ひっそりと幻想郷   作:mamo

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とりあえず、前話でほとんど出てこなかった主人公の登場ですw

そしてまた、名前までは出ないと言う不憫な奴です・・・(笑)


第2話

み~んみんみんみん・・・・・

 

じ~わじ~わじ~わ・・・・・

 

つくつくぼ~しつくつく・・・・・

 

 

・・・いらっ・・・・(怒)

 

 

み~んみんみんみん・・・・・

 

じ~わじ~わじ~わ・・・・・

 

つくつくぼ~しつくつく・・・・・

 

 

・・・・・・いらいらいらっ!・・・・・(怒怒怒)

 

 

み~んみん・・

 

 

 

「うっさいわ!!!ぼけ~~~!!!」

 

 

し~~~~ん・・・・

 

 

 

 

 

 

  ひっそりと幻想郷

 

 

二話・・・えっなに?名前ですか?

 

 

 

「くっそ~・・唯でさえ暑いのに、がちゃがちゃ騒ぎやがって・・・(怒)」

 

今俺は、カンカン照りの太陽の下、額に(どころか全身だが・・)汗しながらお仕事の真っ最中である。

 

       

「なんだよ、”ここ”にも外の温暖化が響いてんのかよ・・・くっそあっち~ぜ・・・」

 

「なにか大声が聞こえたけど、どうかしたのかい?あんちゃん・・」

 

「あ、いえいえ!すみません(汗)ちょ~っと蝉の声に・・・あははは・・・(冷や汗)」

 

「っぷwなんだいなんだい、いい若い者がww」

 

「ですよね~~w(草はやされた・・・orz)」

 

 

っていうか、なんで幻想郷にネットスラングあんだよ・・・(ドヨ~ン)

 

 

「あっ、もう直ぐ終わりますんで!」

 

「おお!早いわね~・・・じゃあ終わったら声掛けとくれ~」

 

「は~い!」

 

 

っし、残りはもうちょっとだ!気合入れ直すか!!

 

ん?なにしてるかって?さっきも言っただろうが。お仕事だよお仕事・・・・・・草むしりだけどな

 

そう、俺は今この暑い中、結構な広さを持つ敷地の草むしり中だ。

 

まあ、草むしりだけが俺の仕事じゃあないが、”今は”これが仕事である。

 

 

 

 

 

「すいませ~ん、終わりましたんで確認良いっすか~?」

 

「は~い、ちょっと待ってね~・・・・・どれどれ・・おお!すっかり綺麗じゃない!凄いわね~・・・」

 

「あ、じゃあ・・・あの・・・」

 

「はいはい(くすっ)、御代ねw・・・・っと、はいこれ(にこっ)」

 

「あ、あざ~っす!。また何か有ったら声!!掛けてください!!」

 

「そうね~・・・こんなにきちんとしてくれるなら、またお願いするわねw」

 

「ハイッ!今後とも御贔屓に!!」

 

 

これにて、一仕事完了である。さて、次ぎ行くか・・・・

 

 

「あ、そうそう!ちょっと聞いたんだけど・・・あなたって・・・・・って事してるんだって?」

 

「あっはい。やってますが・・」

 

「ふ~~ん・・・ちゃんと持って行ってんの?ネコババなんて・・・」

 

「滅相も無い!!そんな事したら、あのスルドイ勘だけで生きてる様な人に殺されますって!!」

 

「(くすくす)そうね~・・たまに噂で聞くけど、鬼みたいに勘が鋭いって聞くもんね~~」

 

               

特に自分の利益に関する事は、”鬼”も裸足で逃げると思います・・・(汗)

 

 

「じゃあ、私の分も頼もうかね~・・・」

 

「えっ!良いんですか?・・・多分御利益なんて無いっすよ?・・・」

 

「っぷwじゃあ何であんたはそんな事してんのさwww」

                   

「いや~~・・・だって、まがりなりにも”ここ”の為に働いてる人だから・・・(照)」

 

「ふふふw私もおんなじだよ。あの巫女さんのおかげで色々救われてるってのは皆知ってんのさ・・・ただ

 簡単にいける所じゃないし、じゃあ、直接本人手渡すってほどの”額”でもないしね~・・・」

 

 

実は、この人里に住んでいる住人の中には、結構こういう人が居たのだ。まあ、俺もここに来て始めて知った

 

のだが・・・(じゃあなんで「慧音」さん辺りに頼まなかったんだろ?)

