1話 錬金術師
「あの子、例のライブに生き残った殺人鬼よ」
「ほんと何であんなクズなんかに俺たちの税金が使われなきゃなんねえんだろうな?」
「ママ。人殺しだ!!人殺しがまた来てる!!」
「お前のせいで勝が死んだのよ!!なんで殺人鬼のお前が死んでないんだよ!!お前が死ねよこの人殺しが!!」
「悪いけど殺人鬼に売るもんなてない。とっとと帰れ!!」
「お前のせいで私の評判は地に堕ちた。どう責任取るつもりなの?」
「お前さえいなければ!!お前さえいなければ俺は生活も仕事も上手くいったのに!!全部お前のせいだ!!」
「死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。」
「・・・・・・・!!!」
響は、目を覚ますと飛び起きた。身体中に汗が吹き出しておりその汗がパジャマに吸い付いて響の体に張り付いていた。響は顔の汗を拭うために目を瞑ると。
「死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。死ね。」
さっきの夢の光景が見えた。
「・・・・・・・!!!!」
響は目を開いてさっきの光景を頭から追い出そうとするように首を振るがそれでも追い出さないため響はリビングに行くと隠していたタバコを取り出し火をつけて吸い始めた。
「・・・・・フー」
響はゆっくりと煙を吐くと荒くなっていた呼吸を落ち着かせるように深呼吸した。ある程度落ち着くと再びタバコを吸った。響は時間を見ると今は深夜の3時だった。響はそれから30分タバコを楽しんでいるとそれを灰皿に捨て再び寝室に向かった。響はベッドに入った。因みに響が使っているのは二段ベッドの下。その上で寝ているのはクリスだ。響は再びベッドに入ると眠りについた。
フロンティア事変と呼ばれた事件から数ヶ月。響達は進級し翼はリディアンを卒業し夢を叶えるためにロンドンに渡った。
二課は、国連所属の組織SONGに改名し月にあるナスターシャの遺体を月から帰還させたりした。
マリアはアイドルを続け切歌と調とセレナはリディアンに入学した。
クリスの隣には響がいた。響は大アクビをしながら歩いていた。それを見たクリスは呆れてため息をついた。
「お前最近ずっとそんな風にアクビしてるよな?夜中になんかやってんのか?」
「なわけあるか。最近嫌な夢ばかり見て目を覚ましちまうんだよ」
「なんだそれ?」
2人がそういってると。
「ひーびき!!」
「うおっ!」
響の後ろから未来が抱きついた。そしてその後ろから。
「おはようございますデス!!響の姉御!!クリスの姉御!!」
そう言って現れたのは切歌と調とセレナだった。
「おはようございます。響先輩。クリス先輩」
「・・・・」
調もちゃんと挨拶をするがセレナはそっぽ向いていた。
「なんだよ姉御って?そしてテメェは先輩を敬えクソガキ!!」
クリスはそう言ってセレナにコブラツイストをかけた。
「いだだだだだた!!!嫌に決まってんだろうがクソババァ!!テメェ敬うぐらいならゴキブリに敬うわ!!」
「テメェ!あたしをゴキブリ以下にしやがったな!!おら先輩からの有難い愛の鞭だ!!受け取りやがれ!!」
「イッダァァァァァ!!!あとで覚えてろ!!絶対殺す!!必ずぶっ殺す!!」
セレナはクリスや響の前だけでは裏セレナになっていた。2人の喧嘩を眺めている間響は切歌と調が手を繋いでいることに気づいた。
「おうおう。夏で暑いのにお熱いねぇ」
響はニヤニヤして切歌にそう言うと。
「いやいやそれがデスねぇ。調の手はほんのり冷たくて気持ちいいのデスよ」
切歌は少し顔を赤くしてそう言うと。
「そう言う切ちゃんのプニッとした二の腕もひんやりして気持ちいい」
調は、そう言って切歌の二の腕をプニプニし始めた。それを見た未来は。
「それ本当なの!?」
と、くいつき未来も同じようなことを響にした。
「ちょっ、未来!やめろって!くすぐったいからやめろ!」
響はそう言うがそんなに怒ってるそぶりはなかった。たくさんの生徒が一緒に登校してる中でこの2人は堂々とイチャイチャしていた。それを見たクリスは顔を赤くすると持ってるカバンで響を殴った。
「ダッ!何しやがる!!」
「ウッセェ!!そう言うことは家でやれ!!」
「ハァ!?知るか!!俺がどこで未来とイチャイチャしてようがテメェに関係ねぇだろ!!」
「近くにいるこっちが恥ずかしいんだよ!!」
「テメェの都合なんざ知るか!!」
「んだとゴラァ!!」
「アァ!?やんのかゴラァ!!」
「「ぎゃああああああ!!!」」
今度は響とクリスが喧嘩を始めた。それを見た調と切歌は怖がって逃げ出した。余談だが最近のリディアンのブームはひびクリセレ戦争だったりする。
机の上に並んだお菓子、翼のライブを見るために未来達が響とクリスの家に来ていた。
「何であたし達ん家なんだ?」
クリスは、そう言って不機嫌そうな顔をしていた。
「すみません。こんな時間に大人数で押しかけてしまいました」
「ロンドンとの時差は約8時間!」
「チャリティーロックフェスの中継を皆で楽しむにはこうするしかないわけでして」
創世、弓美、詩織の3人も来ていた。
「まぁ頼れる先輩ってことで。それに、やっと自分の夢を追いかけられるようになった翼さんのステージなんだよ」
