魔法少女リリカルなのは 〜Do you become God? 〜 作:クマリン!
うーむ、ステージは地球のほうが分かりやすかったような気が……
―朝―
今日もアリシアドロップキックを避けられない。
そろそろ、魔法の勉強を始めてほしいな。
身の危険を感じる。
プレシアに今度頼もう。
と思いつつも忙しくてすっかり忘れるジエンであった。
―職場―
今日も元気に頑張ります。
でも、書類は嫌い。むむむ。
「「クロノ執務官今日もよろしくお願いします」」
「うむ、今日もBクラスの犯罪者を捕まえてほしい。大体は昨日と変わらない、よろしく頼む」
「「了解」」
相手に一般人と思わせるため、私服でいく俺たち。
俺は、黒のジーパンに白いTシャツに黒い上着という黒服執事風。
フェイトは、お嬢様風にしたかったけど、なかったのでお忍び風に。
クロノは、別の場所で待機。(万が一に備えて)
今回は、いかにも秘密基地ありますよな的な廃棄された工場である。
元は、化学製品を量産する場所だったが、2年前火事で全焼した。
ではなぜ、そのままなのか?
新しい工場を作ったのはいいが、お金が無くなってしまったからだそうだ。
そんな放置気味の工場の地下に基地を作るのは、なかなかいいと思う。
人がいない、誰も来ない、壊してもばれない、のいいことづくめだ。
ミッションは、そんな工場の中央の水道管を通っていき、地下スペースで犯人たちを無力化することである。
そんな簡単なミッションは、いきなり躓いた。
それは、俺たちが工場に入った瞬間、そこが大爆発したからだ。
アリサの不意打ちエアーガンで鍛えられたおかげで、一瞬で障壁(球体)を張ることが出来た。
アリサに感謝(棒読み)。
ついでに
「モード・ノーマル 展開」
「バルディッシュ セットアップ」
残念ながら今回は、最初から見つかっていたようだ。
「やったか?!」
煙の向こう側から人の声が聞こえた。
相手は、多分あほだ。しゃべったら場所が分かるって。
俺はそこに、砲撃魔法 ブラストハドロンを撃った。
しかし、俺の方があほだった。声があった場所にはスピーカーがあったのだ。
気が付いた瞬間、殺気を感じたので、障壁の強度を高めた。
次の瞬間、左から強力な物理攻撃を受けてた。
フェイトと俺は自分たちから飛びつつ距離を取った。
俺たちを蹴った相手は、メガネをかけた、いかにも出来マスって顔をしている奴だった。
蹴り上げた足を元に戻しつつ、しゃべっていた。
「こんな子どもを管理局は働かせているのか? 全くなげ……」
なんか小声でぶつぶつと言っている。
俺は、昨日のように俺が囮で、フェイトが本命という作戦で行くことにした。
フェイトに目で合図をして、動き出す。
拡散モードのレーザー(閃光付き)を前面にばら撒き、一斉に発光させる。
その間に、フェイトは後ろから回り込んで……
相手は、目をつむったまま右手でフェイトの攻撃を止めた。
「今のままでは勝つのは難しそうだ。やはり飲むしかないのか……」
そのまま、左手に持っていた赤い石を口に入れた。
・・・・・・(なにか前にもこんなことがあったような?)
次の瞬間、一気に相手の魔力が上昇した。
右手でフェイトをつかみ俺の方に投げ、一瞬で俺の背後に回った。
索敵魔法 波動を使い、常に周囲を監視していたため、運が良かった。
もし、目視であったら、これで終わっていた。
俺は、相手と同じように後ろに闇の盾を召喚した。
完全無効化対物理障壁である。魔法攻撃にはとても弱くなったが……。
幸い相手はキックだったので、セーフだった。
それでも、さっきよりも強くなっている。
前に飛び出しつつ、フェイトをお姫様抱っこし、一気に上を目指す。
しかし、気が付いたら俺は、床に叩きつけられていた。
床が衝撃で罅割れる。
さすがにやばい。
プランBだ。
ダッシュで逃げる。
「暗黒」
周囲に煙幕と幻惑、眠りを誘うの香り、刺激臭などの状態異常のあるものを張り、素早く逃げると見せかけて、隠れた。
場所は、最初の作戦で通る予定だった水道管だ。
一旦、作戦会議だ。
クロノの連絡をして一応指示を得ないと……。
・・・・・・
繋がらない。うん、これは、いかんね。
よし、全力全開でいこう。そうしよう。
(面倒になって、キレた)
という訳で、フェイトと相談し、さっそく行動する。
その間、約1分。
いまだ、暗黒で作り出された煙幕の漂う中、準備にかかかる。
「モード・アーマード 展開 FULL装備 全周囲に展開 チャージ開始」
