空軍パイロットのIS転生記   作:Su-57 アクーラ機

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第37話

時計を確認する。

後少しで作戦時間か・・・。

 

 

 

浜辺には既に一夏と箒が居た。

 

「悪い待たせたか?」

 

「いや、俺達も今来たところだ」

 

「あぁ私も、ついさっきここに来た」

 

「そうか・・・。よし、やるぞ」

 

「「あぁ!」」

 

三人はISを展開。

俺も同翼等の簡易チェックを済ませて飛翔する。

 

「じゃあ箒、よろしく頼む」

 

「本来なら、女の上に男が乗るなど私のプライドが許さないが、今回だけは特別だぞ?」

 

箒が軽口を叩く。

 

「良いか?箒、これは訓練じゃ無い。注意して取り組まないと━━━」

 

「無論分かっているさ、心配するな」

 

・・・本当にそうか?彼女はどこか浮かれている様にも見えるが。

 

「お前はちゃんと私が運んでやる。大船に乗ったつもりでいれば良いさ」

 

「何だか楽しそうだな・・・。やっと専用機を持てたからか?」

 

「?私はいつも通りだ。一夏こそ、作戦には冷静に当たることだ」

 

「分かってるよ・・・」

 

その時、織斑先生から無線が入る。

 

『織斑、篠ノ乃、ホーキンス、聞こえるか?』

 

「はい」

 

「よく聞こえます」

 

「無線の受信感度良好です」

 

『今回の作戦の要は一撃必殺だ。短時間での決着を心掛けろ。討つべきは、シルバリオ・ゴスペル、そしてその護衛のUAV二機だ。以後、目標ISは『福音』、UAVは『アルファ』、『ブラボー』と呼称する』

 

「はい」

 

「了解です」

 

「織斑先生、私は状況に応じて一夏のサポートをすれば良いですか?」

 

『そうだな、だが無理はするな。お前は紅椿での実戦は皆無だ。突然何かしらの問題が出ないとも限らない』

 

「分かりました。ですが、出来る範囲で支援します」

 

訂正だ、箒は完全に浮かれてしまっている。心配だ・・・。

 

『では、始め!』

 

織斑先生がゴーサインを出した。

一夏が箒の肩を掴む。

 

「行くぞ!」

 

「おう!」

 

「オーケーだ!」

 

箒が一気にスラスターを噴かす。

 

「うおっ!速いな。こっちも負けてられないぞ!」

 

だが、負けているのは加速性能だけだ。一度スピードに乗ればこちらもマッハを叩き出せる。

 

 

なんとか、箒の後方にたどり着いた。

 

「流石、第四世代だ・・・」

 

まさかここまで引き離されるとはな・・・。

 

「おい一夏、大丈夫か?」

 

「あぁ、大丈夫だ。それにしても、箒のISもウィルのISも速いなぁ」

 

「まあな、それより振り落とされるなよ?」

 

「分かってるよ」

 

そのまま、俺達は目標の海域へ飛行を続ける。

 

「暫時衛星リンク確立、情報照合完了。目標の現在位置を確認。聞こえたな?ウィリアム」

 

「あぁ、こっちも確認した」

 

「よし、行くぞ」

 

「「おう!」」

 

返事を聞くと、箒が紅椿の装甲を展開、さらに加速していった。

 

「速い!あれはまだ序の口だったのか・・・!」

 

ここまで高速を出せるISなんて俺の相棒くらいだと思っていたよ・・・。っと、いかんいかん。集中しないとな。

邪魔な思考を捨て、俺も全速で追随した。

 

 

 

目標海域に到達後

 

 

「箒、レーダーに反応有り。三機だ。恐らく例のターゲットだろう」

 

「ああ、センサーで確認した。UAVを頼む」

 

「了解」

 

俺はそう言ってハードポイントに4目標ロック式空対空ミサイル(4AAM)を呼び足す。

 

「ターゲットロック・・・Fox2!」

 

発射されたミサイル四発の内、二発がUAVアルファに命中。しかし、ブラボーは直前でフレアを撒いて回避した。

 

「クソッ、アルファを撃墜、ブラボーはミサイルを回避した!」

 

ブラボーがこちらに向かってくる。

 

「俺はこいつを始末する。ISの方は頼んだぞ!」

 

「任せろ!」

 

「分かった!」

 

二人はISの元へと向かう。

いつの間にか、ブラボーは直ぐ近くまで来ていた。

ウィリアムとUAVブラボーが高速ですれ違う。

 

「おっと、クソ野郎が横切った。機械の癖に良い腕してやがる・・・」

 

先程すれ違ったUAVの見た目は上から見たらWの形をした主翼を持ち、機首側面にカナード翼、垂直尾翼は水平尾翼と一体化しており、平べったい機体に下へ出っ張ったエアインテークとかなり特徴的な外見だ。

 

「さあ、大人しく墜ちてもらうぞ!」

 

 

 

ブラボーと交戦してから十数分、なかなか決着が着かない。

・・・それにしても、コイツらの目的は何なんだ?どこへ行く気なんだ・・・?

戦闘中にも関わらず、余計な事を考えてしまう。

そろそろウィリアムの体力も限界が近づいて来ていたその時、遠くで爆発が起きた。

 

「一夏達が福音を撃墜したのか?」

 

そう思ってセンサーで確認する。

そこには、墜落する白式と紅椿が見えた。

 

「なっ!?一夏!箒!」

 

二人の元に急行する。

そう言えば、さっきからブラボーがやけに大人しい。それどころか、だんだんと離れていく。

襲って来ないのならチャンスだ。

俺はなんとか無事だった箒と共に一夏を連れて撤退。

 

後ろでは福音とブラボーが真っ直ぐに巡航を開始していた。

 




もっと描写を上手く書けないものか、と何時も思います。
因みにUAVブラボーはエースコンバットのX-02がモデルです。
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