S.O.N.G本部では警報音が鳴り響いていた。
「何があった!?」
弦十郎と同時に並行世界のマリア、翼、切歌、調が司令室に入って来た。
「司令!!響ちゃん、クリスちゃん、セレナちゃんの場所にオルフェノクが出現しました!!」
「なんだと!?種類は!?」
弦十郎がそう言うと篠村が答えた。
「クリスさんのところにはクロコダイルオルフェノク!!響さんのところにはスパイダーオルフェノク!!セレナのところにはロブスターオルフェノク!!そしてその周りにライオトルーパー部隊!!ラッキークローバーが響さん達シンフォギアライダーに強襲しています!!」
篠村はそう言うと弦十郎が指示を出した。
「すぐに通信を繋げ!!ライオトルーパーの数を正確に報告させるんだ!!」
「すでにやってます!!」
弦十郎が指示を出すより前に藤尭が行動していた。
「しかしスマートブレインの妨害電波が発動しています!!通信や衛生カメラが死んでいます!!」
「くっ。エルフナイン君!!そちらで開発している妨害電波ジャマーの開発はどうなっている!?」
弦十郎はそう言うとパソコン操作をしているエルフナインが答えた。
「完成はしています!!ですがシステムのダウンロードにはまだ時間がかかります!!最低でも後30分ください!!」
エルフナインはそう言った時だった。
「え?何これ?」
「どうかしましたか!?」
あおいが驚愕した。
「司令!!響ちゃん達の方に不自然な空間の歪みを発見しました!!」
「なんだと!?」
その頃アガートラームを纏ったマリアとカイザアガートラームに変身したセレナがロブスターオルフェノクと戦っていた。
マリア1「突然襲って来たと思ったらなんなの一体!?」
マリアは短剣を伸ばしてロブスターオルフェノクを斬ろうとするがロブスターオルフェノクもレイピアのような剣を巧みに操り弾いた。その間にセレナはロブスターオルフェノクの懐に入ろうとしていた。だがライオトルーパーがセレナの邪魔をしていた。
「この邪魔するな!!」
セレナは飛んで襲って来たライオトルーパーに後ろ回し蹴りをして地面に叩きつけるとマリアと背中合わせにマリアは短剣を構えセレナはボクシングのようなファイティングポーズをとった。
マリア1「大丈夫セレナ!?」
「誰にきいてるんだよマリア姉さん!!」
マリア1「そうだったわね」
マリアはそう言うとナイフを持った5人のライオトルーパーがマリアに襲いかかるが短剣を伸ばして正方形の形にするとそこからシールドを作った。5人のライオトルーパーはそれに弾かれるとセレナはカイザブレイガンの銃口を向けた。
「くらえ!!」
セレナはエネルギー弾を連射すると全弾命中し5人のライオトルーパーは体から青い炎を出すとすぐに灰になった。
「フン」
セレナがライオトルーパーを見下していると後ろから3人のライオトルーパーが襲いかかった。だが。
マリア1「ハァ!!」
マリアが剣を伸ばしてライオトルーパーを斬り付けた。3人のライオトルーパーは火花を散らして倒れるが致命傷にはなっていなかった。
「!?ご、ごめんマリア姉さん」
マリア1「構わないわ。それよりセレナも大丈夫?」
「だから誰に聞いてるの?」
セレナがニヤッと笑うとそれを見てマリアも笑みを浮かべた。すると。
『ハァ!!』
ロブスターオルフェノクがマリアを掴み投げ飛ばした。
「マリア姉さん!!」
セレナはカイザブレイガンにミッションメモリーをセットするとロブスターオルフェノクを斬ろうとしたしかしそれよりも早くロブスターオルフェノクは振り返りセレナの攻撃を防いだ。
更に別のところではクロコダイルオルフェノクであるボブとイチイバルを纏った並行世界のクリスとデルタイチイバルに変身したクリスが戦闘していた。だが並行世界のクリスは目の前の状況が信じられずクロコダイルオルフェノクの攻撃が面白いように当たっていた。
クリス2「あぐっ!!」
並行世界のクリスが地面を転がるとそれを庇うようにクリスがクロコダイルオルフェノクに蹴りを入れた。だが硬い装甲に覆われたクロコダイルオルフェノクはデルタイチイバルの攻撃をものとしておらず力づくで足をどかすと大きな剣で斬りつけた。
ズガァン!!
クリス1「ぐあっ!!」
クリスは地面を転がるがすぐに立ち上がりデルタムーバーを持った。だが。
クリス2「ちょっと待てよあたし!!」
並行世界のクリスがそれを止めた。
クリス1「何しやがる!!」
クリス2「なんか様子がおかしい!!あいつもしかしたら操られてるだけじゃねぇのか!?現にあたし達に向けての攻撃は全部急所を外してるしよ!!」
並行世界のクリスはそう言うがクリスは「知るか」と言ってクリスの肩を掴んだ。
クリス1「確かに操られてるかもしれねぇけどよ現実では敵として現れてるんだ!!お前らの世界だってアルカノイズってのが現れたら速攻で倒してんだろ!?あたしの世界ではそれと同じだ!!敵としてくるなら全員叩き潰す。守るためにな!!」
クリスはそう言って並行世界のクリスの肩を押した。
クリス1「Fire」
『Burst mode』
クリスはデルタムーバーをクロコダイルオルフェノクに向けると。
『グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!』
クロコダイルオルフェノクが吠えた。するとクロコダイルオルフェノクから黒い液体のようなものが出てそれが地面に落ちた瞬間だった。なんとそこからカルマノイズが出現した。
クリス1・2「「なっ!!??」」
2人は信じられなかった。まさかオルフェノクからカルマノイズが出現するのは完璧に予想外だった。
クリス2「う、嘘だろ!?」
並行世界のクリスはそれを見て驚愕しクリスは舌打ちをした。
そして更に響の場所では澤田ことスパイダーオルフェノクと戦っていた。響の右手にはファイズエッジがあり逆にスパイダーオルフェノクは、巨大な八方手裏剣のような武器で接近戦が行われていた。
ギィン!!ガキィン!!
