戦姫絶唱シンフォギア555   作:ナイトメア・ゼロ

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19話 決着のブラスター

キャロル(大人姿)は、笑いながらゆっくりと歩き出した。その瞬間に翼は経験から大きな危機を感じた。

 

「イグナイトモジュール・・・抜剣!!」

 

『Dainsleif』

 

翼はイグナイトモジュールを発動させ黒い天羽々斬を纏った。それを見たクリスは構え未来は聖歌を歌いフェニックスオルフェノクに変身した。

 

「・・・・・ハァァァァァァァァ!!!!」

 

先に出たのは翼だった。翼はキャロルに斬りかかった。

 

ガッキィィィン!!!

 

「なっ!?」

 

だがその攻撃はキャロルに通じなかった。イグナイトモジュールで強化された天羽々斬の剣をキャロル片腕でガードしたのだ。

 

『出力アップしてる翼さんの攻撃が!!』

 

「嘘だろ!?またパワーアップしたのか!?」

 

キャロルは鼻で笑うと翼の刀をはじき返した。

 

「クッ!!」

 

この時翼は大きな隙を作ってしまった。キャロルは翼の腹に右ストレートをくらわせた。

 

「ガッ!!!」

 

この時いつもの翼なら息か唾液を吐くのだがこの時は違った。キャロルと大きな力の差が生まれた翼は口から絶唱を歌った時なみの血を吐いた。

 

「先輩!!」

 

それを見たクリスはキャロルを睨みつけた。翼は地面を転がりうずくまった。

 

『翼さん!!』

 

未来は急いで翼のもとに行った。

 

「テメェ!!よくも先輩を!!!」

 

クリスは走り出しキャロルの顔面を殴った。

 

ドゴッ!!

 

キャロルは後ろに後退するとクリスは追撃するように連続でキャロルの顔面を殴った。

 

「チョセェ!!」

 

クリスは右で殴りかかるがキャロルはその右手をキャッチするように掴んだ。

 

「なっ!?」

 

クリスは振り払おうとするがキャロル力が強く振り払えなかった。キャロルはゆっくりとクリスの方を向くとクリスは驚愕した。何発も殴ったのにキャロルの顔には鼻血どころかアザすら出ていなかった。

 

「き、きいてないのかよ?」

 

クリスはそう言うとキャロルはクリスの手首をひねりキメるとクリスの腹に膝蹴りをいれた。

 

「おえあっ!!」

 

クリスは血を吐いた。そして投げられ地面に叩きつけられた。

 

「ぎゃっ!!」

 

キャロルはクリスを無理矢理立たせると今度はキャロルがクリスの顔面を殴った。

 

バキッ!!!

 

クリスは吹っ飛ばされ地面を転がった。

 

『クリス!!』

 

「小日向!!雪音を助けるぞ!!」

 

『は、はい!!』

 

未来は両手を前だしレーザーのような炎『流炎』を放った。そしてそれを囲むように翼は千ノ落涙を放った。

 

ドガガァァァァン!!!

ガギギギギィィィィィン!!!!

 

大きな爆発を起こし爆炎の中に数千の剣がキャロルを襲った。煙が晴れるとそこにはシールドを張った無傷のキャロルがいた。

 

「まだまだぁ!!」

 

そこからさらに翼は刀を巨大化させ蒼ノ一閃を放った。キャロルはシールドを解除すると回し蹴りをし蒼ノ一閃を散らした。

 

「小日向!援護しろ!!!!」

 

『はい!!』

 

未来は翼の後ろから拡散のビーム閃光を放った。翼は後ろからの攻撃を避け逆立ちになりカポエラーの体制なった。キャロルは閃光を簡単に回避すると翼が追撃するように攻撃した。たが。

 

バキィィィィン!!!

