MAJORがパワプロの世界で且つプリキュアキャラが存在する状態で話が進んだら 作:Quick
夜遅く、吾郎は1人自動販売機前のソファーに座っていた。
吾郎(今までこんな遅い時間に寝られなかったことは無かったのに、
どうしちゃったんだ俺・・・)
そこに、
マナ「あ、本田くん、どうしたの?」
吾郎「うわああ!!
って、相田か。」
マナ「本田くんが寝られないなんて、珍しいね。」
吾郎「い、いや、別に、
のど乾いてジュース飲みに来ただけだよ。」
マナ「そうなんだ。
兎に角、夜更かしは体に良くないよ。
明日も練習もあるから。
じゃ、おやすみ。」
マナは水を買ったあと、部屋へと帰っていった。
吾郎(今朝、あの娘に会ってから、
1日ずっとあの娘の事が頭から離れられないなんて・・・
これって、もしかして・・・)
鈍感な吾郎でも、流石に自分が今どんな感情なのかはわかっていた。
そこに、
「なーにしてんのよこんな時間に。」
吾郎「うわあ!
って、なんだ清水か。」
清水「あんたがこんな時間まで起きてるなんて、明日台風でも来るんじゃないの?」
吾郎「ば、バカ言え!!
のどが乾いたからジュース飲みに来ただけじゃねえか・・・!」
そんな吾郎の慌てた反応に清水は、
清水「ふーん、
のどが乾いて寝られないほど、
あの娘の事を考えてたんだ?」
吾郎「」ギクッ
清水「ま、あたしには関係ないけどね。」
吾郎「バ、バカヤロー!
べ、別にあの娘の事とはかんけーねーよ!!」
清水「あら、そーですか。」
吾郎「第一、お前こそ何しに来たんだよ!!
いっつもすぐイビキかいて寝てるクセによー!!」
清水「失礼ね!!
あたしイビキなんてかいてないわよ!!」
吾郎「そりゃ知るわけねーよな!!
グースカ寝てるんだからな!!」
清水「ぐぬぬぬ・・・!!」
吾郎「ちぇっ、
同じ女でも大違いだぜ。
かたや、俺のアドバイスを素直に聞いてちゃんとお礼を言える女の子。
かたや、俺の左腕を骨折させたじゃじゃ馬だもんな。」
清水「な、なんだとーーー!!」
「あ、貴方達、確か。」
2人の言い争いの最中、現れたのは、
あゆみ「また会えたね。」
吾郎はあゆみを見て顔を赤らめる。
あゆみ「そうだった、私達、自己紹介していなかったね。
私は坂上あゆみ、4年生。」
吾郎「ほ、本田吾郎、4年生・・・」
あゆみ「吾郎くん、
いい名前だね。
あの、朝、貴方のアドバイスのお陰で勇気をもって試合に出ることが出来たの。
本当にありがとう!」
吾郎「い、いや、まあ・・・
でも、こんな時間に起きてどうしたの?」
あゆみ「今日、初めての一軍の試合に出て、興奮しちゃって寝られなかったから、ジュースを買いに来たの。
それに、吾郎くんにお礼を言えなかったのもあるかも。」
吾郎「そ、そう・・・」
吾郎はあゆみが差し伸べた手を交わす。
あゆみ「吾郎くん達はいつまで合宿なの。」
吾郎「明日、までかな?」
あゆみ「そうなんだ…
私達は明日の朝には帰っちゃうけど、同じ神奈川のリトルだから、また一緒に試合ができるかもしれないね。」
2人の話している様子に、あまり面白くないのが清水。
吾郎(・・・ど、どうしよう。
いきなり住所なんて聞けないし、
何か、きっかけを・・・)
吾郎が考えたのは、
吾郎「そ、そうだ!!
卓球やらない?
今卓球にハマってんの!
だから、
一緒に、いい汗、かかない?」
吾郎は近くに卓球台を見て、卓球に誘おうと考えたのだ。
吾郎(し、しまったー!
これ絶対まずい誘いだよー!)
