あの話し合いから少ししてねむがウワサを用意。
そして、再び話し合いの準備が出来た。
私達は早速、そのウワサを使う事にする。
「このウワサは魔法測定機のウワサ。
固有魔法の効果を把握して強さを知り
それぞれのコストに換算するウワサ。
同時にどんな効果があるかも分かる」
「どう言う効果があるの?」
「こう言う効果だね」
そう言って、ねむが私の魔法を測定した。
少しの間だ、ウワサが光り測定結果が出る。
「この紙に魔法から割り出したコストが」
「……このウワサ、壊れてるよ?
なんで梨里奈ちゃんの魔法コスト1なの?」
「……あれ? おかしいな…」
私の限界突破の魔法がコスト1とは。
「えっと、限界突破の魔法。
使い物にならない固有魔法
評価に値する魔法ではない」
「……ひ、酷い罵倒だな」
「使い物にならないって……
うーん、どう言う事?
七美の魔法は?」
今度は七美をその測定器で撮影した。
「コスト50、繋ぐ魔法。
対象を容赦なく拘束する魔法
最大10本も繋げられる
攻撃力はあまりないが
魔法は多用が出来、応用も可能である
魔法少女の心も繋げられる」
「私のは出るんだ」
「じゃあ、私は?」
「えっと」
今度は灯花の固有魔法を確認した。
「コスト100、エネルギー変換魔法
エネルギーを変換し、貯蔵できる魔法。
圧倒的な火力と圧倒的な汎用性を誇る
しかし、エネルギーの供給が無ければ
あまり汎用性が高い魔法とは言えない
しかし、高い攻撃力もあり強力」
「流石私!」
「じゃあ、次はアリナ」
今度はアリナを撮影した。
「コスト50、結界生成魔法。
独自の結界を生成し独立した空間を作り出せる。
逃走、保護、確保等、多岐にわたるしよう用途がある。
ただし、攻撃力は非常に弱い
その為、あまり高い評価では無い」
「弱いって言われたくないんですケド!?」
「攻撃力だから、で、僕は…」
「じゃ、私が撮影するよ~」
今度は灯花がねむを撮影した。
「コスト300、具現化魔法。
魔力を用いて不可解を具現化できる。
世界にも干渉できる強力な固有魔法。
攻撃力も汎用性も秀でているが
1人で扱いきれる魔法ではないが
世界に干渉できる程の魔法である為
非常に高い評価となる」
「うわ、コストヤバ!」
「ウワサを作り出せるぐらいだしね」
「……で、改めて」
灯花が私を再び撮影した。
「はい、コスト1、限界突破魔法。
使い物にならない固有魔法である。
評価に値する魔法ではない」
「……私の魔法、実は弱いのか?」
「いや、そんなはずは……
そもそも、使い物にならないってどう言う」
「と、とにかく色々と試してみよう」
今度はみかづき荘に移動した。
「お? どうしたんだ?」
「ちょっとウワサを試したいんだ」
「そのカメラかしら、例の」
「うん、撮影しても良いかな?」
「えぇ」
「じゃあ、遠慮無く」
許可が貰えたので、やちよさんを撮影した。
「コスト70、希望を受け継ぐ魔法
自身を信じてくれた魔法少女の希望を受け継ぎ
希望の力を増強させ強さに変換する魔法
汎用性が非常に高く燃費も良い
応用はあまり効かないが、効果は絶大」
「これは?」
「ベテランさんの固有魔法だよ。
このウワサは撮影した魔法少女の
固有魔法を把握して、
そのコストを数値に変換するんだ」
「だから、これを使えば固有魔法が分かるんだ」
「べ、便利ね」
「おぉ! じゃあ俺は!?」
「じゃあ、撮るね」
今度はフェリシアを撮影した。
「コスト10、忘却魔法
攻撃をした相手から記憶を奪う魔法
あまり攻撃に応用出来る魔法では無く
戦況に大きく影響を与えられる魔法では無い」
「おぉ、こんなのが出るんだな!」
「忘却……か」
フェリシアの固有魔法は忘却か。
あまり全員の固有魔法を把握はしてなかったな。
しかし、フェリシアの固有魔法は忘却か。
、
固有魔法は魔法少女が願った結果が魔法になるが。
……フェリシアの願いは魔女を殺す事だったか。
両親を殺した魔女を自分の手で殺したいと。
……何故、忘却なんだ?
