戦姫絶唱シンフォギア555   作:ナイトメア・ゼロ

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投稿遅れて申し訳ありません。先週が忙しすぎたうえなんとなく内容が気に入らなかったため何度も書き直しておりました。


8話 死の現象

「どうなっているんだ!?」

 

月の落下の真実を調査していた二課はそれと同時に響の暴走の件についても調べていた。響にありとあらゆるメディカルチェックした結果とんでも無いことが判明した。

 

それは響のオルフェノクの細胞が消滅寸前になっていたことだった。弦十郎は、この予想外の事態に驚愕していた。

 

「こうなった理由はおそらくガングニールにあると思われます」

 

二課の医療スタッフは弦十郎にそう言うと「どう言うことだ?」と聞いた。

 

「まずかつて了子さんがたてていた仮説は大きく間違っていました」

 

「何だと!?」

 

「実は我々医療スタッフは響さんの体が少しおかしいと思っていたのです。まずクリスさんなのですがクリスさんはオルフェノクに覚醒したときにイチイバルがクリスさんの心臓の代わりになり長命のオルフェノクになりました」

 

医療スタッフはそう言ってクリスのレントゲンを見せた。

 

「これは念のためにクリスさんに撮らせていただいたレントゲンです。見てください。クリスさんのオルフェノクの細胞は、イチイバルとオルフェノクの細胞が食い合いをしてほぼ完璧に近い細胞になっています」

 

「どう言うことだ?それは間違いじゃなかったのか?」

 

「間違っていたのはあくまで響さん限定でです。まずクリスさんは、ティラノオルフェノクに変身する時に必ず歌を歌います。その時にクリスさんの体はイチイバルのような形をした人型ティラノサウルスになります。かつてカ・ディンギル跡地で戦った横山も了子さんもといフィーネを喰らいフィーネの持つネフシュタンの鎧の形をした体のオルフェノクになりました」

 

医療スタッフは、そう言ってクリスのレントゲン写真を回収した。

 

「しかし響さんだけは何故歌を歌わずにオルフェノクに変身できたうえ変身した時には何故響さんの体にガングニールのような形態がないのでしょうか?」

 

「・・・・・まさか!?」

 

弦十郎は少し考えると確かにシンフォギアと融合したオルフェノクには確かにシンフォギアみたいな性能をプラスされていたのに何故響だけオルフェノクに変身した時にそのような姿と行動がなかったのか。そして弦十郎の頭の中に嫌な考えが浮かんだ。

 

「おそらく司令の考えている通りだと思われます。響さんは適合も融合もしていません。この現象を勝手に名付けさせていただくならこれは侵食という現象だと思います」

 

「侵食・・・」

 

「響さんの暴走はガングニールが無理矢理、響さんの戦闘本能を覚醒させて暴走という名の巨大な力を得る代わりにすごい勢いで細胞を死滅させる。これが我々がたてた仮説です」

 

「その侵食が進むとどうなるんだ?」

 

弦十郎がそう聞くと医療スタッフが「持ってこいと」言ってあるケースを持ってそれを弦十郎に見せた。

 

「何だこの灰は?」

 

「これは響さんの体からこぼれ落ちた灰です」

 

「何だと!?」

 

「おそらく響さんは戦えば戦うほど細胞の死滅が活性化して最終的にはこの灰のように・・・・・・」

 

弦十郎は絶句した。今まで大丈夫だと思っていたことがいつのまにか危険なところまで行っていたのだ。そしてそれを偶然聞いてしまった影があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リディアンの裏校舎。そこでは響がタバコを吸っていた。響は今機嫌が悪かった。セレナに負けたとか勝ったとかそんなことじゃなくて暴走した自分をまったく覚えていなかったことだ。暴走した時に響の頭の中は真っ白になり気がつけば二課の医療室で治療を受けていた。

 

(・・・・・・・・あの時一体何があったんだ?)

