今日はIS学園の休校日。
一夏は友人の家に行っており、つるむ相手がいないので自室でだらけていた。
ひたすらボーッとしていると、電話の着信メロディが鳴る。
架電主は叔父のトーマスだ。
「はい、ホーキンスです」
『ああ、繋がった。久しぶりだな、ウィリアム』
「久しぶり、おじさん。何か用事でも?」
『い、いやぁ、この前にお前がイギリスのお嬢ちゃんと決闘した事が・・・有ったろう?』
珍しく歯切れが悪いトーマス。
「ん?ああ、それが?」
『実はな、その時のデータを上層部に提出したら『すまない、少し替わってもらえるかね?』じ、准将!?ど、どうぞ』
准将?そんな人が何故?
『失礼、電話を替わってもらった。“デイゼル・パットン”だ』
「はっ!自分はウィリアム・ホーキンス少尉であります!」
『あぁ、堅苦しいのはいい。今日は一つ頼み事が有ってね』
「はぁ、頼み事、ですか?」
『うむ、聞いてくれるかね?』
「自分に出来る事であれば」
『そうか。まずは、先日の戦闘の資料を見せてもらったよ。素晴らしい戦績だったね』
「ありがとうございます」
『で、本題なのだが、君に新たな武装を送ろうと思ってね、試験運用を頼みたい。今そっちにデータを送る』
そうして届いたのは
「航空機搭載用の40mm砲?」
ガンシップが搭載しているアレだ。
『そうだ、それをIS用に手を加えたものでね』
「こんなに大きな物は流石に・・・」
『いや、出来る!他のISの武装と同じく必要ないときは仕舞っておけるしな。それに、これだけ大きければ敵はただでは済まない。攻撃力は最高クラスだ!」
まぁ、確かに威力は高いだろうが・・・。
「これは君にしか出来ない事だ!想像してみたまえぇ。ISの機動力で敵を翻弄しぃ、一瞬の隙を突いて40mm砲を叩き込ぉむ!素ぅ晴らしいぃ!!まぁさにっ、巨砲とは正義であぁるぅっ!!』
なんか、ヒートアップしてるし!て言うか口調が怪しくなって来てるぞ!何言ってんのこのおっさん!?脳筋にも程が有るだろ!?WW2の戦闘機じゃないんだぞ!?
『と、言うことで既に荷物は運搬済みなので頼んだよホーキンスくぅ~ん。長話して悪かったね。返すよ『はっ!』』
え、マジで?もう来てるの!?
て言うか持っててもそんなにデカイのが使えるのか!?
『・・・こう言う事だ。彼は良い軍人なのだが、如何せんあの巨砲好き重武装好きでな・・・。ああやって、信者を増やしつつあって手を焼いてるんだ。いっそのこと、少し手荒な手段にでも出るか・・・?』
「ハァ・・・察するよ、おじさん・・・」
『あぁ、ありがとう。とにかく、頼んだぞ』
「分かった、それじゃあ」
と言って電話を切る。
すると、部屋のドアがノックされる。
「ホーキンス君、アメリカからあなた宛に荷物が届いて居ますよ?」
声の主は山田先生だ。
「今行きます」
そう言って、俺は部屋を後にした。
この後、量子変換や試射等々、やる事はたくさんだ。
「・・・ハァ」
また、溜め息が溢れた。
デイゼル・パットン:CVは某国民的アニメのタラコ唇の人で(笑)