 

 

「じゃあ、”これ”頼んだよ!」

 

「あ、っはい!お預かりします!では、失礼します!!」

 

「あいよ~、またね~~」

 

 

今度こそ本当に一仕事終わりである。

 

 

 

 

 

「っは~~~・・・今日も一日良く働いたな~~・・・・」

 

 

ここは自宅・・・・って言うほど立派ではないが、一応、バス(ドラム缶)、トイレ(すぐ裏の小川に掛けた

 

板からドボン)付で、キッチン(一応屋根が架かってっている、キャンプ場の飯盒炊爨場みたいなもの)・・

 

・・・完備のログハウス風(つまりは山小屋、もしくは掘っ立て小屋)住居だ!!!・・・・・(泣)

 

しかた無いだろ!!全部一人で作ったんだから!!誰もこんな所に家なんか建てに来てくれないし、そもそも

 

『気付く事が出来ない』し!!良いんだよ!住めば都!・・・・我がスイートホームだ!!

 

 

「今日はもう寝よ・・・涙が出ちゃう・・・男の子だもん・・・(泣き)」←キモイ・・・・

 

 

ここは人里じゃない。下手すれば食われかねない(ご飯的に)様な場所に在る・・・

 

だから、人里の人も来ないし、何もかも自分でする必要が有ったのだ。

 

では、なぜ俺がこんな所に住んで居るのかと言うと・・・まあ、”あの日”俺に起こった事が全ての元凶で

 

ある。

 

 

 

 

 

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一人になった・・・・

 

高校卒業間際、両親が他界し、元々人付き合いの上手な方じゃなかった俺は、地元を離れ就職した。

 

幸い、僅かばかりの遺産(親の貯金・家は借家だった)が有ったので、内定貰ってた会社から入って直ぐに

 

他県の支社に行かされても、住む所はどうにでもなった。

 

ただ、どうしても会社の人間と仕事以外で付き合うことが出来ず、その内に、社内でも『影の薄い』男として

 

ただ流されていた・・・・そんなある日・・・・・

 

 

「っは~・・・・飲みに来たのは良いが、どこだここ?・・・」

 

 

俺は何時もの一人飲みの為、街を歩いていた。

 

何時もは自宅でネットしながら、ネット小説(二次作品、オリジナル問わず)を読みつつ、飲むのだが、偶に

 

外に飲みに行くのだ・・・・もちろん一人で・・・・・(泣)

 

 

「っかし、最近どの作品も更新遅いな~・・・・・まあ、ネットだし、完結作品に出会うのも少ないがw」

 

 

まあ、一般の人から見たら完全な『オタク』だろう・・・隠しているがwww

 

 

「っかし、ほんとに何処だこりゃ?こんな所あったか~?」

 

 

街に飲みに行くとは言っても、人付き合いが煩わしい自分のこと・・・人が多い繁華街よりもちょっと離れた

 

静かな店を探して、ふらつくのが常であった。

 

じゃあ、一軒にしぼって通えば良いと?冗談じゃない、俺は酒好きだ。それも、色々な種類の酒が好きなのだ

 

一軒の店だけじゃ物足りない!!・・・って言う建前も有るが、通っている内に否応無く出来てしまう、人付

 

き合いを回避しているフシがそこここに・・・・・(汗)

 

まあ、話を戻して・・・今日も新しい店を探して、一本の裏道に入って行ったのだが、どう考えてもおかしな

 

所に迷い込んでしまったのである。どうおかしいって?だって、いくら裏道だからって、街灯も少ない薄暗い

 

道をもう1キロ位歩いてんだぜ?曲がり角もカーブも無い一本道を。繁華街の一本裏ってだけで、こんな店も

 

無い薄暗い、しかも車の音も喧騒も聞こえない、静かな一本道ってあんのか?これがおかしくないって言えな

 

だろ?

