戦姫絶唱シンフォギア555   作:ナイトメア・ゼロ

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ようやく最終決戦に入れました。ここまで来るのにかなり長く感じかもしれませんが気長に待っていてください。


それではどうぞ。


17話 目的

キャロルはアジトに戻ると早速連れて来たウェルに仕事をさせた。その間キャロルは世界を壊すための切り札の最終調整を始めていた。すると。

 

『キャロル!!』

 

キャロルの後ろにドラゴンオルフェノクに変身した香織が現れた。

 

『どういうことだ!?イグナイトがあんな出力を出すなんて香織は聞いてない!!お前香織を騙したな!!』

 

香織はそう言うとキャロルはゆっくりと振り向いて答えた。

 

「お前はもう利用価値がない。仕上げの邪魔だから消えろ」

 

「なっ!?」

 

キャロルの言ったことに香織は目を見開いた。

 

「ふ、ふざけるな!!香織は響お姉ちゃんを取り戻すためにお前に従ったんだぞ!!約束を破るの!?」

 

「お前を仲間に引き入れたのは立花 響を引き入れることができるかもしれないと思ったからだ。立花 響が俺の右腕にならない以上お前は必要なくなった」

 

キャロルはそう言って腰に何かを装着した。

 

「せっかくだ。こいつの実験に手伝ってもらおうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エルフナインと切歌と調は墓地に来ていた。そこには渚の墓があった。

 

「・・・・・・・ごめんなさい渚。僕のせいで」

 

エルフナインは手を合わせてそう言うと。

 

「違うデスよ」

 

「うん。渚は謝って欲しいんじゃないよ」

 

「そうですね。渚、こんな僕を守ってくれてありがとう。渚は救われたって言ってたけど逆です。僕は渚に救われました」

 

エルフナインはそう言って頭を下げた。

 

「渚は大切な同士だった。もっとたくさんゲテモノ料理の話をしたかった」

 

「はい調は黙って下さいデス。シリアスな雰囲気が崩れちゃうデス」

 

切歌はそう言って調の口を両手で塞いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャロル所属のオルフェノクとの死闘を終えたその頃、響はタバコを吸っていた。人通りの少ない場所でフードを被って顔を見せないようにしていた響はゆっくりと一服していると。

 

「響」

 

と、呼ばれた。響はそっちの方を見るとそこには未来がいた。

 

「・・・未来」

 

「久しぶりだね・・・・隣いい?」

 

未来はそう言って響の答えを聞かずに響の隣に立った。未来の右手には買い物袋があった。どうやら買い物帰りに近道を通って偶然響と再会したようだ。

 

お互い無言でいた。

 

「響。いつ帰ってくるの?」

 

未来は響にそう聞くと。

 

「・・・・・俺は帰らない。俺はお前みたいな人間じゃない。今は平気でも俺はいつ俺でなくなるのか分からない。それが怖いから俺はお前らから離れたんだ」

 

響はタバコをポイ捨てし踏みつけて火を消すとその場から離れようとした。だがそれを未来は止めた。

 

「響。私がなんで響に喧嘩を売ったか分かってるの?」

 

「・・・・・・・俺と結婚したいからだろ」

 

「そうだけど私はそれだけで響に喧嘩を売ったんじゃない」

 

未来はそう言って響の顔を無理矢理未来の方に向かせた。

 

「私だって戦える。私だって響を守れる。それを証明するために響に喧嘩を売ったの。弦十郎さんやクリスから戦い方を教えてもらって自分で言うのもなんだけど私すっごく強くなった!」

 

未来はそう言って響を抱きしめた。

 

「私だって強くなった。もう私は響に守られるだけのオルフェノクじゃない。だからなんでもかんでも背追い込まないでよ。私は響が暴走したとしてもずっと響の味方だからぁ」

 

「未来」

 

響は未来を抱きしめようとしたその時だった。突然空が割れたのだ。

 

「!?未来!!」

 

響はそう言って未来を自分の後ろに隠した。

 

「!?なにあれ!?」

 

未来は空に浮いているものに驚愕した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「久しぶりだな。立花 響」

 

響は声の聞こえた方を向くとそこにはダウルダブラの力で宙に浮いているキャロルがいた。

 

「キャロル!」

 

響は警戒してキャロルを睨みつけた。

 

「どうだ?俺の仲間にならないか?」

 

「誰がなるか!!」

 

響がそう言うと未来が響の前に出た。

 

「未来!」

 

「ねぇキャロルちゃん」

 

「ん?お前は・・・・・フェニックスオルフェノクか」

 

「聞きたいことがあるの。キャロルちゃんはなんでそんなに響を仲間にしたいの?」

 

未来はキャロルにそう聞くと。

 

「愚問だな。俺と立花 響は一心同体だからだ」

 

「アァ?どう言う意味だ?」

 

キャロルの言ったことに響はキャロルを睨みつけてきいた。

 