 

響がそう思っていると。

 

「立花」

 

そこに翼が現れた。

 

「風鳴」

 

響は、タバコを携帯灰皿に入れると「どうした」と言って近づいた。

 

「来い」

 

翼はそう言って行くと響も翼の後ろをついていった。屋上に行くと翼は立ち止まって響の方に顔を向けた。

 

「単刀直入に言う。立花。もう二度と戦うな」

 

と言った。

 

「アァ?」

 

この時響のイライラが頂点に登った。

 

「何?喧嘩売ってんの風鳴?」

 

響は翼を睨み付けると翼は真剣な顔で響の両肩に手を置いた。

 

「喧嘩を売ってるとかそう言う問題じゃない!!叔父様の話を聞いてしまった以上これ以上立花を戦わせるわけにいかないんだ!!」

 

「どう言うことだ?」

 

翼の真剣な表情に響は話を聞く体制になると翼は弦十郎から聞こえた話を全て話した。

 

「俺が灰になって死ぬ?」

 

「ああそうだ。あの時の治療も人間の治療をしただけでそれがオルフェノクである立花にどれだけ効果があるかわからない。だがガングニールが原因なら戦わず大人しくしていればいつかガングニールをなんとかする方法があるに違いない!!だから立花はもう「くっだんね」なんだと!?」

 

「くっだんねぇよ。確かに体の異変はあの時の決闘から気づいている。だけだよそれが戦わないと言う理由になるか?風鳴もその・・防人だっけ?分かるだろ?」

 

響がそう言うと翼は、胸ぐらを掴んだ。

 

「立花貴様分かっているのか!?このままだと死ぬんだぞ!?それなのになんだその反応は!?」

 

翼はそう言うが響は右手で翼の手を払った。

 

「俺はツヴァイウィングの事故でとっくに死んだ身だ。それがオルフェノクとして蘇った。そんな俺が今更たかが死ぬぐらいにビビると思ってんのか!?」

 

響はそう言うと翼は響をビンタした。

 

「たかが死ぬなんて言うな!!昔の立花ならともかく今の立花は違うだろ!!今のあなたには私や雪音それに小日向もいるんだぞ!!もうあなた1人の死を誰も悲しまないなんてない!喜ぶはずがないだろ!!」

 

翼はそう言うと。響は黙った。

 

「立花、とにかくお前は戦うな」

 

翼はそう言ってそこから立ち去った。

 

響はチッと舌打ちをした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翼が屋上から校舎内に入るとドアの前には未来がいた。

 

「小日向」

 

「・・・・・・どういうことですか?響が死ぬって」

 

未来は光のない瞳で翼にそう言うと翼は簡単に喋ってしまった。

(決して怖いとかそんな感情はなかったぞ!)

未来はその話を聞くと俯いてその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後。響は家に帰ろうとした時にクリスと未来に会い一緒にフラワーでお好み焼きを食べよと誘われクリスと響は半ば無理矢理連れていかれた。

 

「おばちゃんのお好み焼き屋なんて久しぶりだね響、クリス」

 

「あぁ。そうだな」

 

「そういえば響とクリスって一回フラワーでバイトしてたよね?今はどうなの?」

 

「たまに行ってるぜ」

 

「基本的に応援要請受けた時に行ってるな」

 

2人はそう話してる時響とクリスは未来のことを気にしていた。理由は未来が無理矢理笑顔を見せていたからだ。

 

「おいバカ女。テメェ未来に何かしてねぇだろうな?」

 

「してるわけねぇだろ。なんであんな無理矢理な笑顔浮かべてるのかこっちが聞きてぇよ」

 

 2人はそう言ってると。

 

「どうしたの響、クリス?」

 

未来は響にそう聞いてきた。

 

「・・・・・・未来お前今日なんかあったのか?」

 

響がそう言ったその時だった。黒い車が響達の前を横切った。

 

「「!!」」

 

それに気づいた響とクリスは警戒した。未来は「どうしたの」と聞いて首を傾げた。

 

「おい。いまの」

 

「ああ。間違いねぇ。あれは裏の人間だ」

 

 響とクリスがそう言った時、車が出向いた先で爆発が起きた。

 

「爆発だと!?」

 

「未来ここから離れてろ!」

 

「響!」

 

 響とクリスは現場に走り出した。

 

 

少し離れた場所ではウェルが黒い車をノイズで爆破させていた。

 

「ウヒヒヒヒ。誰か追いかけてきたってこいつを渡すわけには」

 

ウェルは狂気の笑みで笑いながらソロモンの杖と何かを持っていた。そこに響とクリスが到着した。

 

「モヤシ野郎!!」

 

「骸骨野郎!!