 

「なっ!?これもダメなのか!?」

 

翼の刃は砕かれた。そしてキャロルは翼の足を掴むと片手で振り回して投げた。

 

「うおぁぁぁぁ!!!!」

 

「先輩!!」

 

『翼さん!!』

 

クリスと未来が翼を受け止めた。だが。

 

『Ready』

 

キャロルはそれが狙いだったのだ。キャロルは右手にオーガスドランザーを装備するとオーガフォンを開きenterボタンを押した。

 

『Exceed charge』

 

キャロルはオーガスドランザーを両手で持ち上に構えるとそこからさらにフォトンブラッドの刃が出現した。

 

「これで終わりだ。シンフォギアァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

キャロルはそう言ってオーガの必殺技オーガストラッシュをくらわせようとした。

 

「これは流石にやばいぜ」

 

クリスはそう言って冷や汗をたらした。その時だった。

 

──Gatrandis babel ziggurat edenal

 

翼達の耳に聞こえる3つの歌声。

 

「「『!?』」」

 

振り返るとそこには、マリア、調、切歌、セレナの姿があった。

 

「お前ら!!」

 

クリスは4人が生きていたことに泣きそうになっていた。

 

「マリア・・・・」

 

マリアは歌いながら翼に手を出した。翼はそれを掴みさらに調と翼は手を繋ぎ。

 

──Gatrandis babel ziggurat edenal

 

切歌とクリスとセレナが手を繋ぎ

 

──Emustolronzen fine el zizzl

 

そしてマリアと未来が手を繋いだ。

 

「その程度の絶唱でオレを止められるなどと・・・・・・自惚れるなァァァァァァァァ!!!!!!!!」

 

キャロルは翼達の絶唱を気にせず切り裂こうとした。翼達はそれを受け止めた瞬間七色の光が溢れ出した。

 

「「「「「「うあああああああああああっ!!」」」」」」

 

翼達はキャロルの力を利用してエクスドライブを発動しようとしたその時だった。

 

『タァァァァァァァ!!!!』

 

ズガァン!!

 

「うぐっ!!」

 

キャロルは突然蹴り飛ばされオーガストラッシュが解除された。絶唱を歌った翼達(クリスとセレナと未来は歌っていない)は膝をついた。そして目の前を見るとそこには響がいた。

 

『響!!』

 

「・・・・・・未来」

 

響は未来の方を見るとそこには覚悟を決めた目をした女の子がいた。

 

「・・・・・フッ。響これを使いなさい」

 

マリアはそう言って響にファイズギアを投げて渡した。それを響はキャッチして受け取ると響はキャロルの方を見て装着した。

 

「・・・・・・へっ。決めたのかよ?」

 

「・・・・・・あぁ。俺は戦う。未来を・・・・俺の居場所とお前らの夢を守るためにも・・・・・・俺は人として・・・・・・・ファイズとして戦う!!」

 

響はそう言うとファイズフォンを勢いよく開いた。

 

『555 enter』

 

『Stading by』

 

響はファイズフォンを投げてそれをキャッチし自分の右頬近くまで持っていった。そして。

 

「変身!!」

 

響は勢いよく斜めからセットし横に倒した。

 

『Complete』

 

すると響の体にゆっくりと赤いラインが現れると赤い光はその場を支配した。光がおさまるとそこにはファイズガングニールに変身した響がいた。

 

「お前らは手を出すな」

 

響は翼達に言った。

 

「こいつは境遇が違うだけで俺と同じ家族を失った人間だ。こいつは俺がなんとかする」

 

翼達は何かを言おうとするが未来に止められた。

 

「やらせてあげてください」

 

未来がそう言うと翼達は大人しくなった。すると響の上空にオートバジンが現れた。響はそれに気づくとオートバジンは響にお蔵入りになっていたブラスターを渡した。

 

「あれは!!」

 

それを見た翼は驚愕した。

 

「ハッ。失敗作であるブラスターで俺に挑むつもりか?無駄なことを」

 

「響・・・」

 

未来は心配そうに響を見ていた。響はさらに気づくと安心しろと言うようにウィンクをした。響はファイズフォンを取り出すとブラスターにセットした。

 

『Awakening』

 

響は深く深呼吸するとボタンを押した。

 

『555 enter』

 

