「まさかここまで追ってくるなんて」
セレナはそう言うとカイザファンをスライドさせて開いた。
『913 enter』
『Standing by』
セレナはカイザファンを閉じると両手で持ちそれを上に持ち上げた。
「へ〜ん身!!」
セレナは上からはめると横に倒した。
『Complete』
セレナはシンフォギア、アガートラームと融合しているためカイザの姿は、アガートラームが黒色になりそして黄色いラインが付いている姿だった。
「どけゴラァ!!」
セレナはマリア達の前に立つと響はセレナを威嚇した。セレナはそれに怖じけずカイザブレイガンを持つとカイザフォンからミッションメモリーを抜くとそれをカイザブレイガンにセットした。
『Ready』
するとカイザブレイガンから黄色い剣が現れた。セレナはそれを逆手に持つと左手を前にして右手に持つカイザブレイガンを自身の右脇腹に持っていった。
「マリア姉さん。切歌さんと調さんとドクター更に内部に。私が迎撃します」
「セレナ何を言ってるの!?私も戦うわ!!」
「大丈夫だよマリア姉さん。私を信じて」
セレナがそう言うとマリアは、「分かったわ」と言って切歌達を奥に連れて行った。
「邪魔さんじゃねぇぞクソガキ」
響はそう言うとセレナは響を睨みつけた。
「あなたは・・・・・・・お前は、私の大切な家族を泣かした。だから殺されても文句ないよねぇ?」
セレナがそう言うと響は。
「俺を殺す?・・・・気にいらねぇなクソガキ。上等だやってみろや」
響がそう言ってファイズエッジをくるっと回転させると響がセレナに襲いかかった。響は、ファイズエッジを上から切り落とすとセレナはカイザブレイガンでガードしそして滑らせた。
「うおっ!?」
セレナは体勢を崩した響に剣先を向けて串刺しにしようとするが響は無理矢理ファイズエッジをぶつけ剣先をずらす。
「あっ!」
今度はセレナが大勢を崩すと響は下からセレナを切り上げようとするがセレナもまた無理矢理前に転がり響の斬り上げを避けた。セレナはカイザブレイガンを順手に持ち帰るとファイズエッジとカイザブレイガンがぶつかり合った。赤い光の刃と黄色い光の刃は、 ぶつかり合い火花を出し合うほどの激しい打ち合いをした。だがその剣撃も長く持たなかった。響が少しずつ押され始めた。
(クソ!!なんだこいつの攻撃!?一撃一撃が重すぎる)
響は小柄なセレナから予想できなほどのパワーであるため少し面食らってった。
「デヤアアアアァァァァ!!!!」
ズガァァァン!!
「グアッ!!」
響は、後ろに転がると立ち上がり構えたそれと同時にセレナはカイザフォンを開いてenterボタンを押した。
『Exceed charge』
セレナは、カイザブレイガンの後ろの部分を引っ張るとそれと同時にラインに沿ってエネルギーがチャージされた。そして銃口を響に向けて引き金を引くとエネルギーの拘束弾が響に命中した。
「グアアア!!!!なんだこれは!!?」
響はその場から動けなくなるとセレナは、姿勢を低くしてカイザブレイガンを逆手に持ったまま後ろに持っていくと前に少し出るとセレナの前にX状の何かが浮かんだ。響は直感的にまずいと感じ無理矢理体を動かすとファイズフォンを少し開きenterボタンを押した。
『Exceed charge』
響はファイズエッジにエネルギーをためるとセレナはX状の何かの中に入るように姿が消えると同時に響は拘束が解けガードするように構えるとファイズエッジとカイザブレイガンが激突した。
「だあアァァァァァァァァ!!!!!!!!」
「デヤアアアアァァァァァ!!!!!!!!」
響とセレナがぶつかり合った瞬間一瞬フォトンブラッドが暴走し艦の壁を破壊すると響はセレナの攻撃力と風に耐えきれず吹っ飛ばされた。
「どわあアァァァァァァァァ!!!!!」
そして響は外に追い出された。それと同時にセレナも外に出そうになるが。
「セレナ!!」
ガングニールを纏ったマリアがセレナの手を掴むとセレナを引っ張り抱き上げると艦の奥に入っていった。
二課の潜水艦本部。
「この○○○○○バカ女が!!!!」
バキッ!!
