転生者(なろう)殺し   作:ぬまじ

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前半と後半で文章の書き方が結構違います。
前半は稚拙な文を意識して書きました。
これ(前半)が全力だと思わないで…


プロローグ

 

昨日、俺は死んだ。

そして異世界に転生した。

神様に特殊能力を授けてもらった。

この右手の紋章に宿る力は「視界に入る相手を凍結させる」魔法。

さらに魔力は無尽蔵、容姿も前世とは違いイケメンにしてもらった。

 

「これからどうしようかなぁ」

 

「まずは王都セントラルを目指してみてはどうじゃろう」

 

不意に神様の声がしたので、とりあえず向かってみることにした。

 

 

王都セントラルに着いた。

綺麗な街だった。

歩いていると、

 

「きゃあああ!!」

 

と悲鳴が聞こえた。

 

「そこの路地裏からか・・・?」

 

気になって見てみると、2人組の女の子がいかにも悪そうな男に襲われていた。

 

「グヘヘ、怪我したくなかったら大人しくしてな!」

 

「嫌ぁ!!」

 

悲鳴をあげた女の子はセピア色の瞳に緋色の髪をしている。

もう1人、その隣で怯えてる女の子は黒い瞳に長い黒髪。

美少女と美人、助けたらきっと俺のことを好きになるはずだ。

 

「待て!!」

 

男は面倒そうに振り向いた。

 

「なんだぁ・・・てめぇ?」

「その子が可哀想だろ?」

 

不意に緋色の女の子と目が合う。

 

「ハァ・・・」

 

「?」

 

女の子がため息?をついた気がしたが気のせいだろう。

 

「今助けるから」

 

そういって俺は右手を男に突き出し凍結させようとする。

 

させようとした。

 

だが

 

「・・・あれ?」

 

魔法が発動しない。

それどころか右手がやけに熱く、赤黒い物が流れでてーー

 

「う、うわ」

 

右手がなかった。

正確に言うなら肘から指先までが切り落とされて、石畳に転がっていた。

 

「うわぁぁあぁあぁぁぁあぁ!!」

 

「やかましい」

 

「ぐ!?」

 

背中を蹴られ、地面に顔を擦りつけるように倒れる。満足に呼吸も出来ない俺のとなりをさっきまで襲われていたはずの女の子たちが通っていく。

 

「これ何度目って言ってたっけ?」

緋色が尋ねると

 

「確か3度目と言っていました」

 

と黒髪が答える。

すると緋色は

 

「こんなやつに2回も殺されたの!?」

 

かぁ〜と呆れた声を出す。

 

「ちょっとユーリ!!」

 

ユーリと呼ばれたのは

 

「・・・るっせぇな。お前はこの仕事の苦労を千分の一でも理解しろ」

 

先程の悪漢。

 

何が何だかわからない。どういうことだ?女の子たちは襲われいたんじゃないのか?なんで右手を真っ先に狙われた?3回目?もしかして俺は騙された?

 

また、、、死ぬのか?

 

嫌だ

嫌だ嫌だ

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だやだ嫌だやだ嫌だ嫌だ嫌だやだヤダ嫌だ嫌だやだヤダ嫌だやだやだやだやだやだやだやだーー

 

「んーー!!!んー!!」

 

路地裏を抜ければ誰か助けてくれる!助かる!

やっと掴んだチャンスだ!

全部リセットしてやり直せるんだ!

こんな簡単に死んでたまるか!

起きて1歩、2歩進めば通りなんだ、助かるんだ!

 

「あっ!ちょっとそいつ逃げようとしてる!」

 

幸い、緋色も黒髪も男も油断していたみたいだ。

 

通りに、出れた。

布を吐き出し叫ぶ。

 

「誰か助けてくれ!殺される!!」

 

しかし・・・

 

「お、おい。助けてよ」

 

人々は俺を見た瞬間顔を逸らし、まるで何事もなかったかのように通り過ぎていく。

 

「殺されそうなんだ!助けてくれ!」

 

「無駄だよ」

 

振り返るとそこには男が立っていた。

 

「なんなんだよ・・・なんなんだよこの世界!頭おかしいだろ!?人が殺されかけてるんだぞ!?」

 

「お前が一般人なら、みんな助けるだろうな」

 

「・・・は?」

男はこれ以上話すのこともないという風に、俺の首に剣を当てた。

 

「あ・・・」

 

「おやすみ」

 

グチュッ

 

消えていく意識の中、男が最後に言った言葉が気になった。

 

 

 

 

「おやすみ

 

 

 

 

 

転生者さん」

 




プロローグなので短めです。
次回から悪漢ことユーリを主人公とした物語を書いていきます。

一言で言えば「異世界無双チーレム」を殺す物語です。

面白く…したいな。

よろしくお願いします。
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