『Stading by』

 

その瞬間だった。響は意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

響が気がつくとそこは何もない白い世界。響はそこで起き上がるとそこには1人の男が立っていた。

 

「・・・・・誰だお前?」

 

「僕はイザーク・マールス・ディーンハイム。錬金術師でキャロルの父親です」

 

「あのガキの父親?・・・・・・一体何のようだ?」

 

「・・・・お願いです。キャロルを助けてください」

 

イザークは響にそう言って頭を下げた。

 

「僕は、あの時キャロルに言ったのは赦しのつもりだった。人を憎まず純粋な目で世界を知ってほしかった。・・・・・だけどまさかこんなことになるなんて思っていなかった」

 

イザークはそう言って今度は両膝をついて土下座をするように響に頼み込んだ。

 

「お願いです!!必要なら僕の魂もあなたに差し上げます!!どうか、どうかキャロルの心を助けてください!!もうキャロルは強力なオルフェノクの記号を刻み込んでいて僕ではどうしようもないんだ!!お願いです。・・・・・・・キャロルを助けてください・・・・・お願いします」

 

イザークはそう言うと響はため息をついた。

 

「ブラスターを使えるようにしてくれ。ただし助けれるかどうか保証できねぇぞ?」

 

響はそう言うとイザークは涙を流しながら微笑んだ。

 

「あ、ありがとうございます!!」

 

響はイザークの方を見ると。

 

「おっさん。お前はキャロルを愛していたのか?」

 

「何を言ってるんですか?そんなの当たり前です!!僕にとってたった1人の・・・・・いえそういえばキャロルはエルフナインというホムンクルスを作っていましたっけ。・・・・・・なら僕にとってあの2人は大切な娘です!!大切な家族なんです!!そんな娘を愛しているのは当たり前でしょ!!!」

 

イザークがそう言うと響はため息をはいた。

 

「アイツらに聞かせてやりてぇよ」

 

「?」

 

「なんでもねぇ」

 

「ひとつ聞いていいか?」

 

「何でしょうか?」

 

「もし、あいつの作るオルフェノクの世界ができたらどうなると思う?」

 

「世界は間違いなく滅びます。そしてキャロルはいくら記号持ちでもおそらくキャロルは迫害される世界になります。だからそうなる前にキャロルを!!」

 

イザークはそう言ってると光が響を包んだ。

 

「一応言っておく。キャロルが死んだとしても恨むなよ?」

 

響はイザークにそう言うとイザークは頭を下げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

響の体に異変が起きた。今までうんともすんとも言わなかったブラスターが起動を始めた。ブラスターは赤い光を放つとその光は響に移り足から色と装備が変わった。響の姿は黒から赤色に変わり赤いラインはオレンジ色に変わりそして響の目は黄色に変わり髪も赤色に変わった。

 

それを見たキャロルは信じられないものを見るような目をしていた。

 

「ば、バカな!?なぜお前がブラスターを使える!?」

 

キャロルはそう言うと響は右手をスナップさせてから答えた。

 

「どうやらこいつにはお前の父親の魂が入っているようだぜ?」

 

「ハァ?」

 

「意識失っている時に頼まれたよ。キャロルを助けてって」

 

「・・・・訳の分からないことを言うな。例えブラスターを使ってもお前は俺に勝てない!!」

 

「そんなもんやってみなきゃ分んねぇだろうが!!」

 

キャロルと響がそう言うと同時に前に出た。そしてキャロルと響は同時に殴りかかる。

 

「うおぁぁぁぁ!!!!」

 

「タァァァァァァ!!!!」

 

ドゴッ!!!!

 

だが結果は相打ちだった。だがキャロルはダメージにより後ろに後退した。そして響も同じように下がった。2人の顔には鼻血が垂れていた。だか2人は御構い無しに今度は左で殴りかかった。

 

バゴッ!!

