ラッキークローバーの襲撃から数日が経った。緒川はラッキークローバーの居場所を探している間シンフォギア装者達は訓練していた。だがその中で響とクリス、セレナはかなり機嫌が悪かった。響は珍しく訓練室におりさっきからずっとサンドバッグを蹴り続けておりクリスはデルタイチイバルに変身しており出てきたマトをデルタムーバーで撃ち抜いておりセレナはマリアにミットを持ってもらいひたすらミット打ちを続けていた。
「珍しいな。あの3人がひたすら訓練に没頭するなんて」
弦十郎はそう言って感心していた。
「はい。響さんは基本的にやる気がない子だったんですが今回現れた敵にどうやら因縁のある男がいたそうです。それでストレス解消も含めて訓練しています」
「そうか。それより緒川、例の空間の歪みについて何かわかったか?」
「今も調査しているのですが分かりません。響さんの話だとラッキークローバーとの戦闘中に妙な奴が現れたと言っていましたが・・・・・・・・・正直信じられませんね。まさかファイズやファイズとは違う存在に変身するなんて」
「部類するとその姿は間違いなく仮面ライダー・・・・・・・だが本当に存在するのか?響君のファイズにセレナ君のカイザそしてクリス君のデルタ以外にも仮面ライダーが・・・・・・・」
弦十郎はそう言うと。
「仮にいたとしてもあれはスマートブレインのものじゃないですよ弦さん」
と、篠村が現れた。
「スマートブレイン残党が開発したのはファイズ、カイザ、デルタそして量産型のライオトルーパーの4種類だけ。少なくともその頭が赤で胴体が黄色そして足が緑の仮面ライダーなんて聞いたこともありませんしそれに響さんから聞いた話だとベルトも違ったようですし・・・・・・・・念のために並行世界の響さん達に聞いてみましたがやはり仮面ライダーは存在していないようです」
「現状では、おそらくそいつも並行世界からやって来た仮面ライダーだと思うが・・・・・・・ギャラルホルンとは違う形でこの世界に来ている。彼は一体何者なんだ?」
弦十郎はそう言って頭を悩ませた。
とある施設。そこは、日本にあるスマートブレイン残党の研究施設だった。そしてその中をのんびりと歩いている1人の男がいた。その男はS.O.N.Gの制服を着ており首にかけられたマゼンダ色のカメラで写真を撮りながら歩いていた。
「・・・・・・・」
男は無言で歩き続けると男が狙っていたものがついに見つかった。
「あった。やっぱり研究していたか」
そう言って男は写真を一枚撮った。そこにはバイオ液が入った機械がありそしてその中には中型のカルマノイズがいた。
「並行世界から現れたカルマノイズの負のエネルギーを利用してこの世界のオルフェノクの力を強化したってところか。カルマノイズは他の世界にも影響があるし破壊しておくか」
男はそう言ったときだった。
『誰だ貴様?』
後ろから声がかけられた。男は振り向くとそこにはロブスターオルフェノクとその配下のオルフェノクが5人いた。
「・・・・・なるほどお前がこの研究所の責任者か」
男はそう言って腰にベルトを装着した。
『!?見たこともないベルト・・・・・・貴様何者だ!?」
「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ!!変身!!」
『KAMEN RIDE DECADE』
男はディケイドと呼ばれる仮面ライダーに変身した。それを見たロブスターオルフェノク達は見たこともない仮面ライダーの姿に驚愕した。
ディケイドは、左腰についているカードケースから一枚のカードを取り出すとそのカードをバックルにセットした。
『ATTACK RIDE SLASH』
するとディケイドはカードケースを剣に変えてロブスターオルフェノクに向かって走りだした。
「このエネルギー反応は!!」
藤尭は、画面に現れたエネルギー反応を見てすぐにあおいの方を見た。
「すぐに司令に連絡だ!」
「分かったわ」
「なんだと!?謎のライダーとオルフェノクの反応だと!?」
「はい!!すぐに装者達を現場に!!」
「分かった!!お前達!!響君達と出会ったライダーとオルフェノクが現れたすぐに現場に向かってくれ!!」
弦十郎がそう言うと全員が現場に向かおうとした。
「待て響君!」
響1「なんだよおやっさん!?」
響は弦十郎の方に振り返ると弦十郎は響にファイズブラスターを投げて渡した。響はそれをキャッチすると。
「今回の敵は今までの相手じゃない。気をつけろ」
弦十郎がそう言うと響はコクリと頷いて並行世界の響達を追った。
ズガァン!!ズガァン!!ズガァァァン!!!
