三冠牝馬が女性ジョッキーに転生する物語   作:nの者

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(Gladiolus)



醒睡章

 

(いや、さすがにこれは派手すぎるかな)

 

 福盛田光が、店内に丁寧に陳列されたアクセサリーとにらめっこを続けて約一時間が経過しようとしていた。

 彼が行なっているのは、同期であり友人でもある佐知子への誕生日プレゼントの選定だ。

 12月生まれの光と、1月生まれの佐知子。誕生日の近い2人が互いにプレゼントを贈り合うようになったのは競馬学校時代まで遡る。佐知子の提案をきっかけに、ここまで毎年欠かすことなくプレゼント交換が続いている。品物は、馬具だったり洋服だったり時計だったり、年によって異なっていた。なお、交換は概ね佐知子が誕生日を迎えた後に行なわれている。

 普段入店することのないような店の雰囲気にふわふわとした感覚になりながら、光は佐知子との会話を思い出していた。

 

『今年も気付いたらこの時期になっておりましたなあ光サン』

『そうだな』

 

 自身初となる重賞制覇を果たした2人。さらに秋競馬では天皇賞、エリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップ、阪神ジュベナイルフィリーズなどのGⅠへの騎乗もあった。騎乗数・勝ち星を着実に伸ばし、若手騎手の中でも大躍進といえる活躍を見せていた。

 

『今回はちょっと奮発しちゃおうかな』

『マジか。じゃあ、おれもちょっと考えないといけないな』

『あ、奮発っていっても、なんかこう、高価な箱に入ってる感じのものじゃないやつにしようかなーって思ってるんだ。シンプルな感じ』

『シンプル、かぁ』

『うん。後は使い勝手がいいやつ!』

『……中途半端なものは贈れないな』

 

 光はこれまでの佐知子からもらったものを頭に浮かべる。

 馬具のほか寝具、家電、洋服。なるほど生活に密着しているものが並んでいる。現在も使っているものばかりだ。

 

『あのさ、前にも聞いたかもしれないんだけど、聞いてもいい?』

『いいよ』

『な、何もらったら嬉しい?』

『えへへ。それは光が自分で考えなよ~!』

『ですよねー』

『ふふ。でもね、これまで光からもらったプレゼントは、どれも嬉しかったよ。あ、だからといってなんでもいいってワケじゃないからね。女の子ってこういうところを気にするから、女の子に何かを贈る時って結構気を遣ったほうがいいんだよ。あ、ここテストに出るからね~!』

『はいはい。分かりましたよ』

 

(確かに実入りはかなり良くなったし、相応のものを考えないとな……)

 

『それじゃ、ちょっと期待しちゃうよ?』

 

 相手のプレゼントの『格』に見合うものを用意しなければいけない。光は悩んだ。

 すると、ある先輩騎手が「サッちゃんだって女性なんだからキラキラものの一つや二つ欲しがるモンだろうよ」と笑って言った。その時は光自身も笑って聞いていたが、徐々にそういうのもアリかもしれないと光は思うようになった。確かに佐知子がそういった類のアクセサリーを身に着けているのを見たことはないが、先輩の郷田と極稀にそういった類の話をしているような話を聞いたことがある。(郷田は取材の撮影などでそういった衣装を着ることがあるらしい。)

 あいつの驚く顔がちょっと見てみたい、そんな気持ちもあり、光は美浦から都心までやって来て慣れないアクセサリー選びに四苦八苦していた。

 

「どなたかへのプレゼントですか?」

「えっ、あっ、はい」

 

 不意に声をかけられ、慌てて声の方を向くと1人の女性が立っていた。店員ではない。白を基調とした、品のある装いに身を包んだ妙齢の女性だった。シルバーフレームの眼鏡をかけていた。

 常連らしい彼女からは、なんとなく親しみやすい感じがした。これも何かの縁と思って、光は口を開いた。

 

「そのぉ、職場の同僚で、友人に贈るんですけど、あまりこういうのを選んだことがなくて……」

「そうなんですか」

「はい」

「……素敵ですね」

「はい?」

 

 光が素っ頓狂な声を上げると、女性はにこりと微笑んだ。そして、そっと左手を見せた。

 

「この指輪、主人がここのお店で選んでくれたものなんです。あの人、不器用な人で、どの指輪を贈ろうか悩んで悩んで、プロポーズが半年以上も遅れてしまったみたいなんですよ」

「は、半年もですか!?」

「ふふふ、信じられます?」

「い、いやぁ……それはなんというか……」

「でも」

 

 女性は柔和な笑みを浮かべて、楽しい思い出を振り返るように語った。

 

