未来と響がフロンティア内部に向かっている時。翼のいるところでは翼とティラノオルフェノクになったクリスが戦っていた。
クリスは、ティラノ型の銃を翼に向けており連射していた。翼は回避したり刀で弾いたりして防御し高くジャンプすると刀を大きくして蒼ノ一閃を放った。クリスはバックステップで避けると翼は追撃をするように斬りかかった。
だがクリスは銃で翼の刀を受け止めるとクリスは翼の右頬にカウンターをいれた。翼は回転して着地して構えた。クリスはマガジンを外しすと腰から新しいマガジンが出してるそれを装着し弾幕を張った。クリスの弾幕を左右に避けながら翼は接近し振りかぶって斬りつけた。しかしクリスは片方の銃を空中に捨てると翼の刀を避けて体当たりをした。翼はそれを受けるとダメージを殺したのか海水の水たまりに着地した。
翼は刀を構えると。
「何故弓を引く?雪音!」
と言った。それと同時に翼はあることに気づいた。クリスは首に怪しく光る首輪がつけられていたことに。そしてクリスは翼に話しかけられても無言だった。
「その沈黙を私は答えと受け取らねばならないのか!?」
翼はそう言ってクリスに斬りかかる。クリスは翼に銃口を向けて撃った。翼はクリスの銃撃を避けながら近づき翼は刀を上から振り下ろした。クリスは銃で受け止めそのまま鍔迫り合いをする二人。
「やはり立花の言うとおりソロモンの杖を求めているのか!?」
『・・・・・・・・あたしの十字架を他の奴に背負わすわけにはいかねぇだろ!!』
「それは私や立花にもか!?」
翼がそう言うとうつむいて答えた。
『・・・・・・・あいつには、・・・・・・あいつだけにはあたしの十字架を一番背負わせたくねぇ。あいつはバカでウザいし気にいらねぇし夢もねぇ弱虫女だけど・・・・なんだかんだあたしをこんなに暖かい場所に連れて来てくれたあたしの大切な親友で殺すべき女(ライバル)だ。だからこそこんなんじゃダメなんだ!!これはあたしがやらなくちゃならないんだよ!!あたしがやらないとあのバカ女のライバルを名乗るしかくもねぇんだよ!!!』
「・・・・雪音」
クリスの弾幕がくると翼は全ての弾丸を刀で弾いた。
「くっ!」
翼が弾丸を弾いたことにイラつきを覚えたのかクリスは舌打ちをした。すると
「ちゃっちゃと仕留めないと、約束のオモチャはおあずけですよ」
首輪から突如ウェルの声が響いた。
(ソロモンの杖。人の手で殺せる力なんて、人が持ってちゃいけないんだ!)
(やはりアレが雪音を従わせているのか?)
翼は刀を上段に構えた。
「犬の首輪を嵌められてまで、ソロモンの杖を取り戻そうとしているのか?」
『当たり前だ!!それに汚れ仕事は、居場所の無い奴がこなすっていうのが相場だ!!違うか!?』
翼の質問にクリスはそう答えた。
「・・・・・そうか。なら首根っこ引きずってでも連れ帰ってやる。お前の居場所。帰る場所に!!」
『・・・・・・!!』
その言葉にクリスは驚き顔をうつむかせた。
「お前がどんなに拒絶しようと、私はお前のやりたいことに手を貸してやる!!それに立花はお前のことを信じている!!立花はお前になんと言ったか分かるか!?「あいつがこんなつまんねぇ裏切りするわけねぇだろ!!」だ!!雪音!自分が立花のライバルを名乗るしかくも無いなど言うな!!立花はお前のことを大切なライバルだと思っているのだぞ!!」
『・・・あのバカ女が?響があたしを?』
「私達は片翼では飛べない!方翼で飛べぬことを知る私の、先輩と風を吹かせる者の果たすべき使命だ!!」
翼が刀を上段に構えたまま目を閉じた。すると思い出すことが出来る。かつての相棒。天羽 奏の姿が。
(そうだったよね。奏)
(そうさ。だから翼のやりたいことは、あたしが、周りの皆が助けてやる)
(私が今やりたいことは、雪音を連れて帰ることだ!)