あゆみ「・・・
ええ、いいよ。
私、まだ寝られそうにないから。」
吾郎「ほ、本当に?」
あゆみ「うん。」
吾郎「やったー!」
その様子に唖然とするのが清水。
吾郎は、そこでうまく行けば、住所も聞こうという魂胆らしい。
ラケットをあゆみに渡すとき、
吾郎「あれ?
君まだいたのー?
子供は早く寝なさい。」
完全に吾郎は有頂天になっていた。
あゆみ「でも、みんなでやった方が楽しいよ。」
吾郎「えー、でも、あいつ運動音痴だから一緒になってもつまんねーよ。」
あゆみ「そ、そんな酷い言い方しなくても・・・」
吾郎「まー、あゆみちゃんが言うなら3人でやっても、」
清水「結構よ!!」
吾郎「!?」
清水「あたし卓球なんて大っ嫌い!!
2人で仲良くどーぞ!!」
完全に怒りが爆発した清水、怒って出ていってしまった。
吾郎「な、何キレてるんだあいつ・・・
さ、さあ、一緒に卓球を」
あゆみ「なんでそんな酷いことが言えるの!?」
吾郎「え・・・」
あゆみ「あの子は吾郎くんのチームメイトなんでしょ!?
仲間なんでしょ!?
そんな酷いことを言うなんて!!」
吾郎「い、いや、
それは、その・・・」
突然怒り出したあゆみに対してしどろもどろになる吾郎。
あゆみ「私だって、運動なんてこれっぽっちも出来ないし、野球だってピッチング以外はまだまだ全然できないし・・・
どう? そんな私に幻滅したでしょ?」
吾郎「そ、そんなはずないよ!!」
あゆみ「だったら、なんであの子にはそんな事が言えるの!?
あの子の事が嫌いなの!?」
吾郎「嫌いなもんか!!」
あゆみ「!?」
吾郎は、清水と一緒に野球するのが楽しいこと、ちょっと口は悪いけど練習は真面目に取り組んでいること、アメリカ旅行の事をあゆみに話した。
あゆみ「そうなんだ・・・
でもよかった。
吾郎くんは清水さんの事が嫌いじゃなくて。」
吾郎「え?」
あゆみ「吾郎くん、とっても仲間思いなのね。
さっきの話を聞いて、大切な仲間なんだってわかったよ。」
吾郎「そ、そう・・・
ごめんっ!」
あゆみ「え?」
吾郎「そ、その俺、
何も考えずに、アイツの事を傷付けてるのを気づけなかった。」
あゆみ「ううん、謝るなら清水さんに謝って。」
吾郎「そ、そうだよな・・・」
あゆみ「それから、次会うときは、必ず仲直りしてね!
約束だよ!」
吾郎「うん、わかった!」
あゆみ「じゃあ、卓球やりましょう!」
吾郎「うん!」
吾郎とあゆみは指切りを交わした。
あゆみの言葉で、吾郎は清水の思いを気付くこと出来たかはわからない。
だが、女の子に対するデリカシーに関しては、少し理解したのかもしれない。
卓球の方は、あゆみが全く卓球をやったことないので勝負にならず、吾郎があゆみに卓球を教えていた。
あゆみ「楽しかったね。」
吾郎「そ、そうだね・・・」
あゆみ「あ、そうだ。」
あゆみはテーブルにあったペンとメモ書きを取って書き始めた。
あゆみ「あの、これ、私の電話番号。
また、今度、一緒に遊ぼうね。」
吾郎「え、いいの?」
あゆみ「うん。 ちゃんと、清水さんと仲直りしてね。」
吾郎「う、うん。」
あゆみは部屋へと帰っていった後、吾郎はあゆみ宅の電話番号が書かれたメモ書きを持って、嬉しくて小躍りしていた。
続く
次回は合宿編完結です。仲直りは出来るのか? あと、マナと涼子のやり取りもあります。
しかし、今後三船ナインから、涼子を女ピッチャー、あゆみを女の子ピッチャーと呼んでいそう・・・