「言葉通りだ。俺の父は偉大な医師であり錬金術師だった。だが世界は父の行いを奇跡で片付け父を魔女の関係者として魔女狩りにあった。俺は当時錬金術の力も知識もなかったが故に見逃されたがあの時の怒りはまだ収まっていない!しかしこの怒りを封じ込めれたのは父が「世界を知れ」という命題を出したからだ」

 

「・・・・・それと響がキャロルちゃんの仲間になるのとどう言う関係があるの?」

 

未来はキャロルにそう聞くと。

 

「大ありだ」

 

と言った。

 

「俺は俺なりに世界を見てそして答えを出した。その答えがチフォージュ・シャトーだ!!」

 

キャロルはそう言って自身のアジトでもあった空に浮かぶチフォージュ・シャトーを指差した。

 

「もうこの世界に人間という種族は必要ない!!この世界を管理し支配するのは全てを奇跡で終わらせる人類より奇跡などものとしない種族・・・オルフェノクが支配するべきだからだ!!」

 

キャロルの演説を聞いた響と未来は驚愕した。

 

「スマートブレインの狙いはこの世界にいる人類全てをオルフェノクへと進化させこの世界を支配するのが目的だ!そして俺はその世界を知るためにこの世界を破壊する!!そしてこの世界を破壊するのに最もふさわしいのは俺と立花 響だ!!」

 

「世界をオルフェノクだけに?」

 

「それにふさわしい破壊者が俺?」

 

「そうだ!!お前だって分かっているはずだ立花 響!!ただ生き残っただけで迫害され家族を失いそこにいる幼馴染にも見捨てられた!!・・・・・そこにいる幼馴染であるフェニックスオルフェノクもオルフェノク化した以上そいつと共にでもいい!俺に付け!!この世界はオルフェノクで支配するためにそして俺はその世界を知るためにも俺の右腕になれ立花 響!!!」

 

キャロルはそう言って手を出した。キャロルが妹の香織を仲間にしてまで響を手に入れたかったのはこれだった。キャロルと響の境遇は多少違いがあるがそれなりに似ていた。その為似た者同士である響という強力な仲間を入れて世界を破壊するつもりだった。だが。

 

「あいにくだけだよキャロル。俺はそんな世界に興味がねぇ。俺は未来とクリス、セレナ、おやっさん達がいる世界にしか興味がない。おやっさん達がオルフェノクになった世界なんざ興味がない。どんなに俺を高待遇で誘ってもキャロル。テメェの誘いは断る!!!」

 

「響」

 

響がそう言うとキャロルはため息をついた。そして。

 

「なら・・・・・・・・シネェェ!!!裏切り者のオルフェノク!!!!」

 

キャロルはそう言ってダウルダブラを鳴らしカマイタチを放った。響は未来を抱きしめ横に飛んだ。

 

「未来逃げろ!!!!」

 

響はそう言うが。

 

「いやだ!!」

 

未来はそう言った。

 

「ハァ!?なんでだよ未来!!」

 

「さっきも言ったでしょ!?私はもう守られるだけのオルフェノクじゃない!!私だって響と一緒に戦える!!」

 

未来がそう言っている間にまたカマイタチが響達を襲った。

 

「チッ・・・・『Balwisyall nescell gungnir tron』」

 

響は聖歌を歌いウルフオルフェノクに変身すると腕をクロスさせカマイタチを防ぐと腕を広げカマイタチをちらした。

 

『いいから隠れてろ!!俺はいつ心を失うか分からねぇ。俺からもなるべく遠くに離れてろ!!』

 

響そう言って大きく跳躍するとキャロルに殴りかかった。

 

「響・・・・この分からず屋!!『Rei shen shou jing rei zizzl』」

 

未来も聖歌を歌うとフェニックスオルフェノクに変身すると武器の扇を出し背中から翼を広げ空を飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズガッ!!ガンッ!!

 

響はキャロルにメリケンサックのような拳で殴るがキャロルはそれをダウルダブラでガードし蹴りを入れてもシールドでガードされた。響はビルの屋上に着地すると同時にキャロルの炎の錬金術の攻撃がきたが更に跳躍して別のビルに着地した。

 

ドゴォォォォォン!!

 

響がいたビルは破壊されて瓦礫になっていた。

 

『ヤベェな』

 

響はそう言って空にいるキャロルに構えた。

 

「切り刻まれろ立花 響!!」

 

今度はダウルダブラの弦を放った。響は右腕を拘束されるがその弦を掴み無理矢理引っ張ろうとするが。

 

「無駄だ!!」

 

キャロルは更にダウルダブラを鳴らすとそこから電気が走った。

 

ズギャァァァン!!!

