空軍パイロットのIS転生記   作:Su-57 アクーラ機

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第49話

強盗を制圧後、俺達は急いで人混みの中に紛れてその場を後にし、今は臨海公園にいる。

 

「すみません、クレープを三つ下さい。えぇと?ミックスベリー?て言うのありますか?」

 

現在、俺はラウラと共に三人分のクレープを買いに来ている。

代金は俺持ちだが、これは男としての意地だ。

 

「あぁ、ごめんなさい、今日ミックスベリーは終わっちゃったんですよ」

 

「あぁ、そうだったんですか・・・だとさ?別のにするか?」

 

「あぁ、じゃあイチゴとブルーベリーとチョコをくれ」

 

何かを察したラウラは他のメニューを選ぶ。

 

「はい、ありがとうございます」

 

何だ?この店員の反応。どこか、面白そうだ。

 

 

水平線に沈む夕日を見れる場所とは、なかなか粋だな。

ベンチに腰を掛け、そんなことを思いながらクレープを食べる。

 

「ん~これ、美味しいね」

 

「そうだな、クレープの実物を食べるのは初めてだが、美味いと思うぞ」

 

「甘いだけかと思っていたが、なかなか美味いな」

 

そう言いながら、クレープを食べ続けると、シャルロットが先に食べ終わり「少し散歩してくる」と言って、どこかへ行ってしまった。

今はラウラと二人だけだ。

 

「ウィル」

 

ラウラがこちらに寄ってきた。

 

「ん?何だ?・・・ラウラ?」

 

そのまま彼女の顔が迫って来て・・・口元を舐められた。

 

「なっ!ななな、何を?」

 

「ソースが付いていた」

 

「いや、舐めなくても・・・」

 

「両手が塞がっている。まぁそう怒るな。ほら、私のクレープを一口やる」

 

「いや、別に・・・」

 

「遠慮するな。さっきの礼だと思ってくれ」

 

微笑みながらクレープを俺に差し出してくる。

 

「・・・・・・い、いただきます・・・」

 

一口食べると口の中にブルーベリーの味が広がる。

 

「ブルーベリーもなかなか美味いな。ありがとう」

 

「そうか・・・ウィル、私にも一口くれないか?」

 

「え?ああ、どうぞ」

 

二人で仲良く味を交換し合う。

それを遠くから眺めながら

 

今度は一夏と二人きりで来てみたいなぁ・・・

 

そう思うシャルロットであった。

 

 

その日の夜

 

「これは、何だ?うぅ・・・本当にパジャマなのか?」

 

ラウラは全身を覆う黒猫を模したパジャマを装備している。

 

「~~!可愛い!ラウラ、凄く似合うよ!」

 

ラウラとは反対に、白猫を模したパジャマを着たシャルロットが彼女に抱き着く。

 

「うわっ!?抱き着くな!動きにくいだろ!」

 

「ダ~メ、猫っていうのは膝の上で大人しくしてないと」

 

そう言いながら、ラウラにベッタリのシャルロット。

 

「せっかくだから、ニャーンって言ってみて?」

 

「っ!?断る!何故そんなことをしなくてはならない!」

 

「えー?だって可愛いよ~?ほらほら、言ってみようよ?ニャーン・・・」

 

ラウラの耳元で囁く。

 

「~~っ!!・・・ニャ、ニャーン・・・」

 

「ラウラ可愛いぃぃ!!」

 

その時、ドアがノックされる。

 

「はーい、どうぞ?」

 

「おっす、おぉ・・・!」

 

「一夏、どうし━━おぉ・・・」

 

入って来たのは、一夏とウィリアムだ。

 

「「っ!?」」

 

まさか、彼等とは思っていなかったらしく、驚いている。

 

「変わった服装だなぁ。黒猫と白猫か」

 

「あぁ、すげぇ格好だな・・・」

 

「あぁ、そうだ。シャル、明日なんだけど・・・」

 

そう言って彼はシャルロットにも今朝のチラシを見せる。

一通り説明したら、彼女も行く事になった。

横ではラウラがこちらを睨みながら頬を膨らませていたが・・・。

 

「それじゃ、またな?シャル、ラウラ」

 

そう言って、一夏が出て行く。

 

「と言う事で、俺も失礼するよ」

 

そう言って部屋を後にしようとした時、シャルロットに待ったを掛けられた。

 

「ウィル、今からラウラが可愛い事するから、よく見ててあげてね?」

 

「待て、何の事だ!?」

 

「ん?何をするんだ?」

 

ラウラを見る。

シャルロットがラウラに耳打ちする。

すると、顔を真っ赤に染めた彼女が一言。

 

「ニャ・・・ニャーン・・・」

 

「」

 

「ね?ね?可愛いでしょ!?」

 

破壊力抜群の攻撃だ。

 

「ゴフッ!?」

 

あまりの事に俺はその場に倒れてしまった。

シャルロットめ・・・!俺の反応を見て楽しんでいるんじゃないだろうな・・・。

 

 

自室

 

「あ、あれは危なかった・・・可愛すぎだろ・・・!」

 

一瞬だけ、世話になったあの神様の顔が見えた様な気がした。

 

「とにかく、早く寝よう・・・!」

 

さっきの光景が頭から離れないウィリアムであった。

 

 

 

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