魔法少女の道化師   作:幻想郷のオリオン座

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神浜へ

「…神浜市か」

 

あの奇跡を経験してから、ほんの数ヶ月後だ。

私は卒業し、新生活としてこの神浜市へやって来た。

最初は高校へ行くのは難しいとは思ったが

私の能力を買って、直接勧誘が来たから来てみた。

 

どうも私の存在を知っては居たけど探すのに苦労したそうな。

後は色々と制度の問題もありそれを突破するのも苦労して

入学シーズンから少し経っての勧誘。

 

学費なども大分安くしてくれるらしい。

高い成績を出し続けていけば全額免除もあり得るそうだ。

 

没落してきている我が家の家計では高い学費など払えない。

これは本当に都合が良い話だった。家柄もあり

家族は家から出られ無いから1人暮らしだが

私としても、1人の方が過ごしやすい。

家族と過ごす時間よりも、私は1人で過ごす時間が欲しかったしな。

 

「っと、はい…これで大丈夫ですか?」

「はい、ありがとうね」

 

これから過ごすアパートに自分の名前を書いた。

高校1年生で1人暮らしをする事になろうとは思わなかったが

まぁ、炊事洗濯などの家事は全てこなせるから問題は無い。

 

私は何だって出来る。何でも出来ないと駄目なんだから。

 

「……誰も居ない部屋か」

 

私が入った私の部屋、そこには何も無い殺風景な光景が広がっていた。

とは言え、私の部屋は元々こんな感じか。勉強机程度しか無かったのだから。

いや、沢山の参考書はあったな。ひとまず参考書は全部持ってきてるし

後から到着するカラーボックスに叩き込んでおけば良いか。

 

 

 

「よし」

 

部屋について1時間で、私の引っ越しは完全に終了した。

何せ私の部屋の家具は元々少なかったからな。

勉強机と参考書が入ったボックスを運ぶだけで完了だ。

実に楽な引っ越しだと思う。引っ越し業者さんの時間を無駄にしてしまった気もする。

この程度なら正直1人でも運べたが、移動が電車だからな。流石に電車内には運べない。

 

「勉強をしよう」

 

そして私は再び勉強を始めた。簡単な勉強だ。

高校生の勉強を早めにしてみたが、凄く簡単だな。

この位のレベルであれば、高い成績を残し続ける事が出来るだろう。

私は最高の結果を出し続けないと行けないのだから。

 

「ふぅ、ひとまずこんな物……ん?」

 

一段落して一休みしようとしたときに魔女の気配を感じた。

勉強机に入れてあるグリーフシードを少し手に取りその気配の元へ移動する。

 

「最近は静かだったと思ったが、こっちでは魔女が湧くのか」

 

奇跡の代償は魔女の撃破…なんて言う単純な物。

私にとって、そんなに難しい代償では無い。

奇跡の割に、かなり安い代償と言えるかな。

とは言え、命懸けだから代償としては十分なのかも知れない。

ひとまずはいつも通りに魔法少女に変身し結界の中へ入る。

 

「ん」

 

うにゃうにゃとしたカラフルな泥団子みたいな使い魔だな

形は犬みたいだ…変な使い魔だな。

いや、使い魔の姿が変なのはいつも通りか。

しかしここの使い魔…妙に力が強いような気がするが。

 

「うーん」

 

動きも速いし、行動も連携が取れているように見える。

 

「お?」

 

防御力もそれなりにある様だ…速攻は少し面倒かも知れない。

魔女ならいざ知らず、ただの使い魔でこのレベルだと?