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!! な、なんでお前達がここにッ!!!」

 

響とクリスに気づいたウェルが悲鳴を上げながらノイズ召喚した。これに対しクリスはファイズギアを装着しファイズフォンを開いた。

 

『555 enter』

 

『Standing by』

 

「変身!!」

 

クリスはファイズフォンを横に倒すと赤いラインが体を覆いそしてそこにはイチイバルの形をしたファイズになった。響も構えてウルフオルフェノクに変身した。

 

「おいクソ女!!あの時みたいに暴走すんじゃねぇぞ!!」

 

『暴走した記憶ねぇからわかんねぇよアホ女!!』

 

2人は喧嘩しながらノイズを攻撃した。クリスはノイズを殴り蹴りをいれて倒していき響は爪で斬り裂いて灰にしていた。

 

「ひぃぃー!!」

 

ウェルは情けない悲鳴をあげているなか響は異変を感じた。暴走っぽくない感覚を響は感じていた。

 

(何だ?体が重い?)

 

響はそう思っているとこの感覚に覚えがあることを響は感じた。

 

「いつもいつも!都合のいいところでこっちの都合をひっちゃかめっちゃかにしてくれる!お前らはあああああああああああああァァァァァァァァァァァ!!」

 

ウェルがソロモンを使い大量にノイズを召喚する。しかし響は高速移動でノイズを倒しクリスは召喚された大型のノイズに対してミッションメモリーをファイズショットにセットした。

 

『Ready』

 

クリスはファイズフォンを開いてenterボタンを押した。

 

『Exceed charge』

 

クリスはファイズショットにエネルギーを貯めた。

 

「ちょっせぇ!!」

 

クリスはアッパーのようなグランインパクトを大型のノイズにに当てると大型のノイズはファイズのシンボルを浮かべて灰になった

 

「くっ。あのガキと戦った時にも感じたけどこのファイズギア使いずれぇな」

 

クリスはそう言うと。

 

「このバケモノどもがあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 

響とクリスがノイズを倒すたびにウェルがソロモンを使いノイズを増やしていく。

 

『フーっ・・・・・フーっ・・・・・フーっ!!』

 

響は重たい体を無理矢理動かしノイズを殲滅していた。その時だった。

 

『ウガアアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!!』

 

「アッ!?」

 

突然響が獣のような唸り声をあげた。それを見たクリスは驚愕した。

 

「まさかまた暴走か!?おい!!しっかりしろ響!!」

 

クリスはそう言うが響に反応がなかった。そして。

 

『がアアアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!』

 

 響は決闘の時に見せた姿、漆黒の巨大な狼になった。響はグルルルと威嚇しながら高速移動でノイズを殲滅し襲いかかった。ノイズを前足で吹っ飛ばし尻尾で薙ぎ払った。

 

『グルああああああああ!!!!!!!』

 

響は吠えると大ジャンプしてウェルを狙った。

 

「おい待て!!そんなことしたらそいつ死ぬぞ!!響!!」

 

クリスはそう言うが響は無視してウェルを踏みつぶそうとしたその時だった。ウェルを守るように盾が出現した。

 

「盾!?」

 

「この身に宿るシュルシャガナは、おっかない見た目よりもずっと、汎用性に富んでいる。防御性能にだって不足ない」

 

「それでも、全力の二人かがりでどうにかこうにか受け止めてるんデスけどね」

 

 響の攻撃を止めたのは二人の少女、切歌と調だった。そしてさらに後ろから。

 

「切歌さん!!調さん!!あなた達はドクターを!!私はあの2人を抑えます!!」

 

セレナが走ってきた。

 

『913 enter』

 

『Standing by』

 

「へ〜ん身!!」

 

『Complete』

 

セレナはカイザに変身するとミッションメモリーを抜いてカイザブレイガンにセットすると光の剣を出しクリスと響に襲いかかった。

 