あの夢を参考にして良いのか分からないが
もし参考になるのだとすれば
願いによって固有魔法は変わるだろう。
夢の私は七美の蘇生を願い、
固有魔法は蘇生になってた。
そして、あの夢では七美は記憶改変。
所詮は夢の話だから参考にならないかもだがな。
フェリシアは火事になった家……
魔女によって……魔女? 魔女……なのか?
結界から出ることが無い……魔女が……
「おーい、姉ちゃん、どうしたんだ?」
「あ、いや、すまないちょっと考え事を」
「考え事? なんか考える事あんのか?」
……考えすぎか? 私のいつもの悪い癖…
いや、だが……フェリシアは魔女が両親を殺した。
そう認識してる、だが、冷静に考えれば不自然だ。
魔女が両親を殺したのだとすれば
何故フェリシアは生きている? 誰かに救われた?
それとも、契約して魔女を撃破したのか?
だが、その場合だとフェリシアが
両親の敵である魔女を追ってた理由が……
それに、何故両親の敵である魔女の姿を忘れて…
魔女の姿は簡単に忘れられる造形では無い。
それを、忘れ……忘却の……魔法……
何を忘れ……ま、魔女を殺したいと願ったなら
魔女に対して特攻となる魔法になるんじゃ……
魔女の姿を忘れたいと……いや、それは
「梨里奈ちゃん、また何か考えてるの?
顔色が悪いけど……何か不安なことを考える様な
そんな事があったかな」
「……私の悪い癖だ、今は気にしないで良い」
「……今は……ね」
「あ、あの、わ、私はどうなるんですか?」
「あぁ、お姉様は回復だしコストは軽そうだよね」
今度はいろはの撮影か……ふむ、
フェリシアの事で嫌な予感がしたが
……今は、まだ何も言わないでおこう。
恐らく七美は後で聞いてくるだろうがな。
「コスト30、蘇生魔法
死んだ直後であれば死者を蘇生できる魔法。
蘇生は非常に消耗が激しく、多用は出来ない
応用次第で回復も出来る
しかし、攻撃に転用できる魔法ではない」
「やっぱり蘇生なんだ…」
「へぇ、私と同じなんだ」
「でも、不思議だよね
私の願いはういの病気を治して欲しいなのに…」
「本来、不治の病であるういの病を治すには
蘇生に近い奇跡が必要だったのかもね。
じゃあ、流れで今度は弥栄」
今度は弥栄を撮影したな。
「コスト30、蘇生魔法
死んだ直後であれば死者を蘇生できる魔法
蘇生は非常に消耗が激しく、多用は出来ない。
応用次第で回復も出来る
しかし、攻撃に転用できる魔法ではない」
「同じだね、全く。
しかし、蘇生で30って…」
「多用出来ないからかしら」
「疑問は多いけど、次は久美」
今度は久美を撮影したな。
「コスト70、再構成魔法。
杖などで指示した物体の時間を簡易的に巻き戻し
元の状態に戻せる。
非常に強力だが、あまり強い力は無く
動く物体を戻すのは非常に困難である。
だが、効果の割に消耗は少なく使い勝手が良い
応用次第で回復も出来る
使い方次第では攻撃にも転用可能であり
高い攻撃力も誇る」
「うぐぐ、く、久美の方がコスト凄い…」
「私よりもコストってのが重いんだね」
「強力な部類の魔法と言う事だろうね」
「ぅ、そ、そんなに凄くないのに…」
「よく言うよ、で、次は最強さんだね」
「どんとこーい!」
今度は鶴乃を撮影した。
「コスト30、幸運魔法
物事の起こりうる可能性、
確率をある程度の規模の範囲内で操作出来る。
正し不可能を引き寄せる事は不可能であり
0%を強引に引き寄せる事は不可能である
魔力消費も多く、あまり多用は出来ない
あまり攻撃には利用出来ない」
「おぉ! スゲー!」
「これでコスト30なんだ…」
「蘇生でもコスト30だしね」
「やっぱり多用できるかどうかが重要なのかしら
後は攻撃に転用できるかどうかも」
「ふふん、流石私だね!」
鶴乃は大分得意気だな。
「で、次はさなかな」
「は、はい」
今度はさなを撮影する。
「コスト10、透明化。
透明になることができる
攻撃力などは無い」
「うぅ、す、凄く寂しい…です…」
「う、うーん、やっぱりよく分からないかも。
調整がまだ駄目なのかも。
と、とにかく次はみふゆだね」
「あ、はい」
今度はみふゆさんを撮影した。