「すごくあの人らしいと思って、なんだかおかしくなって、笑ってしまいました。そして私は、あの人のああいう真っ直ぐなところに惹かれたんだって、改めて思ったんです」

「……」

「ごめんなさい、昔話をしてしまって」

「いえ、そんなことは――」

 

 言いかけて、店のドアが開く音がした。スーツに中折れ帽子を被った男性が入って来るのを見て、女性は手を小さく上げた。

「すみません。主人が来たので、私はこれで」

 そして、光に軽く会釈をして「彼女さん、きっと喜んでくれると思いますよ」と去り際にささやいた。

 

 一組の夫婦を見送った光は、再びアクセサリーの列に目をやった。すると今度は、ほとんど無心であるにも関わらずまるで吸い寄せられるかのように、あるネックレスに手が伸びた。リングネックレス。シンプルなデザインは普遍性があり、フォーマル/カジュアルどのような場でつけても違和感のないものだった。

 

(これだ)

 

 光には、佐知子がこのネックレスをつけている姿を容易に想像できた。そしてその柔らかな微笑みが、自分に向けられているのならどれだけ幸せだろうか、と甘く夢想して、ため息をついた。

 

(彼女さん、か……)

 

 

 

醒睡章

 

 

 

 年が明けて佐知子はデビュー3年目のシーズンを迎えた。

 昨年は、初めて重賞を制覇し、GⅠへの初騎乗も果たした。乗鞍も増え、勝利数も昨年の成績を上回る結果となった。女性初のリーディングジョッキーに輝いた郷田ひとみをはじめ、昨年は女性ジョッキーが大躍進を成し遂げた。当然、佐知子もそのひとりである。騎手稼業が軌道に乗ってきたともいえる。2年目のジンクスもどこへやら、という雰囲気だった。

 

 新年最初の開催となった中山競馬場。

 1Rの未勝利戦を勝利し、幸先の良いスタートを切った佐知子は、新馬戦に臨んだ。

 騎乗するのはホワイトページ。

 能力は高いのだが、気性に難のあって、デビューが遅れていた牡馬だった。それは極度の怖がりともいうべき性格である。入厩したばかりの頃は近くに他の馬がいるだけで逃げ出してしまうほどで、長介はなんとかレースに出走できるまでに仕上げるのに四苦八苦したのだった。

 こうした事情を考慮して、取るべき戦法――いや、もはや取れる戦法は逃げることくらいである。佐知子と長介の共通認識であった。だが、勝算はもちろんある。マイペースで走らせてやればいい時計が出るのだ。素質は十分だった。どうにかこの気性を克服して競馬を覚えていってくれれば、重賞レベルで通用するだけのポテンシャルのある馬だ。

 

 しかし、案の定パドックでは激しくイレ込んだ。他の馬の存在が要因のひとつなのだろうが、大勢の観衆の前に出るということも初めての経験であった。ホワイトページにとってはストレスであったのだろう。どうにか厩務員や佐知子がなだめかかるものの、うまく呼吸を整えることができないまま、発走の時間がやって来てしまった。良血馬で能力も高い馬なのだが、この日は16頭立ての6番人気に留まった。気性が災いした形だ。

 ゲート内で、佐知子は優しく語りかける。

 

「大丈夫だよ。こわくないよ」

 

 騎手の不安や迷いは馬にも伝わる。故に、そうした素振りはなるべく見せず、逆に馬の不安や迷いを取り除いてやるように振る舞う。長介からの教えを、佐知子は忠実に守る。もっとも、前世がサラブレッドだからといって、佐知子は馬と会話ができるわけではない。馬がことばを発して何かを伝えてくれることはない。しかし、何も聞いていないわけではない。それを佐知子は知っていた。

 佐知子は新馬戦に乗る時は、ひときわ丁寧な騎乗を心がけていた。それは、他のレースでは丁寧でないという意味ではない。一度も競馬を経験したことのない、まっさらな、デリケートな馬たちに対しての、心遣いだ。血統や気性だけに目を向けて、可能性を潰してしまうような騎乗は避ける。これから始まる馬たちのキャリアの第一歩目、それはなるべく次につながる形で無事に走らせてやりたい、という気持ちだ。

 

 だがしかし、競馬など、思い通りに事が進むことの方が少ないのだ。

 ホワイトページと佐知子はスタートで立ち遅れてしまった。佐知子は押して押して位置取りを上げた。外枠だったのが幸いした格好だった。

 2コーナーを回ったところで、完全に単独の逃げに持ちこめた。しかし、一瞬たりとも気は抜いていられない。向こう上面から3コーナーにかかる直前に一瞬だけ後ろを向いて他馬との位置関係を確認した。二番手の馬とは約二馬身、そのから三、四馬身離れて三番手集団以下が団子になっている。

 直線までに後続に脚を使わせれば、急坂のある中山なら逃げ切れる可能性も十分ある。

 3コーナーカーブに差し掛かる。このあたりで徐々に後続の蹄音が大きくなってくる。そして、二番手につけていた馬の気配をすぐ直後に感じるようになった。

 

(もちこたえてっ!)

