ね、ちょっと泣きそうな上目使いで俺を見る、赤いワンピースの女の子だ。
伸長はアリシアに近くちょっと小さい。俺よりも頭一つ分くらい小さいかな?
「もしかして何度も呼ばれたのかな俺?」
「そうですけど」
両手で目元を拭う姿は猫に見える。つい手が伸びて頭を撫でてしまった。
「ごめんな、返事しないで。一体何の用かな」
女の子はどこからともなくノートを取り出して、それを見ながら言った。
「えーと、伝えたいことがあってあなたを呼び出しました」
俺は彼女の頭の上にに乗せていた手をどかして、半歩下がり、しゃがんだ。これで目線は同じくらいかな?
「ごめん、続けて」
「あ、はい。それで私は神様見習い候補で、今は雑用をしています。名前は、サクヤです。よろしくお願いします」
そう言って、頭を下げてきた。
「自分は、高町・S・ジエンです。よろしくお願いします」
一旦、俺は立って頭を下げた。そして、もう一度、しゃがむ。
「では、伝言をお伝えしますね」
『あなたの持つユグドラシル式魔法の欠片たちは神の魔法の一端です。悪用しないでください。よろしくお願いしますね。
この世界には、神でさえ逆らえない法則があります。
それは一度壊れたものからの完全な修復は不可能であることです。良くも悪くも何かしらの影響があります。
たとえば、アリシアについてです。死ぬ前のアリシアにはリンカーコアがない状態でしたが、現在はあります。これは良い変化です。
または、プレシアについてです。時間を削った際にリンカーコアに大ダメージがあり、魔法を控えなくてはならない状態であります。これは悪い影響です。
どちらかの影響があるにしても、完全に元に戻ったわけではないのです。
忘れないで下さい。壊れたものを完全に元に戻せないのです』
俺はこの話を聞く前から分かっていた。ユグドラシル式魔法を再現しようするため何回か実験をしたが、魔法陣の構築の途中でエラーを起こして全て失敗していた。
今回の伝言は、このためのヒントなのだろうか?
完全には元に戻らないから諦めろって言いたいのかな?
「……、伝言ありがとう、サクヤ」
「どういたしまして」
一度に一気にしゃべったせいか、軽く呼吸困難気味であるサクヤ。
サクヤの顔が赤くなっているため、ちょっと犯罪者っぽい俺!
というのは冗談で、どうやってたらこの空間から抜けられるのかな?
「サクヤ、ここからどうやったら出られる?」
いきなり自信満々な顔になって、右手を前に出した。
「それなら大丈夫。私の得意分野なんだ」
「それなら安心だね」
そして、サクヤは指を鳴らした。
俺は、突如足元に出来た穴に落ちて行った。
確かに、落とすことならだれでもできるな。
そう思いつつ俺の意識は、暗闇の中に消えていった。
ところで、無印の期間って本当に短いような……
あれ、Sランクの試験日もっと早くてもよかったのでは?
やってしまったことは仕方ない。
俺は過去を振り返らないのだ。
八神はやてについて!
9月6日 (この日、フェイトとジエンの試験日とする)(むしろそうさせて!)
今日の八神家のテーブルはいつもよりも豪勢だ。
はやての料理の腕がうなる?
そんな料理のなかにひときわ目立つ餃子が5つ。全部で五色、どうやって作ったのだろうか?
「うわ、すごくうまそうだ」
目をぎらぎら(キラキラ)させた赤い小さな女の子。
「小さいっていうな」
アイスをこの上なく愛する……えーと?
「ヴィータだよ」
そうそうアイスタだ。
「違う! ヴィータだ」
「どうした、ヴィータ。だれに文句言っている? 早くしないと冷めるぞ」
大きな胸のピンクの人。ちょっとでも触れようもんなら何でも真っ二つするシグナム。
「うん、よく分かったぞ、ヴィータ。切っていいよな」
はい! 私も真っ二つ。 Or | z(グハッ)
「そうだよ。ヴィータちゃん、シグナムうるさくしちゃだめだよ」
狂風の必殺仕事人シャマル! 彼女の料理は一撃必殺だ。何も感じない天国へ誘うぜ。
俺も一口食べたらちょっと逝っちゃった。
「私そんなに下手じゃないもん」
「……」
いつも犬扱いの狼のザフィーラ。
毎回いじられているので可哀想だから少しだけ。
狼はもっと怖い! でもザフィーラは怖くない。
つまり、ザフィーラは狼ではない。証明終了。
「……狼だ」
ついでに空気なのも問題だ。頑張れ八神家唯一の男。
「・・・・・・」
「みんな座ったかな? 食べるで~。今日はみんなが来てから3か月目のお祝いや」
ラスト! 夜天の主八神はやて。夜になると彼女の手がおっぱいにきらめく。
ピンクのあの人も、必殺仕事人も彼女の魔の手に落ちた。
付いたあだ名は、おっぱい、八神だ。
「いややわー。ちょっと触っただけなんやで」
開き直ったーー!
それでは、さらば!
さっきも言ったが、ひときわ目立つ餃子5つ。そもそも色が付いている。おかしい。
ヴィータ、シグナム、ザフィーラは同時にお互いを見て、餃子を見て、お互いの目を見た。
はやて、シャマルを除く守護騎士たちのアイコンタクト発動!!
その名は「あ! これ死んだな。誰が逝く?」だ。
つまり……
《アイコンタクト中》
「シグナム、これもしかして」
「そのまさかだ」
「誰が逝く?」
「「「ゴクリ」」」
《アイコンタクト終了》
代表でヴィータが質問するよりも早く、はやてが言った。
「この餃子は、シャマルが作ったや。今日はザフィーラやで」
「ザフィーラすまぬ」
「私たちは忘れない」
二人の温かい目を受けてつつ、一気に口の中に、もぐもぐ……
「ガフッ」
いきなり意味不明な叫びを放ち、ザフィーラは逝ってしまった。
それを見ていたはやては、どんな敵も打ち勝ってきた騎士も一発で震え上がらせる恐怖の呪文を放つ。
「まだまだ、シャマルの料理は改善の余地があるんやな。もっと練習せんといかんな」
八神家の楽しい楽しい殺人未遂は、まだまだ続く。ははははha
もうすぐ正月なのだが、なのはの世界は正月じゃない。
遅くて済みません。m(。。)m
今年最後の投稿ですので、お先に一言。
あけおめw