「コスト20、幻覚魔法。
対象に幻覚を見せることが可能である
相手を翻弄できるが、攻撃力はあまり無い」
「まぁ、梨里奈さんには対処されますけどね」
「あれは異常な手段ですからね」
「……つ、次はういだね」
「あ、う、うん」
今度はういを撮影したな。
「コスト30、回収魔法。
エネルギーや穢れなどを回収できる魔法。
回収したエネルギーを他者に受け渡すことも可能。
しかし、自滅してしまうリスクが高い固有魔法。
あまり多用して良い魔法ではない」
「す、少ないね…」
「あくまで魔法少女の範疇なのかもね。
ドッペルを考えない場合の数値」
「しかし、こうやってみると
梨里奈のコストどうなるか……」
「う、うん、あ、改めて見せよう」
少し焦りながら、ねむが再び私を撮影した。
「姉ちゃんのコストってどうなるんだろうな」
「強さ的に100とか行ったりしてね!」
「いや、300とか!」
「姉ちゃんはもっと凄いぞ! 多分1000だ!」
「実際、今までの分を見て見ると
多用できるかどうかが重要みたいだしね。
梨里奈の限界突破は汎用性も高いし
かなり多用できるし、評価は凄そうね」
「……その、えっとだな」
「は、はい、これ」
「どれどれ……って、は? こ、コスト1…
つ、使い物にならない固有魔法……」
「はぁ!? どう言う事だよ!」
明らかにおかしいんだよな、私のだけ。
「姉ちゃんがコストってのが1ってなんだよ!
あ、あり得ないだろこれ!」
「コスト100なら、梨里奈ちゃんが100人入るね」
「私は分身の術は覚えてないぞ?」
「ひ、1人でも圧倒的なのに……
嘘でしょ? 調整が出来てないんじゃないの!?」
「うーん……他は結構納得出来るんだけどね。
でも、梨里奈だけはどうしても納得出来ない」
「アリナの固有魔法が50とか納得出来ないんですケド?」
「多分、戦闘に応用出来るかどうかがコストになってる。
そして、多用できるかどうかも重要な要素。
攻撃力があまり無い魔法はコストが低く
サポート系の固有魔法はコストが少ない。
多様性があり、攻撃に転用できる場合は
評価が高くなる傾向にあるんだろう。
その場合、何故私の魔法が
コスト1なのか分からないが」
「……改良してみるしか無いかな」
それから、しばらく改良をしたようだが
やはり、私の固有魔法は1のままだった。
「……サポートの評価も上げたけど」
「実際、最初よりは納得出来るようにはなった」
七美の魔法は70、ねむの魔法は500、灯花の魔法は200
アリナの魔法は100、ういの魔法は100、いろはと弥栄は50
やちよさんは100、フェリシアは30、さなは30、鶴乃は50
みふゆさんは40と、全体的にコストは上がった。
しかし、私のコストは変わらず1のままだった。
説明文も変わらず、使い物にならない固有魔法。
うーん、私の固有魔法の評価が低すぎる。
「分からない……とにかく色々と撮影しよう」
今度はマギウスの代表達を撮影した。
十七夜さんは100、ひなのさんは50
ももこは50、レナは30、かえでは30。
天音姉妹はそれぞれ20だった。
「……やっぱり、納得は出来るね」
それぞれの解説を見ても、いくらか納得は出来る。
十七夜さんは相手の作戦を見抜けるし
コストが非常に高くなるのも当然。
ひなのさんは毒などを扱えるが攻撃より。
ももこは激励であり、周囲を強化出来るが
それだけでどうにか出来る訳では無いから
50位なのは仕方ないと言える。
レナの変身も強力ではあるが
演技力が必須であり、変身のみで
強力な魔法かと言われれば微妙だ。
かえでの一時消去という魔法も
強力なのは間違いないがあまり多用が出来ないのか
それが理由で評価が低く、30と言う形。
天音姉妹の共鳴はそもそも
1人では機能しないだろうしな。
1人で機能しにくい魔法だから、
評価が低いのかも知れない。
「だけど、梨里奈の固有魔法だけは納得出来ない」
「それは私もだな……」
「仕方ない、もうちょっと調整しよう」
「大丈夫なのか?」
「あぁ、出来た物を改良するだけだしね」
大丈夫か不安だが、信じるしか無いか。
まだ時間はあるだろう。