 

 軽く肩鞭を入れる。だが、既に二番手の馬が並びかけてくるのが視界の端に入った。

 その瞬間、ホワイトページが急にふくれ、ヨレてしまった結果、二番手の馬にぶつかってしまった。さらに悪いことに、接触したことに驚いた馬が今度は内ラチに向かって大きく体勢を崩してしまったのだ。

 佐知子はなんとか手綱を握りしめてこらえようとしたが、バランスを失い、つんのめるようにして馬上から放り出されてしまった。宙に浮きあがった彼女はラチに頭から激突し、空中で回転するようにして芝の上に落下し、地面で二度ほど転がって、動きを止めた。場内から悲鳴が上がった。

 この落馬を目の当たりにして、他のジョッキーたちは佐知子に視線を送った。だが、それは一瞬だけだ。彼らは一番でゴール板を駆け抜けるために必死で追う。それが騎手としての宿命であり、矜持である。

 

(あぁ……やっちゃった……)

 

 全身に走る痛みの中、かすむ視界から佐知子は空を見ていた。身体は思い通りに動かない。動かそうとしても動いてくれない。

 口の中には血の味が広がる。いやな感覚だった。

 遠ざかっていく蹄鉄の音とは別に、ゆっくりとした歩様の足音が聞こえる。残された力を振り絞って佐知子は寝返りするように頭の位置を外ラチへ向けた。

 鞍上を無くしたホワイトページが、やや離れたところからぐったりとした佐知子の姿を不安そうに見ていた。

 

(怖い思いさせちゃったなぁ……ごめんね……)

 

 新馬は、いわば小学一年生の子供のようなものだ。三つ子の魂百まで、ではないが、初戦での経験は後のレースにも少なからず影響を及ぼす。

 佐知子は、サーチライトとしての最期の時をぼんやりと思い出していた。

 病に倒れ、寝藁を枕にして、旅立っていった時のことが、頭の隅に浮かんでは消えていく。考えが上手くまとまらない。駆けつけたレスキュー隊員が何か喋っているようだったが、それも遠い世界の出来事にしか思えなかった。

 

(たくさんあやまらなきゃ。チョーさん、ひとみさん、ゆかりさん、みゆさん、あとは、えーっと……)

 

(あ、チエにもおこられるんだろうなぁ……ゆるしてくれるかなぁ……)

 

(それ、から…………)

 

 

                  ※

 

 

(酷いことになったな)

 

 長介は頭を抱えていた。

 騎手にとって最も重要な技能のひとつともいえるのが落馬の仕方だ。騎手になるまでの課程で、受け身の取り方に関する指導も受ける。落馬しないに越したことは無いのだが、騎手という職業と落馬は切っても切り離せないのだ。自分の安全、そして馬や他の騎手への安全を確保するためにも、落馬の仕方は重要だ。

 佐知子は、比較的落馬の少ない騎手だ。加えて『落ち方』も上手い騎手だ。

 しかし、それでもこういう事態は起こり得る。そして実際に起こってしまった。騎手としての宿命とはいえ、長く見てきた"彼女"の痛々しい姿を目の当たりにすれば心中穏やかではいられなかった。もっとも決してそれを表情に出すことはなかったが。

 病院に担ぎ込まれた佐知子の容態について、付き添いの関係者から逐一連絡が入って来る。

 不幸中の幸いで、佐知子は比較的安定した状態に入ったようだった。

 だが、怪我の詳細についてはまだ情報が入ってきていない。

 

(ひと月、いや、ふた月か……)

 

 佐知子は前年の活躍により騎乗依頼がさらに増えた。それが落馬負傷で乗れなくなったとあれば、方々への影響は並大抵のものではない。

 明日のレースにしても、全て乗り替わりだ。代わりの騎手のメドはどうにか立ったものの、翌週の騎乗依頼も全てキャンセルせざるを得ない状況だ。

 佐知子にとっていうなればお手馬と呼べる馬も、恐らく乗り替わりを余儀なくされるだろう。

 怪我の程度にもよるが、安田記念を見据えて放牧中のイチダイジはもとより、阪神JFで好走したマグノーリアへの騎乗も危うい。3歳クラシック戦線には、ほとんど乗れないという可能性も有り得る。

 だが――

 

(もうこんな時間か)

 

 いくら考えようとも、今すぐにどうにかなるわけでもない。

 既に日を跨いで長針が何周かしていた。ほとんど寝ずに明日の――今日のレースに向かわなくてはならないな。そうひとりごちて、長介はスマートフォンを充電コードにつないで、着替えもせず寝床へ向かった。疲労が押し寄せてきたのか、長介はあっという間に睡魔に押し切られて浅い眠りに落ちた。

