空軍パイロットのIS転生記   作:Su-57 アクーラ機

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第47話

「ふむ、確かにウィルだな・・・」

 

ラウラが俺の顔をまじまじと見ながら、一人納得する。

一応、全員に説明して納得はしてもらえた。

 

「ウィリアム、私の姉が本当に申し訳無い!」

 

箒が滅茶苦茶謝って来る。

 

「いや、箒が謝る事は無いさ。それより、織斑先生に話した方が良いかもな」

 

「何で千冬さんにも話す必要があるのよ」

 

鈴が質問してくる。

だが、あのアホウサギを取っ捕まえるには織斑先生の力が必要だ。

 

「篠ノ之博士を捕縛する為には先生の力が必要なんだ。彼女を知る者の一人だからな」

 

「あぁ、成る程」

 

「と言うことで一夏。先生を読んでグラウンドに来てくれないか?」

 

「え?良いけど・・・何でグラウンドなんだ?」

 

彼の疑問は当たり前だろう。話なら部屋で十分だからな。だが・・・。

 

「広い所じゃないと、博士を捕まえた後にO・HA・NA・SHIが出来ないだろう?」

 

「ひっ!わ、分かった!」

 

そう言うが早いか、大急ぎで部屋を出て行った。

皆が、何か恐ろしいモノでも見るような目でこちらを見てくる。

 

「ん?どうした、そんな目で俺を見て」

 

「い、いや!何でも無いよ?」

 

「え、えぇ。気のせいではなくって?」

 

シャルロットとセシリアがガタガタと震えながら、首を横に振って否定する。

ラウラなんて柄にも無く涙目だ。

今の俺の顔はそんなに怖いのか?

 

▽

 

グラウンド

 

 

俺達は今、織斑先生が来るのを待っている。

 

「おーい!連れて来たぞぉ!」

 

一夏が織斑先生と共に歩いて来た。

 

「話はさっき織斑から聞いた。まったく、何をやってるんだ?あのバカは・・・」

 

彼女は眉間に指を添えて呆れている。

 

「それなら話が早くて助かります。先生、博士をなんとか見つけれないでしょうか?」

 

「残念ながら、アイツがどこに居るのかは私でも検討がつかん」

 

「そうですか・・・」

 

「だが、見つける必要は無さそうだぞ。居るんだろう?出てこい、束」

 

「「「え?」」」

 

先生の声に反応して、篠ノ之博士が物陰から姿を現した。

 

「アハハ~ばれてたか・・・」

 

「バレバレだ。で?ホーキンスの症状はいつ治る?」

 

「それなら、心配ナッシング!今日の夕方には治ると思うよ」

 

「そうか・・・だそうだ。ホーキンス」

 

「はい、ありがとうございました」

 

「良かったな、ウィル」

 

「ああ」

 

いやぁ、良かった良かった・・・。

これで━━

 

「さて!じゃあ、束さんはこれで━━」

 

「何言ってるんです?まだ終わってませんよ。・・・確保ぉ!!」

 

これて、心置き無くO・HA・NA・SHIが出来ると言うものだ。

 

「えっ!?」

 

そのまま、彼女は成す術も無く取り押さえられてしまった。主に織斑先生に。

 

 

 

「さて、博士。何か弁明は?」

 

俺は今、簀巻きにされた博士とO・HA・NA・SHI中である。

 

「え、えぇと・・・」

 

「・・・・・・」

 

「ゆ」

 

「ゆ?」

 

「許してピョン☆」

 

めっちゃ良い笑顔でそう言われた。

 

「・・・織斑先生」

 

「何だ?」

 

「ISの使用許可を求めます」

 

「構わん、やれ」

 

「イエス・ミス」

 

俺が前に出て篠ノ之博士の首根っこを掴む。

 

「え、ウィっ君?何を・・・?」

 

「博士。俺、一つ気になってた事があるんですよ・・・」

 

「な、何を?」

 

「昔、友人から『豆腐の角に頭ぶつけて死ね』って言葉があると聞きましてね」

 

「そ、それがどうしたのかな?」

 

束の顔がみるみる蒼くなって行く。

 

「あれ、M(マッハ)2でぶつけたらどうなるのかなぁ?ってね」

 

「「「」」」

 

俺と織斑先生以外の全員が凍り付く。

 

「さ、逝きましょうか?博士」

 

「ちょ、なんか意味が違わない!?れ、冷静になろうよ。ね?」

 

ズルズルと引きずられる格好で束(簀巻き)が必死にウィリアムを説得する。

 

「これで合ってますよ。大丈夫、そんなに痛く無いですから。多分」

 

「今、多分って言った!多分って言ったよね!?助けて、いっくん、箒ちゃん!イヤァァァァ!!」

 

一同は心の中で静かに合掌したのだった。

 

 

 

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