MAJORがパワプロの世界で且つプリキュアキャラが存在する状態で話が進んだら   作:Quick

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吾郎は、あの娘が横浜リトルのピッチャーと知って・・・


どうしたの本田くん? (前編)

ドルフィンズのメンバーは動揺していた。

 

 

なんと、今日の横浜リトルの先発は、ツインテールの女の子だからだ。

 

 

皆が動揺する中、清水は、

 

 

清水「ちょっとちょっとー、何女くらいで驚いてんのよー、ここにもこーんなかわゆい、野球やる女がいるじゃなーい。」

 

沢村「バカヤロー!

 

横浜リトルでピッチャーやってるってことは、相当野球が上手いってことなんだよ。

 

下手の横好きなてめーとかわけが違うだろ!」

 

 

清水「ガーーーン!!Σ(゚д゚lll)」

 

 

 

マナ「横浜リトルのピッチャーの女の子・・・」

 

六花「マナ、前に横浜リトルの練習に本田くんと一緒に行ったでしょ? あの子はいたの?」

 

マナ「ううん、いなかったと思うよ。」

 

 

更にマナは横浜リトルのベンチを見ると、

 

 

マナ「!?

 

 

ま、まさかね・・・」

 

 

今朝会った子にそっくりな女の子がいた。

 

 

 

 

 

そして、吾郎は、

 

 

 

吾郎(あの娘が・・・

 

 

横浜リトルのピッチャーだったなんて・・・

 

 

 

 

 

けどオレ、

 

 

また会えただけで、どうしてこんなに心臓がドキドキしてんだ・・・)

 

 

吾郎はまだ気づいていなかった。

 

 

 

彼女に恋していることを。

 

 

 

 

 

 

 

一方、南武ベンチは、

 

 

南武コーチ「練習試合とはいえ、新人の女の子が先発ですか。」

 

南武監督「ウチもなめられたもんだな。」

 

 

対する横浜ベンチ、

 

 

会長「大丈夫かね? いくらウチのOBの娘さんとはいえ、一軍昇格早々いきなりこんな場面で試合に出させて。

 

しかも、今日はもう1人投げさせるらしいが、この子も新人の女の子らしいじゃないか。」

 

 

樫本「心配いりませんよ、会長。

 

坂上は、2軍でもう学ぶことはほぼないと言っていいでしょう。

 

今回、一軍の中にいて通用するのか、そのテスト登板として上がってもらいます。

 

 

もう1人の彼女は、先日まで本場のリトルで投げていました。」

 

 

会長「ほ、本場!?」

 

 

樫本「彼女は数日前にアメリカから帰って来た帰国子女です。

 

ウチのユニフォームを着るのも日本で投げるのも今日が初めてです。

 

 

いわばこれは、彼女の入団テストを兼ねた登板でもあります。」

 

 

 

 

 

 

そして、10時に、

 

 

球審「プレイボール!!」

 

 

寿也「あゆみちゃん、思いっきり、いつも通りに!」

 

 

 

あゆみ「うん!

 

 

皆さん、よろしくお願いします!」

 

 

真島「ああ、頼むぞ!」

 

 

先発マスクを任された寿也の声に応えたあゆみ。そして、バックとホームベースへと一礼した。

 

 

 

注目のなか、第1球。

 

 

 

大きく振りかぶり、

 

 

投げた

 

ビュッ ズパーン!!

 

 

球審「ストライーク!!」

 

 

長谷川「うおっ、はえー。」

 

六花「やっぱりすごいね。」

 

マナ「うん。」

 

吾郎(そりゃそうだろ。

 

俺が今朝見て、いい球だと思ったからな)

 

 

彼女の一球に周りは感心するなか、吾郎は何故か誇らしげに思っていた。

 

 

 

南武監督「気を付けろ、女でも球は来てるぞ!」

 

南武バッター「見りゃわかりますよ。」

 

 

続く2球目、

 

 

ビュッ カーン!

 

 

バットに当てるもファール。

 

 

 

 

長谷川「うわあ、当ててきたぞ!」

 

前原「この人たちすごすきましゅー!」

 

 

 

そして、3球目、

 

 

 

ビュッ カーン!