『響があたしを・・・・・?・・・・・・・』
「何をしているのですか?首の爆弾が爆ぜるまで、もう間もなくですよ?」
『!!』
ウェルの声が聞こえ険しい顔をするクリス。そして。
『風鳴・・・・・・・・・先輩』
「!?」
クリスは初めて翼の名前を呼んだ。
『次で決める!昨日まで組み立ててたあたしのコンビネーションだ」
「・・・・そうか。ならばこちらも真打ちをくれてやる」
クリスは銃を構え翼は刀巨大化させた。クリスは銃を撃つと翼はジャンプしてかわし刀を振りかぶった。クリスはティラノ型のボウガンに変えて翼に狙いを定めた。
「はあっ!」
放たれた蒼ノ一閃をクリスは避け巨大なエネルギーの矢を放った。そして放たれた巨大な矢が無数に分解するとまるで散弾のように飛びその矢は翼をおそった。しか翼は巨大化した刀をを盾にして防いだ。クリスは追撃するように腰からミサイルを用意し翼はそれに気づくと小刀を大量に用意した。そして二人は小刀とミサイルを放った。放たれた二つの技がぶつかり合い
「グアアア!!!!!!」
「うわあああ!!!!!」
クリス達を巻き込む程の大爆発が起きると2人の姿はそこから消えていた。
大爆発が起きた現場の下には大きな鍾乳洞があった。その後鍾乳洞にウェルが来ていた。
「シンフォギア奏者は僕がこれから統治する世界には不要だぁ」
ウェルは不気味な笑みを浮かべながら翼達の死体確認に来ていた。ウェルは死体は更に下にあると思いどんどん下に降りていった。
「その為にぶつけ合わせたのですがこうも簡単に僕の作戦がうまくいくなんてシンフォギア奏者はチョロすぎるぅぅぅ!あ?」
ウェルの視線の先にはオルフェノクから人間に戻ったクリスがいた。しかしクリスは立っていた。少なくともクリスはまだ死んでいなかった。しかしクリスの前には翼が倒れていた。
「え?ええ?えええええええええええ!?なんでだ!?なんで生きてるんだ!!?」
このことを予想していなかったのかウェルはかなり驚愕していた。
「約束通り二課所属の奏者は殺した。だから、ソロモンの杖をあたしに渡せ」
クリスはそう言うと。
「こんなままごとみたいな取引にどこまで応じる必要があるんですかねぇ!?」
ウェルはクリスを始末しようとスイッチを取り出し押した。しかし
カチッ。
「あれ?」
カチカチッ!
何も起きなかった。
「何で爆発しない!?」
「壊れてんだよ」
クリスは首輪を取り、投げ捨てると左の掌に拳を叩きつけた。
「約束の反故とは悪党のやりそうなことだなぁおい?」
「あっ、いやっ!ひっ、ひい!」
ウェルは怯えて錯乱状態だがソロモンの杖を構えてノイズを召喚することはできた。
「いまさらノイズごときで!!ぐあああ!!な、なんだ!?」
突然クリスの全身に痛みが走り苦しみ始めた。
「アァァァァァァァァンチリンカァァァァァァァァァァァ!!!!!!忘れた頃にやってくる最終兵器いいいいいい!!!!!!ギャハハ!!!!」
ウェルは狂ったように笑った。
「クソ!イチイバルがオルフェノクである私と融合してるからアーマーパージができねぇ」
クリスは辛そうな顔をし痛みに耐えているのか唇を噛み締め血を流し膝をついた。ノイズを操るウェルは笑いながらノイズでクリスを殺そうとした。
「クソ!!」
ゆっくりと近ずいてくるノイズ達。クリス自身も死ぬと思ったその時。
「ハァ!!!」
蒼い斬撃がノイズ達を一気に殲滅した。
「!!先輩!!」
クリスの前にはなんと天羽々斬を纏った翼の姿があった。
「な、なんで!?そんなバカな! !なんでシンフォギアを纏えるんだ!?僕のアンチリンカーは・・・・まさか!!アンチリンカーの負荷を抑えるため、敢えてフォニックゲインを高めず出力の低いギアを纏ったのか!!そんなバカな!!そんなことが普通出来るはずが!!?」
「出来んだよ先輩は。言い忘れてたけど先輩はあたし達みたいにオルフェノクでもないし派手な戦いもしねぇけどよ・・・・・・先輩はあたし達相手に一度も負けたことがないんだぜ!!」
クリスがそう言うと同時に翼はノイズの群れに向かって逆立ちして回転しながらノイズを切り裂いた。
「ハァ!!」
「ヒィ!!」
翼はウェルの前に着地をするとソロモンの杖を蹴り上げた。
「ぼ、僕のソロモンの杖が!!」
翼はソロモンの杖を追うようにジャンプするとそれをキャッチした。
「付き合えるか!」
ウェルはそう言って逃げて行った。翼はクリスの周りにいたノイズを殲滅しアンチリンカーを排除した。するとクリスの体調が回復していった。
「回収完了。これで一安心だな雪音」
翼はソロモンの杖をクリスに渡した。