「ハァ!!」

 

セレナは逆手に持って連続でクリスに切り掛かりクリスはその剣を避けて後ろに下がった。だが。

 

『グガアアアアアアアア!!!!!!!』

 

横から前足でセレナを殴り飛ばした。

 

「グアッ!!」

 

セレナは壁に激突するとその反動でベルトが外れ変身が強制解除された。そして響は調を睨みつけたけど

 

「ヒッ!!!」

 

調は響に睨みつけられた時に怯んだ。目の前にいる響は暴走状態であるためイシキはないはずだがどうやら調に対しての怒りだけは体が覚えているようだ。

 

「あ・・・ああっ・・・・・」

 

「調!!」

 

 調は酷く怯えており体をガクガク震わせていた。

 

『がアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!!!!』

 

響は調に襲いかかった時だった。

 

「させるか!!」

 

セレナが再びカイザに変身するとカイザブレイガンのエネルギー弾を横から受けた。

 

「くっ。プレゼントですよっ二人とも!!」

 

 ウェルはそう言うと調と切歌の首筋に薬品の入った銃のような注射器を当てて使った。二人ともウェルから離れ薬を打たれたところを抑える。

 

「なにをしやがるデス!!」

 

「これはリンカー?」

 

「効果時間にはまだ余裕あるデス」

 

「だからこその連続投与ですよ! あのバケモノに抵抗するには、いま以上の適合率でねじ伏せるのです!!」

 

「ふざけるな!なんで私達があなたの為にそんなことを!!」

 

「するでしょう。いや、せざるを得ないのでしょう。貴方達は連帯感や仲間意識で助け出そうとはしないでしょう。大方、あのおばはんが倒れたからおっかなびっくり駆けつけたのでしょう!!」

 

 ウェルがそう言うと。

 

「ドクター!!テメェ切歌と調に何しやがった!!」

 

 セレナは大切な家族が何かされたため裏セレナに変わりウェルを睨みつけた。その瞬間だった。セレナにスキができたのは。

 

「スキみせるとは結構な余裕だな!!」

 

『Exceed charge』

 

クリスはセレナにアッパー型のグランインパクトをセレナのアゴにヒットした。

 

「グブッ!!!」

 

セレナは空中に飛ばされてそして地面に倒れるとまたもやカイザの変身が強制解除された。

 

『ガアアアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!』

 

暴走した響は切歌と調を踏み殺そうとした。切歌は調を持って大ジャンプして回避した。調は怖がって動けなくなっていた。切歌はセレナのとなりに着地すると。

 

「セレナ逃げるデスよ!!」

 

「悪りぃ切歌。ウチのミスだ」

 

セレナはドクターの回収をすると切歌と調がその場を撤退しようとするが。

 

『グガアアアアアアアアァァァァ!!!!!!!』

 

響が追撃をしてきた。

 

「ヒッ!!!き、来た!!」

 

セレナ達は万事休すになったその時だった。

 

『ガアアッ!』

 

突然響は動きが止まるとその場に倒れ人間に戻ると気を失った。

 

「おい○○○○!!あっつ!!なんだよこの暑さ!!」

 

クリスは響に近づくと響からありえないほどの熱が放出されていた。

 

「響!!」

 

遅れて来た未来は響に近づこうとするがクリスに止められた。

 

「やめろバカ!!生身で今のあいつに近づいたら火傷じゃすまねぇぞ!!」

 

「嫌だ離して!!響!!」

 

その時だった天羽々斬を纏った翼がバイクの先をヤイバに変えて偶然にも響の近くにあったビルの給水塔を切り水を響にかけた。

 

「響!響!!」

 

未来は響に近づいた。

 

「私は、立花を守れなかったのか・・・」

 

「守れなかった?どう言うことだよそれ!?」

 

クリスが翼の胸ぐらを掴んで問いかけた。

 

「お前あのバカ女がこうなるとでも知ってたのか!?おい!なんとか言えよ!」

 

「・・・・・・・」

 

「響!響!響ー!!」

 

無言の翼に未来の叫び声がこだました。そしてそれから十分後に二課のヘリが迎えに来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二課の司令室では未来が弦十郎に呼び出されて入ってきた。