ディケイドは次々とオルフェノクを倒し残ったのはロブスターオルフェノクだけだった。
『クッ!・・・貴様!!』
ロブスターオルフェノクはレイピアでディケイドを斬ろうとするがディケイドはレイピアを避けるとロブスターオルフェノクの顔面に肘打ちをいれた。
『ウグッ!!』
ロブスターオルフェノクは、後ろにのけぞり倒れた。ディケイドはロブスターオルフェノクに近づき首を掴むとそのまま持ち上げて締めた。
『・・・・ッ!!』
「答えろ。カルマノイズをどうやって捕まえた?なぜカルマノイズの出現場所を知っている?全部吐け」
ディケイドはそう言ってさらに強く締めた。ロブスターオルフェノクは両手でディケイドの手を掴みなんとか外そうとするがディケイドの力が強すぎるのか外せなかった。
『ギギッ・・・・・・・わ、わがった・・・・・・はなず・・・・・・・・はなずから・・・・・・・・た、たずげで』
ロブスターオルフェノクはそう言うとディケイドはロブスターオルフェノクを地面に叩きつけ腹を踏んだ。
『ウグッ!!』
「さぁ、全部喋ってもらおうか」
響達は、オルフェノクが出現した場所に来た。並行世界の響、クリス、マリアはすでにシンフォギアを纏っておりこちらの世界では翼、切歌、調がすでにシンフォギアを纏い響とクリス、セレナはベルトを腰に装着しいつでも変身できる体制でいた。
「全員警戒しろ。どこからオルフェノクが出現するか分からないからな!」
翼はそう言うと慎重に進み始めた。しばらく歩いていると。
パシャ。
カメラのシャッターを切る音が聞こえた。
マリア2・翼「「誰だ!?」」
並行世界のマリアと翼がそう言って構え響達も聞こえた方を見て警戒した。そこにはマゼンダ色のカメラを持ったS.O.N.Gの制服を着た男がいた。
響2「S.O.N.Gの制服?S.O.N.Gの人なの?」
並行世界の響がそう言うと。
「誰ですか?あなた?」
セレナがそう言った。セレナはそれなりにS.O.N.Gで働いている従業員の顔だけは覚えていた。ゆえに目の前にいるS.O.N.Gの制服を着た男をセレナは怪しく感じたのだ。そしてそれを聞いたこちらの世界の響達はすぐに警戒した。
「そう警戒するな」
男は響達にそう言うと並行世界の響と響は驚愕した。男の声に聞き覚えがあったのだ。そしてこちらの世界の響はすぐに誰の声なのか理解した。
響1「テメェ!あの時の!!」
響はファイズフォンを取り出すが。
「落ち着け今回はお前らと戦うつもりはない」
と言った。
響1「信じられるか!!」
響はそう言うと。
響2「あ!!思い出した!!あの時の人!!」
並行世界の響が指をさして言った。それを聞いた響はハァッ?って顔をすると。
響1「今更なのか?お前?」
と、響がつっこんだ。
「貴様が立花が言っていた仮面ライダーか?何者なんだお前は?」
翼がそう言って刀を構えた。
「門矢 士(かどや つかさ)。通りすがりの仮面ライダーだ」
と、男は余裕のある笑みを浮かべて言った。
「通りすがりの」
「仮面ライダーデスか?」
切歌と調は、男の言ったことに首を傾げた。
クリス1「どういうことだ?仮面ライダーはあたしとクソ女とアホ女の3人の筈だ」
クリスがそう言うと響とセレナはクリスを睨みつけるが今は喧嘩している状態じゃないのでクリスの言ったことを流した。
「俺はこの世界の仮面ライダーじゃない」
門矢 司がそう言うと並行世界の響達が反応した。
響2「じゃぁやっぱりあなたは並行世界から来たんですね!?」
並行世界の響がそう言うと。
クリス2「別の世界の仮面ライダーならテメェは何しにここに来たんだよ?」
と、並行世界のクリスも並行世界の響に続くように言った。
「・・・・・・・・・その答えを教えてほしいならついて来い」
門矢 士がそう言うと歩き始めた。
「どうするデスか?翼さん」
翼は門矢 士を警戒してついて行くべきか行かないのか悩んでいた。すると。
マリア2「行ってみましょ翼」
と、並行世界のマリアが言った。
「しかしマリア」
「あの男は何か知ってるみたいだしついて行ってみたほうがいいと思うわ。それに罠だったとしてもここには6人のシンフォギア装者と3人のシンフォギアライダーがいるのよ。きっと大丈夫よ」
マリアがそう言うと。翼は意を決して門矢 士を追った。そしてそれを見た響達も後を追うようについて行った。
響達は、門矢 士の後をついて行った。すると門矢 司が響達に喋り始めた。
「俺は様々な世界を渡り歩くことができる。そこで俺は色々な世界を見て写真に写してきた。だが最近、俺が行く先に奇妙なことが起き始めたんだ」
門矢 士はそう言ってると古い工場に入りそこにある地下に続く扉を開けた。
「仮面ライダーがいる世界に今まで見たことのない怪物が現れ始めた。その怪物はこの世界で言うノイズと呼ばれるものだった」
「ノイズ」
クリスは忌々しそうな顔でそう言うと門矢 士は続けた。
「奴らは仮面ライダーの力でなんとか倒せていたがその中で最も強くそして凶暴だったのは黒いノイズ。お前達の言うカルマノイズと呼ばれる存在だった。俺はその正体を調べるためにシンフォギアが存在する世界を渡り歩いてきた」
そして門矢 士が扉の前に立ち止まると扉を叩いた。
「そしてこの世界はもしかしたら当たりの世界なのかもしれない」
門矢 司がそう言って扉を開けた。そしてその現場を見た響達は驚愕した。そこにはカルマノイズの入ったバイオ液が入った機械があった。しかもそれはひとつだけではなくたくさんあったのだ。