 

だがこれも相打ちだった。響の拳はキャロルの右目をとらえキャロルの拳は響は右頬をとらえた。2人はまた下がると今度は右で殴りかかる。両者の拳は相手の肩辺りに当たると火花を散らした。

 

「「ガッ!!」」

 

2人は肩を抑えながら下がると今度はキャロルが前に出て響を打ち落とした。

 

「グッ!!」

 

体重の乗ったパンチに響は倒れそうになるが意地で耐えた。そして今度は響が下からアッパーをしキャロルの顎をかちあげた。

 

「ッ!!」

 

キャロルの胸が大きく揺れるほどのダメージを受けたキャロルだが耐えて今度は響の腹にボディブローをいれた。その瞬間響はくの字に折れ曲り血を吐いた。

 

だが響はその体制を利用してキャロルに頭突きを入れた。

 

「ゴガッ!!」

 

キャロルも口から血を流した。お互い攻撃を避けず血を吐くほどの激しい殴り合いが続いた。

 

「響」

 

未来は響を心配していた。

 

「すげぇ」

 

クリスは純粋に目の前の光景がすごく感じていた。そしてクリスは響との差が生まれたようにも感じていた。そしてそれはセレナも同じだった。

 

「でもあれじゃぁいくら打たれ強い響でもいつまで持つか分からないわよ」

 

マリアはそう言うと。

 

「だがそれはキャロルも同じだ。立花があの赤いファイズになった瞬間キャロルにダメージが入っている。おそらく今の立花はあのキャロルと同等の攻撃力を持っているのかもしれない。この戦長くないだろう」

 

翼はそう答えると響の拳が赤く光った。響はグランインパクトのようにキャロルを殴るとキャロルは吹っ飛び地面を転がった。

 

「ガハッ!!ゲホッ!!」

 

キャロルは響を睨み付けるとオーガスドランザーを持ちミッションメモリーをセットした。

 

『Ready』

 

それを見た響はファイズポインターをセットしてからブラスターの置いてるところに行きブラスターを持つとコードを入力した。

 

『5246 enter』

 

『Faiz Blaster Take Off』

 

すると響は背中のユニットが起動し飛行するような大きなジャンプをした。

 

「俺の思い出を全て焼却してお前も世界と一緒に分解されろ立花 響いいいいいいいいいいいいいいいいィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!」

 

『Exceed charge』

 

「世界は分解させねぇぞキャロル!!!」

 

響は急降下してクリムゾンスマッシュの強化版ブラスタークリムゾンスマッシュを放った。

 

「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!」

 

「タアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!」

 

キャロルのオーガストラッシュと響のブラスタークリムゾンスマッシュがぶつかり合った瞬間だった。フォトンブラッドの渦が発生し周辺の建物に大きな被害を出し始めた。これを見た翼達は身をしゃがめた。

 

だがやはりキャロルのオーガストラッシュの方が出力が上なのか響は押され始めていた。

 

「立花!!」

 

「響!!」

 

「響先輩!!」

 

「響の姉御!!」

 

「テメェ響!!負けたんじゃねぇぞ○○○○○女がァァァァ!!」

 

「そんなもんぶっ壊せ○○○○○女!!」

 

翼達は響を応援した。そして。

 

「響いいいいいいいいいいいいィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!」

 

未来は響を全力で応援した。

 

「グ、ググ、ウオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァっ!!!!!!!!!!!!!」

 

響は背中のユニットの出力を上げるとキャロルのフォトンブラッドの刃を破壊し始めた。

 

「そ、そんな!?」

 

キャロルは予想外だったのか自分の必殺技オーガストラッシュが負けていることに驚愕した。

 

バキィッバキィッバキィッバキィッ!!!!

 

「タアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!」

 

キャロルにブラスタークリムゾンスマッシュをくらわせたその瞬間だったフォトンブラッドが爆発し大きな爆発がキャロルと響を飲み込んだ!!

 

「「「うああああああっ!!!!!」」」

 

「デデェェェェェェス!!!!」

 

「切チャァァァァァァン!!!!」

 

「響いいいいいいいいいい!!!!!」

 

そして翼達はその余波に吹っ飛ばされた。

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