 

「君には、知っておいてもらいたいことがある」

 

「・・・・もう知っています。響が危ないことに」

 

未来がそう言うと弦十郎は首を横に振ってそこにある響のレントゲン写真をクリスと未来に見せた。

 

「くそったれが!」

 

これを見たクリスは機材を蹴った。

 

「胸にある心臓の代わりとなった聖遺物の欠片が、響君の体を蝕んでいる。これ以上の進行は彼女の命削ると同時に完全な化け物に変わってしまうだろう」

 

弦十郎がそう言うと。

 

「つまり、今後響が戦わなければこれ以上の進行はないのですね?」

 

未来がそう言うと弦十郎は首を横に振った。

 

「響君の体はガングニールの浸食の影響がすでに出ている。響君はすでに日常の生活でも体が浸食されている。計算したところ響君の命は長くてあと1ヶ月だ」

 

「そんな、響」

 

艦内は重い空気が漂っていた。

 

未来が帰りしばらくした後響が目覚めたので状況説明を始めた。

 

「これは響君の体のスキャン画像だ。体内にあるガングニールが更なる浸食と増殖を果たした結果オルフェノクの細胞がガングニールの食い合いに負け始めている。これによりオルフェノクの細胞が対抗する為に響君の力が暴走し命を蝕んでいる原因だと思われる」

 

「・・・・・・」

 

クリスは無言で悔しそな顔をした。

 

「フーン」

 

だが響は自分には関係ないといったような反応だった。

 

「ってことは心臓代わりのガングニールが俺の体を弄ってんのね。起きて右手見た時びびったわ」

 

響はそう言って右手を見るとそこには薬指だけが残った右手があった。残りの4本の指は灰になり消滅していた。

 

「まぁなるべく戦わねぇようにすればいいのか?」

 

響がそう聞くと。

 

「なるべくだと? 寝言を口にするのも大概にしろ立花!!今後一切の戦闘行為を禁止すると言っているのだ!」

 

翼はそう言って響の胸ぐらを掴んだ。

 

「どうしたんだよ風鳴」

 

「このままでは本当に死ぬんだぞ! 立花!」

 

「だから俺はとっくに死んだことあるんだ今更死ぬなんて怖くねぇよ」

 

響はそう言うと翼は涙を流して「勝手にしろ」と言って出て行った。

 

「そうだクリス。いい加減に俺のベルト返せよ」

 

響はクリスにそう言うがクリスは黙って出て行った。

 

「無視すんじゃねぇよクソ女!!」

 

響そう言うと。

 

「医療班だって無能ではない。目下、了子が残したデータをもとに対策を進めている最中だ」

 

と、弦十郎が言った。

 

「おやっさん」

 

弦十郎は響の頭を撫でながら言う。

 

「治療法なんてすぐに見つかる。そのほんのわずかな時間、ゆっくりしてもバチなどあたるものか。だから今は休め」

 

弦十郎がそう言うと部屋を出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁおっさん」

 

クリスが弦十郎の前に現れると質問をした。

 

「あたしはどうなんだ?あたしも響と同じ融合症例なんだろ?」

 

「安心しろ。クリス君に関しては問題ない」

 

弦十郎がそう言うとクリスはホッとした。

 

「君は響君と違いオルフェノクの細胞の死滅現象が見られなかった」

 

「なんであたしは影響がないんだ?」

 

「分からない。スマートブレインのデータは消去されておりオルフェノクのことに関しては何1つ分かってないのが現状だがこれだけは分かっている」

 

弦十郎はそう言ってクリスの頭に手を置いて撫でた。

 

「クリス君はイチイバルとの食い合いに勝っているということだけは分かっている。だからクリス君が死ぬようなことはない。響君も絶対に死なない。だから安心しろ」

 

「そうか・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は今シャワーを浴びている。大好きな親友が後1ヶ月で死ぬ。嫌だ。響と別れたくない。響と別れるくらいなら死んだほうがマシ。私はシャワーを浴び終えてバックに色々荷物を詰めてそれを隠した。そして夜中の1時。私はバックを持ってこっそりと寮から抜け出した。

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