リディアンでは昼休憩の時間になっていた。広場では響と未来と創世、弓美、詩織の5人で弁当を食べていた。それぞれ美味しそうな弁当を持参していたが響は購買で買ってきた焼きそばパンと牛乳を食べていた。
「響・・・・本当にそんなので足りるの?」
未来は心配そうにそう言うと。
「安心しろ。餓えんのは慣れてる」
響はそう答えた。
「それ足りてないってことじゃない!?もー私のおかず分けてあげるから!」
未来は響に自分の弁当の中身を分けようとした。それを見ていた創世は、響に質問した。
「・・・・・ねぇビッキー」
「あ?なんだ安藤?」
「前から思ってたんだけどビッキーって家出してたんでしょ?」
「家出っていうより追い出されたんだけどな。それがどうした?」
「いや。ビッキーって今まで1人で生きてたんなら今までどうやって生きてのかなーって」
「・・・・・聞きたいのか?」
響はそう言うと創世は、少し引いていた。響の顔がこれ以上聞いたら殺す的な目をしていたからだ。
「でも私は聞きたいよ。響」
未来は響にそう言うと響は一瞬未来を睨みつけたがため息をついて語り出した。
俺は、あるゴミ山でファイズギアとオートバジンに出会った。俺はそん時大体中学2年ぐらいだったな。俺はオートバジンに連れられて日本のあらゆる場所を旅したんだ。北海道や青森、秋田、多分だけど西日本以外は全部行ったと思う。そこでいろんな食べ物を食べていろんな景色を見てきた。ツヴァイウィングのコンサートの迫害による傷はいつしか消えていた。だけどよそんな俺にひとつだけ消せない傷が・・・・憎しみがあったんだ。それが俺を裏切った家族。当時だと未来も憎んでいたな。それと俺を迫害した連中も憎んでいた。
俺はいろんなところでいろんな人間を見てきた。だがやっぱり人間だけはみんな同じ醜い生き物だと思ったんだ。当時だとツヴァイウィングのコンサートで生き残った人間をマスコミが公表していてよ顔写真もテレビを通して公表されていたんだ。これ結構有名だから知ってると思うけどな。え?知らないのか?だったら教えてやる。
これによってプライバシーもクソもなくてよ。俺が行く道先でもよ知らないおっさんや子供がツヴァイウィングのコンサートで生き残っただけの理由で中学生や高校生とかに集団リンチをされていたり金とかも巻き上げられてたんだ。周りの奴らももっとやれって言ってやがってよ警察とかも殺しさえしなければ手を出さずむしろ警察までその集団リンチを煽ってやがったんだ。「殺せ、殺せ、殺せ、殺せ」ってな。
俺も顔バレしてたから買い物に行っても人殺しに売るもんはねえって言われてり仮に売ってもらっても通常の値段の5倍か10倍の値段で売りやがったんだ。分かりやすく言うと100円の水を俺たちには500円や千円で売りやがったんだ。後どっかのヤンキーに○○○されそうになったりしてよあん時はマジでヤバかった。オルフェノクにならなかったら今頃どうなってたか。
オートバジンが俺にファイズの変身方法や戦い方を教えてくれなかったらどうなっていたかって言う場面もめちゃくちゃあった。主にノイズ相手にだけどな。あの事件以来から俺は人間を信じるのをやめたんだ。信じてもあいつらみたいにすぐに俺を裏切る。助けを求めても誰も助けてくれな。そして各地域の人間を見てな。
金とかも俺を迫害しようとする連中やヤンキーを半殺しにして財布奪って生きてたんだ。本当にこの世の地獄を、味わったと思うよ。
「ま、そんな感じで俺はなんとか生き抜いてきたんだよ」
響はそう言うと未来達は黙り込んだ。
「んじゃ俺は授業サボるわ」
響はそう言ってその場を後にした。
授業が始まった時響は屋上で寝ていた。すると。隣に未来が来た。
「どうした未来?連れ戻しにしたのか?」
響は起き上がりそう言うと。
「ううん。私もサボり。なんだか今日は響と一緒にいたいから」
未来はそう言って響の隣に寝転がると響を抱きしめた。
「響。私はどんなことがあっても響の味方だよ」
「いきなりどうした?」
「私は、やっぱりダメな女かもしれない。私は響のことを何一つちゃんと理解していなかった。ごめんね。辛いこと思い出させちゃって・・・」
「・・・・・気にすんな。いつかお前に喋るつもりだったんだ」
響がそう言って振り向くと未来はキスをした。
「響。私、小日向 未来は響を絶対に裏切らない。私と響が一緒のお墓に入るまで・・・ううん。一緒にお墓に入った後も愛し続けます」
未来がそう言うと今度は響からキスをして未来の頭を撫でた。
「じゃぁもし俺を裏切ったらお前にクリムゾンスマッシュくらわせるからな?」
「それは怖いわね。まぁ響に殺されることは絶対にないけどね」
「ああ。俺もそれを信じてる。だから未来。そんな真似だけは絶対にしないでくれよ」
響と未来はそう言うと2人は抱きしめあったまま一緒に夢の世界に旅立った。その時2人は同じ夢を見た。その中ではピアノをひいて響と一緒に子供2人が、歌を歌って仲良く暮らしている夢だった。