今までここまで力が強い使い魔など居なかったのに。

 

「っと」

 

遠方から遠距離攻撃をチクチクと面倒だな。

 

「くたばれ」

 

私は武器として使っている短刀を伸ばし、その遠方の使い魔を貫いた。

すぐに短刀を戻し、飛びかかってきた奴を仕留める。

 

「…ふぅ」

 

ただの使い魔だというのに妙にしぶとく面倒な奴らばかりだな。

ひとまずこれでしばらくは安心だろうが、使い魔が地味に脅威だとすると

中々に戦闘が面倒な事になりそうだな。1人でも問題は無いが時間が掛るのは嫌だ。

早く家に戻って寝なくては。もうそろそろ9時だからな。

 

「くぅ! 今日は随分と数が多いわね!」

「今回はぶっ倒れてた子の救助が優先だ、撤退するよ!」

「なんでレナがこの子の為に!」

「で、でもこの人、私を助けてくれて…」

「知らないわよそんなの!」

「良いから! 人命第一でしょ? 大事な仲間なんだから」

「こんな弱い奴が仲間になっても嬉しくないんだけど?」

「多分この子は神浜の人間じゃ無い。仕方ないさ」

 

私の他に魔法少女がいたのか。しかしチームを組んで挑んで居るとは珍しい。

そんな魔法少女達は初めて見たな。そして4人か…

とは言え、1人はどうやら動けないようだ。

しかしあの3人、いまいち連携が取れていないかも知れない。

恐らくこのままだと包囲されるな。さっさと撤退しないと不味いだろう。

 

「ほら、速く逃げるよレナ!」

「うぅ…どうして逃げないと駄目なのよ、レナ達なら余裕でしょ!」

「れ、レナちゃん。安全の方が大事だよ、下がろうよ」

「はぁ!? ここまで来て逃げられるかっての! もう少しで最深部でしょう!?」

 

……どうもあのレナという子が問題を起しているようだな。

見た目以上に子供っぽい性格をしている様に見える。

しかし、あんな風にわがままに振る舞えるというのも羨ましくもある。

だが、状況は見た方が良かったな。撤退を渋ったせいで包囲されている。

 

しかしあの娘、戦闘の時に少し躊躇いがある様な気がする。

仲間内との会話にも若干違和感がある…

ちょっとした親近感が湧く気がする。

 

「ほ、包囲されてるよ!」

「いつの間に!」

「形勢不利だね…退路も無いよ」

「こ、このままじゃ…」

 

まぁ良い、本来は助ける義理などは無いがこの場を放置は不味いだろう。

眠っても安心してのんびりとする事すら出来ない。

睡眠の時位、何も考えずにのんびりとしたいからな。

 

「ふぅ、ここであったのも何かの縁だ。手を貸そう」

「だ、誰よあなた! 魔法少女なんでしょうけど

 魔法少女っぽい服じゃないわね…黒い軍服?」

「私は仙波 梨里奈。最近こっちに引っ越してきたんだ。

 これからは顔を合せることになるだろうから顔は覚えていても損は無いだろう」

「神浜の外から来た魔法少女か!? それなら油断は禁物だぞ!

 相手がただの使い魔だったとしても神浜の魔女は」

 

私に気付いた使い魔達が一斉にこちらに飛びかかってくる。

ふぅ、この程度ならば容易に捌くことは出来る。

多少連携は取れるし、個々の能力も高い様子だが。

 

「あぁ、分かってる。多少強い程度じゃ相手にはならないがな」

「い、一瞬で飛びかかってきた使い魔を全部捌いた!?」

「べ、ベテランの魔法少女だったのか!?」

「いや、数ヶ月前に契約したばかりだ」

「う、嘘だろ? そんな数ヶ月ちょっとの実力じゃ無いだろ!