 

 

                  ※

 

 

 目が、醒めた。

 

 いつも通りの朝だった。

 

 良く眠れた、という感覚はしないが、途中で目が醒めてしまった、という感覚も無い。適度な睡眠を、的確に取ることができたように思う。

 床についたまま肩を上下させてみて、可動域を確認してみる。

 ベテランのアスリートの常套句として『年齢とともにイメージ通りの動きができなくなった』という言葉が引退に際して出ることがある。

 もっともだと思う。

 スタメン出場のフル出場でなければ現役を続ける意味がない、という選手もいる。

 これについては、競馬とは勝手が違うので共感しにくい部分も少なからずあるが、気持ちは分かる。

 だが、自身の加齢や衰えに対して『折り合いをつける』ことに関しては、セルフマネジメントできていると自負している。そりゃあ俺だって騎手の端くれだよ、と。

 さすがに1日に12鞍乗ることはできなくなったが、その分1レース1レースに集中力を高めて臨めるようになったのではないか。

 

 そんなことを、末永長介は思う。

 

 時間の経過とともに徐々に意識は覚醒し、一人の騎手が、仕事場へと赴く準備をひとつひとつ整えていく。

 

 そして彼はいつものように、二十余年そうしてきたように、馬に跨った。

 

『さあ残り200メートルを切って、先頭はエンドエターニティ! 2番手、差は縮まらない! 縮まらない! 末永のムチが入ってもうひと伸び! ゴールイン!』

 

『フェアリーステークスを制したのは末永長介! 四十路もなんのその、東の天才いまだ衰えず! 今年最初の重賞制覇は中山での鮮やかな逃げ切り勝ちです!』

 

 

 

 ――末永ジョッキー、おめでとうございます。

 

『ありがとうございます』

 

 ――レース前はゲートだけが不安、とおっしゃっていましたが、スタートの手応えはいかがでしたか。

 

『悪くなかったです』

 

 ――エンドエターニティにとっては初めて逃げる形でのレースになりましたが、道中はどのような気持ちでしたか?

 

『他の馬が行くと思ったんですが、誰も行かなかったので。ハナを切るのは確かに初めてでしたけど、これまでも前目でのレースをしてきましたし、自分でペースを創るだけのポテンシャルもある馬なのでそこまで不安はありませんでした』

 

 ――新年早々、昨日の王子ジョッキーの京都金杯に続いて、同期ジョッキーの重賞制覇になりました。お二方とも既にベテランの域に達しているわけですが、四十代を迎えてもなおトップで戦い続けれていられる理由はなんでしょうか。

 

『なんでしょうね……そういうのは彼に聞いたほうがうまい答えが出ると思うので、そっちに聞いてみてください。まあ、若い頃に比べてフィジカル面での衰えは隠せないですけど、経験値という点では今のほうがずっと引き出しあるので、そういうところなのかなと思います』

 

 ――馬にとっては初の重賞制覇ですね。

 

『はい。スピードのある馬なのは確かですけど、まだ子供っぽいところもあるので、そういった部分を詰めていって、大きな舞台でもっと力を発揮できるようにしてあげられたらと思います。これからも応援よろしくお願いします』

 

 ――ありがとうございました。フェアリーステークスを制したエンドエターニティの末永長介ジョッキーのインタビューでした。

 

 

 騎手である長介にとって、それはあまりに自然なことだった。

 ただひとつの違和感も、喪失感も、疑問も、矛盾も、何もなく、新年最初の開催が終わった。

 

 自宅に帰ると、玄関の一番目立つところに飾ってあるフォトフレームが真っ先に目に入ってくる。

 長介の騎手人生において、もっとも特別なサラブレッドの写真だ。

 長介に初めてのGⅠ勝利をもたらし、クラシック三冠を獲得し、世界最高峰のレースである凱旋門賞でも2着という成績を残した。帰国後に発症した屈腱炎により現役引退を余儀なくされたものの、彼女が競馬界にもたらした影響は大きかった。

 繁殖牝馬としての役目を終え、故郷の牧場へ帰った彼女はのんびりと余生を過ごしている。年に一度、長介は必ず会いに行っているが、高齢となった今でもなお馬体は引き締まり毛艶が良いので、出走させれば重賞の1つや2つ勝ってしまいそうだった。

 

 昨年撮った四角の中には、はにかむ長介と一頭の牝馬。

 その馬の名はサーチライト号。

 今や王子進之助と並んで競馬界の生ける伝説と呼ばれるジョッキー・末永長介を真の『天才』にした馬だ。

 

 




to be continued


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