カ・ディンギル跡地。かつて響達と横山の激しい戦闘があった封鎖地域。そこにノイズの反応があった。弦十郎はこれが切歌達の合図だと判断し響、クリス、つばさを送った。クリスはすでにファイズギアを装着しておりいつでも変身できる状態だった。
「決着を求めるには、おあつらえ向きの舞台というわけか」
クリスがそう言うと2つの人影があった。だがそこにいたのは切歌でも調でもなかった。そこにいたのはソロモンの杖を持ったウェルとセレナだった。
「骸骨野郎」
響がそう言うと。
「おいもやし野郎!テメェにも用があるけど今あたし達の用はあのクソガキどもなんだけどどこにいるんだ?」
「あの子たちは謹慎中です。だからこうして僕が出張って来ているのですよ。お友達感覚で計画遂行に支障をきたされては困りますので」
「何を企てる、FIS!?」
翼がそう言うと。
「企てる?人聞きの悪い。我々が望むのは人類の救済!月の落下にて損なわれる無垢の命を可能な限り救いだす事だ!」
ウェルがそう言うと隣にいたセレナはため息をついた。
「月の落下?」
「どいうことだ?」
響とクリスは首を傾げた。
「月の公転軌道は各国機関が三カ前から計測中!落下などの結果が出たら黙って・・・!」
「黙ってるに決まってるじゃないですか!!」
「何!?」
「対処方法の見つからない極大災厄など、さらなる混乱を招くだけです。不都合な真実を隠蔽する理由などいくらでもあるのですよ!」
「まさか!この事実を知る連中ってのは!自分たちだけが助かるような算段を始めているわけじゃ・・・!?」
翼はそう言うと。
「だとしたらどうします? あなたたちなら?対する僕たちの答えがネフィリむはうっ!!!!」
ウェルは突然喋れなくなった。理由は隣にいたセレナがウェルの前に行きウェルの大事な息子を蹴り上げた。心なしかウェルの身体が少し浮いた。
ウェルは、地面に倒れると「こかっ・・・こっこっ・・・こかっ」と苦しんでいた。
「さっきからウルセェんだよ」
セレナはそう言うとウェルの前髪を引っ張って無理矢理顔を上げた。
「お前はあの○○○○ザコどもをおびき寄せる担当だろうが。邪魔だからとっとと消えろ!!」
セレナはウェルの前髪を離し顔面に膝蹴りをして吹っ飛ばすとセレナは響達を睨みつけた。
「お前ら私の大切な妹達を泣かしたな」
セレナは瞳が小さくなりその小さくなった瞳には光がなかった。そしてセレナはカイザフォンを取り出した。
「斬り刻んで○○○○引きづり出してやるよ○○○○○ザコともが」
セレナはがそう言うと。
「誰がザコだって?」
「姉の背後に隠れて震えてるザコが何言ってんだ?」
クリスと響は、こめかみに血管を浮かせた。
『913 enter』
『Standing by』
「あの豆腐メンタルは関係ねぇだろうが?そこにいるオオトカゲはそこの雌犬に隠れてるしか脳がねぇだろ」
セレナの視線は絶対零度に匹敵するほど冷たくなった。因みに輸送機でセレナの言葉を聞いたマリアはグハッと吐血したとか。
「誰がオオトカゲだぁ?」
「・・・・・・殺す」
「2人とも落ち着け!挑発に乗るなと言うかあの子性格変わってない!?」
蚊帳の外となった翼は止めようとするがクリスは無視してファイズフォンを開いた。
『555 enter』
『Standing by』
クリスは、ファイズフォンを閉じると右手に持ちガッツポーズをするように構えた。
「変身!!」
『Complete』
クリスは、ファイズに変身した。しかしクリスの姿は響のような姿でなくそのファイズはイチイバルのような姿になっていた。
セレナも両手でカイザフォンを持ち上に上げた。
「へ〜ん身!!」
『Complete』
セレナもカイザに変身すると右手にカイザブレイガンを持った。
響も右手をスナップさせるとウルフオルフェノクに変身した。
『Imyuteus amenohabakiri tron』
翼は天羽々斬を纏うと刀を構えた。
セレナはミッションメモリーをカイザブレイガンにセットした。
『Ready』
セレナはカイザブレイガンを逆手に持って構えた。響も構えるとクリスの方を見た。
『クリスお前どうするつもりだ?ファイズには遠距離の武器なんてないだろ?』
響はそう言うとクリスはバカにした笑みを浮かべた。
「響。お前これ使いこなせてねぇんじゃねぇのか?」
『アァ?』
「無いなら作ればいいだろ?」
クリスは、そう言うとファイズフォンを銃に変えてさらにファイズポインターを持つとそれをファイズフォンの上に装着した。
『106 enter』
『Burst mode』