 やちよさん程じゃ無いとは思うけど…この実力は相当」

「私の実力なんてどうでも良いだろう? 今はこの場を切り抜ける。

 ひとまずお前達を包囲している使い魔を排除する」

「まぁ、退路は確保したいからね」

「外側は私に任せろ」

「わ、分かった」

 

私は初めて誰かと協力して魔女の…いや、使い魔の対処に当った。

使い魔の動きはある程度確認し、予測が出来るようになっている。

ひとまずだが、自分の固有魔法を使う必要も無く殲滅は可能だろう。

 

「包囲は突破したな」

「あんた何なんだよ、異常な程に強いけど…」

「気のせいだ」

「1人でここの使い魔何十匹も倒してるくせに何言ってるのよ!」

「多少武術に心得があってな、運動能力には自信がある。

 さてどうする? 今なら撤退は可能だ。

 逃げるというなら付いていくが…」

「そうだね、今は逃げた方が良いだろう」

「く…仕方ないわね」

「よし、分かった」

 

そのまま私達は撤退をする。使い魔達の追撃もあったが

迎撃は容易であり、すぐに魔女の結界から抜け出すことが出来た。

 

「よ、良かったよぅ…」

「今回は本当に助かったよ、確か梨里奈だったっけ?

 あたし達の方も自己紹介させて貰うよ。

 あたしは十咎ももこだ、よろしくね」

「あぁ、よろしく頼むよ、十咎さん」

「ももこで良いよ、一緒に戦う仲間だからね。

 それにあたし、上下関係とか苦手だし」

「そうか」

「あ、あの、わ、私は秋野かえでって言います!」

「あぁ、よろしく」

「よ、よろしくお願いします!」

 

随分と弱気な少女だ、だが芯はしっかりとしているように見えた。

もう少しどっしりと構えても良いと思うが偉そうに何かを言える立場では無いか。

 

「ほら、後はレナだけだよ」

「なんで自己紹介なんてしないと…」

「助けて貰ったんだから、そもそも初対面の相手には自己紹介は常識だろ?」

「うぅ……レナよ」

「多分、レナの下の名前はとっくに知ってると思うぞ。名字とかも言うべきだと思う」

「み、水波よ、水波レナ! これで良い!?」

「あぁ、レナだな。よろしく頼むよ」

「全く、なんでレナが…」

「……少しは自信を持てよ」

「な!」

 

ひとまず帰るとしようか、今日はもう9時だ。少し遅くなってしまった。

 

「待ちなさいよ! 最後の言葉、どう言う意味!?」

「それはお前自身が1番分かってるだろう? 以上だ。

 私は帰らせてもらう。もう9時を過ぎてしまったからな」

 

出て来そうになっていたあくびをかみ殺し、そのまま家へ向った。

 

「何なのよもう! レナも帰る!」

「あ、待ってよレナちゃん!」

「ま、今日はもう解散で良いだろう。じゃ、あたしもこの子が起きたら帰ろうかな」

 

無駄に強い使い魔のせいで少々疲れた、9時も過ぎたし急いで帰るとしよう。

 

彼女達と別れて少し経った…しかし、あくびが止まらない…

誰も見ていないなら良いかも知れないが。

あくびなんてはしたない姿を見せるわけにはいかないからな。

そんな姿を見せても良いのは、あいつの前だけだったんだから。

 

……七美、どうしてお前は、私の居場所になってくれたんだ?

そんな事、私が考えたところで何も分からない。

居場所を失うのは辛い。それを知ってる私だから……

 

「ちょっと良いかしら」

 

眠る直前に考える事を歩きながら考えるべきでは無いな。

しかし、この時間に私に話し掛けてくる少女とはな。

いや、少女か? どうも見た感じ年上に見えるな。

 

「こんな時間ですし、お話しがあるなら後日でお願いします」

「あら、後日だと時間が取れそうにないから今話し掛けてるのよ?」

「……私は今時間が取れないので後でと言ってるんですよ?

 早く寝ないと、時間が遅くなってしまいますからね」

「それなら、こんな時間に外を出歩くべきでは無いわよね?

