MAJORがパワプロの世界で且つプリキュアキャラが存在する状態で話が進んだら 作:Quick
なお、原作とは違うスコアと幕切れになります。
三船ドルフィンズ対三船アタックスの試合
初回が終わって、2-2の同点。
2回は、共に3人で攻撃は終了した。
3回表
この回の先頭はマナ。
投手「おっ、さっきマウンドに上がった子か。
さあ、打てるかな?」
下手投げで手加減した球を放る。
ブンッ!
主審「ストライーク!」
吾郎「力みすぎだ! 肩を力を抜け!」
マナ(そうだった。 昨日の練習通りに、)
吾郎の指摘を意識して2球目の球を打った。
カキーン!
鋭い打球だったがレフトライナー。
マナ「うー、悔しい!」
吾郎「仕方ないって、でも、次は絶対打てる!」
投手(やるな。
だが、お遊びはここまでだ)
しかし、2順目に入り、本気の投球の始めた投手の前に連続三振に倒れる。
その直後、雨が降りだした。
試合は続行となるも、その裏の大人チームの攻撃で、
主審「ボール! フォアボール!」
1アウトからフォアボールでランナーを出塁させると、
雨で手が滑るのかワイルドピッチやフォアボールで1アウト1塁、3塁のピンチを背負う。
吾郎(ここで点を取られたら、ウチに勝ち目はない!
絶対に打ち取って)
ビュッ!
吾郎「しまった!」
雨で手が滑り、コースは真ん中へ、
カキーン!
大きな打球がライトへ、
マナ(絶対に捕る!
絶対に!!)
ガシャン!
六花「マナ!!」
吾郎「相田!!」
塁審「アウト!!」
フェンスに激突しながらも、マナは打球をキャッチした。
だが、
主審「ホームイン!」
タッチアップで3塁ランナーが帰還。ドルフィンズは一点を追う展開になる。
沢村「大丈夫か!?」
マナ「だ、大丈夫だよ・・・」
マナは起き上がって、手でユニフォームについた泥を落とした。
吾郎(相田の奴・・・
無茶しやがって・・・!
でも、
あいつの頑張り、
無駄にするもんか!!!)
マナのファインプレーで、吾郎の闘志に更に火が着いた。次のバッターを3球三振に打ち取った。
4回の裏
この回は小森からの打順だったが、
その小森はショートフライに倒れる。
続く4番吾郎。
カキーン!
2球続けて鋭い打球が飛ぶが惜しくもファール。
捕手(こうなったら、)
投手(あの球をいくか)
大人チームの投手は、サインを受けてからの第3球。
ビュッ! ククッ! ズバーン!
主審「ストライーク!
バッターアウト!!」
吾郎「カ、カーブ・・・!」
沢村「こんな球を持ってたのかよ!?」
マナ「そんな・・・・・」
続く夏目も三振に倒れ、重苦しい空気のドルフィンズベンチ。
しかし、嘆いていても、守りに付かなくてはいけない。
マナ「皆!
とにかく、最後まで諦めずに頑張ろうよ!」
吾郎「そうだよな。
皆! まだ試合は終わってない!」
ドルフィンズ「おーーー!!!」
しかし、雨足は強まっていき、
5回表、3人で凡退し、完全に本降りになっていたのもあって、立会人でもあった沢村の父(サッカーチームの監督をしている)がゲームセットを提案したところ、
沢村父「お、おい!
何で準備してるんだ!?」
打者「監督に行けって言われましたんで。」
沢村父「どういうつもりですか監督!?」
大人監督「一点差だし、それに、ウチの点の取り方も納得いくものでもなかったからな。」
投手「おーい、ボウズ達、
早く守備につけよ。
パンツまで雨で濡れちまうぞ。」
吾郎「・・・う、うん!」
大人チームの監督や選手達の粋な計らいもあって、予定の6回まで試合をすることになった。
これが、ドルフィンズに追い風が吹いた。
その回の吾郎は、完全に大人チームの打者を抑え込んでいた。
その時の大人チームのベンチでは、
選手「おい、おまえMAXでなん㎞出したことあるか?」
大人チームの選手の1人がピッチャーに聞いていた。
投手「俺が三船の怪物と言われていた頃は130kmは出てたかな。
まあ今じゃ110kmが限界かな。」
選手「多分今投げているボウズ、
それくらい出ているぞ。」
投手「何っ?」
ズバーン!
主審「ストライーク! バッターアウト!!
スリーアウト、チェンジ!!!」
選手「多分、今日最高のボールだったんじゃないんか?」
選手「ここに来て、肩が暖まったってか。」
選手「あのボウズ、本当に凄いな。」
いよいよ最終回、先頭はマナ。
マナ(この回、逆転しないといけない。
小森君や本田君に打順を廻すには、まずあたしが塁に出ないといけない。)
捕手(あと、アウト3つ。しっかりと締めましょう!)
投手(ああ)
ビュッ! ズバーン!
主審「ストライーク!」
マナ(速い!
でも、これを打たなきゃいけない。
皆で一緒に、)
ビュッ!
マナ(野球がしたいから!!)
カーン!
捕手「サード!」
マナの打った打球は3塁線へ。
しかし、
三塁手(す、滑る!)