クリスは銃口をセレナに向けた時だった。地鳴りが起きた。
「何!?」
『地震か?』
すると地面から廃病院で見たバケモノが現れた。
『こいつはあの時のバケモノ!!』
「いやお前が言うな」
「雪音お前も人の事言えないぞ」
響達は目の前の化け物相手にそう言うと。
「ドクター。邪魔するなって言ったはずだけど?」
セレナはウェルを睨み付けるが「まぁいいか」と言ってクリスに指差すと親指で自分の首を切るように動かした。セレナのまずはお前から殺すと言う挑発行為だった。
「あのクソガキ・・・・・」
クリスは、セレナを睨み付けるとファイズフォンにファイズポインターがつけられた銃を回転させて自身の右頬近くに持って行くと。
「殺す!!」
クリスは、走り出した。
「雪音!」
それを見た響は舌打ちをすると響は化け物の方に行った。翼は、ウェルの方に向かった。
「くらいやがれ!!」
クリスは、エネルギー弾を連射した。だがセレナは光の剣でエネルギー弾を全て切り落とすとカイザブレイガンの後ろわ引っ張った。
『Burst mode』
セレナは、カイザブレイガンを連射するがファイズになったクリスはそれを回避した。クリスは、さらに連射したがセレナはジャンプして回避するとセレナはクリスの目の前に降りた。
「チッ!?」
クリスは、左で殴りかかるがセレナはそれを回避するとクリスの腹に膝蹴りをした。
「グハァ!」
セレナはさらにクリスの顔を左で殴りさらにカイザブレイガンでクリスを連続で斬りつけた。
「うあああっ!!!」
クリスは、後ろに転がるとボタンを押した。
『103 enter』
『Single mode』
クリスは、さらに距離を開けると銃口を向けた。セレナは、カイザフォンをスライドさせて開くとenterボタンを押した
『Exceed charge』
セレナは、カイザブレイガンの後ろをまた引っ張ると銃口をクリスに向けてエネルギーがたまると拘束弾を発射した。
「グアアアッ!!!」
『クリス!!』
響は、一方的に化け物をボコボコにしていたところを偶然クリスの状況が目に入った。化け物は、噛み付いてきたが響はそれを避けて化け物の首に肘を落とし地面に叩きつけると無理矢理立たせて爪で連続で切りつけた。
『ギャアアアアアアアアアア!!!!!!』
化け物は鳴き声を上げると響を後回しにするつもりか拘束されているクリスの方を見た。
『おい何見てんだ?マジかよおい!?』
響は化け物を止めようとしたその時だった。化け物はいきなり響を見て響の左腕に噛み付いた。
『えっ?』
そして化け物は響の左腕を食いちぎった。
「立花ぁぁぁぁッ!」
ノイズと戦っていた翼はノイズを切り裂いて響のところに向かった。
「ひ、ひびき」
クリスがそう言うとセレナは光速で斬りかかってくるがそれに気づいた翼は蒼ノ一閃でクリスの足元を斬りつけてクリスのバランスを崩させた。
「うわっ!!」
クリスは倒れるとあん運良くセレナのカイザスラッシュを回避した。
「ちっよけられた」
「響!!」
化け物は響の左腕を食べ飲み込んでいた。
「いったぁぁぁ!!!!シンフォギアをパクついたぁ!!これでぇぇぇ!!!」
『ぐっ』
響は片膝をついて無くなった左腕を抑えた。
「立花!立花ぁ!!」
「しっかりしろ響!!」
翼とクリスは響に近づいた。
「完全聖遺物ネフィリムは、いわば自律稼働する増殖炉!他のエネルギー体を捕食し、取りこむことでさらなる出力を可能とする!さぁ始まるぞ!聞こえるか?覚醒の鼓動!この力がフロンティアを浮上させるのだ!フハハハ!ハハハハ!!」
ウェルはそう言って喜んでいるとセレナはため息をついて「余計なことするなよ」と言った。
「大丈夫か立花!?」
翼がそう言って響に触ろうとしたその時だった。
「ッ!?」
「?どうしたんだ?」
「立花?」
翼が体を触った時響の体が熱かった。シンフォギアを纏っているのに翼は、ダイレクトでその暑さを感じとったその時だった。
『ぅぅぅぅぅゥゥウウウウ!ウガァァァッ!があああアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!』
突如響は獣ような唸り声をあげた。すると響は体の形状が変化を始めた。体は大きくなりその姿はまるで巨大な狼だった。さらにその体にはまるで鎧をつけているかのように変化を始めた。そしてその鎧のようなものまるで。
「ガングニール?」
翼は驚いてそう言うと。響はグレーの色から真っ黒な色に変わった。
「まさかあれは!?」
「暴走?」
翼は驚いてセレナは冷静に分析していた。
『アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!』
響は唸り声を上げながら左腕を再生した。
「ギアのエネルギーを腕の形に固定!? まるでアームドギアを形成するかのように!」
響は四足歩行で走り出すとねネフィリムと呼ばれる化け物に噛み付いた。そして噛み付いたネフェリムを振り回して何度も何度も地面に叩きつけた。
「やめろぉ!それは僕が英雄になるために必要なんだ!」
ウェルはそう言うが響はそれを無視してネフィリムを攻撃していた。
「なんだよあれ?予想以上の化け物じゃないですか」
セレナは目の前の光景に目を奪われ裏から表のセレナに戻りつつあった。
「成長したネフィリムは、これからの新世界に必要不可欠なものだ!それを!それをぉぉ!!」
ウェルが悲痛な叫びをあげるとセレナがウェルの頭を叩いた。
「私がなんとかしますからドクターは逃げてください。邪魔ですから」
セレナはそう言うと。
『ガァァァァァァァァァ!!!』
響が叫ぶ。ネフィリムは逃げようとするが響はネフィリムに狼の前足で逃げるネフェリムを上から踏みつけた。
『ギャアアアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!!!』
『グオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアァァァァァァ!!!!!!』
ネフィリムはなんとか抵抗し悲鳴をあげながら響の体に噛み付くが響は気にせずそのままネフィリムの首を噛み付いた響。そしてネフィリムの胸に腕を刺し、心臓を抉り出した。
「ひぃぃぃ!あああああ!!!!!」
ウェルは悲鳴をあげた。心臓がなくなったことによってネフィリムは倒れた。響は心臓を投げ捨てると真上に首をあげてとうぼえをした。それを見たセレナは冷や汗を流して構えた。
「立花」
翼は心配そうな顔で見ていると。響はターゲットをウェルとセレナに変更したた。
「ひッひぃぃッ! い、いやぁッ!」
「チッ!!」
ウェルとセレナに襲いかかろうとする響。
「よせ!立花!もういいんだ!!」
「お前、黒いの似合わないんだよ!」
しかし翼とクリスがそれを止めた。しかし天羽々斬を纏った翼とファイズに、変身したクリスには今の響を止められなかった。翼達と響の体格差は激しく2人とも振り落とされそうになっていた。
「い、いやぁぁぁ!!!」
ウェルが逃げるとセレナは腰についている武器を取り出すとミッションメモリーをその武器にセットした。
『Ready』
そしてセレナはそれを右足に装着しカイザフォンを開いてenterボタンを押した。
『Exceed charge』
セレナは右足にエネルギーがチャージされると大きくジャンプして響の顔にポインターを発射した。
「「しまった!!」」
今更気づいた2人にはセレナを止めることはできなかった。
「ディヤアアアアァァァァァァァァ!!!!!!」
セレナは響にドロップキックのように両足で飛び蹴りをするとそのポインターの中に入って行った。カイザの必殺技ゴルドスマッシュが炸裂した。
「立花!!」
「響!!」
クリス達の後ろにセレナが着地するとそこからジャンプして離れた。そしてそれと同時に響の体から青い炎と✖️のマークが浮かんだ。
『アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!』
響は苦しそうに暴れ翼達を振り払った。
「くっ!」
「このバカ女!!」
すると響の体から青い炎が消えていきそして響の尻尾でカイザのマークを破壊した。これに翼達は驚愕しセレナはありえないと言ったような顔をした。すると響はその場に倒れウルフオルフェノクから人間に戻った。
「響!!」
「立花!立花!しっかりしろ立花!!」
翼が抱き上げ呼びかけた。翼は自身の耳を響の口に近づけると息をしていることを確認した。翼は安心すると翼はさらに驚く光景が目に入った。視線の先には食われたはずの響の左腕があった。
「どうなってんだ?」
変身を解除したクリスはそう言うとセレナの元に一台のサイドカーが来た。
「乗ってセレナさん!!」
「先生!!」
セレナも変身を解除するとセレナはサイドカーに乗り撤退をした。
響は二課の医務室に運ばれた。その時に響の体にある異変が起きていることを弦十郎達は知らされたのだった。
まずは響の恐ろしさ出させていただきます。しかし響さんのオルフェノク状態での暴走一体響さんに何が起きたのでしょうか!?