MAJORがパワプロの世界で且つプリキュアキャラが存在する状態で話が進んだら 作:Quick
吾郎は、紆余曲折があったものの横浜リトル相手に三者三振に打ち取った。
ところが、
樫本「ゲームセット!」
ここで樫本から試合終了を告げられた。
あくまで、吾郎を立ち直らせるために試合を受けただけであって、これ以上は無意味だと判断したからだ。
しかし、これでは納得いかないのは吾郎。横浜リトルの4番と勝負しろと要求。
だが、樫本が吾郎の相手に指名したのは、寿也だった。
樫本は寿也にアドバイスを送った。
そして、吾郎vs寿也の1打席勝負は、
カキーーーン!!
寿也は吾郎のストレートを、センターへと弾き返した。
何故、打てたのか。
それは、吾郎がストレートだけしか投げないからだ。
ストレートしか来ないとわかった以上、横浜リトルのバッターならタイミングを合わせるのは容易いこと。たとえ、全国クラスの4番を打ち取ったストレートであろうと。
打ち取るために本当に必要なものはタイミングであること。
そして、樫本はハッキリと言った。
今のままでは、横浜リトルには通用しないと。
その翌日、ドルフィンズが練習するグラウンドの隅で、吾郎は悩んでいた。
おとさんは生前、吾郎に先ずはストレートを完璧に投げるフォームを身に付けろと教えていた。変化球はプロ入りしてからでも遅くはない。打たれたっていい。男なら直球勝負で行けと。
しかし、自信のあったストレートを幼馴染みの寿也に簡単に打ち返された。
このままでは勝てない、一体どうすれば・・・
すると、吾郎はある言葉を思い出した。
『打者を打ち取るにはタイミングだ。』
吾郎(それだ!!)
吾郎は、練習を中断させて、思い付いた新たな武器。魔球G-1号を披露した。
打者のタイミングを外すのなら、変化球を使わなくてもいい。ならば、投球のタイミングをずらして打者のタイミングを外せばいいと吾郎は考えたのだ。
だが、そんな事は野球のルール上では禁じ手、不正投球でボークになる。
ならば、チェンジアップを投げればいいのかというと、あの時は、デッドボール恐怖症の影響で無意識に投げられただけなので、再び今同じ様に投げられるわけではない。
だが、小学生の頃なら、負担をかけずに投げられる変化球なので、変化球を覚えるのならチェンジアップが1番だと安藤監督は語った。
しかし、それ以上に横浜リトルに勝つには大きな問題があった。
それは、他のメンバーは吾郎と同じ様にそこまで野球に人生を懸けていないということだ。
勿論、合宿で上手くなってきたのは事実だ。
それでも、その事以上に問題なのは、エース吾郎が大会で連投するのは認められていないからである。
リトルリーグのルール上、間隔の空く1,2回戦は問題ないが、1人の投手に負担をかけないために、大会での連投は認められていないのだ。
どんなに才能があっても、まだ小学生。体が出来てない状態で連投での無理が祟り野球生命を絶たれないためのルールなのだ。
だが、
吾郎「待てよおじさん!!
ピッチャーは俺だけじゃないぜ!
相田がいるじゃないか!!」
マナ「え!? あたし!?」
そうだ、思えば、久喜リトル戦でマナはリリーフ登板をし、無失点の好投を見せた。
吾郎とマナのツートップ体制なら、もしかすると・・・
小森「そうだよ!
それなら、もしかしたら行けるかもしれない!」
マナ「で、でも・・・
あの時は、夢中に投げただけだから。」
小森「大丈夫だよ!
あの久喜リトル相手にいいピッチングができたのだから、練習すればもっと横浜リトル相手でもいい勝負ができるよ!」
沢村「ああ!
俺達がもう少しうまくなれば、全国も夢じゃなかったりして・・・?」
前原「まあ、俺達もそこそこ頑張れば、案外行けちゃうなんてことも。」
夏目「あるかもしれないな・・・」
意気上がるドルフィンズ。
しかし、安藤監督は難しい顔をしていた。
そこまでしてまで、彼等に厳しく教えることはできるのか・・・
その覚悟は全員あるのか、
その事を問うことが出来なかった。
続く
課題を残した横浜リトル戦。
そして、次回は彼等の覚悟が試されます。