未来はそう言ってクリスを宥めた。
「・・・・ハァ。しゃーねぇな。皆で応援しないわけにはいかないよな」
クリスは少し明るくなるとクリスもソファに座った。
「そしてもう一人」
「マリア姉さん」
「歌姫のコラボユニット、復活デス!」
調と切歌とセレナもマリアを応援するために響とクリスの家に来ていた。テレビではついにマリアと翼のライブが始まった。会場も響達の家もかなり盛り上がっていた。
「あーはははは!!こんな二人と一緒に友達が世界を救ったなんて、まるでアニメだね!」
「・・・・・・」
響はジッと翼達のライブを見ていた。どうやら集中しているようだ。
「月の落下とフロンティアに関する事件を収束させるため。マリアと先生は生贄とされてしまったデス」
切歌は悲しそうな顔でそう言った。マリアがアイドルに戻れたのはマリアを偽の英雄に仕立てるためであった。篠村もオルフェノクとはなんなのかを徹底的に調べるために篠村の持つありとあらゆる人権を無視された実験をされている。
「大人たちの体裁を守るためにアイドルとモルモット。文字通り偶像と非道な実験強いられるなんて・・・・」
「・・・・・・そんなもんだろ。人間なんて」
3人が暗い顔をして響はそう言った。
「そうじゃないよ」
未来が否定した。
「マリアさんと篠村さんが守っているのは、きっと誰もが笑っていられる日常なんだと思う」
「未来・・・・・そうかもな」
「そうデスよね」
「だからこそ、私たちがマリア姉さんを応援しないとね」
「うん」
3人はそう言って笑った。すると弦十郎から通信が入った。
「第7区域に大規模な火災が発生。消防活動が困難な為応援要請が入った」
「分かった。すぐに向かう」
響はそう言って立ち上がった。
「響」
未来は、心配そうな顔をした。
「大丈夫だ。すぐに帰ってくる」
響がそう言うとセレナとクリスはアタッシュケースを持ちそしてもう一つのアタッシュケースを響に投げて渡した。響はそれを受け取ると。
「さーてととっとと行くぜ」
クリスがそう言って出ようとすると。
「私たちも!」
「手伝うデス!」
と、切歌と調が言った。
「切歌さんと調さんは留守番ですよ。リンカーも無しに出動なんて私絶対に許しませんから」
セレナがそう言うと。3人は現場に向かった。
現場は、大きな火災が起きていた。セレナはカイザアガートラームに変身すると火災に飛び込み救出活動を始めた。響とクリスはそれぞれ別れて被害状況の確認と火災原因を探すように弦十郎に命令された。
「・・・・ん?」
現場の周りになにかないか探していると傍の階段を上がりきったところ、その更に上の渡り廊下。そこには火災を食い入るように見つめる少女が見えた。
「なんだあのガキ?」
響は階段を上って少女のもとに向かった。火災で明るく照らされた少女の顔が見えた。
(なんでこんなところにガキが1人で親とはぐれたのか?)
響がそう思うと。
「そんなとこにいたら危ねぇぞ」
と言った。少女はゆっくりと響を見下ろした。
「家族の誰かとはぐれちまったのか?今からそっち行くからそこ動くなよ」
響がそう言うと。
「・・・・・・」
少女は指を鳴らすと響に突然の烈風が襲い掛かってきた。
「何!?」
響は驚いて回避すると構えた。響はさっき自分がいた場所を見るとそこの地面は抉られていた。
「敵か!?」
響はファイズギアを取り出すとそれを装着した。
『555 enter』
『Standing by』
「変身!!」
『Complete』
響は、ファイズガングニールに変身すると響は構えた。
「・・・・・・・」
少女は緑の陣を展開しさらに赤い陣を重ねた。するとそこから暴風に乗った火炎弾が響を襲う。響はジャンプして回避すると空中でファイズショットを取り出すとミッションメモリーをセットした。
『Ready』
響はファイズフォンを開くとenterボタンを押した。
『Exceed charge』
響は、少女に向かってグランインパクトをした。
「たあああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
響はグランインパクトをぶつけようとするが少女は黄色い陣を展開するとシールドのようなもの張りガードした。
「くっ!」
響はシールドを蹴り後ろにジャンプして構えた。少女は響をジーっと見つめると。
「・・・・・なるほど。確かに戦闘センスはかなり高いな」
始めて響に言葉を発した。少女は陣を消した。
「落ち着け立花 響」
「アァ?なんで俺の名前知ったんだ?」
「名前だけじゃない。お前がどんな過去を持っているかも。お前がどのようなオルフェノクなのかも。俺はお前の全てを知っているつもりだ」
少女は、そう言うと響は警戒した。
「何だテメェ?俺のストーカーか?」
「さてな。とりあえず自己紹介させてもらおう」
少女はそう言うと。名乗り始めた。
「俺は、キャロル・マールス・ディーンハイム。世界を壊し万象黙示録を完成させる錬金術師だ」
「レンキンジュツシ?」
「そうだ。言葉を濁すのは好きではない。だから単刀直入に言わせてもらう。立花 響。俺の仲間になれ」
「・・・・・・・ハァ?」
「立花 響。俺達と一緒に世界を壊そう」