ダダダッ ダ!
塁審「セーフ!」
ぬかるんだグラウンドにサードが足をとられ、送球が逸れ、マナが出塁。
清水「やった!」
六花「ランナーが出たわ!」
三塁手「すみません!」
投手「ドンマイドンマイ。気にするな。」
しかし、続く長谷川はキャッチャーフライに倒れる。
続くバッターは前原。
ビュッ! ズバーン!
主審「ストライーク!」
前原(打てっこねーよ・・・
けど、俺には、)
ビュッ!
前原(あれがあるんだよ!!)
コーン!
投手「お、送りバント!」
ダダダダッ!
捕手「ファースト!」
スバン!
塁審「アウト!」
意表をついて、得意技である送りバントを決めた前原。ツーアウトだが、得点圏にランナーを進めた。
小森「ナイスバント!」
前原「絶対に、本田に繋げよ。」
小森「うん!」
後のないドルフィンズ。しかし、ここで小森が繋げば、吾郎に打順が廻る。
カーン!
カーン!
塁審「ファール!」
カーブを織り混ぜる大人チームの投手のボールに小森は食らいつき、フルカウントに。
そして、
ビュッ! ズバーン!
主審「ボール! フォアボール!」
投手「ちっ!
手が滑ったな。 」
夏目「よしっ! これで本田に打順が廻った!!」
沢村「頼むぞ! 本田!!」
清水「いっけー!」
六花「頑張って!」
チームメイトの声援を受け、吾郎、3回目のバッターボックスへ。
と、ここで、
投手「タイム!」
大人チームの投手が手とボールを拭きに一旦ベンチへ向かった。
投手(久し振りに、燃えてきたじゃねえか。
勝負だ、ボウズ!)
主審「プレイ!」
投手がマウンドへ戻り、試合再開。
その初球。
ビュッ! カーン!
塁審「ファール!」
沢村「打てるぞ!」
清水「本田!」
2球目、
ビュッ! カーン!
塁審「ファール!」
2球で追い込まれた吾郎。しかし、ストレートはほぼタイミングが合ってきている。
捕手(次にストレートで行くのは危険だ。
カーブでいくぞ!)
捕手のサインに首を縦に振る投手。
投手(ボウズ、お前達の野球への思いは、充分伝わったぜ。
けどよ、俺達もそう簡単に負けるわけには、)
ビュッ!
投手(いかねえんだ!!)
吾郎(絶対に打つ!
チームの為に!!
みんなの為に!!!)
カキーン!
渾身のカーブを打った吾郎。
その打球は、
三遊間を破っていった。
吾郎「突っ込め! 相田!!」
捕手「バックホームだ!!」
マナは一気にホームへ、
マナ(セーフになる!
絶対セーフになるんだ!!)
そして、
ズサー!!
クロスプレーの行方は・・・
主審「アウト!
ゲームセット!!!」
三船ドルフィンズ 2-3 三船アタックス
マナ「負け・・・た。」
吾郎「・・・・・」
マナ「ごめん、本田君・・・」
吾郎「いいんだよ。 相田は本当に頑張ったよ。」
マナ「うっ、うぐっ・・・」
マナは涙を堪えることで精一杯だった。
投手「ナイスバッティング!
良い試合だったぜ。
次はもっと良い天気で試合やろうな。」
吾郎「もう無理だよ。
ドルフィンズはもう、終わりなんだから・・・」
投手「バカ言ってんじゃねーよ。
誰がそんな事を決めたんだよ。」
吾郎「・・・え?」
投手「こんな熱いガキ達にグラウンドを取り上げようなんて、商店街のジジイもどうかしてるぜ。」
捕手「ああ、沢村さんが反対しても、俺達はみんな、お前達の味方するからな。」
選手「そうだよな。」
選手「だな。」
沢村父「おいおい、私だけ悪役にするつもりかね。
そんなに、野球は面白いのかね?」
沢村の父の問いかけに、
マナ「はい!
あたし、今日初めて野球をしました。
投げたり、打ったり、捕ったり、走ったりするの、
とっても楽しかったです!
だから、
もっと野球がしたいです!!!」
元々は、ドルフィンズが困っているから助けたいという思いでドルフィンズに入ったマナ。
しかし、この試合を通じて、野球の面白さに、完全に虜になっていた。
沢村父「・・・・・ふぅ。
まあいい、グラウンドの事については、私は掛け合ってみよう。」
吾郎「・・・・・!」
マナ「ほ、本当ですか・・・!」
「やったーーー!!!」
吾郎「みんな・・・
ありがとう・・・!」
吾郎の涙腺は、もう誰にも止めることができなくなっていた。
監督「よく頑張った・・・!」
マナ(よかったね、本田君・・・)
両チーム整列の時には、雨は止み、虹が出ていた。
如何だったでしょうか?
原作と違い、
吾郎の大飛球を外野手がフェンス激突でキャッチしゲームセットではなく、
マナのクロスプレーでのアウトでゲームセットという形にしました。
次回はドルフィンズの初練習ですが、吾郎の横浜リトル訪問ではサプライズを考えています。次回は初練習のみです。
そこで、マナの真の実力が、目覚めるかもしれません。