といってもまだCCC7章の範囲ですので、本格的に本編が始まるのは次の次くらいかなと。
それまでお付き合いください。
「ふふふ、なにやら男女同士の密会とみました。
ただ聞いているだけ、というのも殺生ですし、私もご参加、よろしいでしょうか?」
突如として現れた聖女。
位置にしてBBの後ろ。数歩歩めばBBにまで手が届くだろう。
地に縛られているアーチャーと自分では、キアラとBBの間に割って入ることができない。
…。思考は縛られていないはずだが、まるで働かない。
疑問ばかりが頭に浮かぶ。
──確かに彼女は、あのとき死んだはず。──
そんな疑問を打ち消すかのように、キアラの横にいる
「この女が死んだだと?全くの大馬鹿者め。今までこの女の何を見てきた!
見ろ、この厚顔かつ淫蕩極まる態度を。
体を2つに引き裂かれたごときで死ぬような
全く分からない。死んでいなかった?体を2つに引き裂かれても?
一体どういうことなのか。普通、あそこまでやられて生きている人間などいないはずだ。
それに──。
「っ…!しかし、あそこで一人分の生命反応が消えたのは確かです!」
そうだ。サクラも言う通り、あのとき一人の命が消えたのは確かだ。
その”命”がキアラのものではなかったとするならば、一体誰が…?
「あれはパッションリップのものだ。パッションリップにキアラの
なっ…!そんなことが…!なら、リップが迷宮からいなくなったのはそういう…!
しかし、ここでまた新たな疑問が浮かぶ。
彼女は何故そんなことをしたのか、いや、
自分の死さえ偽装して、彼女が何をしたいのか、その目的。それがまるでわからない──!
「それはすぐにわかります。
ですので、少々そこでお待ちくださいませ。
束縛もまた悦の形。ゆっくり、たっぷりと、ご堪能下さい。」
束縛を受けているアーチャーと自分にキアラはそう告げると、お淑やかにBBの元へ歩みだす。
彼女が何をするのか未だ不明だが、これだけはわかる。
明らかに、この場を乱すために彼女はやってきたのだと──!
BBに歩み寄るキアラ。BBに逃走を促そうとするも、それは無駄だと悟ってしまった。
彼女もまた、自分と同様地に縛られている。
そして、それはサクラも同じだった。いつの間に…!
「あ…貴女は…!貴女は、一体何をしに、中枢へ来たのですか…!!」
キアラに問うBB。その問いにキアラは微笑を浮かべつつ答える。
「ふふふ、そうですね。ではほんの少し、お話ししましょう。」
今から語ることに興奮を隠せないでいるのか、恍惚としながらキアラは自らの計画を口にする。
「私は、ここで貴女を取り込む
マスターにすぎない私は、ムーンセルにアクセスする権利を持たない。
ですので、ムーンセルを使用できる貴女を操り、ムーンセルを支配しようと。
そう計画していたのです。
──ですが、少しばかり変えたのです。
今、貴女を取り込むより、先に貴女で楽しもうと思ったのです。」
なんということだろうか。
彼女は今、自分がムーンセルを支配する意図があると口にした。
かつてのBBのように。
それに、楽しむとはどういうことなのか。
BBを玩具にして楽しもうとでも言うのか。
「いえいえ、そんなちっぽけなことではありません。
第一、そんなことをしてもこれっぽちも気持ち良くありません。
私が今したいことは──。」
「貴女が目の前で
ただ、それが見たいのです。」
アーチャーさんの影薄すぎ案件。
本編入ったらバシバシ活躍させるから…。
展開急すぎるとか原作省略しすぎ云々あると思いますがご容赦のほどを。