「うぐっ!!」
響はセレナとの戦いに敗北し外に追い出されて海に落ちているところをオートバジンに助けられて二課の潜水艦に戻るとクリスの鉄拳制裁をされた。響も、少し悪く感じているのか反撃もせずに素直に殴られた。
「今回ばかりはヒヤヒヤしたぞ響君。まったくこれからはあんな無茶な戦い方はしないでくれ。翼も心配していたしクリス君なんか心配しすぎて本部を何周もしていたんだぞ」
「デタラメ言ってんじゃねぇよおっさん!!」
クリスは、顔を赤くしてそう言うと。周りの二課のスタッフも温かい目でクリスを見守っていた。
「今回はマジで悪い。あのクソガキが言ったことが怒りとか殺意とかいろんなもん爆発させちまった」
響はそう言った。どうやら今回は本気で反省しているようだ。
「それにしても立花を負かしたあのファイズによく似た力を持った子はやはり相当の手練れだった」
「クッソむかつくぜ!!あんなガキにあたしが負けるなんてよ!!」
「ギアの出力とクリス君のオルフェノクの力が低下していたんだ。今回ばかりは仕方がないさ」
弦十郎は、励ますようにそう言うと響は疑問を覚えた。
「なぁおやっさん。あの時俺は特に力が出ないとか体が重いとかそんな感じがなかったんだけどどう言うことだ?」
「おそらくファイズの基本性能はシンフォギアでなくあくまで仮面ライダー。シンフォギアの力が融合しているとはいえ仮面ライダーの性能に出力低下能力は、効かなかったのだろう」
弦十郎はそう言うが響は理解できなかったためフーンと言った。
「それより今回の勝手な行動をした罰として響君のファイズギアは一旦クリス君に預けることにする」
「ハァ!?」
「えっ!?あたしに!?いいのかおっさん!!?」
「もちろんだクリス君。響君やスマートブレイン残党の横山が変身できた共通点は、オルフェノクだったことだ。だとしたらクリス君にも変身できる可能性はあるだろう」
「ふっざけんな!!あれは俺が見つけたんだぞ!!俺のベルトをこんなど素人の○○○○女に渡せるか!!!」
「おっしゃぁ!!やる気出てきた!!正直言うとあたしもファイズに変身してみたかったんだよ!!」
「話を進めてんじゃねぇぞ○○○○ザコ女!!!!」
響は結局ファイズギアを取り上げられてクリスに渡された。
余談だがこの時、実は翼も変身してみたいと言う感情がありこっそりと自殺してオルフェノクに覚醒しようとしてるところを友里に見られて弦十郎と緒川に怒られたようだ。
調は布団にくるまって座っていた。
「しらべ~平気デスぅ?」
布団にくるまった調を覗き込んできたのは切歌だった。
「・・・・・・・」
調は、フルフル震えていた。よっぽど怖かったのか切歌に話しかけられても返事をしなかった。
今マリア達は、会議室でこれからのことについて話し合っていた。ウェルの提案は、ネフィリムの餌のために二課から聖遺物を奪うことを提案すると調はガタガタと震えだした。
「し、調さん!?」
「い、嫌。あの人のいる場所に行きたくない。あんな魔王のいる場所に行くぐらいなら私は、ここを裏切って追ってと戦う方がマシ」
「そこまで!?どれだけ立花 響にトラウマ植え付けられてるの!?」
「マリアには、分からないと思う。あの殺意が私一人だけに向けられた恐怖が・・・・・・・」