 

『があああああああァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!』

 

「俺の錬金術をなめるな!!」

 

キャロルはそう言って更にダウルダブラを鳴らそうとした時だった。

 

『させない!!』

 

未来が扇で弦を切り回転を加えて扇でキャロルの右頬を殴り吹っ飛ばした。

 

『未来!!』

 

『響!!大丈夫!?』

 

未来がそう言って響の近くに降りた。

 

『なんで来たんだテメェ!!』

 

響は未来の両肩を掴んでそう言った。

 

『私だって響を守りたいから!!』

 

『!?』

 

『私だって響を守りたい!!もうあの時みたいな後悔は二度としたくない!!お願いだから私にも響を守らせてよ!!』

 

『だ、だけど俺は・・・・・』

 

『響。もし響が人間の心をなくして暴走したら私が響を殺して止める』

 

『えっ?』

 

響は未来が言ったことが理解できなかった。

 

『響の罪は私の罪。これだけはクリスにもセレナちゃんにも誰にも渡さない!!』

 

未来がそう言った時だった。

 

「なら仲良く死ね!!」

 

響と未来にキャロルの錬金術の攻撃がきた。

 

『!!響!!』

 

未来が響を庇うように覆い被さった。

 

『!?何やってんだ!?早く逃げろ!!!』

 

『いやだ!!』

 

そう言ってキャロルの攻撃が命中する瞬間だった。何かが響達を守った。それは大きな壁だった。

 

『え?』

 

『これは・・・・風鳴の天羽々斬』

 

「来たかシンフォギアとシンフォギアライダー」

 

そして響達の前に現れたのは翼達だった。

 

「久しぶりだな立花」

 

翼がそう言って響の方を向いた。

 

「もうまったく。心配させないでよ2人とも」

 

マリアはそう言って響の右腕と未来の左腕を持って立たせた。

 

「ごきげんようデェス響の姉御!!」

 

切歌は元気よくそう言い。

 

「お元気そうで何よりです響先輩」

 

調は響を見てそう言った。すると。

 

「なんだくたばってなかったのかよクソ女!」

 

後ろから響の肩に腕を置いて現れたのはクリスだった。

 

「ウチはどっちも死んでないのが残念だったし」

 

そう言って響の脇腹を軽く殴ったのはセレナだった。

 

『テメェらはどっちも死んでろ』

 

響がそう言うと。

 

『「「ンダトゴラァ!!!!!」」』

 

早速3人が喧嘩を始めた。

 

「コラ!!喧嘩してる場合じゃないでしょ!?まずあれをなんとかしなきゃいけないでしょ!?」

 

マリアはそう言ってチフォージュ・シャトーを指差した。だが。

 

『あいにくだけど俺はお前らの力なんかいらねぇ。あれは俺1人でなんとかする』

 

響はマリアを押しのけて前に出た。だが。

 

「待ちなさい」

 

マリアは響の肩を掴んで止めた。

 

「あなたは誰なの?」

 

『アァ?』

 

「あなたは誰なのか聞いてるのよ」

 

マリアは真剣な顔でそう聞いた。

 

『決まってんだろ?俺は立花「違うわ」ハァ?』

 

「あなたは人間の心を失うのが怖いって言ってたわよね?別にそれを恐れるなとか言わないわ。だけど私の知っている立花 響は恋人の小日向 未来を守るためなら自分の命を削るほどの覚悟があった。だけど今のあなたにはそれが感じられない」

 

マリアはそう言うと響はイラついたのかマリアの手を無理矢理はらった。

 

「何が言いたい?」

 

響は人間に戻りマリアにそう聞くと。

 

「だから聞いているのよ。あなたは誰なのかを」

 

マリアはそう言うとクリスは煽るように言った。

 

「確かにな。あたしもテメェはあたしが殺すって思ってたけどよぉ・・・・・・・今のテメェは正直あの時みたいに殺し合う価値も殺す価値もねぇよ」

 

クリスがそう言うと。

 

「テメェ・・・・・・なめんじゃねぇぞゴラァ!!!」

 

響はそう言ってクリスの顔面を殴った。

 

バキッ!!

 

「クリス先輩!!」

 

「クリスの姉御!!」

 

クリスは響の拳を避けなかった。それを見た響は驚愕した。

 

「な、なんで」

 

クリスから拳を離すとクリスは軽い鼻血を出していたがそれ気にせづに響を睨んだ。

 

「昔のパンチの方が痛かった。けど今のパンチは全然痛くねぇんだよ!!!!」

 

ドゴッ!!

 

「ッ!!!」

 

クリスは響の腹を思いっきり殴ると響は苦悶の顔を浮かべて跪いた。

 

「響!!頭冷やしやがれ!!テメェは今まで何のために戦ってたのか思い出しやがれ!!」

 

クリスは響にそう言った後キャロルの方を向いた。そしてそれに続くように響と未来を除く全員がキャロルの方を向いた。

 

「お仲間の演説はもう終わりかシンフォギア?」

 

「えぇ。立花 響に言いたいことは言ったわ」

 

「後は貴様を倒すだけだ!!」

 

翼とマリアはそう言って刀と剣をそれぞれ構えた。

 

「そうかだがもう遅い!!」

 

そう言った瞬間だった。チフォージュ・シャトーから大地を切り裂くようなエネルギー波が放たれた。

 

「何!?」

 

「な、なんデスかこれは!?」

 

「世界を分解する!!そしてこの世界はオルフェノクが支配する世界に作り変えそしてのその世界を俺は知るんだ!!貴様らは俺の目的の為の贄となれ!!!」

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