響のファイズエッジとスパイダーオルフェノクの八方手裏剣がぶつかり合い火花を散らし再びぶつかり合うと激しい鍔迫り合いが起こった。
響2「とりゃぁ!!」
並行世界の響は大きくジャンプしてスパイダーオルフェノクにライダーキックのような飛び蹴りをするとスパイダーオルフェノクは横によろめきそこから更に響はファイズエッジで突きを入れた。
ズガァン!!
『グオッ!!』
スパイダーオルフェノクが後ろに下がるとその前にライオトルーパーがナイフを構えた。
響1「チッ。めんどくせえ!!」
響がそう言うとアクセルメモリーを取り出しファイズフォンにセットした。
『Complete』
響はアクセルフォームに変身するとそれを見た並行世界の響は目を輝かせた。
響2「私!!その姿すっごくカッコいいよ!!」
並行世界の響は最初はいきなりすぎて分からなかったが改めて見ると並行世界の響にはカッコよく見えたようだ。それを言われた響は軽く舌打ちをするとボタンを押した。
『Start up』
響はその場から姿を消すとファイズエッジで全てのライオトルーパーを斬り裂いた。そしてスパイダーオルフェノクの背後に回りファイズエッジを振り下ろそうとした瞬間だった。
ギィィィン!!
『3』
響1「ハァ?」
『2』
響の攻撃が止められたのだ。そしてそれを防いだのはスパイダーオルフェノクの八方手裏剣ではなかった。何より響の攻撃を防いだ武器に響は見覚えがあった。
『1』
それはファイズエッジだったのだ。
『Time out』
響は一気に後ろに飛び着地してファイズエッジを構えた。そしてそれを見た並行世界の響も隠れて見ていた未来も何が起きたのか分からなかった。
『Deformation』
響は元の姿に戻った。
響1「誰だ!?」
響が睨み付けると空間が歪むとそこから信じられないものを見た。
響1・2「えっ??」
「う、うそ?」
スパイダーオルフェノクの背後に現れたのは仮面ライダーファイズだったのだ。
「・・・・・通りすがりの仮面ライダーさ」
ファイズがそう言うとスパイダーオルフェノクを蹴り飛ばした。
『グオッ!!』
「邪魔だどっか行ってろ」
仮面ライダーファイズがそう言うとスパイダーオルフェノクは舌打ちをして生き残っているライオトルーパーと一緒に退却した。
「ど、どういうこと?ファイズが2人?」
未来は信じられないものを見ておりそして並行世界から来た響も同じように驚愕していた。
「どうなってるの?もしかして私たちの世界と違う世界のギャラルホルンで来たの?」
並行世界の響がそう言うと仮面ライダーファイズは響の方を見た。
「お前がこの世界の仮面ライダー・・・・・・・・・いやシンフォギアライダーファイズか?」
仮面ライダーファイズは響を指差しながら聞くとファイズエッジの刃を撫でた。
「ちょっと俺と遊ぼうか?」
仮面ライダーファイズはそう言って響に走り出した。響はすぐに構えるとファイズエッジ同士がぶつかり合った。
ギィィィン!!ガキィン!!ギャリィィィン!!
突然現れた謎の仮面ライダーファイズとの戦闘になった響は冷静に対応しようとするがやはり驚いているせいかいつものように戦えなかった。
「ひ、響!!」
響のピンチに未来はすぐに聖歌を歌った。
『Rei shen shou jing rei zizzl』
未来はフェニックスオルフェノクに変身すると並行世界の響はそれを見て驚愕するがすぐに未来を止めた。
響2「ま、待って未来!!」
『離して!!響が!!響が!!」
未来はそう言うと響は未来の顔を両手で挟んで笑顔で言った。
響2「この世界の私は私に任せて!!」
並行世界の響がそう言うと響は大きくジャンプして響と仮面ライダーファイズの間に割り込んだ。
響2「や、やめてください!!」
「ん?」
仮面ライダーファイズはファイズエッジを一回転させた。
響2「いきなりなんですか!?今日出会った私達が争う理由なんてないはずですよ!なんでこんなことをするんですか!?」
並行世界の響はなんとか戦いを止めようとした。しかし仮面ライダーファイズは並行世界の響を見ると腰にある四角のカードケースのようなものからカードを1枚取り出した。
響1「!?ベルトが違う!?」
この時響は初めて仮面ライダーファイズのベルトに気づいた。そう。目の前の仮面ライダーファイズのベルトはファイズギアを付けておらず代わりにマゼンダ色の妙なベルトを着けていたのだ。そしてカードを見せた。
「並行世界の立花 響とシンフォギアライダーファイズの世界の立花 響。どちらにしてもお前らにはこっちの姿の方が面白いかもな」
そう言ってそのカードをバックルにセットした。
『Kamen ride HIBIKI』
すると仮面ライダーファイズは紫の炎に包まれると姿が鬼に変わっていた。
響1・2「「なっ!!??」」
『姿が変わった!?』
「響には響鬼。なかなか面白いだろ?」
仮面ライダー響鬼はそう言うと音撃棒を持った。