調は、ガチガチと歯を鳴らしている。よっぽど怖かったのだろう。セレナは、よしよしと布団の上から調の頭を撫で切歌は、「大丈夫デス」と言って布団の上から背中を撫でた。
「アジトも無くなってしまいましたしネフィリムを育てるのに、聖遺物が必要です。立花さんとはいつか戦わなければいけませんし少なくともすぐに聖遺物を所持する組織は、立花さんがいる場所しかないのですよ?」
ウェルがそう言うと。
「アジトを失って聖遺物を手に入れなきゃならなくなった原因はあなたのせいなんですよドクター・ウェル」
と、篠村が睨んだ。
「仕方ない。私が取ってくるわ」
マリアがそう言った時だった。
「マリアそれはダメ。・・・・・それなら私が行く」
「調!?」
布団から出てきた調べは静かに立ち上がった。
「私よりも辛いのはセレナとマリア。マリアはフィーネの魂に塗りつぶされて、セレナは本当のお姉さんが変わっていくのを、黙って見ているしかない。二人とも、本当の家族じゃないけど、私達にとって大切な人。このままなんて、いやだ」
調は、マリア達にそう言うと隣にいた切歌は泣きそうな顔で調を見る。
「だったら私も行くデス!調を1人にさせないデス!」
「切ちゃん・・・・行こう切ちゃん。マリアは戦わせることはできない。セレナはマム達の護衛をしている、先生もドクターの護衛をしている、動けるのは私達だけ」
「デス!そうデスね!!」
調と切歌は手を繋いでそう言うが逆にマリアとセレナと篠村そして外道のウェルですら少し心配していた。
「・・・・・・調」
「・・・・・・何マリア」
「気持ちは、嬉しいけど本当に大丈夫?足これでもかってぐらいガクガク震えてるわよ?」
調の足は生まれたての子鹿のようにいやそれ以上にガクガク震えており正直まともに立っていることすら奇跡に近いほど震えていた。
リディアンでは学園祭が行われていた。食べ物を売っている店や射的をしている店教室ではお化け屋敷や迷路と言った定番なイベントをしていた。そしてこのリディアンでは学園祭の名物があった。それは、歌のコンテストだった。
そしてそのコンテストに弓美を初めとした仲良し三人組・・・彼女達と言うより弓美の野望であるアニソン同好会を設立したいらしくこのコンテストに優勝すれば生徒会権限の範囲なら叶えてくれる商品の為ステージに立ち歌う。
だが、結果はチーンだった。
「なんでええええええエェェェェェ!!!!?」
弓美は、ガーンと背後に文字が出てるような感じで頭を抑えて落ち込んでいた。
因みに失格理由はと言うと審査員の1人が弓美以上の大の電光刑事バンのファンだったらしくその程度でアニメ好きを名乗るかぁ!!みたいな感じで理不尽に失格にされたらしい。
調はいま切歌と一緒にリディアンでに侵入していた。変装(伊達眼鏡しただけで変装してない)した調達は、リディアン校舎内を歩いているが調は切歌に抱きつき周りを警戒しながら歩いていた。
「調、平気デスか」
「・・・・・・うん」
調は震えながら歩き切歌がそこで買ったたこ焼きを食べさせてもらっていた。調はいつどこから響が現れるのか分からないためこのお祭り騒ぎな空間が苦しく感じていた。
(会いませんように!・・・・・会ったら今度こそ殺されるから会いませんように!!)