 

 

「・・・・引き換えした方が良いかな?・・・でも、なんか負けた様な気になるな・・・」←ナニニダ・・・

 

 

そんな事を思っていると、やっと前方に店の明かりらしきものが・・・

 

 

「おお!なんか雰囲気(変換できるw)の有る明かりだな!・・・俺は勝ったぞ!」←ダカラナニニダ・・・・

 

 

そして、店の扉を開くとそこは・・・『雪国』・・・もとい、森の中でした・・・・っぇえええ???

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「何処だよ・・・なんで森なんだよ・・・?っは!扉!入ってきた扉も無い!!!何故!どうして!!」

 

 

絶賛混乱中の俺である。

 

 

「あ・・・ありのまま今起こった事を話すぜ!扉を潜ったら、森の中に居て、扉も消えていた。な・・・何を言って

 いるのか、分からねーと思うが、俺も何をされたのか分からなかった・・・頭がどうにかなりそうだ・・・催眠術 だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ・・・・(ry」

 

 

まあ、混乱しているオタクの発言など、これか、『知らない天井』位だろう・・・・

 

だが、本当にこの時俺は酷く混乱していた・・・・周りの様子を確認出来ない位には・・・・・

 

 

 

・・・っざ、っざ・・・がさがさっ・・・

 

 

「(びくっ!)なんだ!今の音・・・誰か居んのか・・・?」

 

 

・・・がさっ・・・がさっ・・・グルルゥ~・・・

 

 

「え!唸り声・・・!ひ、人じゃ無くて獣・・・?」

 

 

まてまてまて・・・野生の獣なんか相手に出来ないぞ!丸腰の人間の、しかも俺なんかの力なんて、自然界

 

じゃあほんとに底辺辺りなんだぞ?

 

なにかで聞いた事が有る。普通にその辺りに飼われている中型犬(柴犬位)でも、本気なら人間(一般人)に

 

は勝てないそうだ・・・・ましてや此処は森の中・・・いや~・・・クマったな~~w・・・(汗)

 

って、なに熊さんフラグ建て様としてんだ俺!!ぼけか!!死亡フラグは折らなきゃ!建てちゃダメだろ!

 

まさしく大混乱。だが、この後直ぐに俺は熊さんじゃ無い事を知るのだが・・・有る意味、熊さんの方が

 

良かったかも・・・(涙)

 

 

「・・・・ぇえええ!!なにこれ・・・夢なのか?・・・っはは・・・そうだよな・・・夢だよな・・・

 だって、こんな生き物、現実には・・・居ないだろ・・・?・・・」

 

 

その時、ひゅうっと風が吹いて、俺に”獣の匂い”と、舞い散った木の葉が頬に当たる”感触”を届けた訳な

 

のであるが・・・

 

 

「っえ・・・現実・・・?じゃあ、な、なんで・・・こんな・・・『バケモノ』が居るんだよ・・・」

 

 

そう、『バケモノ』(今では一種の『妖怪』と知っているが)としか良い様がない『異形の者』が、俺の

 

目の前で涎を垂らしていたのである・・・・

 

 

「なんだよ・・・・これはあれか?・・・異世界転移物の小説なのか?・・・しかも、開始早々『バケモノ』

 の腹の中って言うような・・・超ハード欝展開物の・・・まあ、俺だしな・・ははっ・・・開始早々食われるモブキャラか・・・」

 

 

まあ、自分が主人公キャラの器じゃない事は良く分かるが、これはひどいんじゃないか?飲みに行きたくて

 

道に迷って、何故か森の中で、最後は『バケモノ』の腹の中ってか・・・?ははっ・・ははっ・・・・・

 

笑えるか!!ぼけ~~~!!!!

 

 

「っあ、どうも今晩は、え?お腹が空いてらっしゃる?っあ、わたくしがとても美味しそうだと?」

 

 

超絶混乱(バグリ)中の俺ではあるが、どう考えても意思の疎通の出来なさそうな『バケモノ』相手にそんな

 

事を口走りながら、どうやって此処を逃げ出そうか考えていたのだが・・・

 

 

「グゥゥラァァアアアア!!!」

 

「!!!!!」

 

 

あ、ダメだこれ・・・・死んだな・・・・

 

一発で諦めてしまった・・・・所詮一般人(オタクだが)なんてこんなものだ・・・そろそろ走馬灯タイム

 

かな?っとそのとき!