 でも、出歩いてる。あなた魔法少女でしょ」

 

魔法少女の事を知っていると言う事は、この人も魔法少女なのだろう。

魔法少女がどうしてもこの場で話さないと行けないこととは何だろう。

魔女の存在か? しかし、魔女の気配はしないがな。

 

「あなた、ここの魔法少女じゃ無いでしょ?」

「その通りです、最近というか、今日引っ越してきたばかりです。

 今、魔女の結界を抜けて家に帰ろうとしてるところです」

「へぇ、この新西区に住んでるのね」

「はい、転入することになった高校がこの近くでして」

「そう」

「それで? こんな世間話をする為に呼び止めたわけでは無いんでしょう?」

「…えぇ、あなたの実力を見せて貰いたいの。この神浜でやっていけるかどうかを」

「……後日でお願いします、今日はもう遅い。眠りたいんですよ。

 こんなに夜更かししたのは一生のうちで2度目ですよ」

 

1度目は……思い出したくない。

もう思い出すことも、思い出そうともしたくない。

 

「……まだ9時少し過ぎた程度よ?」

「そうでしょうね、でも私、最近夜が嫌いになったんですよ、早く帰って寝たいんです」

「……みかづき荘、そこで待ってるわ。来ない場合、探しに行くから」

「分かりました、時間があればよさせて貰います」

 

…約束をした以上は行かないと行け無くなるか。

約束は破ってはならない。当然だろう。

 

「……それともう一つ、孤独ルームのウワサ…聞いたことある?」

「噂? 何ですかそれは」

「1人暮らしの少女の前に姿を見せ、誘拐し洗脳すると言われているウワサよ」

「ふ、何を言うかと思えば、そんな世迷い言を伝えられるとは思いませんでしたよ。

 噂が何だって言うんですか? 所詮噂は噂、事実な訳無いでしょう?」

「えぇ、普通ならね…でも、この神浜ではそんなくだらないウワサが具現化する」

「……信じているんですか?」

「信じるも何も、私はこの目で見て、そのウワサを排除しているの。

 あなたも1人暮らしだというなら気を付けなさい。狙われないように」

「…肝に銘じておきますよ」

 

そんなくだらない噂の事を覚えておくなんて意味は無いと思う。

だが、それはあの人の言葉が嘘偽りであればだ…だが恐らく…あの感じは事実。

 

「それではまたお会いしましょう。自己紹介は次に会うときに」

「…そうね、お休みなさい」

 

私はそのまま自分の部屋に戻った。やはり殺風景な物だ。

……ゲーム機も全て捨てたからな。もう必要も無かったから。

これから暇な時間はひたすらに勉強に励むとしよう。

ひとまず今日は寝るとしよう。噂とやらに警戒しながら。

 

 

 

(……さぁ、今日も楽しいパーティーが始まる。今日は新しいお客様)

 

……寒気がした、嫌な予感がして咄嗟に私は目を覚ました。

目を覚ますと、そこは私が知らない空間だった。

元々自分の新しい部屋には慣れてはいなかったがこの豹変は流石に気付く。

 

周囲には巨大なケーキが置いてある。

周囲も異様な程に明るく、どうも楽しそうな雰囲気は感じた。

だが、その雰囲気に相応しくない大きな檻が見えていた。

 

その檻の中には何人もの少女達が蝋燭を円形に立てていて

その蝋燭の真ん中には小さなケーキが置いてあるのが分かった。

全員手を叩きながら首を振っているが楽しそうには見えないな。

まるで生気が無い…その行動には一切の感情を感じなかった。

 

「……」

 

唖然としたよ、こんな訳の分からない光景が目の前にしてしまったんだからな。

変な小さな声が聞え、背筋がゾッとして、目を覚ましたらこんな空間の中。

まるで魔女の結界の様に見えるが…何処か雰囲気が違う気がする。

 

「……もしかして、これが噂?」

 

あの女の人が言っていた噂とやら、それがこれなのか?