調は、心の底からそう願いながら前へと進んだ。
歌のコンテストではクリスが優勝した。そしてそれを見ていたクリスお姉様派(と言うより2年生全員)は、喜んでおりクリスは恥ずかしくて顔を赤くしているがそれと同時に嬉しそうに微笑んでいた。
「あのクソ女。楽しそうに歌いやがって」
響はそう言うと横にいた未来と翼は、響を見ていた。
「なんだよ?」
「なんだか響も楽しそう。少しクリスに嫉妬しちゃうな」
「ハァ?楽しそう?俺が?」
「立花も雪音もよく喧嘩するがなんだかんだ言って仲がいいんだな」
「俺とクリスが?風鳴が冗談言うなんて珍しいな」
響はそう言うが確かに響は、少し微笑んでいた。
するとクリスに挑戦する人はいないか司会が聞き始めた。これには飛び入り参加もありなので一般の人からの挑戦もありだった。
「はいデス!!」
そして挑戦者が手を上げた。そしてその挑戦者に響達は、驚愕した。
「あのクソガキ」
響は、そう言って握り拳を作った。
「あの子達が響の敵なんだ・・・・・・だったら殺さなきゃね」
未来からはハイライトが消えた。
「待て待てやめろ2人とも。こんなところで騒ぎになったらマズイ」
翼は、2人を全力で止めた。
クリスは、驚愕した。
「何でこんなところにいるんだ?」
クリスは、そう呟くと切歌は、あっかんべーをした。こな挑発にクリスは、ちょっとキレかけるが我慢した。2人の狙いは聖遺物を手に入れること。その為に調達はステージに立った。
「暁 切歌デス!!」
「月読 調」
「私達2人が力を合わせれば」
「どんな困難にも打ち勝てるのデス!」
2人は、歌い始めた。歌は、かつて翼と奏がツヴァイウィングとして活躍していた歌『逆光のフリューゲル』だった。2人は、戦っている時より楽しそうに歌っていた。この時も調は響へのトラウマを忘れて歌う。2人が歌い終わると観客席は、大きな拍手をされた。しかし採点者からの点数は、厳しくどどかなかった。すると。
「おっと!!新しい挑戦者が現れました!!その挑戦者は、我らがリディアンの二大番長1年生の立花 響さんだー!!!これは、第358次ひびクリ戦争かー!!?」
調はそれを聞くと石化したかのように固まった。切歌は小声で「やらかしたデス」と言った。調は、冷や汗を流し震えながら見るとそこには、響がいた。調は小さく悲鳴をあげると切歌の後ろに隠れた。この時の調の足は生まれたての子鹿以上に足が震えていた。
「テメェが参加するなんて意外だな」
クリスはそう言うと響は
「テメェが地の底に落ちるのを見たくなったんだよ」
と言った。
クリスは「あっ?」と喧嘩腰になるが響は、気にせずマイクを受け取るとクルクルと回し上に投げるとリディアンの制服を脱ぎ捨て下に着ていたカッターシャツ一枚になり腰に手をつけるとそこにマイクが落ちてきた。響は、それをキャッチするとさらに回転させて右手に持ち替えた。これに響お姉様派(1年生全員)が「きゃー」と黄色い声援を送る。
響は、自身がかなり得意な曲を選んだ。その曲は『Justiφ's』だった。響は、この曲を歌い始めた。この時この歌を歌った時に頭の中に人間を守るために戦い続けた仮面ライダーファイズが頭の中に浮かんだ。
響は、歌い終えると黄色い声援を響は、浴びた。だが結果は、クリスに一歩及ばずギリギリでクリスが勝利した。それを聞いた響は、悔しそうに両手をステージにつけるとクリスは、めちゃくちゃ喜んでいた。
「これで勝ったと思うなよクリス!!!」
響がそう言うと。
「何度でも受けて立つぜ響(負け犬)!!!」
と言った。
「俺の名前で負け犬って呼ぶなあぁぁぁぁぁ!!!!」
響が本気で悔しがっておりクリスは、本気で喜んでいるためクリス派と響派関係なく2人の健闘に拍手した。
その間に切歌達は、こっそり逃げ出していた。
響さんの始めての歌です。きりしらと響さんの空白部分は、歌を歌っている歌詞だと思ってください。