「・・・・・その一人で飛び出してごめんなさい」
クリスがそう言うと翼は一瞬驚いたがすぐに笑ってクリスの頭に手を置いて撫で始めた。
「気に病むな。私も一人では何も出来ないことを思い出せた。何よりこんな殊勝な雪音を知ることが出来たのは僥倖だ」
翼の言葉にクリスの顔は真っ赤になった。
「それにしたってよ何であたしの言葉を信じてくれたんだ?」
「立花が雪音のことを信じていたから私も信じた。それに雪音が先輩と呼んでくれたのだ。続く言葉を斜めに聞き流すわけにはいかんだろう」
「それだけか?」
「それだけだ。・・・・と言うと嘘になるな。私はお前達の喧嘩が大好きなんだ」
「ハァ?」
「私は先輩として立花と雪音の平和な日常を守りたかった。つまらないことで喧嘩して競い合ってそして互いの能力を高めていくそんな二人の姿が私は大好きなんだ」
「そんなことのためにかよ?」
「私にとっては死活問題だ。さぁ立花と合流しよう」
翼が歩き出しクリスは後ろについていった。
「何・・・・これ?」
調は驚愕した。切歌をなんとか止めようと戦っていた時だった。調を守るかのように障壁が出現していた。この現象はフィーネの魂が宿っている人間に起こる現象。つまりフィーネの魂が宿っていたのはマリアでなく調だったのだ。
「そんな・・・・フィーネの魂が宿ったのは・・・・・・器になったのは調・・・・・・・なのに、あたしは調を・・・・・」
「切ちゃん」
「あたしは調に悲しい思いをして欲しくなかったのに・・・・・出来たことは調を泣かす事だけデス」
切歌が絶望した顔でそう言うと鎌を持ち上げ投げると鎌は回転しブーメランのように切歌に向かっていた。彼女の瞳に光がなくなり涙が流れていた。
「あたしは本当にヤな子デスね。消えてなくなりたいデス」
「駄目!!切ちゃん!!!」
鎌で串刺しにして自殺しようとした切歌は調に押されると切歌代わりに調が鎌で串刺しになった。
「調えええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
調は謎の空間にいた。誰かが調を呼ぶ声が聞こえていたが今の彼女には考えられなかった。すると。
「全く、なんであの子の周りはこんな子が多いのかしら?」
「えっ?」
調の前に一人の美しい女性が現れた。調は女性を見た瞬間直感した。彼女はフィーネだと。自分の魂は塗り替えられると思った。だがそれは杞憂に終わる。
「ほら、行きなさい。私が代わりに消えるから全く、何年も悪役やってた私に今さら正義の味方みたいなのできるわけないのに・・・・」
フィーネはなんと調の代わりに消えると言ったのだ。
「フィーネさん?」
「ええ、そうよ。大好きな人が待ってるんでしょ?」
「!!はい!」
「ああ、それと一つだけあなたにお願いがあるの。立花 響という子を私の代わりにボコボコにしてほしいの。彼女にはちょっと個人的に恨みがあるからお願いね?」
フィーネがそう言うと調は顔が青くなりそして紫色になった。
「・・・・・・・・・ごめんなさい無理です」
「あなたに拒否権は無いわ。じゃあ逝ってらっしゃい」
「ちょ、ちょっとフィーネさん!?字面もなんだか違ったような・・・!!」
そして私の意識はその空間から消えた。
私はセレナ・・カデンツァヴナ・イヴ。私の前にはマリア姉さんが世界を守るために歌を歌っている。だけど月の軌道を元に戻すにはフォニックゲインが足りなかった。
「無理よマム。私じゃ無理よ!!」
先生の恩を無下にしたマリア姉さんは嫌いだけど大切なたった一人の姉が絶望している姿を私は見ていることしか出来なかった。私はそれがとても悔しかった。
「マリア姉さん・・・・」
私は持っていたカイザギアの入ったアタッシュケースを置いてマリア姉さんの近くに行こうとした。しかしそこにドクターが現れた。ドクターはソロモンの杖を持っていなかったけど左手はネフィリムと融合してるから歪な形をしていた。ドクターはマリア姉さんを殴り飛ばして私も蹴り飛ばした。そしてそれだけじゃ飽き足らず大切なマムをこのクソメガネが殺した。
『このクソメガネが!!』
「よくもマムを!!」
私はシャークオルフェノクに変身してマリア姉さんは槍を構えた。
「手にかけるのか!? この僕を殺すことは全人類を殺すことだぞ!」
「殺す!!」
『殺すだけじゃ生温い!!じわじわと切り刻んでから殺してやる!!』
よくよく考えれば全部この男のせいだ。ウチの大切な家族が狂ったのも。外で仲が良かった切歌と調が殺し合ってるのも・・・・・・・先生が牢屋に入れられたのも全部このクソメガネのせいだ!!