こんな訳の分からない空間に引きずり込まれる事になろうとはな。

 

「ん?」

 

使い魔か? 随分と派手な衣服を纏った象だな。

馬子にも衣装とは言うが、ここまで派手では逆に無様に見える。

まるで自分を偽り、着飾りすぎただけの惨めな姿だ。

その姿の中に、自分の真の姿は無い…ま、私が言えた口では無いがな。

 

「*::@!」

「なんて言っているのかは分からないが、家に帰らせて貰うぞ!

 これ以上夜更かしをするのは嫌でね!」

 

象の数は多いが、動きはかなり遅い。

見た目通りとは言え、たまに鼻から黒い雫を飛ばしてくる。

 

「気持ち悪いな、鼻水か何かか? 鼻の掃除をする事をお勧めするよ」

 

その鼻水を避けながら象に接近し攻撃をする。

しかし流石は象。中々に皮膚が硬いな。

とは言え、どんな動物や生き物でも急所は存在する。

 

関節部分はどうしても柔らかくなくちゃならない。

そうしないと動くのも一苦労になるからな。

だから、その部分を狙えば攻撃は通る。

ここまで動きが遅い相手の急所を狙うことなど造作ない。

 

「ふん」

 

関節を切断された象はその場に跪く。

私はすぐに象の背中に乗り、首を突き刺した。

象はすぐに姿を消す。やはり使い魔のような物なのだろう。

 

「次だ」

 

数は多いが所詮のろまな動く的。ちょっと硬い程度じゃまるで意味が無い。

私は群がる象をドンドン倒していく事にした。

そして、檻に向って走る。恐らくあの檻が噂とやらの本体だろう。

 

「邪魔だ!」

 

象が私の前に壁を作る。とは言え、いちいち相手にするのも面倒になって来た。

動きが鈍いなら、その攻撃を避けて本体を叩くのが1番早い。

 

「さぁ、姿を見せたな」

 

ある程度接近すると、その檻が立ち上がる。

檻が立ち上がるという表現はおかしい気がするな。

立ち上がるでは無く、檻の下に隠れていた本体が姿を見せた。

こっちの方が正しいだろう。しかし大きな檻を頭に乗せたペンギンが出てくるとはな。

 

しかしよく見ると、どうもぬいぐるみという風に見える。

だがどちらにせよ、その帽子は趣味が悪いと私は思うけどね。

 

「しかし、ペンギンならもう少し仲間が居てもおかしくないと思うが。

 …もしや、仲間が居ないから孤独ルームって感じなのか?

 まぁ良い、何が理由であれ私の邪魔をするなら排除させて貰う!」

「ぴ↓ぴ↑ぅ↓」

「面倒は嫌いなんだ…一撃で終わらせる」

 

これ以上は眠る時間が無くなるからな。魔力消費も大した事は無いんだし

ここは固有魔法を使って撃破させて貰おう。自分の身体的限界を越える魔法。

 

「消えろ」

「ぴ↑ぁ↓」

 

かなり強化したからか、あの魔女の様なペンギンは私の速度に反応出来ず

身じろぎ1つする事無く急所を突かれて消えた。

自分の限界を越え続けたいと願った私に与えられた力は

自分を強制的に成長させる力…私にピッタリだな。

 

「……」

 

ペンギンを仕留めたことで、檻に囚われていた少女達が落下した。

私はその少女達が地面に叩き付けられる前に何とかキャッチする。

 

「パーティー…あなたも……い、一緒に…寂しいでしょ? 1人は寂しい…」

「……」

 

ゆっくりと差し伸ばされた手を、私は躊躇いなく払えた。

 

「1人を寂しいと思えるとはな、羨ましいよ」

「……」

「もう起きろ、私は寝るがな」

 

結界はそのまま消えていった。そう言えばあの魔女。

グリーフシードを落とさなかったな。

ま、私は魔女との戦いで魔力を消耗することも殆どないから

グリーフシードはかなり余っているから何の問題も無いが。

 

「……部屋に戻ったか…寝直すとしよう」

 

今日は面倒事に巻き込まれる日だった…だが、この街を知る良い機会になったか。

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