体のさまざまなところからガトリングやキャノン、ウイングピットが出て周囲を狙う。さらにミサイルポットも全門展開している。まだまだ、装備は出てくる。結局、計40砲門ぐらいが一斉に周囲を狙う。
すべての弾に、魔力弾で炸裂式にして、広範囲を一気に殲滅するように撃つ予定だ。
危ないので、フェイトに一方通行のシールドを全周囲に張ってもらう。
外からの攻撃を防ぎ、中から外への攻撃を通すシールドだ。
「チャージ完了 解放 フルバースト」
一斉に40近い数の魔力弾が炸裂した。
俺たちが最初に入った時に爆発した勢いよりも、より大きく爆発した。いや、爆散した。
10秒くらい連続発射したせいで、建物すらなくなったように思う。
ついでに相手が張っていた結界もぶっ壊した。
つまり、外から見るといきなり大爆発を起こしたように見えた訳だ。
よって、通信が繋がるやいなや、いきなりクロノに怒られた。 (。。)
煙が晴れた先は、一面焼け野原になっている。
俺たちより数メートル離れた位置に、相手が倒れていた。
急いでバインドをかけて、さらに魔法封じの結界で囲んだ。
まず、クロノに先ほどの状況を説明する。
誤解を解かないと、マジで怖い。
非常事態ということでその場では許してもらった。
しかし、その分あとで報告書をいっぱい書かされた。
むむむ。
その報告書を書いている途中、思い出した。
さっきの赤い石は、進化の種に似ていることに。
しかし、プレシアのように肉体までは変化していない。
まさか、改良されたのか?
いや、魔力の上昇もプレシアの時よりも低い。
う~ん? これは、クロノに相談した方がいいかも。
ちょっと席を立って、クロノのところへ行く。
相変わらず多くの空中ディスプレイを出しているな。
「クロノ、ちょっといいか? 赤い石についてなんだけど……」
それを聞いたクロノは、勢いよく立ちあがった。
焦っているのか? もしかして、秘密だった?
クロノは俺の腕をつかんで、引きずるように連れて行く。
急いで、通路に出て、左右を見渡し、手頃な空き部屋に入り、ロックをかけ、防音の魔法を張るクロノ。
ここまでの動きを一気にするとは、それほどやばいのか?
「ジエン。今管理局では、赤い石をロストロギアさえ越える危険物として判断され始めている」
「確かに、あれは脅威だけど、そう簡単に出現しないはずだろう?」
「そうではないんだ。あれの劣化版が大量に出回り始めたんだ。そのせいで、上層部も結構頭を悩ましているらしい」
「それは、やばいな。でも、あれの効果は、今の所、魔力強化しかないんだろう?」
「現在確認されている所ではな。それに、劣化版だからか、効果時間も決まっているようだ」
「対処できない……訳でもないか」
「そう、あれを使って何度も包囲網を突破されたんだ」
「で? なんでこんな厳重にしているんだ?」
ここで少し頭を冷やしてみよう。危険→? だから?
さっぱり、分からない。
「その大量生産しているのが、管理局かもしれないからだ」
「それなら、なおのこと、この場所で話していたらまずいと思うよ」
「そう、そして、これは牽制だ。自分たちは、知っているぞというな」
「刺客が来るかもしれない、ゆえに」
「捕まえればいい。君なら簡単だろう?」
なるほど、俺を囮にするつもりだろう。
刺客が来たら、捕まえて、吐かせればいいということだな。
「よし、じゃあ、なにかあったら責任とってくれ、クロノ執務官」
おれは、そういってクロノの肩に手を置く。
嫌そうな顔をしつつも、否定しないところを見ると、少し暴れてもいいみたいだ。
「じゃあ、なにかあったら、おしえるよ」
「早めに言ってくれるとうれしいよ。いろいろ手を回さないといけないからな」
「了解であります、クロノ執務官」
簡易敬礼をして、退室する。
結界は、解けてあった。
自分の席に帰ると、さっきやり残しの書類が……。むむむ。
「最近、私、キュリアが出てないんですけど」
「(作者)相方がいないので、登場させづらくてm(。。)m」
「む~」
「じゃあ、今日はレーザーについての復習をお願いしようかな」
「しょうがないですね。今回は許してあげましょう」
「次回は?」
「殺します」
「……」
一目散に逃げ出す作者。ダッダッダ。
「それでは、気を取り直して、レーザーについてです」
レーザーとは、正式名を多重射撃魔法(レーザー)です。
14話のあとがきに少し書いてあります。
小さな魔力弾1mm³を超高速で連続発射するものです。
今回は、その魔力弾に閃光を付加したのです。
使いがってがいいので、何度も出ますよ。
それでは、また来週。