「えええええ!?」
ウチはジャンプして回転して日本のナイフでこのクソメガネの両腕を切り落とそうとしてマリア姉さんは心臓を貫こうとした。その時だった。
ドゴォォォォォン!!
『ヤアアアアァァァァ!!!!!』
ウチは蹴り飛ばされた。ウチは地面に叩きつけられると人間に戻った。ウチはそっちを見るとそこには小日向と融合症例第1号がいた。融合症例は、オルフェノクになっているのが原因なのかマリア姉さんの槍の剣先を噛んで止めていた。でも融合症例には両足と右腕がなく所々の部分も足りていなかった。
「そこをどけ融合症例第1号!!そして小日向 未来!!」
マリア姉さんはそう言うと融合症例は左手で槍を掴むと口を離した。
『今更俺をなんて呼ぼうがどうでもいいけどよぉ。テメェなに人の獲物横取りしようとしてんだ?こいつは俺が殺す。だからザコは余計なことしてんじゃねぇよ!!』
ウチはこの時キレた。ザコと呼ばれたのもあるけどこいつはあのクソチビ銀髪と同じ匂いがした。というよりあのクソチビ銀髪と融合症例とウチは間違いなく同類の匂いだった。色々と気に入らないところがあるけど何より気に入らないのは自分より強いかもしれない女。だけどこのままウチがキレたら負けのような気がした。だから。
「ハァ?誰がザコだゴラァ?ウチに二回も負けてるザコがでしゃばんじゃねぇよ?テメェこそ人の獲物横取りしようとしてんじゃねぇよ?」
ウチは思いっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっきり見下した目でそう逝ってやった。すると融合症例が睨みつけてきた。
『響!!今は喧嘩してる場合じゃないでしょ!!』
フェニックスオルフェノクに変身してる小日向がそう言うと融合症例はウチを無視した。
『俺は別に世界がどうなろうが知ったこっちゃねぇしテメェがどうなろうがどうでもいい。けどよさっきお前自分の夢無理だって諦めようとしただろ?・・・・・ふざけんじゃねぇぞ?』
融合症例は、マリアを睨みつけて言った。
『知ってるか?昔、俺がカッコいいと思っていた人が言っていたことだ。夢ってのは呪いと同じなんだ。呪いを解くには夢を叶えるしかないらしい。・・・・・・俺には夢がない。でも夢を叶えるサポートや夢を守るぐらいなら俺でもできる。だから勝手に挫折してんじゃねぇよ!!マリア・カデンツァヴナ・イヴ!!!』
融合症例はそう言ったその時だった。ウチは目を見開いた。
『Balwisyall Nescell Gungnir トロォォォォォォォォォォン!!!』
「聖詠!?」
「うそ?」
セレナとマリアの槍が消えいきそしてマリアが纏うガングニールが消えた。
「ガングニールが!?」
響はなんと無くなった右腕が再生するように生えた。そして両足も再生して足りなかった肉の部位も再生していった。これを見たセレナは呆然としていた。
「何が起きているの!?こんなことってありえない!融合者は適合者ではないはずなのに!!オルフェノクが他人のギアを吸収するなんてあり得ない!!あなたは一体なんなの!?あなたの歌は一体なんなの!!!??」
マリアは驚愕して自分が全裸になっていることも忘れて質問攻めをしていた。響のウルフオルフェノクの体は変化を始めていきその体はまるでガングニールのような形になりだしていた。響は初めてちゃんとした融合を果たした。シンフォギアとオルフェノクの融合を。両手の爪はなくなり代わりにメリケンサックのような武器が出現しそして響は両拳をぶつけあわせてそして
『撃槍・ガングニールだあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!』
と叫び構えた。