 

 

 

高々と上がった打球はサードフライ。

 

 

南武バッター「だっせえ、仕留めたはずなのになあ。」

 

 

続くバッターも、セカンドフライ。

 

 

3番バッターには、

 

 

ビュッ ズパーン!!

 

 

チェンジアップとストレートのコンビネーションで三振に打ち取った。

 

あゆみはベンチへ戻っていくと、

 

 

樫本「ナイスピッチングだった。

 

合宿が終わったら、一軍に合流しろ。」

 

あゆみ「本当ですか!?」

 

樫本「今日はもう上がっていい。」

 

あゆみ「はい。」

 

 

寿也「おめでとう、あゆみちゃん。」

 

あゆみ「ありがとう寿也くん。」

 

かれん「いいピッチングだったわ。秋の大会、一緒に頑張りましょう。」

 

あゆみ「はいっ!」

 

 

一方、吾郎は、

 

 

吾郎(なんで、試合なんて見ないで、

 

 

あの娘の事ばかり俺は見てるんだ・・・)

 

横浜リトルの攻撃時、真島がスリーランホームランを放って三船ナインが驚いてるときも、彼女の方しか見ていなかった。

 

 

 

2回表、続くピッチャーは、

 

 

 

マナが出会った三つ編みの女の子だった。

 

 

マナ(やっぱりあの人だ!)

 

沢村「また女が出てきたぜ!」

 

夏目「横浜リトルの選手層どうなってるんだよ!」

 

 

 

そんな彼女も、

 

 

あのジョー・ギブソンを彷彿とさせるフォームから投げる球で、3者続けて内野ゴロに打ち取った。

 

 

安藤「成る程。

 

ムービングファストボールだな。」

 

 

マナ「ムービングファスト?」

 

安藤「ストレートと同じくらいのスピードで、手元で変化する球なんだ。

 

あのジョー・ギブソンが得意とする球なんだよ。」

 

 

そんな解説も、吾郎の耳には全く入って来なかった。

 

 

吾郎(俺、何で試合なんて観ずに、あの娘の事ばかり見てるんだ・・・!?)

 

 

マナもマナで、あの娘の事が気になっていた。

 

 

マナ(キレイな人だなあ・・・

 

それに、ピッチャーとしてスゴい人だなんて・・・)

 

 

その裏、横浜リトルの攻撃中。

 

 

カーン

 

 

ファウルボールがドルフィンズの一団の近くへ飛んできた。

 

 

あゆみ「あ、私捕ってきます。」

 

寿也「うん、」

 

 

あゆみ「あの、

 

すみません。」

 

 

吾郎(うわわ、

 

こっち来たー!)

 

 

 

ファウルボールを小森が捕って、彼女に渡そうとしたとき、

 

 

 

あゆみ「あ、も、もしかして・・・

 

 

朝、私に。」

 

 

吾郎「や、や、

 

 

や、やあ・・・」

 

 

沢村「え?

 

おい本田、知り合いか?」

 

 

吾郎「え、いや、

 

まあ、ちょっとね・・・」

 

 

小森「はい、ボール。」

 

 

あゆみ「ありがとうございます。

 

 

 

あの、今朝は、ありがとう。

 

 

貴方のお陰で、今日はいいピッチングができたよ。

 

私は、」

 

 

 

カーン

 

 

ファウルボールが目の前に飛んできた。

 

 

沢村「うわあ!

 

こっち来た!!」

 

 

気づいて慌てて逃げようとするも、あゆみは後ろ向きなので、全く気づいていなかった。

 

 

吾郎「危ない!!」

 

 

すると、吾郎はあゆみに飛び付き、危機一髪、ボールに当たらずに済んだ。

 

 

 

吾郎「だ、大丈夫?」

あゆみ「え、ええ・・・

 

 

ありがとう・・・」

 

 

この2人のなんとも言えない空気と吾郎のとっさの行動で、三船ナインの空気もおかしな事に。

 

 

そして、何よりその様子が全くもって面白くない1人のメンバーがいることを、まだ誰も知らなかった。

 

 

続く

 

 

 

 




再び、吾郎とあゆみが対面しました。

次回は、改めて自己紹介することになりますが、清水と吾郎のいざこざはどうなってしまうのでしょうか?
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