 

 

ーーードッガ~~ン!!!---

 

 

「グルウ?」

 

「(今だ!なんか知んないけど今しかない!!)」

 

 

突然の爆発音に、一瞬で正気に戻り『バケモノ』が振り向いたのを見て、俺は脱兎の如く駆け出したのだ。

 

正直、生きた心地は全くしない、ただ只管に走って少しでもあそこから逃げようと必死だった。

 

 

「あれは!」

 

 

その時、俺の視界に人が屈んでやっと通れるような洞穴が、ぽっかりと開いているのを見つけた。

 

 

「あそこなら、あのでかい『バケモノ』も入って来れないはず!!」

 

 

俺はその洞穴に飛び込み、入って直ぐに”影”になる様な所に息を潜めつつ、隠れたのだった・・・後にして

 

思えば、そこにその他の、獣なりなんなりが居ない事を確認せずに隠れた事、また、隠れたは良いが、

 

匂いなり何なりで『バケモノ』に見つけられ、入り口に居座られたらもう、完全にアウトだって事を考えて

 

無かった俺は、やっぱり大混乱中だったのだろう・・・

 

まあ、結果オーライ所か・・・そのおかげで俺はこの先も、生きていける様になるのだが・・・

 

 

 

 

 

「っふう・・っふう・・・な、なんとか生きてる・・・なんなんだよ、何処なんだよ此処・・・なんであんな『バケモノ』が居るんだよ!・・・と、兎に角、落ち着け~俺、KOOLになるんだ・・・」

 

 

やっぱり、何処までもバグって居るようである。特に「c」では無く「K」なあたりがwまあ、ネットを徘徊

 

している様なオタクには間違っては居ないが、人としては完全に間違っている・・・w

 

 

「兎に角だ、朝が来るまで此処に隠れて、朝になったらこの森を抜けよう・・・大丈夫!俺は『影が薄い』んだ、同じ部屋で仕事をしていても、後から「あ、居たの?」って言われる位なんだ・・・・(泣)」

 

 

そう、人付き合いが苦手で、人から認識されない様に息を潜め続けた結果、『影が薄い』という特徴を得たの

 

である!!・・・・・orz    ←ヒトソレヲ、ジゴウジトクトイウ・・・

 

ただ、人生なにが良い結果に繋がるか分からない物である・・・・

 

 

「(!!!!今、外から音が聞こえた!!落ち着け、”影”だ、”影”に成るのだ!俺!!)」

 

 

そう、先程の『バケモノ』がたてていたガサガサ音が聞こえて来た時、俺は心の底から『影を薄く』して、

 

気付かれない様になる事を祈っていた。

 

 

 

 

 

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ガサガサ・・・ウロウロウロ・・・???

 

 

『バケモノ』混乱していた。

 

先程逃げた、旨そうな人間の匂いを辿り、この辺りまで来たというのに・・・・行き成りその匂い所か、

 

気配まで、まるで日が射してきた時に、すうっと”影が薄く”なって行くかの如く感じ取れなくなって来たの

 

だった。

 

だが、この『バケモノ』、相当に空腹だったのか、諦めて移動すればまだ、”生きていられた”かもしれない

 

のだが・・・

 

 

「へえ・・・あんのワガママ吸血鬼の弾幕ごっこに無理やり付き合わされて、かなり気が立っている私の前に現れるなんて、いい度胸してるじゃない?・・・・しかもあなた・・・”人を食べた事”が有るわね?」

 

 

そんな声が、”頭上”から聞こえて来たのである・・・

 

 

「グラァア?」

 

 

『バケモノ』振り仰いで上を見た・・・そこに居たのは・・・

 

 

「まあいいわ・・・・・退治してあげる・・・」

 

 

紅白の”巫女装束に似た”服装で、手には榊の棒を持ち、冷ややかな目で『バケモノ』を見る少女が

 

『空に浮いて居た』のである・・・・

 

 

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